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ヒトのキョウカイ1巻(異世界転生したら未来でした)
30 (ナオト死す)
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外円部から救援に来たDLがワームの死骸を退かし、巨大なクレーン車を通す。
クレーン車は、ワームが開けたエレベーター下の穴から2層に炭素繊維のワイヤーを下ろす。
ワイヤーにDL用のブレーキ用車輪を取り付け、DL部隊が降下して行く…。
重力に引かれブレーキをかけつつも高速で降下して行った。
2層に着地したDLはすぐさま銃を構え、広がってワームを駆除しつつ、降下部隊の安全を確保する。
通常ならこんな降下方法はやらないんだが、エレベーターで往復して降下するより明らかに早い…。
今回都市の修復の際に現場の意見として提案してみるか…。
ボロボロのDLをから乗り換え、ワイヤーで降りてきたジェニーがすぐさま指示を飛ばす。
「オレ達の目的は3層へのエレベーターの防衛だ。
ワームも分散し始めている……まとめて駆除しないと面倒な事になるぞ!」
今まで集団で突撃をしていたワームが分散し始め、個体の生き残りを優先し始めた。
おそらくは勝てるだろう…。
だが3層に行ったワームを駆除出来るかで戦況は大きく変わる…。
「クオリア…頼む」
ナオ機の黒鋼が走る…。
その隣でクオリアがワームを切り裂き、トヨカズ機は後方から支援射撃をする。
クオリアがボックスライフルを召喚し、銃を受け取った事で トヨカズ機は次々とワームを駆除していく。
目指すは3層…発電区画。
『ここから侵入したのか…。』
クオリアは侵入箇所を見つけ、エレベーターシャフトのワイヤーを確認する。
『ワイヤーは生きている…行くぞ』
クオリアは飛び降り、暗がりの内部を照らしながら降下し、ナオ機とトヨカズ機はワイヤーを握りDLの手でブレーキをしつつ降下した。
「うわぁー手が焼けるぅ」
摩擦力の高いワイヤーを最低限のブレーキをかけつつ降下する。
が…ステータスが黄色だった手が赤に変わる。
もう器用な事は出来ない。
各ハードポイントに装着されていた4つの予備シャベルも戦闘で使い潰し残りは1本だ。
腰のハードポイントには新しく2つのボックスライフルが装着されており弾は合計240発。
発電区画には概算数百のワームが発電区画に体当たりをしており、発電所の隔壁がいくつか破られている。
「片っ端からやるぞ。前衛はナオ、後衛はトヨカズ…私は別でやる」
『あいよ』
発電所が近くにある為、高火力攻撃は使えない。
クオリアの手が光りエネルギーの刃を形成し、飛んだ状態でワームに接近し手刀で切断していく。
「クソっ数が多い…。」
ナオ機はワームをシャベルで刺しながら、腰のボックスライフルから1発ずつ放つ…。
後衛のトヨカズは、正確にワームの脚を狙い撃ち動きを止める…。
キル数自体は少ないがオレが戦い易いように立ちまわってくれるトヨカズは最高の相棒だ。
『マズイ…地熱発電所の内部にも侵入してやがる…。
ヘタすると施設が無事でも扱える奴がいなくなるかもな。』
「とは言っても……ある程度は片づけないと……狭い内部での戦闘はこちらも不利だぁ」
急旋回でワーム回避し、旋回の威力を殺さずシャベルでワームを叩き切る。
トヨカズが次のワームを『脚止め』し、ナオがトドメを刺し 次に向かう。
3層到達から10分。
ナオ達の活躍もあり、3層のワームが片付き 3人が集合する。
「私は発電所内部のワームを駆除しにに向かう…ナオは?」
『すまないが、オレはリタイアだ黒鋼のガタが来た。』
コクピットフレームはグリーンだが、他はすべてレッド…。
機体負荷を全体にバランス良く負い、最後の最後まで使い切った…戦闘は不可能だ。
『ならオレが相棒をしよう』
「分かったトヨカズ…付いて来てくれ…後衛を頼む」
『おう』
そうトヨカズが答える…が、
3層に地震が起き、3人は警戒する…鳴り続ける地震は次第に大きくなり、明らかに通常の地震ではない。
「マズイ、上だ!」
3層の100m上のにある天井が抜け落ち、2層の地面が落ちてくる。
落下地点はここ…未来予測システムが警告を出し、トヨカズは脊髄反射の如く退避する。
「何やっている早く逃げろ!」
