デゼスプワール

黒桐蒼慧

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死闘

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ついにこの日が来てしまった。來は潤を守るために絶対にしたくない殺人を今日犯してしまうというのだ。フェリスの協力もあり自信満々の來だったが、予想しない出来事がおこってしまう。
「來君、大丈夫?汗すごいわよ?少し落ち着かないと」
「はい、少し怖いんです。この手で人を殺してしまうことが」
「別に殺すことないじゃない?気絶させて捉えれば問題なくない?」
たしかにその通りだが、と來は続けた。
「それだととらえている内に、別の奴らに」
そうねぇとフェリスも悩んでいるが、時間は待ってはくれなかった。もう校門の前には潤が立っていたのだ。
「もう来たのか!速いなナイフの準備・・オッケーです」
「私も大丈夫よ!」
二人は作戦をもう一度確認して、戦いに備えた。

「これは潤様、わざわざすいませんねぇ」
「いえ、別にところでなんの用ですか?」
早くも本題に入った潤に男は少し驚いた。
「きずいておられんのですかな?貴女が抱える全財産をこちらに渡していただければ、何もいたしませんよ」
「お断りします」
潤が言い切ったとたんに大勢の男がとびかかった。
「きゃあ!!」
グシャアと鈍い音がした。
「大丈夫か?潤」
フェリスと來だった。
「全く見え見えなこと」
「いくわよ~!!」
その瞬間、相手の一人の首にナイフが刺さる。その隙を見て來が首謀者であろう男と間合いを詰める。
「なっいつのまに」
「遅いぜ!」
來は刺した・・がナイフが折れてしっまた。
「まさか、無防備だとでもお思いで?」
來は悟った。この後のことを自分はやられ潤とフェリスも・
「危ない!!」
フェリスの声と共に來の闘志は再び燃え始めた。
「よっしゃ!危なく諦めて死を受け入れるところだったよ」
來はすかさず相手の懐に飛び込み、ナイフを投げると見せかけてフェリスに視線を送る。きずいたフェリスはうなずいて、走り出した。
「あん?なんおつもりですか?」
少し怒った様子の男に來は
「すぐにわかるさ」
水がはじけた音がした。フェリスが持っているのはオイルだ。
「まさか・・貴様ら!」
「そう、その通りさ」
言い放った時にはその男の体には大量のオイルがかかっていて、來にマッチで火をつけられていた。
「くそっー!!死んでたまるか!このままお前も道ずれに・グハァ」
フェリスが背後から投げたナイフが喉を突き破って、殺した。
血が飛び散る光景に來は、なにも言えなかった。
「ボーっとしてる暇はないのよ、潤ちゃんがいないのよ!!」
來は思わず、涙を流した。
「何泣いているのよ!まだ捕まったわけではないのよ?」
「フェリスさんはみえないんですか?屋上に潤と三人の男が・・」
フェリスも驚愕した。間に合わないと二人の意思がつながった瞬間
「うるせえよ、てめえら」
大きな鉈を持った少年が屋上に立っていた。
「なにのものだ?貴様?ゴフッ」
問答無用に男半分にした。大量の血が屋上からふってくる。
「このガキ!あっああああああ!!!」
その少年が鉈で突き飛ばし男が落下して鈍い音を出しながら頭を打って死んでいた。
「ひっこの悪魔」
「ああ俺は悪魔かもな、でも人の金奪うほどの外道ではねぇな。オラよ」
最後の男の腕を切り裂きその少年は潤を解放した。あっという間の出来事で三人は混乱しきっていた。

「えっと、、た、助かったよありがとう」
「礼には及ばんよ。ところでだいぶやばい奴らに狙われているようだな」
「そんなやばい奴をサンパンで片づけたお前の方がやばい奴だよ」
「ハハッあんた面白いな、良かったら俺も協力するよ。」
突然の協力宣言にその場にいた少年以外の全員が同じことを思った。なんとも心強い助っ人だと。
「ああぜひよろしく頼む」
その日から潤と來そしてフェリスに新たな試練が待ち構えるのだった。
いきなり潤が「謎の少年が仲間になった。」とふざけ始めたのでその場でみんなで笑い転げた。
「そろそろ帰ろう。学校には行かなくても平気だから」
全員で家に帰れたことに嬉しく思った三人は、少年 玲 を連れて帰って行くのだった
これから起こるさらなる悲劇を知らずに。
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