触れる唇(短編詰め合わせ)

イツキカズラ

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⚠久女体化 ※(中期)

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 目が覚めたら女だった。わけがわからないが、華奢になった身体と僅かにふくらんだ胸、股間の割れ目がその証拠だ。起きて気付いた時にはバカでかい声が出た。その声の高さにも驚いた。飛んできた葉大も俺を見て目を丸くしていた。

 俺たちはかなり驚き、困惑した。病院に行くかと葉大は言ったが、こんな話頭がおかしくなったと思われるに違いない。万が一信じてもらえたとして、薬なんてものはないだろうし妙な実験の検体にされる可能性もある。そう話すと、ひとまず葉大宅で様子見をすることになった。

「痛いところとか変なところは?」

「ない、むしろ全部が変だろ」

 ベッドに腰掛ける葉大の前に立ち、くるくると回ってみせる。

「こんなことある?久、なんかした?」

「逆に何したらこうなるんだよ」

「そうだよな。…とりあえず朝食べようか」

 立ち上がった葉大を見て、自分の身体が変わってしまったことをより強く感じる。いつもより背が高く大きく見える。


 朝食を食べ終え、落ち着きを取り戻した葉大は普段と変わらないようでいて、ほんの少し距離を遠く感じた。言葉にできない程度に離れた距離感が寂しい。それでも、ソファーでいつものようにもたれかかった時に頭を撫でてくれる手は俺を安心させるかのように優しい。

「…お前なんでちゅーしないの」

 寄りかかって前を向いたまま不満を小さく呟く。起きてからそれなりに時間が経つというのに一度もない。普段なら隙あらばしてくるのに。

「女になった俺とはしたくない?」

「そういうんじゃないよ」

 視線を送ると葉大は静かに首を振った。

「俺が久を好きなことに久の性別は関係ないけど、いま俺が久に手出したとして、その理由が久の体が女の子になってるからだと思われんのがヤダ」

「性別関係ないのにちゅーしないのが意味わからん。別にそんな風に思わねぇよ」

「本当?」

「くどい。俺がいいって言ってんの」
 
 服を掴んで軽く引いたが、ふわりと触れるだけで簡単に唇が離れていく。

「もっと。…んっ、…ん……ふ…」

 柄にもなくねだると今度は普段のように舌を絡めて深く求められる。いつもと同じはずなのに食われているように感じて、歯や上顎をなぞられたり舌を弄ばれたりするたびにきゅうきゅうと腰に響く。

「…葉大、ベッド」

「意外。この状態でするの嫌かと思ってた」

「別に」

 嘘だ。どんなふうに女を抱くかなんて知りたくもない。でも、ここを逃したら二度と上書きできるチャンスなんてないだろう。



 

「こっちおいで」

 ベッドの上に呼ばれ、向き合うようにしてその足の間に座り込む。唇が重なって、困ったように葉大が微笑む。

「触られたくないところある?」

「ない。お前がすること全部していいよ」

 キッパリと言ってTシャツを脱ぐと、ぷるりと小ぶりな膨らみが露わになる。なんとなく気恥ずかしくてそっぽを向いた。

「恥ずかしがってんの?かわいい」

「るせ…」

 ベッドに寝転がるとへその周りや腰のラインをするすると撫でられる。触れるか触れないかの感覚にぞわぞわして呼吸が上がっていく。円を描くようにして乳首周辺をなぞられ、じわじわと神経がその先に集中していく。ふいに人さし指の背が期待に膨れたそこをするりと撫でて体が跳ねる。それを皮切りに両方の指先がクニクニと乳首を刺激し、擦り上げる。

「ここは弱いままなんだ?」

「んっ…ふ、ぅ…」

「久、ちゅーしたい」

 上半身を起こされて葉大に背を向ける形で足の間に座らされる。これではちゅーができない。そう思い後ろを振り返ると、それを待っていたというように唇を奪われる。

「んん……ぁ、ん…っ」

 その間にもカリカリと胸の先を搔かれて脳がとろけていく。

「久の腰動いてる」

 葉大の手が擦り合わせるように閉じていた足を簡単に開かせる。下着の上から割れ目の上をスルスルとなぞって往復する。

「はは、すご。キスと乳首でこんなに濡らすくらい気持ちよくなっちゃうの?」

「っうぁ……言うな」

 確かにそこにはじっとりと濡れた感覚がある。下着の上から指の腹でくるくると撫でられたところからじくじくと甘い快感が広がる。くりくりと一点を責められて身をよじった。

「ここ、今の久が気持ちよくなっちゃうとこ。…ちゃんとこっち向いて」

 お互いの口の中で唾液が混ざり合う。その間に忍んだ手が割れ目の間で赤く充血した突起に触れる。

「ん"っ…ぁっ!…~~っ!!」

優しく触れたと思うと、こちゅこちゅと指の腹で押し潰され、声を出したい衝動を必死に抑え込む。溢れた愛液を突起に塗りたくるようにして容赦なくくちゅくちゅと水音をたてる。

「ふっ………ん…ぃ」

「見て、ちょっと触っただけでこんな」

 愛液に濡れてテラテラと光る手指を目の前で見せつけられて、ぶわりと羞恥心を煽られる。

 上からも下からも濡れた音が響く。ほぐすように動いていた中指がゆっくりとナカに入ってくるのがわかった。

「痛くない?平気?」

「ん、変な感じ、だけど痛くない」

 乳首をこねていた手が腕から伝うようにして俺の手を包み込む。その手はいつもより大きく感じた。


 ゆっくりと指を埋め込まれ、与えられる微細な動きが体内に響く。だんだんと気持ちよさよりも違和感やヂリヂリとした痛みが主張し始めて絡めた手に力が入る。

「痛くない?」

 目を開けると押し黙った俺の顔をじぃっと見つめる目と視線がぶつかる。

「……ここくちゅくちゅするだけにしよっか」

 その言葉にふるふると弱く頭を振った。

「やだ…。いい、いいから最後まで」

「良くないよ。久が痛い状態でしたくない」

「痛くない。………葉」

 見上げると葉大が困ったように眉を下げる。腰骨にかたいものを当てておいてよくその顔ができるものだ。

「なんでそんなに焦ってるの?」

「……」

 下へと視線を泳がした俺の顔を両頬をつまむようにして持ち上げる。

「ひーさ」

「……上書きしたい…葉の記憶」

 ぼそりと呟いた俺に葉大が?マークを浮かべる。

「もうされてるよ。とっくに久のことしか覚えてない」

「…そうじゃなくて、だって俺女じゃないから。…体、戻る前に全部して。お前がいままでしてきたこともしてないことも全部。俺は痛くてもいいから、俺で上書きして」

「…したことなくてもいいんだ?」

「ん、お前がしたいことなら全部いい」

 真っ直ぐ目を見て伝えると、簡単に体勢を変えられ先程と同じようにベッドに寝転ぶ。覆いかぶさってきた葉大に食われるみたいに唇を奪われる。

「ふ、ぁ……んっ………ふ…」

 口の中で絡む唾液を必死で飲み込むと満足したように笑って瞼に唇を落とす。

 顔が離れていくと、今度は広げられた足の付け根や内ももに何度も唇が触れる。突然、中心で主張する膨らみをぴんと指で弾かれて喉が鳴る。その後すぐに柔らかい舌でなめられ、吸われてその衝撃に足がガクガクと震えた。

「ばっ…舐め…っ!ちょっ…んぁ…」

 ちゅうちゅうと膨れた突起を吸っていた唇が徐々に下の方へと下がっていく。指を挿し入れられていたところあたりを舌で舐められながら突起を指で刺激されて目の前がちかちかした。

「い、いく いく……あっ、ぁ……ッ!!」

 絶頂しても変わらずに溢れた愛液を舐め取り、舌を挿し込む様子に蕩けた頭でマジかコイツ、と思う。そういえば以前フェラされて口の中に出してしまった(出させられた)時も吸って飲み込んでいた気がする。こういう点に関しては、好きこのんでするコイツのことを全く理解できない。

「…ん、…ん…っ」

 ローションで濡れた長い指がゆっくりと沈めるようにナカに侵入してくる。さっきよりもキツくない気がして安堵する。

 第二関節まで入った指にトントンと膣内を揺らされて感じたことのない快感に身を捩る。

「んっあっ……ふ…ぅ、葉…。もういいから、いれて」

「まだだめ」

 葉大が折れる気配はない。まどろっこしくなってきた。体を起こし、首に腕を回して少し触れられただけで水音がたつほどに濡れた秘部を葉大のモノにこすりつける。

「っ…久」

「今挿れないならもうディルドで自分で鳴らすからな」

「俺以外挿れるとかダメに決まってんだろ」

 諦めたようにコンドームに手を伸ばす腕を掴んで止める。

「それもいらない、生でいい」

「久」

「いらない。お前がしたことないことするっつった、俺以外の記憶消せよ」

 言い終えたと同時に、グッと腰を固定されて膣口に亀頭を擦り付けられる。

「ひッ…!?」

 じわじわと媚肉にそれが埋められていくのを感じてハクハクと唇を動かす。
 
「久はさ、体が変わったから俺が興奮してないとでも思ってんの?久のそういう態度とか言葉にめちゃくちゃそそられるんだけど、わかってる?めちゃくちゃ我慢してんの…
なぁ久」

「ちがっ…ごめ……………ん゙、ん…」

 ローションで濡らされているのに、ミチミチと割れ目が開かれる痛みに縋るように抱きつく。

「は…はッ……、ん゛ッ、葉…葉大…」

「やめたい?」

「や…やだ、やめない」

「…わかった、力抜いて」

 コリコリと胸の突起をいじられて意識がそちらへ向く。胸からの快感が腰に響く。

「葉大。…んっ……ぁ」

 名前を呼んで見つめればいつだって俺の思うように唇を重ねてくれる。

「ん、先っぽ挿入った」

 そう言われて髪を撫でられると、色んな感情が混ざり合ってわけもわからないままポロポロと涙が溢れた。それをぬぐってくれる手の温かさにまた目が熱くなる。

「葉大すき」

「俺もめちゃくちゃ好き」

 
 愛撫を受けながらゆっくりと腰を落とし続け、気付けばほとんど葉大のモノを咥え込んでいた。

 ナカから押し拡げられる感覚が苦しい。キツく締め付けられている葉大の額にも汗が滲んでいる。ジクジクとした痛みは消えないが、それでもこうして繋がれたことの嬉しさが痛みを緩和していた。

「久んなか温かくてきもちい」

「ん…」

 首筋に顔を寄せて埋めるように首を振ると優しい手が髪をなでる。

「動くよ」

 ベッドに倒され、収まっていたものが緩やかに引き抜かれる。ローションを足してまたナカへと挿入っていく。今度はぬるぬるとスムーズに受け入れられた。何度か出入りを繰り返した後、トントンと揺らされてじわりと訪れた甘い快感に身を委ねる。

「ん…はぁ…ぁっ、きもちい、い」

 緩んだ口元をちろりと舐めて葉大は満足そうに口角を上げた。


 とちゅとちゅと揺られるうちに痛みは気持ちよさに混ざってわからなくなっていった。というより、俺に対して余裕のない葉大を見るのは気分がいい。痛みなんてそんなもの、もはやどうだっていい。

「きもち、…ん…ぁっ…あ…」

「腰揺れちゃってんの、かわいい」 

 結合部の上にある膨らみを優しく押しつぶされてビクビクと体が跳ねる。自分でもナカのモノをきゅうきゅうと締め付けるのを感じた。

「あ゛っ……~~ッ!」

「んっ…」

 ナカから引き抜こうとした葉大の腰に足を絡めて動けないように固定する

「ちょっ!……ん…っ」

 収縮を繰り返すナカでトプトプと精液が注がれているのがわかった。呆気にとられる葉大を見て微かに口元に笑みが浮かぶ。

「まぬけ面。俺だけにしたってこと一生覚えとけよ」


※この後めちゃくちゃ怒られたし翌朝には元に戻ってた



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葉大にょた(健全)も書いてあるんですが、書いたのがつい最近でして、関係性うんぬんが本編と多少ズレていそうで怖いので念の為後日あげます。
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