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第一章 始まり
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宿にもどってから、僕とアルは試験についての話をしていた。
「もし、これで僕らの存在がばれても僕とアルは契りをしているから、何もできないはず。」
解除できる可能性も捨てられないけど、今現在では外部からの解除は無理なはず、けれどもいつ何があるかわからないから警戒はしておこう。
「そうだな、とりあえずAランクまで上がれば、他の国にも行けるようになるだろうし、1番住みやすい国を探そう。」
「うん」
それから、僕たちは、たくさん話して、一緒に寝た。
「…ん、……ふぁあ~」
僕はアルの腕の中で目が覚めた。
……そういえばアルの寝顔久しぶりに見たな。
あっちの世界にいたときは心休まる時がなかったし、あまり一緒に寝る機会もなかった。
あったとしても、いつも先に起きてるし。
しばらくながめて、いたずらをしてみることにした。
アルの顔をつつくと、んー、とうねっていて面白くてずっとつついていたら、アルに手をつかまれた。
「ふふ、どうせやるなら、つつくんじゃなくてキスでもしてよ」
「へッ、それは、あの」
戸惑ってるうちにアルは目が覚めたのか、僕の鼻先にキスをしてきた。
「いつかレイから俺にキスしてね」
アルはウィンクをして起き上がった。
あ~楽しみだな、とアルはニヤニヤしながら準備をしていた。
「あ、そうだ。今日は少し休んで、ゆっくりデートしよう。」
「デート!行く」
やった、久しぶりのデートだ。
なんだかんだ忙しくて全然できてなかったからうれしいな。
レイは素早くベットから起き上がり、準備を始めた。
街へ行くと、たくさんの人でにぎわっていた。
「わぁ!いつもこんなに人いなかったよね?」
いつもより人の数がおおく、小さい子供から大人まで、楽しんでいた。
「おや、あんたら知らないのかい?」
近くで出店をしていた店主が僕たちの会話が聞こえたのか、話しかけてきた。
「今日は、建国記念日なんだよ。だから、お祝いのためにたくさんの人が、出てきているんだよ。」
にしても、いまどき知らない人なんているんだね、この国じゃあそれなりに有名な祭りの日だよ、と、店主が話していた。
「あ、いえ俺たちは森でずっと修行をしていたのでそういうのにはうとくて、」
あるがとっさにごまかした。
「おや、そうなのかい。それはすまなかったね。」
店主は大声で笑いながらそう言った。
「ちなみにねぇ、どうやら今年は王族の方々がこの街にくるらしいんだよ」
…え?
「それは本当ですか⁈」
「あ、あぁ本当だよ。」
あまりの勢いに店主は引いていたが今はそんなことを気にしている暇はない、いったんアルの方を見た。
「ヘェ~、そうなんですね」
「あぁ、かなりめずらしいさ」
アルは店主から商品を受け取りレイの手を掴み、来た道を戻っていった。
────────────────────────────────────
更新が遅くなりすみません。m(_ _)m
「もし、これで僕らの存在がばれても僕とアルは契りをしているから、何もできないはず。」
解除できる可能性も捨てられないけど、今現在では外部からの解除は無理なはず、けれどもいつ何があるかわからないから警戒はしておこう。
「そうだな、とりあえずAランクまで上がれば、他の国にも行けるようになるだろうし、1番住みやすい国を探そう。」
「うん」
それから、僕たちは、たくさん話して、一緒に寝た。
「…ん、……ふぁあ~」
僕はアルの腕の中で目が覚めた。
……そういえばアルの寝顔久しぶりに見たな。
あっちの世界にいたときは心休まる時がなかったし、あまり一緒に寝る機会もなかった。
あったとしても、いつも先に起きてるし。
しばらくながめて、いたずらをしてみることにした。
アルの顔をつつくと、んー、とうねっていて面白くてずっとつついていたら、アルに手をつかまれた。
「ふふ、どうせやるなら、つつくんじゃなくてキスでもしてよ」
「へッ、それは、あの」
戸惑ってるうちにアルは目が覚めたのか、僕の鼻先にキスをしてきた。
「いつかレイから俺にキスしてね」
アルはウィンクをして起き上がった。
あ~楽しみだな、とアルはニヤニヤしながら準備をしていた。
「あ、そうだ。今日は少し休んで、ゆっくりデートしよう。」
「デート!行く」
やった、久しぶりのデートだ。
なんだかんだ忙しくて全然できてなかったからうれしいな。
レイは素早くベットから起き上がり、準備を始めた。
街へ行くと、たくさんの人でにぎわっていた。
「わぁ!いつもこんなに人いなかったよね?」
いつもより人の数がおおく、小さい子供から大人まで、楽しんでいた。
「おや、あんたら知らないのかい?」
近くで出店をしていた店主が僕たちの会話が聞こえたのか、話しかけてきた。
「今日は、建国記念日なんだよ。だから、お祝いのためにたくさんの人が、出てきているんだよ。」
にしても、いまどき知らない人なんているんだね、この国じゃあそれなりに有名な祭りの日だよ、と、店主が話していた。
「あ、いえ俺たちは森でずっと修行をしていたのでそういうのにはうとくて、」
あるがとっさにごまかした。
「おや、そうなのかい。それはすまなかったね。」
店主は大声で笑いながらそう言った。
「ちなみにねぇ、どうやら今年は王族の方々がこの街にくるらしいんだよ」
…え?
「それは本当ですか⁈」
「あ、あぁ本当だよ。」
あまりの勢いに店主は引いていたが今はそんなことを気にしている暇はない、いったんアルの方を見た。
「ヘェ~、そうなんですね」
「あぁ、かなりめずらしいさ」
アルは店主から商品を受け取りレイの手を掴み、来た道を戻っていった。
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