7 / 47
第一章 メイド、主人の秘密を知る。
006
しおりを挟む
叱られるならまだしも、微笑みかけられるというのが恐ろしすぎる。
ひぃっ、と悲鳴を上げたジゼルの脳裏を、様々な単語が駆け巡った。『叱責』『懲罰』『減給』『解雇』――いずれもろくでもない未来と可能性を孕みまくっている。
座った状態で再びずざざざとお尻で後ずさり、ジゼルはそのままの格好でガバッとひれ伏した。
「も、申し訳ありませんでした! あ、あの、窓を開けたら風がこちらに入ってきて、扉が開いてしまって……! 部屋の中のものが散らかっていないか心配になって、その、つい……!!」
完全に言い訳にしか聞こえないだろうが、解雇だけはご勘弁をー! という気持ちでひたすら頭を下げる。
おかげで床にほとんどへばりつく格好になっていたが、ロイドは気にせず、扉をパタンと閉じた。
ジゼルはハッと息を呑む。とにかくロイドから離れたくて後ずさってしまったが、おかげで立ち入り禁止の部屋に思い切り入ってしまっていた。出入り口はロイドが閉めてしまった扉一つしかない。
完全に閉じ込められた……それを知ったジゼルの体中から、冷や汗がだらだらと噴き出てくる。
「お、お許しください、ご主人しゃま……っ」
恐怖のあまり舌が回らなくなってきた。ああもう、好奇心は猫をも殺すとはよく言ったものである。本当に今すぐにでも首を切られそう。
(お給料三年分前払いしてもらっちゃっているし、あと一ヶ月は最低でも働かないといけないのに――!)
終わりだ。どうしよう。そんな気持ちで突っ伏すジゼルだったが、ロイドは特に声を荒げることなく、ジゼルの前に椅子を持ってきて「まぁ座って」と促してくる。
「ところで向こうの部屋、片付けてくれたのはジゼルかな?」
自身も手近な椅子に腰掛けながら、ロイドがのんびり切り出した。
「は、はい……。いつもの掃除担当のメイドが全員いなかったので、わたしが一人で……」
「君一人で? それは大変だったね。自分でもひどく荒らした自覚があったから、床さえ片付いていればいいと思っていたんだけど、布も丁寧にたたんであったからびっくりしたんだよ」
わずかに目を見張って、ロイドは感心した面持ちを向けてくる。普段なら「えへへ」と得意になってしまうところだが、今はあいにく「は、はぁ……」と返すのが精一杯だ。
案の定、
「それほど仕事ができるメイドを手放すのはさすがに惜しいな……。けれどこの部屋を、というか、『あれら』を見られてしまったからには、なにもなくここから帰すということも、ちょっとできないんだよね……」
ひー、やっぱり! ジゼルは心の中で悲鳴を上げる。
やはり罰則が与えられるのか? それとも減給? どちらも嫌だけど甘んじて受けるから解雇だけは……! と、ジゼルはぎゅっと目をつむって必死に祈る。
するとロイドが小さく笑う気配がした。
「そんなに硬くならないでくれ。そうだな。――君が僕のお願いを聞いてくれるというなら、この部屋に立ち入ったことも、僕の秘密の衣装たちを見つけたことも、不問にしてあげていいよ」
「ほ、本当ですか?」
秘密の衣装、と言いながらトルソーに着せかけられた下着を指すロイドにはどぎまぎしてしまうが、とにかく解雇にならなければなんでもいい。その思いでジゼルは顔を上げる。
「僕のお願い、聞いてもらえる?」
「は、はい……! わたしでお役に立てることなら。あ、もちろん、ここで見たものは誰にも言いませんので!」
どうやらロイドは誰にも秘密で、並べられている色っぽい下着の数々を作っていたようだ。
いけないと思いつつ、ジゼルはついトルソーを横目で盗み見てしまう。
一番手前のトルソーは、いつもドレスを着せかけているものに比べ、乳房の凹凸がしっかりあり、なだらか鎖骨やお臍のくぼみも再現してある。腕がない、首から太腿までの人型であるのは共通しているが、こちらのトルソーには足がちゃんと生えていて、直視するのは恥ずかしいが……股のあたりもきちんと再現してあるようだった。
そして、それらの恥ずかしいところを隠すように、肌にピタリと吸い付くような下着が着せられている。
(下着って言うか……小さな布を紐でつるしているだけに見えるけど……)
見れば見るほど……なんというか……
(卑猥……!)
