勇者がこちらに来てるらしい

犬派のノラ猫

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リンは我慢してるらしい

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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる


「報告いたします。大魔王様」

今日報告に来てくれたのはリンである。
いつもは落ち着いている(一部を除いて)彼女だが
何やら今日は落ち着かないようで…

「どうしたのだリン?辛そうではないか?」

「だ、大丈夫です…大魔王様…」

うむ…明らかにおかしい…

「よし、少し休め…リン」

「え?」

「だから、休めと申しておる…雑用やらは後日出来るものは後日に回し…今日じゃなきゃダメなやつは我に任せよ」


「し、しかし…大魔王様…」

「倒れては意味がなかろう。問題ない…貴様は…リンは充分に頑張っておる。」


「だ、大魔王様…」

今では重要な戦力だしなゴブーク。

「では、お暇を…あれ?」

跪いた体制から立ち上がろうとしたリンの体が揺らぐ
我は久しぶりに本気の速度をだし
リンの体を支えた


「だ、大魔王様?」

「大丈夫か?リン」

「だ、大丈夫ですが…離れてください」

「あ、あぁ…すまない」

確かに、男に急に触られるのは嫌であろうな。
我がそう思い、離れようとした瞬間

我は、天井を見ていた。
おや?我はなぜ仰向けになっておる?

「…大魔王様…」

そして何故、リンは我の上でハァハァしておる?
ん~…ん~…まずいな!

「リン、落ち着け!?」

「落ち着いております…大魔王様…問題ありません。大魔王様は天井のシミを数えていただいていれば…」


「天井が高すぎてシミが見えぬ!」

すまぬ!老眼で!

「…面白い方…」

うわぁ!待て待て待って!?
顔を近付けるな!?
まずい!クロハに見つかる前に引き剥がさなければ
リンが死ぬ!


「日光拳!」

我はおでこの前で両手の甲を見せるポーズをして
目を瞑った!
ピカァー!ってするからな!

「だ、大魔王様!?」

特にパクリではない日光拳で目を眩ませて
我は脱出した。


「ふっ…甘いぞリン…そして落ち着きなさいリン」

「す、すみません…大魔王様からあまりにもいい香りがしたもので理性が飛びました…」


「そ、そうか…」

その後、我は香水を買いに行き
何故かリンは2カ月の禁欲処分?をクロハから告げられた
ことを聞いた。
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