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忍び寄る厄災
悪い人?
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「恵…」
「あたしはフェイバーよ。」
一瞬動揺しためぐ…フェイバーは
ジェネスの横に立つと
「ジェネス様、総理と通話する準備が整いました。」
「あっそ…そんなの適当に君達で対処してよ?」
「御言葉ですが、大事な取引相手ですのでやはりジェネス様が話されるのがよろしいかと。」
「仕方がないね…繋いでくれ」
「かしこまりました。」
とんでもなくやる気の無さそうなジェネスは
ため息を着いた後にフェイバーの取り出した
電話を耳に当て
「もしもし?ボクは時間がないからね手短に話すよ?…うん、そうだ。例の女の子は確保した。さっさと受け取りに来たまえ…あぁ、分かった。じゃそれで…はいはい。」
話し終えたのか電話をフェイバーに返し
「…あと3時間後君を引き渡す」
「誰に?」
「今の総理大臣…【文月 源治】にだ。」
「…あんな終わりかけの総理に私を?」
「終わりかけか!これは傑作だ!」
ジェネスはアタシの言葉に大笑いすると
ピタッと笑いを止め
「だからこそだ…人気も支持率もない総理だからこそ君が欲しいのさ。」
「……なるほど。」
つまり、アタシの能力で総理を魅力的な人物にしろと
「彼、実力はあるんだが…何せ魅力が無くてね…バカなメディアや文句を言いたいだけの能無しがガタガタ騒ぐせいで何の疑いもなく国民が信じちゃって…今の支持率な訳」
「よくある話しじゃない?」
「そうだね、どこの国でもよくある話しだ。だがこの国は群を抜いてひどい。国のトップを支えるどころか叩きやすいトロフィー位にしか考えてない。何をやっても最終的に押し付けて何年も前のネタを出せばメディアが釣れてそれで簡単に辞めさせられて事実をうやむやに出来る。」
「まぁ…そうね」
「君は知っている筈だ…簡単な気持ちで叩かれたトップとその回りの辛さを」
「……」
「だから、君に協力して欲しい…同じことを繰り返さないように…君の能力があればそれが可能だ」
ジェネスは優しい口調で話し掛けてくる。
何だろう…この人は…本当に悪い人なのかな?
…分からない
「さて、話は終わりだ…君には迎えが来るまで部屋で待機してもらう…構わないね?」
「分かったわ」
アタシが立ち上がるとジェネスが
手を叩く。
すると扉が開きアシストが部屋に入ってきた
「アシスト…彼女を部屋に案内してくれ」
「かしこまりました。」
アタシはアシストに着いて黙って部屋を出た
…あれ?…アタシ…どうして黙ってしたがってるの?
「あたしはフェイバーよ。」
一瞬動揺しためぐ…フェイバーは
ジェネスの横に立つと
「ジェネス様、総理と通話する準備が整いました。」
「あっそ…そんなの適当に君達で対処してよ?」
「御言葉ですが、大事な取引相手ですのでやはりジェネス様が話されるのがよろしいかと。」
「仕方がないね…繋いでくれ」
「かしこまりました。」
とんでもなくやる気の無さそうなジェネスは
ため息を着いた後にフェイバーの取り出した
電話を耳に当て
「もしもし?ボクは時間がないからね手短に話すよ?…うん、そうだ。例の女の子は確保した。さっさと受け取りに来たまえ…あぁ、分かった。じゃそれで…はいはい。」
話し終えたのか電話をフェイバーに返し
「…あと3時間後君を引き渡す」
「誰に?」
「今の総理大臣…【文月 源治】にだ。」
「…あんな終わりかけの総理に私を?」
「終わりかけか!これは傑作だ!」
ジェネスはアタシの言葉に大笑いすると
ピタッと笑いを止め
「だからこそだ…人気も支持率もない総理だからこそ君が欲しいのさ。」
「……なるほど。」
つまり、アタシの能力で総理を魅力的な人物にしろと
「彼、実力はあるんだが…何せ魅力が無くてね…バカなメディアや文句を言いたいだけの能無しがガタガタ騒ぐせいで何の疑いもなく国民が信じちゃって…今の支持率な訳」
「よくある話しじゃない?」
「そうだね、どこの国でもよくある話しだ。だがこの国は群を抜いてひどい。国のトップを支えるどころか叩きやすいトロフィー位にしか考えてない。何をやっても最終的に押し付けて何年も前のネタを出せばメディアが釣れてそれで簡単に辞めさせられて事実をうやむやに出来る。」
「まぁ…そうね」
「君は知っている筈だ…簡単な気持ちで叩かれたトップとその回りの辛さを」
「……」
「だから、君に協力して欲しい…同じことを繰り返さないように…君の能力があればそれが可能だ」
ジェネスは優しい口調で話し掛けてくる。
何だろう…この人は…本当に悪い人なのかな?
…分からない
「さて、話は終わりだ…君には迎えが来るまで部屋で待機してもらう…構わないね?」
「分かったわ」
アタシが立ち上がるとジェネスが
手を叩く。
すると扉が開きアシストが部屋に入ってきた
「アシスト…彼女を部屋に案内してくれ」
「かしこまりました。」
アタシはアシストに着いて黙って部屋を出た
…あれ?…アタシ…どうして黙ってしたがってるの?
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