「見たいなら見てもいいよ。隠したいのはこういった下着を作っているという事実であって、下着自体は、ドレスや舞台衣装と同じく僕の自慢の作品たちなわけだから」
「ほわぁっ!」
盗み見ているのがバッチリばれていて、ジゼルは驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになった。
同時に彼の言葉に聞き捨てならぬものを見つけて、思わず息を呑んでしまう。
「さ、作品、ってことは……っ。まさか、この下着、ロイド様がお作りになったんですか!?」
それこそ、婦人用ドレスや舞台衣装と同じように。
信じられない思いで瞠目するジゼルに、ロイドは「そうだよ」とあっさり首肯した。
「……ま、まさか、自分で着て楽しむため用に……?」
「あはは。さすがにそれはないかな。というかサイズ的に無理だよ。女性用に作ってあるんだから」
確かにそうだ……と今一度トルソーを見やったジゼルだが、ロイドの今の口ぶりだと「案外自分で着てみるのも楽しいかもね」と思っていそうでちょっと怖い。この主人は基本的に派手好きだし、常人にはおよそ思いつきもしない妙なことを楽しむタイプだ。
「あくまで女性への販売用だよ。ひょんなことから作ることになったものでね」
「そ、そうなんですか……」
並べられたトルソーが着ている脇にも、同じようなデザインであろう布と紐の塊のようなものが、たくさん置かれている。
貴族男性でありながらドレスや舞台衣装を製作しているのもめずらしいが、まさか下着にまで手を出していたなんて。しかも販売用、ということは、すでに顧客も得ているということだ。改めてロイドの手腕に驚いてしまう。
(でも、この部屋を立ち入り禁止にしていたってことは、ドレスとかと違って、下着を作っていることはさすがに外部に知られたくない、ということよね……?)
……まぁ、それはそうだろう。王族というのは民の模範として生きる宿命を背負っているらしく、あまり奇異なことをすると、場合によってはひどいバッシングを受けることになるのだ。
女性用の下着……それもこんないやらしい感じのものを作っていると知られるのは、外聞が悪いだけでなく、王族としても名のある公爵としてもいろいろダメージを負うことになるのであろう。
「――で、どうだい? 僕が編み出したランジェリーたちは」
あれこれ考えている中で問いかけられて、ジゼルは「ひぇっ」と首をすくめる。
「ど、どう、と言われましても……っ」
「なんともいやらしくて、見るのも恥ずかしい感じ?」
「はい……、い、いえっ、その、大変可愛らしいデザインと言いますか! り、リボンとかレースもついているみたいですし……!」
奥のトルソーに掛けられている下着は、乳房を覆う三角部分が全面フリフリしたものだったので、とっさにそんなことを口走る。
「女の子にそう言ってもらえて嬉しいよ。僕が衣装を製作するときのモットーは『見る者はもちろん、着る者も楽しめる』ということなんだ。あれを身につける女性自身の気分が高揚することこそ、デザイナーとしての僕の狙いであり、願いでもあるのだよ」
胸に手を当て、軽く目を伏せ、ロイドはうっとりと自身の信条を語っていく。
それはまぁ、立派なことだと思うが。
(これを着て気分を高揚させる――)
って、どういうこと? とウブなジゼルは戸惑うばかりだ。
ひぃっ、と悲鳴を上げたジゼルの脳裏を、様々な単語が駆け巡った。『叱責』『懲罰』『減給』『解雇』――いずれもろくでもない未来と可能性を孕みまくっている。
座った状態で再びずざざざとお尻で後ずさり、ジゼルはそのままの格好でガバッとひれ伏した。
「も、申し訳ありませんでした! あ、あの、窓を開けたら風がこちらに入ってきて、扉が開いてしまって……! 部屋の中のものが散らかっていないか心配になって、その、つい……!!」
完全に言い訳にしか聞こえないだろうが、解雇だけはご勘弁をー! という気持ちでひたすら頭を下げる。
おかげで床にほとんどへばりつく格好になっていたが、ロイドは気にせず、扉をパタンと閉じた。
ジゼルはハッと息を呑む。とにかくロイドから離れたくて後ずさってしまったが、おかげで立ち入り禁止の部屋に思い切り入ってしまっていた。出入り口はロイドが閉めてしまった扉一つしかない。
完全に閉じ込められた……それを知ったジゼルの体中から、冷や汗がだらだらと噴き出てくる。
「お、お許しください、ご主人しゃま……っ」
恐怖のあまり舌が回らなくなってきた。ああもう、好奇心は猫をも殺すとはよく言ったものである。本当に今すぐにでも首を切られそう。
(お給料三年分前払いしてもらっちゃっているし、あと一ヶ月は最低でも働かないといけないのに――!)
