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385.色々な繋がりと想い(サーシャに身長を越されてしまった)✔
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女神様の大人げない行動だが、ベスから許してあげて欲しいと念話が届いた。どうやら、アルテミシア様に嫉妬しての行動だったみたいだ。恋愛経験の乏しい女神様のかまってちゃん行動だったんだな。女神様は反省しているが、謝れなくてベスに相談というか、泣きついたみたいだ。
賢者アールス・ハインドと女神様だが恋人関係にまで発展することはなかった。人間と神では無理だからね、だが、邪神という共通の敵と戦ううちにお互いまんざらでもなかったようだ。
真相は女神様本人から聞かせてもらうしかないが、孤独になん千年と生きている中で唯一会話できた存在、そんな俺が千年ぶりに現れ、アルテミシア様と結婚してしまった。もしかすると、嫉妬によるやけ食いだったのかもしれない。でなければ、ジェラードが美味しくてスプーンが止まらなかった、実はこっちが真相だったりして。
女神様のかわいい笑顔には、見ていると癒されているのは間違いない。それに何度も助けてもらった。ジェラードなんてまた作ればいいだけだからね。
応えてはくれないでしょうが、〈俺は女神様を許しますよ! だから、大人げない事は二度とやらないでくださいね!!〉
女神様に届いたかな? ベスが首を縦に振っているところを見ると届いているんだろうな。ベスから〈困った女神様だなぁ!〉と俺にまで念話が伝わってきた。
約一ヶ月後に月ルナに向かうことになるが、女神様ともっとコミュニケーションを図った方がいいんだろうな。まったく関わっていなければ人の温もりを知らずに済んだんだろうけど、知ってしまうとなかったことにはできないからね。俺にはアルテミシア様がいるから浮気はしないよ。
女神様にとっても賢者が亡くなってからの千年は、特に長かったんじゃないかな。俺は女神様のように孤独に耐えられる自信はない。
俺は上空に浮かぶ月ルナを見上げながらベスと念話をしている。そこへサーシャの声が耳に届いた。
「ハイ!」パカパカ「上手」パカパカ「ハイ!」パカパカ「そう!」……
今日は乗馬の練習日だったか、練習場からの声だな、サーシャはよくやっている!
サーシャは毎日、厳しい勉学と習い事に励んでいるんだ。メダリオン王国の歴史に始まり、マナーに法律、語学に算術、ダンスに乗馬とそうそう、楽器も習っていたな。
よく続くと感心している。ダンスや乗馬に楽器の練習なんて、手や足に豆ができたり、筋肉痛になることもあるんだけど、聖女の癒しの魔法で治して続けるんだから、よくやるよ。
なんのために勉強しているのかはみんな分かっているんだけど、あえて触れたりはしていないよ。アルテミシア様も相談に乗ってくれているし、本当に二人は仲がよくて助かっているからね。
□ □ □
あっという間に三年が経過してサーシャが成人した。
今では俺より三十センチ以上背が高いから横に並ばないようにしているからね。もしかするともっと離されているかもしれないんだけど、正確に知りたいとは思わないな。
「おめでとうサーシャ、今日で十五歳、サーシャも大人の仲間入りだね!」
「アルフレッドお兄様、ありがとうございます! 私もこの日を待ち望んでおりました!」
以前のかわいらしい口調のサーシャはもういない、今のサーシャは『才色兼備』の一言で表すことができる、努力していたことはみんな知っているからね。
分かっていた結果なんだけど、結局キャスペル殿下の婚活パーティーはことごとく実を結ぶことはなかったよ。
成功するなんて無理だったんだけどね、だってキャスペル殿下が行くところには必ずと言っていいほどサーシャの姿もあるんだから。あれは反則だよ。候補者なんて現れようがないよ。参加者が段々と減って終いには、サーシャ以外に誰も参加してくれないから一対一だからね。
キャスペル殿下としても俺に気を使ってくれていたんだろうね、サーシャが幸せになれるように応援すると言った以上、邪魔をするなんて野暮なことはしないよ。そう考えたら、婚活パーティーは成功したことになるのかな? 開く必要なんてなかったとも言えるけどね。
本日正式にキャスペル殿下とサーシャ・ハイルーン男爵令嬢の婚約発表がされると共に、結婚式は一年後に決まった。メダリオン王家としては一刻も早く子供が欲しいみたいだけど、元日本人の俺としてはサーシャの体のことを考えると、流石に十五歳を受け入れられなくて反対したんだよ。
そのせいでサーシャに「アルフレッドお兄様なんて嫌い!」と初めて言われてしまったよ。結婚は応援していたんだけど、分かってはくれなかったよ。
俺は十八歳になりアルテミシア様は二十歳になったんだ。だけど、子供は生まれていないんだ。アルテミシア様が気にしているんだけどこればかりはどうしようもないからね。
結婚して三年経ったというのに子供が生まれないからだろうね、エンゲルベルト皇帝が娘をどうかとやたらと進めてくるようになって困っているんだ。エンゲルベルト皇帝の娘はかわいいんだけどアルテミシア様がいるだけで十分だからね。
今になってエンゲルベルト皇帝が建国させようと力を入れていた理由が分かったよ。あの国は側室を認めているからね。ハイルーン国の建国の際に側室を認めるように法律が制定されていたんだ。
あの時は帝国の貴族で既に側室を持ったものが多数領地内に住んでいたんだよ。それを建国したから別れろとか言えないよね、だからその程度に考えていたんだ。
まさか俺が標的だったなんて考えていなかったよ。怪しいと気が付くべきだったんだ。グラン帝国内に俺の領地とかあり得ないよね。まさかここまで先を考えて大金を投じていたなんて気づけないから。そういえば、エンゲルベルト皇帝が突然、結婚したのも子供が欲しくなったからだと言っていたな……政略結婚のためにここまでやるか? って思ったからね。
急にエンゲルベルト皇帝が恐ろしくなったよ。策略では完敗しそうな気がしてきた。きっと、ボルトマン将軍も一枚噛んでいるんだろうね、やはりグラン帝国は侮れない。
最近アルテミシア様が公妾とか側室のことを口にするようになったんだ。きっとエンゲルベルト皇帝の話が耳に入ったんだろうね。
そういう事じゃないんだけどね、だって原因は俺の体にあるんだから、貰ったとしても結果は一緒なんだよ。
ついに俺の苦悩する姿を見かねたのか、女神様が応えてくれた。今の俺に人間との子供を作ることは難しいそうだ。そこでだ、女神様は俺が人間でいたころの情報を保管してくれているそうで、アルテミシア様を処女懐胎させることができるというんだよ。
世継ぎのいない国なんて終わってしまうからね。女神様が暗示を掛けて俺と行為があったと思い込ませることに決まった。
本当は悲しいけど、俺とアルテミシア様の子が生まれて来るならそれでいい。そうすればアルテミシア様を悲しみから解放してあげられるからね。
今回の女神様の干渉行為だけど、かなり悩んだみたいなんだ。本来あるべき人間としての能力に正したのだからセーフなのだと、なんとも苦しげな表情で説明してくれた。
そのような方法があるならと、人魚達の近親交配についても女神様に相談したらあっけなく解決したんだ。この星にも南半球があり、そこに人魚が生息しているそうだ。きっとそこでも近親交配が問題になっていそうだよね。人魚に生息地を教えるくらいなら問題ないよね。集団お見合いを計画することにしよう。
新しい大陸の発見なんてワクワクする。今まで誰も行ったことがないなんて不思議な話もあるもんだな。なんて考えていたら、赤道付近は巨大で狂暴な魔物がうじゃうじゃと生息しているそうだ。南半球に向かった帆船は帰って来ないとミルトが教えてくれた。帆船が沈む前に緊急鳩便を飛ばしていたらしくて、手紙の内容を聞かせてくれたんだ。
こんな話を聞かされると、人魚に生息地を教えても会えそうにないよね。というか、教えたら死地に向かわせるようなものだからね。
巨大で狂暴な魔物に耐えられる帆船なんて……無いよな。
あ! 万年亀なら巨大で丈夫じゃないか! せっかく友達になったんだからダメ元で頼んでみればいいか。
万年亀も海の精霊が友達だって言っていたよな、海の精霊が共通の友達でよかった、万年亀に連絡してもらおう。
賢者アールス・ハインドと女神様だが恋人関係にまで発展することはなかった。人間と神では無理だからね、だが、邪神という共通の敵と戦ううちにお互いまんざらでもなかったようだ。
真相は女神様本人から聞かせてもらうしかないが、孤独になん千年と生きている中で唯一会話できた存在、そんな俺が千年ぶりに現れ、アルテミシア様と結婚してしまった。もしかすると、嫉妬によるやけ食いだったのかもしれない。でなければ、ジェラードが美味しくてスプーンが止まらなかった、実はこっちが真相だったりして。
女神様のかわいい笑顔には、見ていると癒されているのは間違いない。それに何度も助けてもらった。ジェラードなんてまた作ればいいだけだからね。
応えてはくれないでしょうが、〈俺は女神様を許しますよ! だから、大人げない事は二度とやらないでくださいね!!〉
女神様に届いたかな? ベスが首を縦に振っているところを見ると届いているんだろうな。ベスから〈困った女神様だなぁ!〉と俺にまで念話が伝わってきた。
約一ヶ月後に月ルナに向かうことになるが、女神様ともっとコミュニケーションを図った方がいいんだろうな。まったく関わっていなければ人の温もりを知らずに済んだんだろうけど、知ってしまうとなかったことにはできないからね。俺にはアルテミシア様がいるから浮気はしないよ。
女神様にとっても賢者が亡くなってからの千年は、特に長かったんじゃないかな。俺は女神様のように孤独に耐えられる自信はない。
俺は上空に浮かぶ月ルナを見上げながらベスと念話をしている。そこへサーシャの声が耳に届いた。
「ハイ!」パカパカ「上手」パカパカ「ハイ!」パカパカ「そう!」……
今日は乗馬の練習日だったか、練習場からの声だな、サーシャはよくやっている!
サーシャは毎日、厳しい勉学と習い事に励んでいるんだ。メダリオン王国の歴史に始まり、マナーに法律、語学に算術、ダンスに乗馬とそうそう、楽器も習っていたな。
よく続くと感心している。ダンスや乗馬に楽器の練習なんて、手や足に豆ができたり、筋肉痛になることもあるんだけど、聖女の癒しの魔法で治して続けるんだから、よくやるよ。
なんのために勉強しているのかはみんな分かっているんだけど、あえて触れたりはしていないよ。アルテミシア様も相談に乗ってくれているし、本当に二人は仲がよくて助かっているからね。
□ □ □
あっという間に三年が経過してサーシャが成人した。
今では俺より三十センチ以上背が高いから横に並ばないようにしているからね。もしかするともっと離されているかもしれないんだけど、正確に知りたいとは思わないな。
「おめでとうサーシャ、今日で十五歳、サーシャも大人の仲間入りだね!」
「アルフレッドお兄様、ありがとうございます! 私もこの日を待ち望んでおりました!」
以前のかわいらしい口調のサーシャはもういない、今のサーシャは『才色兼備』の一言で表すことができる、努力していたことはみんな知っているからね。
分かっていた結果なんだけど、結局キャスペル殿下の婚活パーティーはことごとく実を結ぶことはなかったよ。
成功するなんて無理だったんだけどね、だってキャスペル殿下が行くところには必ずと言っていいほどサーシャの姿もあるんだから。あれは反則だよ。候補者なんて現れようがないよ。参加者が段々と減って終いには、サーシャ以外に誰も参加してくれないから一対一だからね。
キャスペル殿下としても俺に気を使ってくれていたんだろうね、サーシャが幸せになれるように応援すると言った以上、邪魔をするなんて野暮なことはしないよ。そう考えたら、婚活パーティーは成功したことになるのかな? 開く必要なんてなかったとも言えるけどね。