バック走行をしながらトヨカズは言うが…2人は動かない。
2層が崩れた…。
落下してくる瓦礫はここと、地熱発電所
クオリアは機械翼が消滅させ、両手を伸ばし魔法陣を展開して、発電所上空の瓦礫に向かって撃つ。
プログラムはガトリングガン…弾種は端末弾《ターミナルバレット》毎分1500発は出せる…が残された時間は10秒…250発しか出せない。
1秒で25発の弾を生成し、それを発射…目標までの誘導に、目標の分解…。
事前準備無しでクオリアが出来るほぼ上限の計算力を使い、瓦礫を分解する。
クオリアの隣に瓦礫が落ちる…まだ大丈夫、ここに落ちるのは5秒後…。
高処理で発生した熱を排出する為、クオリアの長い髪が熱を持って赤く光始める。
目標との間に瓦礫の弾幕が生成され、命中率が下がる。
弾を移動中に分解が発動するように変更し、弾幕を消滅、貫通させて目標に命中させるが…。
処理負担が3倍になり、赤い髪が量子光の色の緑色に染まり、量子光を排気するように勢いよく後方に飛んでいく。
射線が通っている弾と通らない弾を瞬時に識別…1発ごとに切り替えるプログラムを1秒で作り、内部シミュレートで動作確認し即座に実行して処理を減らす。
残り1秒で先ほどOFFにした分解プログラムをONして全身にまとい…振ってくる大量の瓦礫を無力化する。
そして…9秒…10…ッ
未来予測システムが警告し、退避しようとするが脚が思い通りに動かない。
機体プログラムが破損個所込みで入出力信号を調整し『まだマシ』の状態に近づける。
足首の固定…人工筋肉が断線箇所を迂回して出力を上げ無理やり動かすが…。
退避《たいひ》まで間に合わない…。
オレの死は確定した。
なら…ナオ機は最後の力を振り絞り『自分が死ぬことを前提で発電施設の瓦礫を消滅させていた』クオリアに覆《おお》い被《かぶ》さる。
目の前にいるクオリアは端末に過ぎず、クオリアの本体はそれを繋げるネットワークだ。
消滅してもすぐに新しい義体に移り、いつもの無表情で話しかけてくれるだろう。
だけど1カ月間友人でいてくれた、このクオリアをオレは壊したくない。
予想外だ…。
ナオは退避《たいひ》すると思っていた。
『私の本体は私を繋ぐネットワークであり個体には大きな価値が無い。』と言ってたからだ。
そうか『私と言う個体』を気に入ってくれたのか…。
ナオ機が覆《おお》い被《かぶ》さり、機体のコクピットブロックの先が分解されコクピットに座るナオと目が合った。
死ぬ気は無かったんだ…。
クオリアを守る為に覆《おお》い被《かぶ》さったが、光のシールドを展開されナオの目の前が分解される。
馬鹿だな最強のクオリアが死ぬ訳ないのに…。
黒鋼の手足の力を入れ、瓦礫を受け止める。
瓦礫の重さは大小合わせ数十トン…例え被弾していないS級複合装甲でも受け止められない。
後はもうこの580年の装甲技術の向上に期待するしかない。
瓦礫に押されナオ機がクオリアに近づき、DLの装甲が分解されていく。
緊急展開しやすいドーム型に設定したのが間違いだった。
展開解除、ナオを含め再展開に2秒…間に合わない。
でも死なせる訳にも行かない。
この状況頼れる者は神しかいない。
『デウス・エクス・マキナ』、ナオに確率補正を…。
想いの力は 物理現象に影響する…でもその確率補正は僅《わず》かだ。
クオリアは分解プログラムを解除する…コクピットブロックが傾き落ちてくる。
まだ…まだ展開出来ない。
だが…神頼みが利いたのか接続部分に瓦礫が当たりパーツが外れ、
コクピットごとナオが頭から突っ込んで来る…。
『頭だけ』は救える…そう結論付けた。
ナオの首が展開範囲に入った瞬間、分解プログラムを展開…。
ナオの首から下が分解されて コクピットが分解し、大量に上から降ってくる瓦礫を分解し、頭がクオリアの元に転がる。
「待ってろ今助ける…。」
頭部の予備酸素タンクで1分は持つ…。
クオリアは義体用の酸素タンクを5秒で生成し、酸素タンクのケーブルを脳に繋がっている酸素ケーブルに接続し、熱を加え瞬時に癒着させ固定。
これで脳死は防げる…あとは維持用の栄養剤を…。
クオリアの手が止まる…。
「……そう言う事か。」
首を切断された…なのに意識はある。
人は首を切断されてもしばらくは生きられてると言う。
確か心肺停止の時は2分以内に処置すれば助かると聞いたっけ?
でもそれって低酸素状態だよな…首切断された時はどうなるんだ?
頭が転がりクオリアの足が見える…まだ目は動く…「待ってろ今助ける…。」耳もまだ使える。
感覚はないが首にケーブルが差し込まれる。
クオリアはオレを助けるつもりらしい。
「……そう言う事か。」
クオリアは数秒考え、オレの頭に…いや額に手を当てる。
最後に見た光景は指の隙間から見えるクオリアの悲しい表情だった。
「ナオ!!…クオリア!!」
瓦礫の山が覆いかぶさり、クオリアとナオが生き埋めになる。
駆け寄ろうとするが…。
『こちらクオリア、私は無傷、ナオが重傷、今処置している…。
残念だが私もリタイアだ後は任せる。』
大量の瓦礫に埋まり、流石《さすが》のクオリアも身動きが取れない…。
しかもその状態で重症のナオの手当てをしているんだ。
「分かったナオを頼む。」
トヨカズ機は近づいて来たワームを片付け、発電施設に向かった。
クレーン車は、ワームが開けたエレベーター下の穴から2層に炭素繊維のワイヤーを下ろす。
ワイヤーにDL用のブレーキ用車輪を取り付け、DL部隊が降下して行く…。
重力に引かれブレーキをかけつつも高速で降下して行った。
2層に着地したDLはすぐさま銃を構え、広がってワームを駆除しつつ、降下部隊の安全を確保する。
通常ならこんな降下方法はやらないんだが、エレベーターで往復して降下するより明らかに早い…。
今回都市の修復の際に現場の意見として提案してみるか…。
ボロボロのDLをから乗り換え、ワイヤーで降りてきたジェニーがすぐさま指示を飛ばす。
「オレ達の目的は3層へのエレベーターの防衛だ。
ワームも分散し始めている……まとめて駆除しないと面倒な事になるぞ!」
今まで集団で突撃をしていたワームが分散し始め、個体の生き残りを優先し始めた。
おそらくは勝てるだろう…。
だが3層に行ったワームを駆除出来るかで戦況は大きく変わる…。
「クオリア…頼む」
ナオ機の黒鋼が走る…。
その隣でクオリアがワームを切り裂き、トヨカズ機は後方から支援射撃をする。
クオリアがボックスライフルを召喚し、銃を受け取った事で トヨカズ機は次々とワームを駆除していく。
目指すは3層…発電区画。
『ここから侵入したのか…。』
クオリアは侵入箇所を見つけ、エレベーターシャフトのワイヤーを確認する。
『ワイヤーは生きている…行くぞ』
クオリアは飛び降り、暗がりの内部を照らしながら降下し、ナオ機とトヨカズ機はワイヤーを握りDLの手でブレーキをしつつ降下した。
「うわぁー手が焼けるぅ」
摩擦力の高いワイヤーを最低限のブレーキをかけつつ降下する。
が…ステータスが黄色だった手が赤に変わる。
もう器用な事は出来ない。
各ハードポイントに装着されていた4つの予備シャベルも戦闘で使い潰し残りは1本だ。
腰のハードポイントには新しく2つのボックスライフルが装着されており弾は合計240発。
発電区画には概算数百のワームが発電区画に体当たりをしており、発電所の隔壁がいくつか破られている。
「片っ端からやるぞ。前衛はナオ、後衛はトヨカズ…私は別でやる」
『あいよ』
発電所が近くにある為、高火力攻撃は使えない。
クオリアの手が光りエネルギーの刃を形成し、飛んだ状態でワームに接近し手刀で切断していく。
「クソっ数が多い…。」
ナオ機はワームをシャベルで刺しながら、腰のボックスライフルから1発ずつ放つ…。