終わりだ。どうしよう。そんな気持ちで突っ伏すジゼルだったが、ロイドは特に声を荒げることなく、ジゼルの前に椅子を持ってきて「まぁ座って」と促してくる。
「ところで向こうの部屋、片付けてくれたのはジゼルかな?」
自身も手近な椅子に腰掛けながら、ロイドがのんびり切り出した。
「は、はい……。いつもの掃除担当のメイドが全員いなかったので、わたしが一人で……」
「君一人で? それは大変だったね。自分でもひどく荒らした自覚があったから、床さえ片付いていればいいと思っていたんだけど、布も丁寧にたたんであったからびっくりしたんだよ」
わずかに目を見張って、ロイドは感心した面持ちを向けてくる。普段なら「えへへ」と得意になってしまうところだが、今はあいにく「は、はぁ……」と返すのが精一杯だ。
案の定、
「それほど仕事ができるメイドを手放すのはさすがに惜しいな……。けれどこの部屋を、というか、『あれら』を見られてしまったからには、なにもなくここから帰すということも、ちょっとできないんだよね……」
ひー、やっぱり! ジゼルは心の中で悲鳴を上げる。
やはり罰則が与えられるのか? それとも減給? どちらも嫌だけど甘んじて受けるから解雇だけは……! と、ジゼルはぎゅっと目をつむって必死に祈る。
するとロイドが小さく笑う気配がした。
「そんなに硬くならないでくれ。そうだな。――君が僕のお願いを聞いてくれるというなら、この部屋に立ち入ったことも、僕の秘密の衣装たちを見つけたことも、不問にしてあげていいよ」
「ほ、本当ですか?」
秘密の衣装、と言いながらトルソーに着せかけられた下着を指すロイドにはどぎまぎしてしまうが、とにかく解雇にならなければなんでもいい。その思いでジゼルは顔を上げる。
「僕のお願い、聞いてもらえる?」
「は、はい……! わたしでお役に立てることなら。あ、もちろん、ここで見たものは誰にも言いませんので!」
どうやらロイドは誰にも秘密で、並べられている色っぽい下着の数々を作っていたようだ。
いけないと思いつつ、ジゼルはついトルソーを横目で盗み見てしまう。
一番手前のトルソーは、いつもドレスを着せかけているものに比べ、乳房の凹凸がしっかりあり、なだらか鎖骨やお臍のくぼみも再現してある。腕がない、首から太腿までの人型であるのは共通しているが、こちらのトルソーには足がちゃんと生えていて、直視するのは恥ずかしいが……股のあたりもきちんと再現してあるようだった。
そして、それらの恥ずかしいところを隠すように、肌にピタリと吸い付くような下着が着せられている。
(下着って言うか……小さな布を紐でつるしているだけに見えるけど……)
見れば見るほど……なんというか……
(卑猥……!)
「見たいなら見てもいいよ。隠したいのはこういった下着を作っているという事実であって、下着自体は、ドレスや舞台衣装と同じく僕の自慢の作品たちなわけだから」
「ほわぁっ!」
盗み見ているのがバッチリばれていて、ジゼルは驚きのあまり椅子から転げ落ちそうになった。
同時に彼の言葉に聞き捨てならぬものを見つけて、思わず息を呑んでしまう。
「さ、作品、ってことは……っ。まさか、この下着、ロイド様がお作りになったんですか!?」
それこそ、婦人用ドレスや舞台衣装と同じように。
信じられない思いで瞠目するジゼルに、ロイドは「そうだよ」とあっさり首肯した。
「……ま、まさか、自分で着て楽しむため用に……?」
「あはは。さすがにそれはないかな。というかサイズ的に無理だよ。女性用に作ってあるんだから」
確かにそうだ……と今一度トルソーを見やったジゼルだが、ロイドの今の口ぶりだと「案外自分で着てみるのも楽しいかもね」と思っていそうでちょっと怖い。この主人は基本的に派手好きだし、常人にはおよそ思いつきもしない妙なことを楽しむタイプだ。
「あくまで女性への販売用だよ。ひょんなことから作ることになったものでね」
「そ、そうなんですか……」
並べられたトルソーが着ている脇にも、同じようなデザインであろう布と紐の塊のようなものが、たくさん置かれている。
貴族男性でありながらドレスや舞台衣装を製作しているのもめずらしいが、まさか下着にまで手を出していたなんて。しかも販売用、ということは、すでに顧客も得ているということだ。改めてロイドの手腕に驚いてしまう。
(でも、この部屋を立ち入り禁止にしていたってことは、ドレスとかと違って、下着を作っていることはさすがに外部に知られたくない、ということよね……?)
……まぁ、それはそうだろう。王族というのは民の模範として生きる宿命を背負っているらしく、あまり奇異なことをすると、場合によってはひどいバッシングを受けることになるのだ。
女性用の下着……それもこんないやらしい感じのものを作っていると知られるのは、外聞が悪いだけでなく、王族としても名のある公爵としてもいろいろダメージを負うことになるのであろう。
「――で、どうだい? 僕が編み出したランジェリーたちは」
あれこれ考えている中で問いかけられて、ジゼルは「ひぇっ」と首をすくめる。
「ど、どう、と言われましても……っ」
「なんともいやらしくて、見るのも恥ずかしい感じ?」
「はい……、い、いえっ、その、大変可愛らしいデザインと言いますか! り、リボンとかレースもついているみたいですし……!」
奥のトルソーに掛けられている下着は、乳房を覆う三角部分が全面フリフリしたものだったので、とっさにそんなことを口走る。
「女の子にそう言ってもらえて嬉しいよ。僕が衣装を製作するときのモットーは『見る者はもちろん、着る者も楽しめる』ということなんだ。あれを身につける女性自身の気分が高揚することこそ、デザイナーとしての僕の狙いであり、願いでもあるのだよ」
胸に手を当て、軽く目を伏せ、ロイドはうっとりと自身の信条を語っていく。
それはまぁ、立派なことだと思うが。
(これを着て気分を高揚させる――)
って、どういうこと? とウブなジゼルは戸惑うばかりだ。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる