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ヒトのキョウカイ4巻(オレいつの間にか子持ちになっていました。)
11 (突然変異機)
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砦祭の準備があるからと言って授業が無くなる訳では無い。
しかも、講師によっては たまに 無茶苦茶な課題が出されるのだから、本当につらい。
「なぁ…あの課題、どうするよ?」
時間は放課後…教室からナオとトヨカズを残し 生徒がいなくなった所でトヨカズが言う。
「どうって…無理だろ『DLを強化する為のアイデアを出せ』なんて…。」
DLは人のように 装備を身に着けて強くなる機体だ。
それ故《ゆえ》に 外付けで強化をする事は出来ても、DLの中身の構造は2020年の最終型から全然変わっていない…。
例えば 普通の兵器なら時間と共に技術レベルが上がり、パーツの性能が上がって 兵器自体が時代遅れになり、使われなくなるか、近代化改修の為の開発が行われるだろう。
が、DLの場合 パーツの規格さえ合っていれば、組み込むだけで機体側がパーツにリミッターをかけて調整してくれる機構がある為、単にパーツを更新するだけで良く、改修に必要な手間が殆《ほとん》ど無い…。
その為、素材の見直しや プログラムのバージョンアップで 性能が上がっているものの 人自体を規格にしている為、殆《ほとん》ど変わっていない。
じゃなかったら、580年ぶりにDLに乗ったオレが あんなに簡単に動かせる訳がないんだ。
「え?無理?…結構改造の余地はあると思うんだが…。」
トヨカズは言う。
「例えば?」
オレはトヨカズの予想外のセリフに驚きつつ聞く。
「機体にAQBを積んでみるとか…。
稼働時間と回せる出力が上がるぞ」
トヨカズは 特に考えも無しに言ってくる。
「確かにそうだが…で、何処に積み込む?
50cmのAQBをDL内に組み込むってスペース上、無理なんだ…。」
DLの内部の余剰スペースは全くない…。
本来6m程度サイズになるはずのDLをあちこち切り詰め、4.5mのサイズまで小型化したからだ。
「なら、バックパックシステムに入れて背中に取り付けるしか無いんじゃないか?」
トヨカズが オレの言っている問題を即座に理解し、代替案を即座に出す。
「現実的な解決策としてそれしか無いんだが 調べた所、AQBは衝撃に弱いらしい。
背中のAQBが被弾したら、中のパーツが散弾銃の弾の様に音速で飛び散るから、DLの内部パーツを根こそぎ破壊して機能停止になりかねない…。
出力を上げるだけなら 銃その物に取り付けた方が何かと安全だ。」
「あーだから スナイパーライフルに取り付けられていたのか…。」
「異常が出たら、すぐに捨てて退避出来るからな…。
でも重量バランスが悪くて、重りを付けてバランスを取っていただろ。
そうなると携帯火器自体の重さと機体のバランスが崩れるから前のめりになる…。
だから、あのライフルは機体の重量がある炎龍しか装備出来ないんだ。
まぁパイロットの技量次第で無理やり使う事は出来るんだろうけど…。」
「システム側で出来ないのか?」
「ある程度はな…。
だけど実際に質量が動いている訳だから どうやっても振り回さる。」
「まぁそうか…そうだよな…。」
「他には案はあるか?」
オレは少し気になり 聞いて見る…。
DLマスターズをやってるだけあって トヨカズの言っている事はそこまで的外れでは無い。
「う~ん
後は…ロボットアニメだとサブアームか?
背中にもう2本の腕を取り付けて銃を撃ったりマガジンを装填したりする機構だな。」
「それは もう やっている…。
オレがトニー王国でテストパイロットをやっていた時にサブアーム構想の突然変異機に散々乗らされたからな…。」
「なんだ…テストパイロットをやってたのか…。」
「1年だけだがな…多分 オレの脳が保存されていたのも それが関連していると思う。
オレは黒鋼の最終型を完成させたテストパイロットだからな…。」
「で、結果はどうだったんだ?」
「今のDLを見れば分かるが サブアーム構想自体は廃止…いや遺伝子は受け継がれたのか?」
「遺伝子?」
「あー機体コンセプトの事だ。
当時のDLは 細かな改修の余地があっても、発想の行き詰まりから 大きな改造が出来なかったんだ…。
つまり遺伝子が洗練され過ぎていて 次世代機の可能性が狭まっている感じだな。