後衛のトヨカズは、正確にワームの脚を狙い撃ち動きを止める…。
キル数自体は少ないがオレが戦い易いように立ちまわってくれるトヨカズは最高の相棒だ。
『マズイ…地熱発電所の内部にも侵入してやがる…。
ヘタすると施設が無事でも扱える奴がいなくなるかもな。』
「とは言っても……ある程度は片づけないと……狭い内部での戦闘はこちらも不利だぁ」
急旋回でワーム回避し、旋回の威力を殺さずシャベルでワームを叩き切る。
トヨカズが次のワームを『脚止め』し、ナオがトドメを刺し 次に向かう。
3層到達から10分。
ナオ達の活躍もあり、3層のワームが片付き 3人が集合する。
「私は発電所内部のワームを駆除しにに向かう…ナオは?」
『すまないが、オレはリタイアだ黒鋼のガタが来た。』
コクピットフレームはグリーンだが、他はすべてレッド…。
機体負荷を全体にバランス良く負い、最後の最後まで使い切った…戦闘は不可能だ。
『ならオレが相棒をしよう』
「分かったトヨカズ…付いて来てくれ…後衛を頼む」
『おう』
そうトヨカズが答える…が、
3層に地震が起き、3人は警戒する…鳴り続ける地震は次第に大きくなり、明らかに通常の地震ではない。
「マズイ、上だ!」
3層の100m上のにある天井が抜け落ち、2層の地面が落ちてくる。
落下地点はここ…未来予測システムが警告を出し、トヨカズは脊髄反射の如く退避する。
「何やっている早く逃げろ!」
バック走行をしながらトヨカズは言うが…2人は動かない。
2層が崩れた…。
落下してくる瓦礫はここと、地熱発電所
クオリアは機械翼が消滅させ、両手を伸ばし魔法陣を展開して、発電所上空の瓦礫に向かって撃つ。
プログラムはガトリングガン…弾種は端末弾《ターミナルバレット》毎分1500発は出せる…が残された時間は10秒…250発しか出せない。
1秒で25発の弾を生成し、それを発射…目標までの誘導に、目標の分解…。
事前準備無しでクオリアが出来るほぼ上限の計算力を使い、瓦礫を分解する。
クオリアの隣に瓦礫が落ちる…まだ大丈夫、ここに落ちるのは5秒後…。
高処理で発生した熱を排出する為、クオリアの長い髪が熱を持って赤く光始める。
目標との間に瓦礫の弾幕が生成され、命中率が下がる。
弾を移動中に分解が発動するように変更し、弾幕を消滅、貫通させて目標に命中させるが…。
処理負担が3倍になり、赤い髪が量子光の色の緑色に染まり、量子光を排気するように勢いよく後方に飛んでいく。
射線が通っている弾と通らない弾を瞬時に識別…1発ごとに切り替えるプログラムを1秒で作り、内部シミュレートで動作確認し即座に実行して処理を減らす。
残り1秒で先ほどOFFにした分解プログラムをONして全身にまとい…振ってくる大量の瓦礫を無力化する。
そして…9秒…10…ッ
未来予測システムが警告し、退避しようとするが脚が思い通りに動かない。
機体プログラムが破損個所込みで入出力信号を調整し『まだマシ』の状態に近づける。
足首の固定…人工筋肉が断線箇所を迂回して出力を上げ無理やり動かすが…。
退避《たいひ》まで間に合わない…。
オレの死は確定した。
なら…ナオ機は最後の力を振り絞り『自分が死ぬことを前提で発電施設の瓦礫を消滅させていた』クオリアに覆《おお》い被《かぶ》さる。
目の前にいるクオリアは端末に過ぎず、クオリアの本体はそれを繋げるネットワークだ。
