これから君と

第一章 始まり

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あれから数か月がたってアルの体力がだいぶ回復してきたころ、ランクを上げる試験が開催されるため、僕たちも受けないかという提案が来ていた。

ちなみに王都で開催されるため、王族が見に来たりするのだった。

「アル、試験受ける？」

「そうだな、あげておいたほうがきっといいんだろうね、でもAより上のランクは数が少ないからより、めだちやすくなるんだよな。」

アルはうーん、とうねっていた。

どうしようなぁ、あ、そうだ！

「ねぇ、アル試験受けよ！確か、僕たち冒険者たちは国とは関係ないから冒険者たちは自由何だったよね？かりに僕たちの正体がばれても、冒険者だから関係ないってできるんじゃないのかな？」

そうだ、国はギルドに介入することはおろか冒険者たちに強制することはできなかったはずだ。

「そうだな、よし、受けてみるか」

僕たちはさっそくギルドに行って試験を受けることを言った。

「わかりました。試験ランクはAでお間違いないでしょうか。」

そういって、受けるランクが書かれた用紙を見せてくれた。

「間違いないです。」

「それでは二人合わせて、600ガルになります。」

代金を払って、僕たちは試験の説明を受けた。

「開催されるのは来月の中旬あたりなのでそれまでには王都のほうにいてください。それから武器は自分のをつかいますが、くれぐれも不正のないように心がけて下さい。」

どうやら不正が見つかると、罰金を払わなければならないらしく相手側がケガをした際には冒険者の資格をはく奪するとのことだった。

あれから僕たちは、依頼を受けて、魔物の討伐に来ていた。

「レイ！そっちに一匹行ったぞ！」

「わかった、『拘束』、『貫通』」

その言葉で周囲の影が、変形して、魔物をとらえた後、闇魔法で敵を貫いた。

それから、何体かを討伐し終わり、ギルドに以来の完了報告をしに行った。

「はい、ヒップボアの討伐依頼、確かに数どうりあります。こちら報酬の1000ガルとなります。」

報酬を受け取ってアルと一緒に宿に帰った。