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勇者は観光してるらしい
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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる
「報告いたします大魔王様」
今日はイコールが報告に来てくれた。
何やら複雑な顔をしておるが…
「どうしたイコール?」
「勇者はどうやら観光を楽しんでいるようです」
「我の討伐は?」
「もちろん、続けておりますが…今勇者がいる大都市【ラ・スベガース】で観光を楽しんでいるようです」
「いいな…スベガース我も久しぶりに行きたい。」
魔界有数の観光地だしな。
…今さらだが魔界の人達勇者を受け入れすぎではないか?
そいつら我を倒しに来てるんだよ?
止めろとは言わんが泊めるなよ。
「我もしかして嫌われておるのかイコールよ?」
「いえ、大魔界調査で大魔王様の支持率は100%ですよ?」
「それはそれで怖いが…それ操作してないか?」
「いえ、誓って全くしておりません。」
マジな顔である。
確かに4年に一度の大魔界調査は
スーパー嘘発見器にかけながらやるから
嘘はつけないが…
「でも、勇者受け入れちゃってるのか?」
「大魔王様が負けないと皆さん信じてるだけですよ」
「なるほど?」
「あと、勇者お金めっちゃ落とすからというのもあります。」
「なるほど、そっちが理由だな!」
我への信頼より金だろう国民達よ!
「ちなみに勇者達は最近ギャンブルにハマっているようです。」
「勇者さぁ…」
我が言うのもなんだが勇者がギャンブルしてるの
あまり見たくないな…
「特に競魔にハマってるようで」
「魔物走らせるやつな…我も昔やったことある」
ディープ・衝撃の時代にやってた。
「数千万も1日で動かしてるようです。」
「勇者ギャンブラーだな…」
「大魔王様を倒そうとしているヤツですしね。」
「その賭けは大はずれにしてやるがな。」
勇者が人気者だろうと関係ない
我は我と我の大切なものの明日を守るだけなのだ。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる
「報告いたします大魔王様」
今日はイコールが報告に来てくれた。
何やら複雑な顔をしておるが…
「どうしたイコール?」
「勇者はどうやら観光を楽しんでいるようです」
「我の討伐は?」
「もちろん、続けておりますが…今勇者がいる大都市【ラ・スベガース】で観光を楽しんでいるようです」
「いいな…スベガース我も久しぶりに行きたい。」
魔界有数の観光地だしな。
…今さらだが魔界の人達勇者を受け入れすぎではないか?
そいつら我を倒しに来てるんだよ?
止めろとは言わんが泊めるなよ。
「我もしかして嫌われておるのかイコールよ?」
「いえ、大魔界調査で大魔王様の支持率は100%ですよ?」
「それはそれで怖いが…それ操作してないか?」
「いえ、誓って全くしておりません。」
マジな顔である。
確かに4年に一度の大魔界調査は
スーパー嘘発見器にかけながらやるから
嘘はつけないが…
「でも、勇者受け入れちゃってるのか?」
「大魔王様が負けないと皆さん信じてるだけですよ」
「なるほど?」
「あと、勇者お金めっちゃ落とすからというのもあります。」
「なるほど、そっちが理由だな!」
我への信頼より金だろう国民達よ!
「ちなみに勇者達は最近ギャンブルにハマっているようです。」
「勇者さぁ…」
我が言うのもなんだが勇者がギャンブルしてるの
あまり見たくないな…
「特に競魔にハマってるようで」
「魔物走らせるやつな…我も昔やったことある」
ディープ・衝撃の時代にやってた。
「数千万も1日で動かしてるようです。」
「勇者ギャンブラーだな…」
「大魔王様を倒そうとしているヤツですしね。」
「その賭けは大はずれにしてやるがな。」
勇者が人気者だろうと関係ない
我は我と我の大切なものの明日を守るだけなのだ。
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