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3ページ目:綿棒の使い方
しおりを挟む『暴れるんじゃないよ』
彼は僕を掴み直した。足と体で折りたたむようにまとめて掴まれて苦しい。掃除をしてくれるんじゃないの?これじゃ顔とお尻以外はキレイにできないじゃないか。
不思議に思いながら彼を見つめていると、彼は親指の溝や指の隙間に余っていたローションを綿棒でぬぐった。しかし、その動きはお掃除というより綿棒を浸らせているように見える。水分を含んだ綿棒はだんだんと肥大化していく。
『よし。よさそうだ』
「ひっ…」
その声が聞こえたと同時に僕のお尻につやつやと膨らんだ綿棒があてがわれた。その気持ち悪さに僕は思わず悲鳴をあげた。
お尻の割れ目をなぞっていた綿棒が穴を目指してグッと押し込まれた。それでも彼が諦める様子はない。入るわけがない!そもそもそこは入れる場所じゃないんだぞ。
「ぐ…っ…!離せっ!離せってば!」
『力を抜きなさい。小さいものだから君でも大丈夫だろう』
やめてくれないし目的すらわからない。僕はこのまま綿棒に貫かれて死んでしまうじゃないか、なんて思うと呼吸もままならない。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔ではうまく呼吸ができなくなってきた。苦しくて仕方なくなった僕は大きく口を開いて空気を吸い込む。その瞬間、グリグリとねじ込まれそうになっていた綿棒がお尻の穴にツポッと入ってしまった。
「あっ…」
僕の頭は恐怖と混乱で真っ白になって叫び声すら出なかった。
『よしよし。ようやく入ったな』
間髪入れずくぽくぽと出し入れされる。穴がヒリヒリと痛む。体内を摩擦される感覚に痛くて苦しい。僕のお尻はもう閉じなくなっちゃうんじゃないだろうか?
「ぁ"…あ"あっ!…あっ!?…ぷ、…うぅ"~!!」
お尻の中へ入れられるたびに内臓が押されて断末魔にも似た声が漏れる。怖い、痛い、苦しい。
『ああ可哀想に…!だが大丈夫だ、すぐに気持ちよくなれるようになるさ』
彼の手が止まることはない。僕は為すすべもなく彼に弄ばれた。
この日から僕の地獄は加速していくことになる。
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