⊕ヒトのキョウカイ⊕【未来転生したオレは、星を軽くぶっ壊すチート機械少女と共にこの幻実(せかい)で生きて行く…。】

Nao

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ヒトのキョウカイ3巻(時給より安い命)

02 (利害の一致)

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 ワームと外交交渉する?
 無理だろう…。
 何せ交渉する為の外交官がワームから派遣されて無い状態で、戦争が始まったんだ。
 そもそも交渉相手がいないし、恐らく話せても今回の戦争は 殲滅せんめつ戦争だ。
 お互いの勝利条件が 相手種族の全滅なので、双方が生き残る為に 経済がボロボロになっても相手の殲滅せんめつを優先させる。
 この状態での交渉は無意味だ。

「ワームの個体数は いくつになるでしょうか?」
 ドラムのジムが コンパチに聞く。
「水中を移動しているので誤差は出ると思いますが…『推定2万』です。」
「2万ですか…ならこちらの戦力で十分に防衛可能だと判断します。
 どの道、部隊を編成してたら間に合いません…。
 エルダーコンパチ、ワームの戦闘データを貰えますか?」
「ええ、もちろん」
「感謝します」
「『スレイブロイドファクトリー』私も参加して良いだろうか?
 友好国として 支援したい。」
 手を挙げ立ち上がったのは クオリアだ。
 スレイブロイドファクトリーは、エクスマキナ都市の子会社になる生産都市だ。
 ここが破壊された場合、エクスマキナ都市にも 少なからず損害が出る。
「ワームに学習される危険性がある為、戦闘は許可できません。
 ですが、観測手が必要だとも考えています。」
「なら私がやりましょう」

「という訳で、私は『スレイブロイドファクトリー』に向かう。
 皆は エアトラS2で砦学園都市に戻ってくれ」
 部屋を出て歩きながらクオリアは皆に言う。
「いや…何で 皆で行こうとしないんだよ。」
 隣のジガが言う。
「クオリアは単独戦闘が好きだからな…チームを組む事自体 向かない。
 とは言ってもな…。
 丁度《ちょうど》、ワームを生で観測したいと思ってたんだ…新鮮なサンプルも手に入るしな。」
 ハルミが言う。
「なら ついでにエアトラS2の整備もしよう…そろそろ耐熱パネルがイエローになるんだろう…。」
 ジガが、整備計画を前倒しにして『スレイブロイドファクトリー』に行こうとする。
 オーバーホールレベルなら 行くのも分かるのだが…今回の整備はここでも楽に出来る物だ。
「エレクトロンじゃなきゃ介入出来るんだろ…。
 オレも行くさ…ドラムの都市も見て見たいしな。」
 今度は トヨカズだ。
「DLが積んで無いから戦えないだろう…。
 まぁ『エクスマキナ』で積み込めるなら、オレも戦えるが…。
 つーか観測者《パートナー》を置いて何処《どこ》に行く気だ!」
 ナオだ。
「はいはぁい…見聞を広げるなら、他の都市にも行って見た~い」
 レナが明るく答える…。
 それぞれが 理由をでっち上げ、クオリアと目的が たまたま合ったように振る舞う。
「ロウは?」
「面白そう、ついてく」
「試作した量子フライトユニット…。
 動作自体は完璧なのですが、実践での使用データがまだなのです。
 ナオさんがテストパイロットをやって下さるなら、DL2機をフル装備で譲渡《じょうと》しますが…どうでしょうか?」
 話を聞いていたエルダーが 後ろから速足でやってくる。
「こちらは、実践テストされていない機材で命をかけて戦うんですよ…。
 トニー通貨で危険手当を付けてください。
 『スレイブロイドファクトリー』は友好国なのでしょ」
「交渉がお上手で…分かりました。
 砦学園都市の相場金額を追加でお支払いしましょう。」
「よし、そうこなくちゃ」
 ナオがワザとらしく、やる気だ。
 兵器の信頼性を最優先するナオとしては かなり珍しい…。
 いや…皆、明らかにワザとだ。
「…私達も同行しましょう…。
 ピースクラフトと直接交渉をして見れば、戦闘許可が下りるかもしれません。」
「私も里帰りがしたいと思っていた所です…有給は使えますか?」
「さすがに交渉時にいなくなると困ります。
 交渉後、3日以内なら滞在してもいいですが…。」
「感謝します。」
 更にその後ろから天尊とジム…。
 クオリアは 皆を見渡し笑みを浮かべ…。
「まぁ利害の一致じゃ仕方ないか…。
 だが、死んでも責任は取れないからな。」と折れた。
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