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第二章 メイド、モデルになる。
007
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「ご、ご主人さま、手が肩に当たって……っ」
「ああ、やっぱり髪を下ろしたほうがずっといい。というか、綺麗な髪だね」
「ひぃっ!」
手に残った黒髪を指先で持ち上げ、ちゅっと毛先に口づけてきたロイドに、ジゼルは全身の毛をぶわっと逆立てる猫さながらに跳び上がった。
「か、かかかっ、髪にキスなんかしないでください!」
「あれ、いやだった? 剥き出しの肩のほうがよかったかな」
「ひゃん!」
そのまま本当に肩口に口づけられ、ジゼルは再び跳び上がった。
「うん、いいね。白い肌に白い生地が映える。その上を滑る黒髪がことのほか官能的だ」
「かっ、かんのう……」
「こっちを向いて、ジゼル」
ふと声音を改めて言われて、ジゼルは身体に染みついたメイド根性が命じるまま、ついシャキッと直立してしまう。おかげでこちらを真剣に見つめるロイドとまともに目が合った。
「……っ、ロイドさま」
「……最高に綺麗だ。君には黒より、甘めの色のほうが似合うかもしれない。今また素晴らしいアイディアが頭の中を駆け巡っているよ」
素晴らしいアイディア……と言えば聞こえはいいが、それが下着であると思うといたたまれない。恥ずかしすぎる!
「裾にも胸元と同じフリルをつけたほうが可愛いかな……。ジゼル、悪いけどそのまま立っていてくれる?」
「え? あ、はい……って、ロイド様?」
巻き取られたレースを手にしゃがみ込んだロイドを見てジゼルは慌てる。しかしロイドは「そのままで」と有無を言わせぬ口調で告げて、手首に針山を取りつけた。糸をあっという間に針に通すと、レースを伸ばし、それを下着の裾へ縫い付け始める。
「……っ」
直立したまま、ジゼルはなんとも言えない恥ずかしさに心臓をバクバク言わせてしまう。
ロイドの動きは見惚れるほど鮮やかだ。お抱えのお針子も舌を巻くほど、素早く丁寧にレースを縫い付けていっている。
その紫の瞳は怖いくらい真剣だった。軽く笑みを浮かべた口元から、ちょっとだけ舌をのぞかせるのは、集中したときの彼の癖なのだろうか? 視線は鋭いのに口元だけ見ると少年っぽい悪戯心が見えて、そのギャップにドキドキさせられた。
(って、ドキドキしている場合じゃないわよ)
ロイドはおそらく手元しか見えてないだろうが、裾を持ち上げてレースを縫い止められると……つまり、裾がかなりまくれ上がってしまうわけで。
(思いっきり下に穿いているやつも見えちゃってるぅうう……っ)
なにを今更、という心配であるのはわかっている。が、わかっていても、やはりそこは隠していたい。
幸いロイドの裁縫の腕は際立っており、五分もせずに裾には白いレースが縫い止められた。言われるままくるっと回っていると、裾がふわりと広がるのに合わせ、レースもひらひらと可愛らしく身体の周囲を舞う。
それを見たロイドは「完璧だ」と、いたくお気に召した様子だった。
「ありがとうジゼル。これも既製品の一つとして、今度顧客に見せることにするよ」
「そ、そうですか。よかったです……」
ほっとしたジゼルは裾を押さえてほっと息を吐く。おそらくこれで今日の仕事は終わりだろう。
実際ロイドは「疲れているところ悪いね」と、作業道具を机に置いた。ジゼルも急いでついたての向こうに移動し、セクシーな下着から慎ましいワンピースへ着替える。
「ロイド様も、あまり夜更かしなさらないでくださいね。明日はお客様がいっぱいきますし」
「わかっているよ。僕は大丈夫。それより、ああ、僕は君のほうが心配だよ」
「へ? わたし?」
着替え終えたジゼルは、きょとんとした顔でついたての影から出てくる。あとはもう休むだけなので髪はそのままだ。三つ編みのウェーブがついたジゼルの黒髪を見やり、ロイドは悩ましげに頷いた。
「昨日の絵描きのパドリックのように、君を口説こうとする人間が出てきたらどうしようかと思ってね。今からハラハラしているよ」
「はぁ?」
ジゼルは、思わず思い切り変な顔になってしまった。
「旦那様ったら、ご冗談を……。メイドのわたしを口説こうとする相手がいるわけないじゃないですか!」
「貴族ならそうかもしれないね。大抵の貴族は、使用人をその辺の置物と思っていたりするし。でも、芸術家たちは違う。中には貴族の次男三男もいるけれど、ほとんどは庶民生まれ。そんな彼らの目に、健康的で働き者の君はとっても魅力的に映るはずだ」
そうかなぁ、とジゼルは首を傾げる。これまで口説かれたことなんて一度もないけど。
「自覚がないみたいだけど、ジゼル、君はとっても可愛いよ。特にその瞳。めずらしい色だからとても目立つし、一度見たら忘れられない」
ジゼルはぱちくりと瞬きする。部屋の明かりが照らし出す彼女の瞳は、濃いめのピンク色だ。確かにこの国ではめずらしい色で、初めて会う人間にはたいてい驚かれる。
「目立つのはわかりますけど、忘れられないってほどじゃないかと……」
「甘いね。君は顔立ちだって充分整っているし、くるくる変わる表情はとても魅力的だ。その上で優しくされたら、男はたいていころっと落ちる。まして……はあ、さっきみたいな格好をされると……」
下着姿のジゼルを思い出したのか、ロイドはなぜだか顔を覆って首を振る。
ジゼルはむっと唇を尖らせた。あれを着ろと言ったのはロイドではないか。
「言っておきますけど、わたしは誰彼構わず、下着姿で男のひとの前に出ることはまずありませんから」
「わかっているよ。僕だけが特別だってこと。願わくば、これからもそうであってほしいと思うところだ」
訳のわからないことを言う。これからもロイド一人に決まっているではないか。ロイドがほかにランジェリーモデルを起用しないというなら、ジゼルがモデルを務め続けるしかないのだから。
と、考える彼女は、なぜロイドがため息をつきまくるのかまったくわからなかった。
「あの、とにかく今日は休みますので。またなにかあるときは――」
「ジゼル」
いつの間に立ち上がったのか、さっさと踵を返そうとしたジゼルの背に、そっと覆い被さるように身体を寄せて、ロイドが囁いてくる。
「覚えておいて。なにも僕はこの部屋を見られたからという理由だけで、君にモデルを頼んだわけではないんだよ」
「……え? それってどういう――」
「君だから、モデルにしたいと思ったんだ。だって、僕が下着姿を見たいと思える女性と言ったら――」
――ジゼルの顔しか思い浮かばなかったから。
そうジゼルの耳元に囁いたロイドは、扉を開けると、彼女の背をとんっと外へ押し出した。
「おやすみ。明日はよろしく頼むよ」
そう言うと、彼はジゼルに手燭を持たせて、扉を自ら閉めてしまう。
おかげでジゼルは、呆然とその場に立ち尽くしてしまった。
「……今の、どういう意味……?」
(僕が下着姿を見たいと思える女性と言ったら、ジゼルの顔しか思い浮かばなかった?)
改めてロイドの言葉を反芻して、それって、つまり、まさか――、とジゼルの顔がみるみる真っ赤になる。
(いや待て、早まるな自分。あれはわたしにランジェリーモデルを続けさせるための方便というか、ちょっとしたリップサービスかもしれないじゃないっ)
むしろそう考えたほうが健全……というか、安全な気がする。まさかロイドがジゼルの下着姿を見たいと思っていたなんて、そんな、ねぇ?
(あり得ないでしょう……!)
誰があくせく働くメイドの下着姿など見たいものか。ああ言っておくことで、ジゼルをちょっといい気にさせて、次の仕事に取り組みやすくするために言っただけに過ぎないのだ、きっと……
(でも……それにしては、なんだか切実な声音だったような……)
自室までの道を歩きながら、ジゼルは悶々と考えてしまう。
――え、待って、本当に? 本当にロイドはジゼルのことをそんなふうに見ていたの?
(下着姿を見たいって、それってつまり……)
「……いやらしいことをしたい、って意味だったり?」
……。
――それはそれで問題だ。大問題だ。
主人がメイドに手をつけるなんてよくある話だけど、あのロイドが、ジゼルをそういう相手として見ていたなんて……!?
(ちょ、ちょっと、それは、倫理的にもどうかと思いますよ旦那様――!?)
ロイドは見目麗しく、使用人にも優しい青年だから、一度でいいから寝台をともにしたい~、なんて話はメイドのあいだでもよく交わされていた。
ジゼルにとってロイドは恩人のイメージが強くて、そういった相手になりたいなんて一度も考えたことはなかったけれど……ロイドのほうが、ジゼルをそういう目で見ていたなんて……!?
「っあああああああ――ッ! 無理無理無理! モデルはよくても、それ以上は絶対に無理ですからぁああ――ッ!」
もしまたそういうことを匂わされたら、きっちりはっきり拒否しなくては!
遊び相手なんて無理無理! 下着姿だけでも死ぬほど恥ずかしいのに、それ以上なんて本当に無理――!
(ロイド様の大馬鹿ぁあああああ――ッ!!)
よりによってパーティー前日の、さっさと寝て身体を回復させたいときに、とんでもない爆弾を落としていくなんて!
おかげで部屋にたどり着き、寝間着に着替えて横になっても、目が冴えてちっとも眠気がやってこない。
心の中で何度も何度もロイドの馬鹿と叫びながら、ジゼルはただただ過ぎていく時間に「ひ~ん」と泣きそうになっていた。
「ああ、やっぱり髪を下ろしたほうがずっといい。というか、綺麗な髪だね」
「ひぃっ!」
手に残った黒髪を指先で持ち上げ、ちゅっと毛先に口づけてきたロイドに、ジゼルは全身の毛をぶわっと逆立てる猫さながらに跳び上がった。
「か、かかかっ、髪にキスなんかしないでください!」
「あれ、いやだった? 剥き出しの肩のほうがよかったかな」
「ひゃん!」
そのまま本当に肩口に口づけられ、ジゼルは再び跳び上がった。
「うん、いいね。白い肌に白い生地が映える。その上を滑る黒髪がことのほか官能的だ」
「かっ、かんのう……」
「こっちを向いて、ジゼル」
ふと声音を改めて言われて、ジゼルは身体に染みついたメイド根性が命じるまま、ついシャキッと直立してしまう。おかげでこちらを真剣に見つめるロイドとまともに目が合った。
「……っ、ロイドさま」
「……最高に綺麗だ。君には黒より、甘めの色のほうが似合うかもしれない。今また素晴らしいアイディアが頭の中を駆け巡っているよ」
素晴らしいアイディア……と言えば聞こえはいいが、それが下着であると思うといたたまれない。恥ずかしすぎる!
「裾にも胸元と同じフリルをつけたほうが可愛いかな……。ジゼル、悪いけどそのまま立っていてくれる?」
「え? あ、はい……って、ロイド様?」
巻き取られたレースを手にしゃがみ込んだロイドを見てジゼルは慌てる。しかしロイドは「そのままで」と有無を言わせぬ口調で告げて、手首に針山を取りつけた。糸をあっという間に針に通すと、レースを伸ばし、それを下着の裾へ縫い付け始める。
「……っ」
直立したまま、ジゼルはなんとも言えない恥ずかしさに心臓をバクバク言わせてしまう。
ロイドの動きは見惚れるほど鮮やかだ。お抱えのお針子も舌を巻くほど、素早く丁寧にレースを縫い付けていっている。
その紫の瞳は怖いくらい真剣だった。軽く笑みを浮かべた口元から、ちょっとだけ舌をのぞかせるのは、集中したときの彼の癖なのだろうか? 視線は鋭いのに口元だけ見ると少年っぽい悪戯心が見えて、そのギャップにドキドキさせられた。
(って、ドキドキしている場合じゃないわよ)
ロイドはおそらく手元しか見えてないだろうが、裾を持ち上げてレースを縫い止められると……つまり、裾がかなりまくれ上がってしまうわけで。
(思いっきり下に穿いているやつも見えちゃってるぅうう……っ)
なにを今更、という心配であるのはわかっている。が、わかっていても、やはりそこは隠していたい。
幸いロイドの裁縫の腕は際立っており、五分もせずに裾には白いレースが縫い止められた。言われるままくるっと回っていると、裾がふわりと広がるのに合わせ、レースもひらひらと可愛らしく身体の周囲を舞う。
それを見たロイドは「完璧だ」と、いたくお気に召した様子だった。
「ありがとうジゼル。これも既製品の一つとして、今度顧客に見せることにするよ」
「そ、そうですか。よかったです……」
ほっとしたジゼルは裾を押さえてほっと息を吐く。おそらくこれで今日の仕事は終わりだろう。
実際ロイドは「疲れているところ悪いね」と、作業道具を机に置いた。ジゼルも急いでついたての向こうに移動し、セクシーな下着から慎ましいワンピースへ着替える。
「ロイド様も、あまり夜更かしなさらないでくださいね。明日はお客様がいっぱいきますし」
「わかっているよ。僕は大丈夫。それより、ああ、僕は君のほうが心配だよ」
「へ? わたし?」
着替え終えたジゼルは、きょとんとした顔でついたての影から出てくる。あとはもう休むだけなので髪はそのままだ。三つ編みのウェーブがついたジゼルの黒髪を見やり、ロイドは悩ましげに頷いた。
「昨日の絵描きのパドリックのように、君を口説こうとする人間が出てきたらどうしようかと思ってね。今からハラハラしているよ」
「はぁ?」
ジゼルは、思わず思い切り変な顔になってしまった。
「旦那様ったら、ご冗談を……。メイドのわたしを口説こうとする相手がいるわけないじゃないですか!」
「貴族ならそうかもしれないね。大抵の貴族は、使用人をその辺の置物と思っていたりするし。でも、芸術家たちは違う。中には貴族の次男三男もいるけれど、ほとんどは庶民生まれ。そんな彼らの目に、健康的で働き者の君はとっても魅力的に映るはずだ」
そうかなぁ、とジゼルは首を傾げる。これまで口説かれたことなんて一度もないけど。
「自覚がないみたいだけど、ジゼル、君はとっても可愛いよ。特にその瞳。めずらしい色だからとても目立つし、一度見たら忘れられない」
ジゼルはぱちくりと瞬きする。部屋の明かりが照らし出す彼女の瞳は、濃いめのピンク色だ。確かにこの国ではめずらしい色で、初めて会う人間にはたいてい驚かれる。
「目立つのはわかりますけど、忘れられないってほどじゃないかと……」
「甘いね。君は顔立ちだって充分整っているし、くるくる変わる表情はとても魅力的だ。その上で優しくされたら、男はたいていころっと落ちる。まして……はあ、さっきみたいな格好をされると……」
下着姿のジゼルを思い出したのか、ロイドはなぜだか顔を覆って首を振る。
ジゼルはむっと唇を尖らせた。あれを着ろと言ったのはロイドではないか。
「言っておきますけど、わたしは誰彼構わず、下着姿で男のひとの前に出ることはまずありませんから」
「わかっているよ。僕だけが特別だってこと。願わくば、これからもそうであってほしいと思うところだ」
訳のわからないことを言う。これからもロイド一人に決まっているではないか。ロイドがほかにランジェリーモデルを起用しないというなら、ジゼルがモデルを務め続けるしかないのだから。
と、考える彼女は、なぜロイドがため息をつきまくるのかまったくわからなかった。
「あの、とにかく今日は休みますので。またなにかあるときは――」
「ジゼル」
いつの間に立ち上がったのか、さっさと踵を返そうとしたジゼルの背に、そっと覆い被さるように身体を寄せて、ロイドが囁いてくる。
「覚えておいて。なにも僕はこの部屋を見られたからという理由だけで、君にモデルを頼んだわけではないんだよ」
「……え? それってどういう――」
「君だから、モデルにしたいと思ったんだ。だって、僕が下着姿を見たいと思える女性と言ったら――」
――ジゼルの顔しか思い浮かばなかったから。
そうジゼルの耳元に囁いたロイドは、扉を開けると、彼女の背をとんっと外へ押し出した。
「おやすみ。明日はよろしく頼むよ」
そう言うと、彼はジゼルに手燭を持たせて、扉を自ら閉めてしまう。
おかげでジゼルは、呆然とその場に立ち尽くしてしまった。
「……今の、どういう意味……?」
(僕が下着姿を見たいと思える女性と言ったら、ジゼルの顔しか思い浮かばなかった?)
改めてロイドの言葉を反芻して、それって、つまり、まさか――、とジゼルの顔がみるみる真っ赤になる。
(いや待て、早まるな自分。あれはわたしにランジェリーモデルを続けさせるための方便というか、ちょっとしたリップサービスかもしれないじゃないっ)
むしろそう考えたほうが健全……というか、安全な気がする。まさかロイドがジゼルの下着姿を見たいと思っていたなんて、そんな、ねぇ?
(あり得ないでしょう……!)
誰があくせく働くメイドの下着姿など見たいものか。ああ言っておくことで、ジゼルをちょっといい気にさせて、次の仕事に取り組みやすくするために言っただけに過ぎないのだ、きっと……
(でも……それにしては、なんだか切実な声音だったような……)
自室までの道を歩きながら、ジゼルは悶々と考えてしまう。
――え、待って、本当に? 本当にロイドはジゼルのことをそんなふうに見ていたの?
(下着姿を見たいって、それってつまり……)
「……いやらしいことをしたい、って意味だったり?」
……。
――それはそれで問題だ。大問題だ。
主人がメイドに手をつけるなんてよくある話だけど、あのロイドが、ジゼルをそういう相手として見ていたなんて……!?
(ちょ、ちょっと、それは、倫理的にもどうかと思いますよ旦那様――!?)
ロイドは見目麗しく、使用人にも優しい青年だから、一度でいいから寝台をともにしたい~、なんて話はメイドのあいだでもよく交わされていた。
ジゼルにとってロイドは恩人のイメージが強くて、そういった相手になりたいなんて一度も考えたことはなかったけれど……ロイドのほうが、ジゼルをそういう目で見ていたなんて……!?
「っあああああああ――ッ! 無理無理無理! モデルはよくても、それ以上は絶対に無理ですからぁああ――ッ!」
もしまたそういうことを匂わされたら、きっちりはっきり拒否しなくては!
遊び相手なんて無理無理! 下着姿だけでも死ぬほど恥ずかしいのに、それ以上なんて本当に無理――!
(ロイド様の大馬鹿ぁあああああ――ッ!!)
よりによってパーティー前日の、さっさと寝て身体を回復させたいときに、とんでもない爆弾を落としていくなんて!
おかげで部屋にたどり着き、寝間着に着替えて横になっても、目が冴えてちっとも眠気がやってこない。
心の中で何度も何度もロイドの馬鹿と叫びながら、ジゼルはただただ過ぎていく時間に「ひ~ん」と泣きそうになっていた。
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