だから ぶっ飛んだ発想の機体を開発する事で、DLの可能性を広げる…これが突然変異機だな。
確かにサブアームは優秀だったし使いこなせればそれなりに強い…。
でも『安い』『使いやすい』がコンセプトのDLとは相性が悪かったんだ…。
実際、採用されてもエース用のバックパックになる位だとオレは思ってたから…。」
「でも遺伝子は次世代DLに残せたんだろ…。」
「ああ…複雑な腕は無くなって 武器ラックになった。
各ハードポイントに弾薬や銃を装着出来て同時に撃つことも出来る。
そもそも、腕や足の接続コネクタ自体もハードポイントで、片腕が無くなっても、コクピットに付いている腕のハードポイントに銃を取り付けられるし、何なら足の変わりに股関節に取り付ける事も出来る。
何処を被弾しても、銃が撃てるようにする設計は 黒鋼の生存性を飛躍的に伸ばしたんだな…。」
この機構のお陰で弾薬のデータ管理や機体に積める兵器や拡張性が更に増え、当時ゲテモノ扱いにされていたコンセプトが、今では普通に運用されている。
「突然変異個体が 他のDLに影響を及ぼしたのか…。」
「そう…とは言っても、大半が淘汰《とうた》される欠陥機なんだがな…。」
生物の突然変異と同じで大半は環境適用出来ない欠陥機なのだが、ごく稀にこう言ったようにDL全体に影響を出す個体が発生する。
その一見無駄に見える事に 価値があると考え、予算と人員を割り当て続ける事が出来るトニー王国だからこそ、この機体が完成したんだ。
「じゃあ、ナオは何か無いのか?」
今度はトヨカズが聞いてくる。
「う~ん…。
実際コイルガンでも 威力としては十分だしな…。
レーザーや荷電粒子砲も実装可能なんだろうが、それをワームが学習したら、亜光速の弾をDLで避けないと いけなくなるから使えないだろ…。
しかもDLの装甲は衝撃なんかの物理攻撃には強いが、熱には比較的弱いからな…。」
装甲に受けた運動エネルギーをダイラタンシー流体の特性を持つ耐弾ジェルが 受け止め、熱変換する事で銃弾の威力を大幅に減衰させる。
ただ 半固体なので、一度に大量に熱を得て気化した場合、膨張して装甲が弾け飛んでしまう…。
熱攻撃の1撃は如何《どう》にか防げるだろうが、装甲は役に立たない程ボロボロになってしまう。
「そうか…ワームが対応して来た場合も考えないと行けないのか…。」
相手の事も考え 実弾弾を使用し、こちらの装甲で受け止められるレベルまで火力を抑《おさ》えるしかない。
「それでも、結局、破局を伸ばして1~2年…。
多分最後はワームじゃなくて共食いを起こして地球上の人類が絶滅するんだろうな…。」
「共食いか…。」
「まぁ そんな訳で今のままで十分って書くしか無いのな…。」
「しょうがないか…。」
その後 オレとトヨカズの連名で強化プランの問題点を出し レポートを出した。
結局、素材その物を性能の良い物に変えるしかないのと ワームが対応して来た事を想定して、実弾系の武器しか使えない事…それ位しか書けなかった。
しかも、講師によっては たまに 無茶苦茶な課題が出されるのだから、本当につらい。
「なぁ…あの課題、どうするよ?」
時間は放課後…教室からナオとトヨカズを残し 生徒がいなくなった所でトヨカズが言う。
「どうって…無理だろ『DLを強化する為のアイデアを出せ』なんて…。」
DLは人のように 装備を身に着けて強くなる機体だ。
それ故《ゆえ》に 外付けで強化をする事は出来ても、DLの中身の構造は2020年の最終型から全然変わっていない…。
例えば 普通の兵器なら時間と共に技術レベルが上がり、パーツの性能が上がって 兵器自体が時代遅れになり、使われなくなるか、近代化改修の為の開発が行われるだろう。
が、DLの場合 パーツの規格さえ合っていれば、組み込むだけで機体側がパーツにリミッターをかけて調整してくれる機構がある為、単にパーツを更新するだけで良く、改修に必要な手間が殆《ほとん》ど無い…。
その為、素材の見直しや プログラムのバージョンアップで 性能が上がっているものの 人自体を規格にしている為、殆《ほとん》ど変わっていない。
じゃなかったら、580年ぶりにDLに乗ったオレが あんなに簡単に動かせる訳がないんだ。
「え?無理?…結構改造の余地はあると思うんだが…。」
トヨカズは言う。
「例えば?」
オレはトヨカズの予想外のセリフに驚きつつ聞く。
「機体にAQBを積んでみるとか…。
稼働時間と回せる出力が上がるぞ」
トヨカズは 特に考えも無しに言ってくる。
「確かにそうだが…で、何処に積み込む?
