15 / 17
第15話 【呪い】持ち
しおりを挟む
村の中に入ると、門番をしていたオークのうちの一人が、僕等の事をもう一人のオークに任せて、村の奥へと走っていってしまった。多分、村の長に報告をしに行ったのだろう。
僕とフィムは先を歩くオークから離れないように、急ぎ足で歩を進めていく。村にいた他のオーク達からは好奇の目で見られていたものの、敵意を感じることは無かった。
それからしばらく歩き続けると、村の中で一番大きい家の前でオークが止まった。
「オルビス様!ゲイツに報告させました、件の人間と精霊殿を連れてまいりました!」
オークがそう一声かけると、家の中から三人のオークが姿を現した。一人は先程走っていた、門番をしていたオーク。もう一人は金属の鎧を身にまとっていた。その中央で杖を持ったオークが一人。恐らく、あの中央にいるオークがこの村の村長だろう。
「ご苦労。お主が、アルデンド王国に召喚された異界の人間で相違ないか?」
オーク村長が僕の顔を見ながら問いかけてきたが、返事をしていいものか迷ってしまう。勝手に口を開くなとか言われたらどうしようかと思っていたが、案内をしてくれたオークが僕の肩を小突いて、返事をするように促してくれた。
「は、はい!近藤裕介と申します!この度は、急なお願いにも関わらず村に受け入れて頂きありがとうございます!」
「気にせんでもよい。こんな夕暮れに、森の中へかえすことなど、そんな無碍なことはせんわい」
「あ、ありがとうございます!!」
なんだ、全然良い人たちじゃないか。アルデンド王国の人達なんかより、よっぽど人情味のある人達だ。このままいけば、村に住まわせてくれそうだ。そう思ったのも束の間、村長の目が細くなった。
「それで、なぜ人間に召喚されたお主が、魔族領……それも『還らずの森』に転移させられたのかのう?まるで捨てられたようでは無いか。何か後ろめたい事をしたからなのでは無いか?」
「っつ……それは……」
核心を突かれた僕は、必死に頭を回転させた。本当のことを伝えるか、それとももっともらしい言い訳を考えてこの場をやり過ごすか。やっぱり【呪い】持ちについて、魔族がどんな印象を持っているか分からない以上、安易に真実を話すべきではない。
結局、僕はその場をやり過ごすためだけに嘘をつくことを選んだ。しかし、僕の口が開くよりも先に、フィムの口が開いた。
「それはねー、裕介が【呪い】持ちだったからだよ!災いをもたらす存在とか言われて、捨てられたんだってさ!人間の国では、まだそんな風習があるみたいだねー!笑っちゃうよね!」
「ちょ、フィム!!なんで勝手に話しちゃうんだよ!!」
慌ててフィムの口を押えようとするも、彼女はそれを払いのけて話を続けようとする。
「だって本当の事でしょ?」
「いや、本当の事だけどさ!!オークの皆さんだって、アルデンド王国の人と同じように思うかもしれないじゃないか!!」
僕はそこまで口にしたあと、周りが静かになっていることに気付き、慌てて口を塞いで村長の方に顔を向けた。村長と他のオーク達は、真直ぐな目で僕を見つめている。僕はなんとか言い訳をしなくちゃと口を開くも、それは村長の言葉によって遮られた。
「あ、あの、これは──」
「なるほどのう。確かに、人間の国では『呪い』持ちは災いをもたらす象徴として、忌み嫌われていると聞いたことがある。全く……愚かな話だ」
村長がそう言い終えると、オークの皆さんが僕に向けていた視線が、同情の混じった柔らかなものに変わった。
「あの、皆さんは【呪い】持ちが嫌じゃないんですか?」
「何とも思っとらんよ。この村にも三人程【呪い】持ちがおるが、普通に暮らしておる。そこに居るフランツも【呪い】持ちじゃ」
「え!?そ、そうだったんですか!?」
「おう。俺は他のやつよりも足が遅くなる【鈍足の呪い】ってやつを持ってるぜ。まぁオークの俺にとっちゃ、何の意味もねぇ呪いだけどな!」
そう言って笑うフランツさん。オークの皆さんにとって、【呪い】は特別なものでは無かったのだ。それを聞けただけで、僕の心に引っかかっていたモヤモヤがスッと消えていった気がした。
「良ければ、お主の【呪い】を聞かせてはくれんか?無理にとは言わんが」
村長に問われ、僕は一瞬悩んだものの、覚悟を決めて話すことにした。皆さんに受け入れて貰うためにも、話しておくべきだ。そう思い、僕は静かに話し始めた。
「僕の【呪い】は……対人好感度補正(極大減少)というモノです。簡単に説明すると、他の人間が僕の事を凄く嫌いになって、好きになりにくいという呪いです」
「ふむ。その呪いのせいで、召喚を行った人間達がお主に嫌悪感を抱き、転移を行ったというわけか。成る程、筋は通っておるのう」
そう言って顎に手を当てる村長さん。ひとしきり何か考えた後、隣に立っていたオークの顔を見て問いかけた。
「ガイルよ、どう思う?裕介とやらは、我らを脅かす存在だと思うか?」
「話が出来すぎているとは思いますが……我々の事を『オークの皆さん』などと呼ぶ人間です。敵意を持っているとは考えにくいでしょう」
「ワシも同感じゃ。ならば断わる理由は無かろう」
村長はそう言って僕を見ると、穏やかな笑みを浮かべた。
「裕介よ、我々はお主を歓迎しよう。お主が我らに危害を加えようとしない限り、村に滞在することを許すことにする」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」
「フランツよ、村の西側に空き家があったろう。そこに二人を案内してやれ」
「分かりました!よし行くぞ、坊主!」
「は、はい!」
村長さんたちにお辞儀をして、フランツさんの後をついていく。この世界に来てようやく、腰を落ち着かせることが出来たのだった。
僕とフィムは先を歩くオークから離れないように、急ぎ足で歩を進めていく。村にいた他のオーク達からは好奇の目で見られていたものの、敵意を感じることは無かった。
それからしばらく歩き続けると、村の中で一番大きい家の前でオークが止まった。
「オルビス様!ゲイツに報告させました、件の人間と精霊殿を連れてまいりました!」
オークがそう一声かけると、家の中から三人のオークが姿を現した。一人は先程走っていた、門番をしていたオーク。もう一人は金属の鎧を身にまとっていた。その中央で杖を持ったオークが一人。恐らく、あの中央にいるオークがこの村の村長だろう。
「ご苦労。お主が、アルデンド王国に召喚された異界の人間で相違ないか?」
オーク村長が僕の顔を見ながら問いかけてきたが、返事をしていいものか迷ってしまう。勝手に口を開くなとか言われたらどうしようかと思っていたが、案内をしてくれたオークが僕の肩を小突いて、返事をするように促してくれた。
「は、はい!近藤裕介と申します!この度は、急なお願いにも関わらず村に受け入れて頂きありがとうございます!」
「気にせんでもよい。こんな夕暮れに、森の中へかえすことなど、そんな無碍なことはせんわい」
「あ、ありがとうございます!!」
なんだ、全然良い人たちじゃないか。アルデンド王国の人達なんかより、よっぽど人情味のある人達だ。このままいけば、村に住まわせてくれそうだ。そう思ったのも束の間、村長の目が細くなった。
「それで、なぜ人間に召喚されたお主が、魔族領……それも『還らずの森』に転移させられたのかのう?まるで捨てられたようでは無いか。何か後ろめたい事をしたからなのでは無いか?」
「っつ……それは……」
核心を突かれた僕は、必死に頭を回転させた。本当のことを伝えるか、それとももっともらしい言い訳を考えてこの場をやり過ごすか。やっぱり【呪い】持ちについて、魔族がどんな印象を持っているか分からない以上、安易に真実を話すべきではない。
結局、僕はその場をやり過ごすためだけに嘘をつくことを選んだ。しかし、僕の口が開くよりも先に、フィムの口が開いた。
「それはねー、裕介が【呪い】持ちだったからだよ!災いをもたらす存在とか言われて、捨てられたんだってさ!人間の国では、まだそんな風習があるみたいだねー!笑っちゃうよね!」
「ちょ、フィム!!なんで勝手に話しちゃうんだよ!!」
慌ててフィムの口を押えようとするも、彼女はそれを払いのけて話を続けようとする。
「だって本当の事でしょ?」
「いや、本当の事だけどさ!!オークの皆さんだって、アルデンド王国の人と同じように思うかもしれないじゃないか!!」
僕はそこまで口にしたあと、周りが静かになっていることに気付き、慌てて口を塞いで村長の方に顔を向けた。村長と他のオーク達は、真直ぐな目で僕を見つめている。僕はなんとか言い訳をしなくちゃと口を開くも、それは村長の言葉によって遮られた。
「あ、あの、これは──」
「なるほどのう。確かに、人間の国では『呪い』持ちは災いをもたらす象徴として、忌み嫌われていると聞いたことがある。全く……愚かな話だ」
村長がそう言い終えると、オークの皆さんが僕に向けていた視線が、同情の混じった柔らかなものに変わった。
「あの、皆さんは【呪い】持ちが嫌じゃないんですか?」
「何とも思っとらんよ。この村にも三人程【呪い】持ちがおるが、普通に暮らしておる。そこに居るフランツも【呪い】持ちじゃ」
「え!?そ、そうだったんですか!?」
「おう。俺は他のやつよりも足が遅くなる【鈍足の呪い】ってやつを持ってるぜ。まぁオークの俺にとっちゃ、何の意味もねぇ呪いだけどな!」
そう言って笑うフランツさん。オークの皆さんにとって、【呪い】は特別なものでは無かったのだ。それを聞けただけで、僕の心に引っかかっていたモヤモヤがスッと消えていった気がした。
「良ければ、お主の【呪い】を聞かせてはくれんか?無理にとは言わんが」
村長に問われ、僕は一瞬悩んだものの、覚悟を決めて話すことにした。皆さんに受け入れて貰うためにも、話しておくべきだ。そう思い、僕は静かに話し始めた。
「僕の【呪い】は……対人好感度補正(極大減少)というモノです。簡単に説明すると、他の人間が僕の事を凄く嫌いになって、好きになりにくいという呪いです」
「ふむ。その呪いのせいで、召喚を行った人間達がお主に嫌悪感を抱き、転移を行ったというわけか。成る程、筋は通っておるのう」
そう言って顎に手を当てる村長さん。ひとしきり何か考えた後、隣に立っていたオークの顔を見て問いかけた。
「ガイルよ、どう思う?裕介とやらは、我らを脅かす存在だと思うか?」
「話が出来すぎているとは思いますが……我々の事を『オークの皆さん』などと呼ぶ人間です。敵意を持っているとは考えにくいでしょう」
「ワシも同感じゃ。ならば断わる理由は無かろう」
村長はそう言って僕を見ると、穏やかな笑みを浮かべた。
「裕介よ、我々はお主を歓迎しよう。お主が我らに危害を加えようとしない限り、村に滞在することを許すことにする」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」
「フランツよ、村の西側に空き家があったろう。そこに二人を案内してやれ」
「分かりました!よし行くぞ、坊主!」
「は、はい!」
村長さんたちにお辞儀をして、フランツさんの後をついていく。この世界に来てようやく、腰を落ち着かせることが出来たのだった。
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる