151 / 229
第百五十二話 続・白い悪魔【前編】
しおりを挟む
ギルドのロビーは冒険者たちの喧騒で埋め尽くされている。何故なら週に一回、掲示板には沢山の依頼が張り出される日だからである。上級冒険者はギルドの職員から直接仕事を依頼されることが多いが、低級冒険たちに美味しい仕事を斡旋してくれるほど甘い世界ではない。掲示板で見付けた、安全で少しでも稼ぎの良い依頼をこなすことが、冒険者として長く生き残る手段である。
俺も若い冒険者に混じって、美味しい仕事がないか掲示板と睨めっこを始めた。今日はいつもより多くの依頼が張り出されていたが、ソロで引き受けられる依頼は、意外と少なかった。その中で蛍光茸の採取を依頼している張り紙に目がいく。この植物は名前の如く夜間に青白く光るキノコだ。日が差している日中は傘を閉じ全く目立たないので、(慣れないと)見付けるのが困難なので採取は夜に行われる。夜の行動は浅い森でも危険が伴うので、避けられる傾向があった。
俺はその依頼書を掲示板から引きちぎり、窓口に向かおうとしたとき、マリーサさんの声がギルド内に響いた。
「緊急連絡なので静かにして下さい。この数日、魔の山で何人もの冒険者がホワイトイーズルに襲われています。場所は南の森周辺を中心に目撃されているので、注意して山には入って下さい。詳しい場所を聞きたい方は、窓口で説明させて頂きます」
彼女の説明が終わると、冒険者たちはこの話題でざわついたが、すぐに掲示板の依頼書の話しに立ち戻った。ホワイトイーズルなんて低級冒険者が潜れるぐらいの山では、まず出会うことのない魔獣だ。南の森にさえ近づかなければ、襲われることはないと高を括っている冒険者がほとんどだろう。俺はこいつに一度襲われたので、怖さを十分に知っているので、蛍光茸の採取依頼を諦めるかどうか少しだけ迷った。
「東の森に潜る予定だが、ホワイトイーズルの詳しい情報が欲しい」
「隣接してますが、冒険者が襲われたり、目撃されたりしているのは西寄りの地域ですね。蛍光茸の採集場所とはかなり違うと思います。発表はしていませんが、すでにギルドによる討伐隊の結成が決まっております」
マリーサさんは俺の依頼書を確認しながら説明してくれた。
「この依頼を受けるとしよう」
「それでも夜間の採集なので、気を付けて下さいね」
「そうだな」
俺はいったん家に戻り、森に入るための準備をすることにした。
* * *
昼過ぎに東の森に到着した俺は、蛍光茸が生えてはいないかじっくりと時間を掛けて探すことにした。夜に光るキノコだが、夜間に動き回りリスクを増やすより、採集拠点を先に作ることを優先した。運良く傘の閉じた蛍光茸を見付けたので、そこにテントを広げて夜まで仮眠を取ることにする――
――テントの中で目を覚ますと辺りはもう暗闇に溶けていた。大きな光は魔獣を引き寄せる可能性があるので、行灯に布を被せて光の量をしぼった。すると明かりの届かない地面から青白いキノコがぼーっと光っていた。
当たりを引いた俺は、ほくそ笑みながら蛍光茸を一つ一つ丁寧に狩り取っていく。虫たちの鳴き声をBGM代わりに、静かに作業を続けた。このまま順調に依頼が終えることが出来ると思った矢先、近くでけたたましい鳥の鳴き声が山中に響いた。
警告鳥の鳴き声だ……。この鳥は動物が近づくと、暗闇でも声を出して飛び出す習性がある。危険を知らせてくれるという反面、獲物を狩ろうと近づいたとき、此奴が狩りを台無しにする疫病鳥でもあった。今回は俺にとっては福の神に違いない、ただ、近くにいる何かは貧乏神に間違いなかった。
まだ俺が見つかったわけではないので、行灯の火を消して息を殺す。暗闇に慣れた目は、月明かりで動けないほどではない。
バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、 バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、
落ち葉を踏みしめながら、自分の近くに何かが徐々に間を詰め近づいてくるのが分かった。俺は背中に冷たい物を感じながら薙刀を握りしめる。
一瞬、月が雲に隠れて辺りは真っ暗になる。そして雲がすーと月から離れたとき、俺の前には、月明かりに照らし出された白い悪魔が立っていた。
「ちっ、貧乏神じゃなくて疫病神かよ」
俺は苦々しげに、唾を吐き捨てる。
体毛が真っ白に覆われたホワイトイーズルが、ゆっくりと身体を起こした。体長は二メートルを優に超す。俺を見た白い悪魔は口角を上げ笑い近づいてくる。あのときと全く同じ場面だったが、一つだけ大きく違うことがあった。薙刀を握る手は震えていなかった。
俺は薙刀を片手で持ち直し、右手を革ジャンの中に入れた。するとホワイトイーズルの動きが止まった。まさか同じ奴なのか……。
「くくっ……また臭いをぶちまけてやろうか」
その言葉にホワイトイーズルは強く反応した。俺は白い悪魔との間合いを少し広げるために後ずさりする。白い悪魔はそれをあざ笑うかのように、その距離を簡単に詰めてきた。
その瞬間、ホワイトイーズルは目映い光に覆われる。闇夜に光っていた赤い瞳が消えた。
「スネェェェェェェエエエエエエエエエエエ!」
渾身の一撃をホワイトイーズルの左足に放った。光に目をやられた魔獣は、飛んできた刃を避ける事が出来ずもんどり打って地面に倒れこんだ。その無防備になった顔面に一突きくれてやった。ホワイトイーズルから「グビャ」と骨がひしゃげた音か、叫び声かよく分からない音が出た。薙刀から生命が徐々に失われていく感覚が伝わる。俺は得意のコンボが綺麗に決まったことに心から安堵した。
ホワイトイーズルが完全に死んだのを確認して、地面に転がって辺りを煌々と照らしている、道具を拾い上げた。この道具は簡単な仕組みで、筒の中に光源を入れ、レンズで光の幅を大きくする懐中電灯みたいな装置だった。ただ違うとしたら、光源に龍石を使用した、世界で一番お高い投光器と言えた。
光に照らされたホワイトイーズルの身体は真っ赤に染まり地面に横たわっている。懐から解体用ナイフを取り出し、魔獣の皮を剥ぎ取ろうと動かした。その時ゴロリと小さな白い毛玉が転がった。俺は何気なくそれを拾い上げる。
「ふひゃあっ!」
小さな悲鳴を上げ、その毛玉はよく見ると動物のミイラであった。干からびた身体には、しっぽが付いており、白い悪魔の子供だと推測出来た。それを見てしまった俺は、ホワイトイーズルに刃を入れることが出来なくなった。小さなスコップで浅い穴を堀り、遺体を埋めた。そしてその上から大きく丸い石と、小さな石を並べ置いた。
感傷と言われればそれまでだが、俺は此奴の最後はこれが相応しいと、二つの石に手を合わせた。時間にして一時間にも満たない出来事であったが、半日以上は働き続けた疲労を感じる。しかし重い身体をのろのろと動かしながら、青白く光る蛍光茸を夜明けまで狩り続けた……。そのままもう一泊したかったが、キノコの商品価値を考えると、すぐに換金した方が実入りが大きいのでギルドに戻ることにした。
朝方にも関わらず、ギルドの受付に行列が出来ている。昨日の掲示板の依頼を達成した冒険者たちが、かなりいたらしい。各々の顔には笑顔が宿り、ギルド内は賑わいを見せている。
「はい、次の方」
抑揚のない声でギルド職員が淡々と仕事をこなしている。俺は今日の収穫をカウンターに載せた。
「暫くお待ち下さい……お、おっちゃんさん!」
さっきまで感情のこもってない塩対応だった受付の声が、マリーサさんに変わった。
「なに驚いているんだか……。まあ、お互い朝までご苦労様なこって」
彼女にねぎらいの言葉を掛ける。
「何か危ないことは、ありませんでしたか?」