50cmのAQBをDL内に組み込むってスペース上、無理なんだ…。」
DLの内部の余剰スペースは全くない…。
本来6m程度サイズになるはずのDLをあちこち切り詰め、4.5mのサイズまで小型化したからだ。
「なら、バックパックシステムに入れて背中に取り付けるしか無いんじゃないか?」
トヨカズが オレの言っている問題を即座に理解し、代替案を即座に出す。
「現実的な解決策としてそれしか無いんだが 調べた所、AQBは衝撃に弱いらしい。
背中のAQBが被弾したら、中のパーツが散弾銃の弾の様に音速で飛び散るから、DLの内部パーツを根こそぎ破壊して機能停止になりかねない…。
出力を上げるだけなら 銃その物に取り付けた方が何かと安全だ。」
「あーだから スナイパーライフルに取り付けられていたのか…。」
「異常が出たら、すぐに捨てて退避出来るからな…。
でも重量バランスが悪くて、重りを付けてバランスを取っていただろ。
そうなると携帯火器自体の重さと機体のバランスが崩れるから前のめりになる…。
だから、あのライフルは機体の重量がある炎龍しか装備出来ないんだ。
まぁパイロットの技量次第で無理やり使う事は出来るんだろうけど…。」
「システム側で出来ないのか?」
「ある程度はな…。
だけど実際に質量が動いている訳だから どうやっても振り回さる。」
「まぁそうか…そうだよな…。」
「他には案はあるか?」
オレは少し気になり 聞いて見る…。
DLマスターズをやってるだけあって トヨカズの言っている事はそこまで的外れでは無い。
「う~ん
後は…ロボットアニメだとサブアームか?
背中にもう2本の腕を取り付けて銃を撃ったりマガジンを装填したりする機構だな。」
「それは もう やっている…。
オレがトニー王国でテストパイロットをやっていた時にサブアーム構想の突然変異機に散々乗らされたからな…。」
「なんだ…テストパイロットをやってたのか…。」
「1年だけだがな…多分 オレの脳が保存されていたのも それが関連していると思う。
オレは黒鋼の最終型を完成させたテストパイロットだからな…。」
「で、結果はどうだったんだ?」
「今のDLを見れば分かるが サブアーム構想自体は廃止…いや遺伝子は受け継がれたのか?」
「遺伝子?」
「あー機体コンセプトの事だ。
当時のDLは 細かな改修の余地があっても、発想の行き詰まりから 大きな改造が出来なかったんだ…。
つまり遺伝子が洗練され過ぎていて 次世代機の可能性が狭まっている感じだな。
だから ぶっ飛んだ発想の機体を開発する事で、DLの可能性を広げる…これが突然変異機だな。
確かにサブアームは優秀だったし使いこなせればそれなりに強い…。
でも『安い』『使いやすい』がコンセプトのDLとは相性が悪かったんだ…。
実際、採用されてもエース用のバックパックになる位だとオレは思ってたから…。」
「でも遺伝子は次世代DLに残せたんだろ…。」
「ああ…複雑な腕は無くなって 武器ラックになった。
各ハードポイントに弾薬や銃を装着出来て同時に撃つことも出来る。
そもそも、腕や足の接続コネクタ自体もハードポイントで、片腕が無くなっても、コクピットに付いている腕のハードポイントに銃を取り付けられるし、何なら足の変わりに股関節に取り付ける事も出来る。
何処を被弾しても、銃が撃てるようにする設計は 黒鋼の生存性を飛躍的に伸ばしたんだな…。」
この機構のお陰で弾薬のデータ管理や機体に積める兵器や拡張性が更に増え、当時ゲテモノ扱いにされていたコンセプトが、今では普通に運用されている。
「突然変異個体が 他のDLに影響を及ぼしたのか…。」
「そう…とは言っても、大半が淘汰《とうた》される欠陥機なんだがな…。」
生物の突然変異と同じで大半は環境適用出来ない欠陥機なのだが、ごく稀にこう言ったようにDL全体に影響を出す個体が発生する。
その一見無駄に見える事に 価値があると考え、予算と人員を割り当て続ける事が出来るトニー王国だからこそ、この機体が完成したんだ。
「じゃあ、ナオは何か無いのか?」
今度はトヨカズが聞いてくる。
「う~ん…。
実際コイルガンでも 威力としては十分だしな…。
レーザーや荷電粒子砲も実装可能なんだろうが、それをワームが学習したら、亜光速の弾をDLで避けないと いけなくなるから使えないだろ…。
しかもDLの装甲は衝撃なんかの物理攻撃には強いが、熱には比較的弱いからな…。」
装甲に受けた運動エネルギーをダイラタンシー流体の特性を持つ耐弾ジェルが 受け止め、熱変換する事で銃弾の威力を大幅に減衰させる。
ただ 半固体なので、一度に大量に熱を得て気化した場合、膨張して装甲が弾け飛んでしまう…。
熱攻撃の1撃は如何《どう》にか防げるだろうが、装甲は役に立たない程ボロボロになってしまう。
「そうか…ワームが対応して来た場合も考えないと行けないのか…。」
相手の事も考え 実弾弾を使用し、こちらの装甲で受け止められるレベルまで火力を抑《おさ》えるしかない。
「それでも、結局、破局を伸ばして1~2年…。
多分最後はワームじゃなくて共食いを起こして地球上の人類が絶滅するんだろうな…。」
「共食いか…。」
「まぁ そんな訳で今のままで十分って書くしか無いのな…。」
「しょうがないか…。」
その後 オレとトヨカズの連名で強化プランの問題点を出し レポートを出した。
結局、素材その物を性能の良い物に変えるしかないのと ワームが対応して来た事を想定して、実弾系の武器しか使えない事…それ位しか書けなかった。
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