デゼスプワール

黒桐蒼慧

文字の大きさ
3 / 6

守るべきもの

しおりを挟む
「おい!潤そいつは俺のだ、返しやがれ~」
朝っぱらから騒がしいのは、兄の來だ。それに対して妹の潤は、無表情で兄を見つめていた。
「うるさい!食べ物位で大袈裟だから。」
「何を~この世の中にわはな、食べ物を食べたくても食べられない方が沢山いるんだぞ!食べ物位?いいや、食べ物様と崇めるべきであろう」
バカな方が兄だ、賢くて可愛いのが妹だ。兄はもう泣いていた。それは妹に脛に蹴りを入れられたからである。
女の蹴りくらいで、とお思いかもしれないが案外脛は誰にけられても痛いものだ。
「お兄ちゃん泣いてないで学校行くよ!」
泣かしたのは誰だ!と來は心の中で叫んだ。
「わ~ったよ、にしてもすごく久々に学校行くな~」
一緒に学校に行くのには反対だった來は妹の天使のような笑顔にやられて納得してしまった。
だが、学校は全体主義で何でも強制である。來はそれが嫌でしょうがなく学校に行くのを辞めていた。
全体主義、、その響きは走馬燈を見せるのに十分な威力をもっている。(來に対して)
「全体主義なんてくそくらえだよ」
「まだそんなこと言ってんの?別にいいじゃんなんでも強制位でうるさいんだよ。お兄ちゃんはッフフ」
と少し笑みを浮かべて兄の手を引っ張り学校に行った。

「おい見てみろよ、彼奴赤桐來って奴じゃないか?」
「ああ、入学式以来学校に来てないけど何故か女子にモテてる彼奴だよ・・羨ましい~~!!」
そんな事は全部來の耳に届いている。
「なぁ潤俺って学校でモテてるの?」
唐突に兄がそんなことをいうものだから、潤は少し間をおいてから、言った。
「かなりモテてる」
嫉妬しているのか、少し荒い口調で言っていた潤に対し來は
「潤の方が全体的に見て可愛いな、この学校可愛い子少ないね?潤が可愛すぎるのかな?」
「恥ずかしいこと言わないで!!」
グーパンチが腹に飛んできたが、來は腕を掴みそのまま潤を抱きしめた。
「えっっちょ何で?」
「なんか潤可愛いなって」
「離してよ~皆見てて恥ずかしいし」
そんな事を言いながらも潤の顔には笑みがあった。
「って言うわけないでしょ~!!!!!!!!」
肩を突き飛ばされ体制を崩した來に、連続で頬にグーパンチをお見舞いした潤は学校で少し恐れられた。
「ごめんごめん、ついな」
「もうしないでね?」
「おう、「もうしないと誓うよいてて」
でも二人は仲良く手を繋いで帰っていった。

「赤桐兄弟の所存は?」
「ばっちりさ~いつでも襲える」
「來、兄が邪魔だなよし彼奴が一人の時をお前これ持って殺せ」
「はい、お任せくださいこのバリスティックナイフで必ず奴を殺してみせます」
「任せたぞ」
男二人は不適に笑みを浮かべ來を狙っている。

「にしてもナイフって重いんだな」
「当たり前でしょ?護衛用に持ってるのがおかしいのよ」
「いやいや無かったら何もできんわ」
ナイフを持っているのは來も変わらない。これが意味するのは來の死闘である。


これから來は様々な刺客を撃退するため学校が必要となってしまうことを悔やんでいた。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―

Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

処理中です...