本日正式にキャスペル殿下とサーシャ・ハイルーン男爵令嬢の婚約発表がされると共に、結婚式は一年後に決まった。メダリオン王家としては一刻も早く子供が欲しいみたいだけど、元日本人の俺としてはサーシャの体のことを考えると、流石に十五歳を受け入れられなくて反対したんだよ。
そのせいでサーシャに「アルフレッドお兄様なんて嫌い!」と初めて言われてしまったよ。結婚は応援していたんだけど、分かってはくれなかったよ。
俺は十八歳になりアルテミシア様は二十歳になったんだ。だけど、子供は生まれていないんだ。アルテミシア様が気にしているんだけどこればかりはどうしようもないからね。
結婚して三年経ったというのに子供が生まれないからだろうね、エンゲルベルト皇帝が娘をどうかとやたらと進めてくるようになって困っているんだ。エンゲルベルト皇帝の娘はかわいいんだけどアルテミシア様がいるだけで十分だからね。
今になってエンゲルベルト皇帝が建国させようと力を入れていた理由が分かったよ。あの国は側室を認めているからね。ハイルーン国の建国の際に側室を認めるように法律が制定されていたんだ。
あの時は帝国の貴族で既に側室を持ったものが多数領地内に住んでいたんだよ。それを建国したから別れろとか言えないよね、だからその程度に考えていたんだ。
まさか俺が標的だったなんて考えていなかったよ。怪しいと気が付くべきだったんだ。グラン帝国内に俺の領地とかあり得ないよね。まさかここまで先を考えて大金を投じていたなんて気づけないから。そういえば、エンゲルベルト皇帝が突然、結婚したのも子供が欲しくなったからだと言っていたな……政略結婚のためにここまでやるか? って思ったからね。
急にエンゲルベルト皇帝が恐ろしくなったよ。策略では完敗しそうな気がしてきた。きっと、ボルトマン将軍も一枚噛んでいるんだろうね、やはりグラン帝国は侮れない。
最近アルテミシア様が公妾とか側室のことを口にするようになったんだ。きっとエンゲルベルト皇帝の話が耳に入ったんだろうね。
そういう事じゃないんだけどね、だって原因は俺の体にあるんだから、貰ったとしても結果は一緒なんだよ。
ついに俺の苦悩する姿を見かねたのか、女神様が応えてくれた。今の俺に人間との子供を作ることは難しいそうだ。そこでだ、女神様は俺が人間でいたころの情報を保管してくれているそうで、アルテミシア様を処女懐胎させることができるというんだよ。
世継ぎのいない国なんて終わってしまうからね。女神様が暗示を掛けて俺と行為があったと思い込ませることに決まった。
本当は悲しいけど、俺とアルテミシア様の子が生まれて来るならそれでいい。そうすればアルテミシア様を悲しみから解放してあげられるからね。
今回の女神様の干渉行為だけど、かなり悩んだみたいなんだ。本来あるべき人間としての能力に正したのだからセーフなのだと、なんとも苦しげな表情で説明してくれた。
そのような方法があるならと、人魚達の近親交配についても女神様に相談したらあっけなく解決したんだ。この星にも南半球があり、そこに人魚が生息しているそうだ。きっとそこでも近親交配が問題になっていそうだよね。人魚に生息地を教えるくらいなら問題ないよね。集団お見合いを計画することにしよう。
新しい大陸の発見なんてワクワクする。今まで誰も行ったことがないなんて不思議な話もあるもんだな。なんて考えていたら、赤道付近は巨大で狂暴な魔物がうじゃうじゃと生息しているそうだ。南半球に向かった帆船は帰って来ないとミルトが教えてくれた。帆船が沈む前に緊急鳩便を飛ばしていたらしくて、手紙の内容を聞かせてくれたんだ。
こんな話を聞かされると、人魚に生息地を教えても会えそうにないよね。というか、教えたら死地に向かわせるようなものだからね。
巨大で狂暴な魔物に耐えられる帆船なんて……無いよな。
あ! 万年亀なら巨大で丈夫じゃないか! せっかく友達になったんだからダメ元で頼んでみればいいか。
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