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第七話 勇者への依頼
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王宮の一室を勇者の間として、僕が寝泊まりする住居が与えられた。その部屋は貴賓室だったらしく、部屋にある調度品からベッドまで、物の価値など分からない僕でさえ、高級な代物だと分かった。
身体が沈むぐらい柔らかいベッドに身体を預けながら、今日あった出来事を振り返る。魔法はおろか、剣の才能まで持ち合わせた自分の力に笑みがこぼれる。この世界を自分が救うという指名が理解出来た。僕はゲームの主人公になったみたいで嬉しかった。
ナービスさんが数日後、魔王軍との紛争地に僕が派遣されると伝えてくれた。
「勇者様、この剣と防具を使って下さい」
彼女から渡された武具は、聖剣ダーバンと七色の鎧という国の宝具であった。彼女曰く、どちらも魔法が練り込まれており、通常の武器より数十倍の性能があるそうだ。ただしこれを用いて戦える騎士は、この国には誰一人いなかった。
僕は渡された鎧をまとい、聖剣を振ると、それを見たナービスさんは涙した。
「勇者様はやはりこの国を救う英雄です!」
彼女は僕にひざまずいた。その行為を否定するのも面倒くさくなり。彼女が僕のことを使徒扱いすることを受け入れた。
「それで僕は、どこで誰と戦うのですか?」
「ダブラスという村で、魔王軍の一部が占拠しているのですが、その村を奪取して欲しいと願います」
「魔王軍はどのぐらいの人数で、構成されているのでしょうか?」
「二十から三十人と聞いております。ただ、占拠している魔物の種類までは、分かっておりません」
僕は戦争をするのに、あまりにも情報が薄いことに危惧した。
「それで、僕の役割は何でしょうか?」
「もちろん勇者様には。兵を率いて戦って貰います」
自分が訪ねている意図が、彼女には全く理解されていない。どうやら僕の力で簡単に魔王軍を、押し切れると信じているのだろう。
「頑張ります……」
彼女の顔がぱっと明るくなり、僕にお辞儀をして部屋から出て行った。貰った聖剣を軽く振ってみた。見るからに重そうな剣だったが、竹刀のように軽く扱えた。僕はこの剣で魔物を切れるの事を楽しみに寝床についた。
翌日、ナタリアから朝食を用意して貰い食べた後、ナービスさんが訪れた。
「あのー、この剣を試したいので、魔物が出る場所を教えて下さい」
「この世界に、魔物なんていませんよ」
そう言って彼女は笑った。僕は城から出れば、魔物が襲ってくると思っていたので、顔が真っ赤になってしまった。
「魔王軍て人間なんですか?」
「姿は私たちとよく似ている魔人も多いです。基本的には身体の色が青や赤それと緑ですね。それと大きな違いは頭に角が生えています。他には私は見たことは無いのですが動物のような魔人もいるそうです」
僕は国民的RPGゲームで出てくるモンスターを想像した。
「では、動物のようなモンスターが、魔王に使役されているなんてことはないのですか?」
彼女は暫く考えてから
「魔物ではないですが、ドラゴンは魔王軍にいますね」
「トカゲに翼が生えている奴ですか」
「言い得て妙ですね! ただ、トカゲと違い、人以上の知能があると言われております。だから魔物と言うより竜族という扱いです」
「そんな化け物と、この国は戦っているのですね」
そう言って、僕は膝に置いた拳を握りしめていた……。
「ドラゴンの数はかなり少ないので、まず普通の戦場では出てこないです。噂によれば、ドラゴンと魔王軍が戦ったので竜族はほとんど死に絶えたと聞き及んでおります」
ドラゴンが集団で襲ってきたとき、勝ち筋が見えてこなかったので安心する。
「腕試しになるかは分かりませんが、城を出た先の草原には大型の野獣が出るので、狩りをするのはいかがでしょうか?」
ナービスさんは、じっと僕を見つめながら、ピクニックにでも誘うようにそう口にした。
身体が沈むぐらい柔らかいベッドに身体を預けながら、今日あった出来事を振り返る。魔法はおろか、剣の才能まで持ち合わせた自分の力に笑みがこぼれる。この世界を自分が救うという指名が理解出来た。僕はゲームの主人公になったみたいで嬉しかった。
ナービスさんが数日後、魔王軍との紛争地に僕が派遣されると伝えてくれた。
「勇者様、この剣と防具を使って下さい」
彼女から渡された武具は、聖剣ダーバンと七色の鎧という国の宝具であった。彼女曰く、どちらも魔法が練り込まれており、通常の武器より数十倍の性能があるそうだ。ただしこれを用いて戦える騎士は、この国には誰一人いなかった。
僕は渡された鎧をまとい、聖剣を振ると、それを見たナービスさんは涙した。
「勇者様はやはりこの国を救う英雄です!」
彼女は僕にひざまずいた。その行為を否定するのも面倒くさくなり。彼女が僕のことを使徒扱いすることを受け入れた。
「それで僕は、どこで誰と戦うのですか?」
「ダブラスという村で、魔王軍の一部が占拠しているのですが、その村を奪取して欲しいと願います」
「魔王軍はどのぐらいの人数で、構成されているのでしょうか?」
「二十から三十人と聞いております。ただ、占拠している魔物の種類までは、分かっておりません」
僕は戦争をするのに、あまりにも情報が薄いことに危惧した。
「それで、僕の役割は何でしょうか?」
「もちろん勇者様には。兵を率いて戦って貰います」
自分が訪ねている意図が、彼女には全く理解されていない。どうやら僕の力で簡単に魔王軍を、押し切れると信じているのだろう。
「頑張ります……」
彼女の顔がぱっと明るくなり、僕にお辞儀をして部屋から出て行った。貰った聖剣を軽く振ってみた。見るからに重そうな剣だったが、竹刀のように軽く扱えた。僕はこの剣で魔物を切れるの事を楽しみに寝床についた。
翌日、ナタリアから朝食を用意して貰い食べた後、ナービスさんが訪れた。
「あのー、この剣を試したいので、魔物が出る場所を教えて下さい」
「この世界に、魔物なんていませんよ」
そう言って彼女は笑った。僕は城から出れば、魔物が襲ってくると思っていたので、顔が真っ赤になってしまった。
「魔王軍て人間なんですか?」
「姿は私たちとよく似ている魔人も多いです。基本的には身体の色が青や赤それと緑ですね。それと大きな違いは頭に角が生えています。他には私は見たことは無いのですが動物のような魔人もいるそうです」
僕は国民的RPGゲームで出てくるモンスターを想像した。
「では、動物のようなモンスターが、魔王に使役されているなんてことはないのですか?」
彼女は暫く考えてから
「魔物ではないですが、ドラゴンは魔王軍にいますね」
「トカゲに翼が生えている奴ですか」
「言い得て妙ですね! ただ、トカゲと違い、人以上の知能があると言われております。だから魔物と言うより竜族という扱いです」
「そんな化け物と、この国は戦っているのですね」
そう言って、僕は膝に置いた拳を握りしめていた……。
「ドラゴンの数はかなり少ないので、まず普通の戦場では出てこないです。噂によれば、ドラゴンと魔王軍が戦ったので竜族はほとんど死に絶えたと聞き及んでおります」
ドラゴンが集団で襲ってきたとき、勝ち筋が見えてこなかったので安心する。
「腕試しになるかは分かりませんが、城を出た先の草原には大型の野獣が出るので、狩りをするのはいかがでしょうか?」
ナービスさんは、じっと僕を見つめながら、ピクニックにでも誘うようにそう口にした。
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