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ヒトのキョウカイ4巻(オレいつの間にか子持ちになっていました。)
13 (2足より4足の方が速い)
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体育の時間…。
ロウ、カズナ、ヒロムは、体操着の姿で100mの短距離走を行っていた。
「位置について…よーい…」
ピー!!
先生が笛を吹き、慣れない2足歩行でロウが100mを走る…。
ロウは いつも4足で走っていたので、慣れない2足での走りだと言う事もあり、良いタイムが出ない…とは言え、同じ5歳の皆よりは圧倒的に速いのだが…。
「流石、獣人…速いじゃないか…。」
だいぶ 遅れてゴールしたヒロムが言う。
「まだ遅い…これじゃあ、食べられる。」
ロウが真面目に言う。
「ロウを食べる奴なんてここには いないさ…。
てかそんな事言ったら、オレらは皆食べられるぞ…。」
「そう、だから 食べられないように 気を付けて」
「はいはい…いざとなったら足を使うよ。
さて…もう一本…行くぞ」
「おう」
「さて…次は100m走の記録を取ります。
成績に響きますので 皆さんしっかりと走ってください。」
先生が言う。
「せんせ、ロウ、4足の方が 速い 4足で良い?」
ロウは先生に聞く。
「なら、ロウさんは2足と4足の2回を記録しましょう…。」
「分かた、ロウ 頑張る」
「位置について…よーい…」
ピー!!
2足で走るロウさんが クラスメイトをすぐに追い抜きゴールする。
記録はジャスト10秒…。
「5歳児でこれだけ出せれば、もう十分だと思うんですけどね…。」
計測を結果をノート型の端末で見ている先生が言う。
そもそも、皆さん20秒から30秒が普通で ロウさんだけが ずば抜けて速い状態です…。
「これでも 母さんから 逃げきれ無い。」
「なるほど…ロウさんは お母さん基準なのですね…。」
最高速度が時速50~60kmにもなる狼のお母さんを見て育ち、弱肉強食の環境で暮らしていた事もあり、ロウさんは速い…。
同じ獣人の子でも この都市では走る機会そのものが少ない為、ここまでの速度は出せません…。
しばらく休憩を取り、最後の100m走にロウが並ぶ…。
他の5人は当然ながら2足歩行…1人獣人の子がいる。
ロウは手を前に出し、4足になる。
この都市では皆2足歩行で走るので、4足のロウを見るのは初めてだろう…。
ロウに指を差して 笑っている子もいる。
「位置について…よーい…」
ピー!!
後ろ足が力強く地面を蹴り上げ、前足が地面を押し、更に身体が前に進む…。
身体が空中を飛び、その間に前足を出す。
「きれい…。」
カズナがつぶやく…。
ロウの美しいフォームは チーターなどに見られる走り方に似ている。
確か…短距離走向けで長距離は向かないんだっけ…。
ロウがゴールする。
結果は…8秒02…時速にして45km程…。
普通の大人でも12秒位かかるし、そもそも5歳でこれだけのスピードを出せる人はいない。
「意外と、早いんだな…。
4足歩行って」
ヒロムが走り終わったロウに言う。
「ロウさん…砦祭の競争に出る気はありますか?」
先生が聞いてくる。
「れーす?」
ロウが意味が分からないと言った顔をする。
「きょうそうのこと…。
10kmのちょうきょりを、みんなで はしって、だれが はやくゴール できるか きめるの」
ロウの隣にいるカズナが説明する。
「おお せんせ ロウやる」
「それじゃあ登録して置きますね…後は…ヒロムさん…。」
「はいい」
ヒロムは少し引きつった顔で答える。
「ヒロムさん…あなたタイムがかなり遅くなりましたね…調子が出なかったのでしょうか?」
先生が分かっていてヒロムに聞く。
「あははは せんせー 流石にアレだけ走ったら普通 バテますって…。」
実際は 評価が純粋なタイムと 学期末にどれだけタイムが縮まったかの成長評価で決まる為、ワザと遅くして 学期末に全力で走って急成長したように見せさせる為だ。
「そうですか…所でレースなのですが…。」
「はい!はい!でまぁす…。ロウと決着付けたいからな…。」
ヒロムは退路をふさがれ、レースの参加を強制させられる。
「なら…私も やろうかな…せんせー、にんずう あいている?」
「大丈夫ですよ…人気が無くて毎年集めるのに苦労する位ですし…。」
「なら 私もレースにでる。
ロウには まけない」
「ロウも 頑張る」
3人はお互いに目を見て手を握り合った…。
「今年は盛り上がりそうですね…。」
先生が嬉しそうにしながら、ノート端末で登録を進めた。
ロウ、カズナ、ヒロムは、体操着の姿で100mの短距離走を行っていた。
「位置について…よーい…」
ピー!!