マリーサさんは優しく微笑んだ。
「何もなかったよ……思いの外、稼ぎが良かったぐらいだ」
そう言って、俺は笑いながらギルドを後にした。
俺も若い冒険者に混じって、美味しい仕事がないか掲示板と睨めっこを始めた。今日はいつもより多くの依頼が張り出されていたが、ソロで引き受けられる依頼は、意外と少なかった。その中で蛍光茸の採取を依頼している張り紙に目がいく。この植物は名前の如く夜間に青白く光るキノコだ。日が差している日中は傘を閉じ全く目立たないので、(慣れないと)見付けるのが困難なので採取は夜に行われる。夜の行動は浅い森でも危険が伴うので、避けられる傾向があった。
俺はその依頼書を掲示板から引きちぎり、窓口に向かおうとしたとき、マリーサさんの声がギルド内に響いた。
「緊急連絡なので静かにして下さい。この数日、魔の山で何人もの冒険者がホワイトイーズルに襲われています。場所は南の森周辺を中心に目撃されているので、注意して山には入って下さい。詳しい場所を聞きたい方は、窓口で説明させて頂きます」
彼女の説明が終わると、冒険者たちはこの話題でざわついたが、すぐに掲示板の依頼書の話しに立ち戻った。ホワイトイーズルなんて低級冒険者が潜れるぐらいの山では、まず出会うことのない魔獣だ。南の森にさえ近づかなければ、襲われることはないと高を括っている冒険者がほとんどだろう。俺はこいつに一度襲われたので、怖さを十分に知っているので、蛍光茸の採取依頼を諦めるかどうか少しだけ迷った。
「東の森に潜る予定だが、ホワイトイーズルの詳しい情報が欲しい」
「隣接してますが、冒険者が襲われたり、目撃されたりしているのは西寄りの地域ですね。蛍光茸の採集場所とはかなり違うと思います。発表はしていませんが、すでにギルドによる討伐隊の結成が決まっております」
マリーサさんは俺の依頼書を確認しながら説明してくれた。
「この依頼を受けるとしよう」
「それでも夜間の採集なので、気を付けて下さいね」
「そうだな」
俺はいったん家に戻り、森に入るための準備をすることにした。
* * *
昼過ぎに東の森に到着した俺は、蛍光茸が生えてはいないかじっくりと時間を掛けて探すことにした。夜に光るキノコだが、夜間に動き回りリスクを増やすより、採集拠点を先に作ることを優先した。運良く傘の閉じた蛍光茸を見付けたので、そこにテントを広げて夜まで仮眠を取ることにする――
――テントの中で目を覚ますと辺りはもう暗闇に溶けていた。大きな光は魔獣を引き寄せる可能性があるので、行灯に布を被せて光の量をしぼった。すると明かりの届かない地面から青白いキノコがぼーっと光っていた。
当たりを引いた俺は、ほくそ笑みながら蛍光茸を一つ一つ丁寧に狩り取っていく。虫たちの鳴き声をBGM代わりに、静かに作業を続けた。このまま順調に依頼が終えることが出来ると思った矢先、近くでけたたましい鳥の鳴き声が山中に響いた。
警告鳥の鳴き声だ……。この鳥は動物が近づくと、暗闇でも声を出して飛び出す習性がある。危険を知らせてくれるという反面、獲物を狩ろうと近づいたとき、此奴が狩りを台無しにする疫病鳥でもあった。今回は俺にとっては福の神に違いない、ただ、近くにいる何かは貧乏神に間違いなかった。
まだ俺が見つかったわけではないので、行灯の火を消して息を殺す。暗闇に慣れた目は、月明かりで動けないほどではない。
バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、 バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、バキ…、
落ち葉を踏みしめながら、自分の近くに何かが徐々に間を詰め近づいてくるのが分かった。俺は背中に冷たい物を感じながら薙刀を握りしめる。