消滅してもすぐに新しい義体に移り、いつもの無表情で話しかけてくれるだろう。
だけど1カ月間友人でいてくれた、このクオリアをオレは壊したくない。
予想外だ…。
ナオは退避《たいひ》すると思っていた。
『私の本体は私を繋ぐネットワークであり個体には大きな価値が無い。』と言ってたからだ。
そうか『私と言う個体』を気に入ってくれたのか…。
ナオ機が覆《おお》い被《かぶ》さり、機体のコクピットブロックの先が分解されコクピットに座るナオと目が合った。
死ぬ気は無かったんだ…。
クオリアを守る為に覆《おお》い被《かぶ》さったが、光のシールドを展開されナオの目の前が分解される。
馬鹿だな最強のクオリアが死ぬ訳ないのに…。
黒鋼の手足の力を入れ、瓦礫を受け止める。
瓦礫の重さは大小合わせ数十トン…例え被弾していないS級複合装甲でも受け止められない。
後はもうこの580年の装甲技術の向上に期待するしかない。
瓦礫に押されナオ機がクオリアに近づき、DLの装甲が分解されていく。
緊急展開しやすいドーム型に設定したのが間違いだった。
展開解除、ナオを含め再展開に2秒…間に合わない。
でも死なせる訳にも行かない。
この状況頼れる者は神しかいない。
『デウス・エクス・マキナ』、ナオに確率補正を…。
想いの力は 物理現象に影響する…でもその確率補正は僅《わず》かだ。
クオリアは分解プログラムを解除する…コクピットブロックが傾き落ちてくる。
まだ…まだ展開出来ない。
だが…神頼みが利いたのか接続部分に瓦礫が当たりパーツが外れ、
コクピットごとナオが頭から突っ込んで来る…。
『頭だけ』は救える…そう結論付けた。
ナオの首が展開範囲に入った瞬間、分解プログラムを展開…。
ナオの首から下が分解されて コクピットが分解し、大量に上から降ってくる瓦礫を分解し、頭がクオリアの元に転がる。
「待ってろ今助ける…。」
頭部の予備酸素タンクで1分は持つ…。
クオリアは義体用の酸素タンクを5秒で生成し、酸素タンクのケーブルを脳に繋がっている酸素ケーブルに接続し、熱を加え瞬時に癒着させ固定。
これで脳死は防げる…あとは維持用の栄養剤を…。
クオリアの手が止まる…。
「……そう言う事か。」
首を切断された…なのに意識はある。
人は首を切断されてもしばらくは生きられてると言う。
確か心肺停止の時は2分以内に処置すれば助かると聞いたっけ?
でもそれって低酸素状態だよな…首切断された時はどうなるんだ?
頭が転がりクオリアの足が見える…まだ目は動く…「待ってろ今助ける…。」耳もまだ使える。
感覚はないが首にケーブルが差し込まれる。
クオリアはオレを助けるつもりらしい。
「……そう言う事か。」
クオリアは数秒考え、オレの頭に…いや額に手を当てる。
最後に見た光景は指の隙間から見えるクオリアの悲しい表情だった。
「ナオ!!…クオリア!!」
瓦礫の山が覆いかぶさり、クオリアとナオが生き埋めになる。
駆け寄ろうとするが…。
『こちらクオリア、私は無傷、ナオが重傷、今処置している…。
残念だが私もリタイアだ後は任せる。』
大量の瓦礫に埋まり、流石《さすが》のクオリアも身動きが取れない…。
しかもその状態で重症のナオの手当てをしているんだ。
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