先生が笛を吹き、慣れない2足歩行でロウが100mを走る…。
ロウは いつも4足で走っていたので、慣れない2足での走りだと言う事もあり、良いタイムが出ない…とは言え、同じ5歳の皆よりは圧倒的に速いのだが…。
「流石、獣人…速いじゃないか…。」
だいぶ 遅れてゴールしたヒロムが言う。
「まだ遅い…これじゃあ、食べられる。」
ロウが真面目に言う。
「ロウを食べる奴なんてここには いないさ…。
てかそんな事言ったら、オレらは皆食べられるぞ…。」
「そう、だから 食べられないように 気を付けて」
「はいはい…いざとなったら足を使うよ。
さて…もう一本…行くぞ」
「おう」
「さて…次は100m走の記録を取ります。
成績に響きますので 皆さんしっかりと走ってください。」
先生が言う。
「せんせ、ロウ、4足の方が 速い 4足で良い?」
ロウは先生に聞く。
「なら、ロウさんは2足と4足の2回を記録しましょう…。」
「分かた、ロウ 頑張る」
「位置について…よーい…」
ピー!!
2足で走るロウさんが クラスメイトをすぐに追い抜きゴールする。
記録はジャスト10秒…。
「5歳児でこれだけ出せれば、もう十分だと思うんですけどね…。」
計測を結果をノート型の端末で見ている先生が言う。
そもそも、皆さん20秒から30秒が普通で ロウさんだけが ずば抜けて速い状態です…。
「これでも 母さんから 逃げきれ無い。」
「なるほど…ロウさんは お母さん基準なのですね…。」
最高速度が時速50~60kmにもなる狼のお母さんを見て育ち、弱肉強食の環境で暮らしていた事もあり、ロウさんは速い…。
同じ獣人の子でも この都市では走る機会そのものが少ない為、ここまでの速度は出せません…。
しばらく休憩を取り、最後の100m走にロウが並ぶ…。
他の5人は当然ながら2足歩行…1人獣人の子がいる。
ロウは手を前に出し、4足になる。
この都市では皆2足歩行で走るので、4足のロウを見るのは初めてだろう…。
ロウに指を差して 笑っている子もいる。
「位置について…よーい…」
ピー!!
後ろ足が力強く地面を蹴り上げ、前足が地面を押し、更に身体が前に進む…。
身体が空中を飛び、その間に前足を出す。
「きれい…。」
カズナがつぶやく…。
ロウの美しいフォームは チーターなどに見られる走り方に似ている。
確か…短距離走向けで長距離は向かないんだっけ…。
ロウがゴールする。
結果は…8秒02…時速にして45km程…。
普通の大人でも12秒位かかるし、そもそも5歳でこれだけのスピードを出せる人はいない。
「意外と、早いんだな…。
4足歩行って」
ヒロムが走り終わったロウに言う。
「ロウさん…砦祭の競争に出る気はありますか?」
先生が聞いてくる。
「れーす?」
ロウが意味が分からないと言った顔をする。
「きょうそうのこと…。
10kmのちょうきょりを、みんなで はしって、だれが はやくゴール できるか きめるの」
ロウの隣にいるカズナが説明する。
「おお せんせ ロウやる」
「それじゃあ登録して置きますね…後は…ヒロムさん…。」
「はいい」
ヒロムは少し引きつった顔で答える。
「ヒロムさん…あなたタイムがかなり遅くなりましたね…調子が出なかったのでしょうか?」
先生が分かっていてヒロムに聞く。
「あははは せんせー 流石にアレだけ走ったら普通 バテますって…。」
実際は 評価が純粋なタイムと 学期末にどれだけタイムが縮まったかの成長評価で決まる為、ワザと遅くして 学期末に全力で走って急成長したように見せさせる為だ。
「そうですか…所でレースなのですが…。」
「はい!はい!でまぁす…。ロウと決着付けたいからな…。」
ヒロムは退路をふさがれ、レースの参加を強制させられる。
「なら…私も やろうかな…せんせー、にんずう あいている?」
「大丈夫ですよ…人気が無くて毎年集めるのに苦労する位ですし…。」
「なら 私もレースにでる。
ロウには まけない」
「ロウも 頑張る」
3人はお互いに目を見て手を握り合った…。
「今年は盛り上がりそうですね…。」
先生が嬉しそうにしながら、ノート端末で登録を進めた。
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