一瞬、月が雲に隠れて辺りは真っ暗になる。そして雲がすーと月から離れたとき、俺の前には、月明かりに照らし出された白い悪魔が立っていた。
「ちっ、貧乏神じゃなくて疫病神かよ」
俺は苦々しげに、唾を吐き捨てる。
体毛が真っ白に覆われたホワイトイーズルが、ゆっくりと身体を起こした。体長は二メートルを優に超す。俺を見た白い悪魔は口角を上げ笑い近づいてくる。あのときと全く同じ場面だったが、一つだけ大きく違うことがあった。薙刀を握る手は震えていなかった。
俺は薙刀を片手で持ち直し、右手を革ジャンの中に入れた。するとホワイトイーズルの動きが止まった。まさか同じ奴なのか……。
「くくっ……また臭いをぶちまけてやろうか」
その言葉にホワイトイーズルは強く反応した。俺は白い悪魔との間合いを少し広げるために後ずさりする。白い悪魔はそれをあざ笑うかのように、その距離を簡単に詰めてきた。
その瞬間、ホワイトイーズルは目映い光に覆われる。闇夜に光っていた赤い瞳が消えた。
「スネェェェェェェエエエエエエエエエエエ!」
渾身の一撃をホワイトイーズルの左足に放った。光に目をやられた魔獣は、飛んできた刃を避ける事が出来ずもんどり打って地面に倒れこんだ。その無防備になった顔面に一突きくれてやった。ホワイトイーズルから「グビャ」と骨がひしゃげた音か、叫び声かよく分からない音が出た。薙刀から生命が徐々に失われていく感覚が伝わる。俺は得意のコンボが綺麗に決まったことに心から安堵した。
ホワイトイーズルが完全に死んだのを確認して、地面に転がって辺りを煌々と照らしている、道具を拾い上げた。この道具は簡単な仕組みで、筒の中に光源を入れ、レンズで光の幅を大きくする懐中電灯みたいな装置だった。ただ違うとしたら、光源に龍石を使用した、世界で一番お高い投光器と言えた。
光に照らされたホワイトイーズルの身体は真っ赤に染まり地面に横たわっている。懐から解体用ナイフを取り出し、魔獣の皮を剥ぎ取ろうと動かした。その時ゴロリと小さな白い毛玉が転がった。俺は何気なくそれを拾い上げる。
「ふひゃあっ!」
小さな悲鳴を上げ、その毛玉はよく見ると動物のミイラであった。干からびた身体には、しっぽが付いており、白い悪魔の子供だと推測出来た。それを見てしまった俺は、ホワイトイーズルに刃を入れることが出来なくなった。小さなスコップで浅い穴を堀り、遺体を埋めた。そしてその上から大きく丸い石と、小さな石を並べ置いた。
感傷と言われればそれまでだが、俺は此奴の最後はこれが相応しいと、二つの石に手を合わせた。時間にして一時間にも満たない出来事であったが、半日以上は働き続けた疲労を感じる。しかし重い身体をのろのろと動かしながら、青白く光る蛍光茸を夜明けまで狩り続けた……。そのままもう一泊したかったが、キノコの商品価値を考えると、すぐに換金した方が実入りが大きいのでギルドに戻ることにした。
朝方にも関わらず、ギルドの受付に行列が出来ている。昨日の掲示板の依頼を達成した冒険者たちが、かなりいたらしい。各々の顔には笑顔が宿り、ギルド内は賑わいを見せている。
「はい、次の方」
抑揚のない声でギルド職員が淡々と仕事をこなしている。俺は今日の収穫をカウンターに載せた。
「暫くお待ち下さい……お、おっちゃんさん!」
さっきまで感情のこもってない塩対応だった受付の声が、マリーサさんに変わった。
「なに驚いているんだか……。まあ、お互い朝までご苦労様なこって」
彼女にねぎらいの言葉を掛ける。
「何か危ないことは、ありませんでしたか?」
マリーサさんは優しく微笑んだ。
「何もなかったよ……思いの外、稼ぎが良かったぐらいだ」
そう言って、俺は笑いながらギルドを後にした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる