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第四章 メイド、手を出される。
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風そよぐ、孤児院の裏手にある小さな畑。ジゼルがロイドと出会ったのはそんな素朴な場所だった。
当時十五歳になったばかりだったジゼルは、修道院長から渡された指輪を手に、ぼうっと大木の根元に座り込んでいた。
まだ乳飲み子のうちに孤児院の門に置き去りにされていたというジゼルは、綺麗な産着が着せられ、おくるみに包まれていたという。貧しい農村の近くの施設には口減らしで、臍の緒がまだついた状態で預けられる乳児も多いと言うから、それだけでも充分驚きものだ。
さらに驚くことに、今彼女の手の中にある、どう見ても高価そうな指輪も一緒に持たされていたというから、もはや目を丸くするしかない。
「綺麗な青い石……宝石かしら? なんていう石なのかな?」
日の光を浴びてキラキラ輝く石にうっとりとしてしまう。
部屋の中に置いておくのはなんとなく気が引けて、こうして持ってきてしまったが、畑仕事をしているあいだにさわるのも、またいけない気がしてどきどきした。もちろん手は洗って、爪の中に入り込んだ泥もしっかり落としてはいるけれど。
「こんな高価なものを赤ん坊に持たせるなんてどうかしているわ……。間違って口に入れちゃったらどうするのよ」
そうブツブツ呟きながらも、もしかしたら、と期待する気持ちが湧いてくる。
ジゼルを修道院に置き去りにしたそのひとは、もしかしたら彼女のことを可愛いと思っていてくれたのではないか。だが、やむにやまれず置いていく必要があったのではないか。そしてせめてもの繋がりを示すものとして、指輪を預けてくれたのではないか、と。
「――まぁ、そんなうまい話があるとも思えないけどねー」
そう言いつつ、指輪をポケットにしまって、立ち上がろうとしたときだ。
「そこの子、ちょっと話してもいいかな?」
「うきゃあっ!」
いきなり背後から声をかけられ、驚いたジゼルは跳び上がる。
その拍子にポケットから指輪が落ち、コロコロと井戸のほうへ転がっていった。
「きゃあっ! 待って……!」
慌てて追いかけようとするジゼルの視界に、ピカピカに磨かれた革靴の先端が入り込む。さらに長くしなやかな指が映って、転がっていく指輪をひょいと持ち上げた。
「あ……」
ジゼルは思わず息を呑む。
彼女の指輪を拾い上げたのは、このあたりでは見たことがないほど上等な身なりをした、金髪の美青年だったのだ。
(うわぁ……綺麗なひと)
あまりのことにジゼルは立ち尽くして、ぽうっと見とれてしまう。
年の頃は二十代の半ばか、もっと若いくらいだろうか? 修道院にもたまに無償奉仕のために男性がやってくることがあるが、ほとんどは壮年を過ぎているし、近くの農民や職人がほとんどだった。こんなに若いひとはなかなか見たことがない。
おまけにものすごい美人だ……男のひとを『美人』と呼ぶのは不適切かもしれないが、ジゼルのそう多くない語彙ではそう表現するのが一番しっくりくる。
(男のひとなのに睫毛は長いし、唇はつやつやだし、なにより色白! 背も見上げるほど高いし、しゅっとしているし……農夫に比べれば線は細いけど、軟弱っていう感じでもないし……)
とにかくものすごく綺麗で、格好いい。そんな思いで見つめている中、彼は拾い上げた指輪を太陽の光にかざして、なぜだか台座の裏あたりを見やった。
「『生誕歴三百十五年六月二十日』……」
ジゼルは思わずドキッと心臓を跳ね上げた。
彼の声が耳に心地いい響きであったこともそうなら、台座の裏に刻印されている日付を読み上げたのにも驚いたのだ。
「あ、あのぅ、その指輪……」
ジゼルがおずおず進み出ると、指輪を見つめていた青年がぱっとこちらを向いた。
「ああ、ごめんね。この指輪は、君のかい?」
じっと探るように見つめられて、ジゼルの胸が「もしや」という思いにひやりとする。
「わ、わたしのですけど……っ、あ、あの、わたし、それをどっかから盗ってきたわけじゃないですから!」
ほとんど叫び声になったジゼルの訴えに、青年はきょとんと目を見開く。ジゼルはますます不安になって、言葉を重ねた。
「本当です。それ、わたしがここに預けられたときに持っていたもので、先日院長様から、誕生日のお祝いに返していただいたもので……っ。決してどこからか持ち去ったものじゃありません。信じてください!」
孤児院で生活する孤児が高価な指輪を持っているなど、普通に見ればありえないことだ。どこからか盗んできたのではないかと疑われても無理はない。
孤児院や修道院には定期的に貴族たちが寄進に訪れているが、中には孤児たちとは顔を合わせず、寄進だけしてさっさと帰るひともいるし、孤児たちが遊んでいると露骨に嫌そうな顔をするひともいた。畑仕事をしている様子を「汚らしいわね」なんて呟いていったひともいる。
きっと彼らにとって孤児は愉快な存在ではないのだろう。目が合っただけでも顔をしかめられるのだ、目の前の青年も同じような考えの人間だったら、きっとなぜ指輪を持っているのかと疑ってくるはずだ。
(院長先生に言えば助けてもらえるかもだけど、高価なものだと知って指輪を持ち出していたわたしの責任だ、と言われればそれまでだし……)
どうしよう。もしかしたら自分を預けたひとに繋がる、唯一の手がかりかもしれないのに。取り上げられでもしたら……
そんな思いで胸元でぎゅっと拳を握るジゼルに、美貌の青年はふわりと優しく微笑んだ。
「君が盗んだものなんて思っていないよ。僕のほうこそ悪かった。孤児院でこんなにいい品に巡り会えると思っていなかったから、ついまじまじと見つめてしまった」
彼はそう言うとジゼルに自ら歩み寄り、その手を取って指輪を握らせてくれた。
疑われないどころか、なんの躊躇いもなく手にふれられて、ジゼルは仰天してしまう。
「あ、あの、あの……っ」
「驚かせてごめんね。僕はジルヴィス公爵のロイドというんだ。寄進の相談にきたんだけど、いかんせん初めてくる場所なもので、迷ってしまってね。よければ責任者のところに案内してくれないかな?」
ジゼルはぽかんとしてしまう。ずいぶん気さくな青年だと思ったら、まさかの公爵様!
あまりのことに真っ赤になりながら、彼女は慌てて頷いた。
「い、院長先生のお部屋は、修道院の奥になります。こっちです……」
「ありがとう。……ああ、あと、その指輪だけどね」
やっぱり疑われているのかしら、とびくっとしたジゼルに対し、ロイドはふわりと微笑んだ。
「とてもいい品だから、大切に持っているといい。部屋に置いておくのが不安なら、紐を通して首に提げておくといいよ。服の下にしまっておけば誰にもわからないし、自分でもそこにあることが確認できて安心できるだろうから」
「は、い……」
思いがけずアドバイスをもらって、ジゼルはまたまた驚いてしまう。
院長室に行くあいだも、ロイドと名乗った青年公爵は気さくに話しかけてくれた。ジゼルの瞳の色がめずらしいピンク色であるのにもいち早く気づいて、「可愛い色だね」と言ってくれたり。
変な色だと茶化されることが多かっただけに、これだけ美しいひとに可愛いと言われて、ジゼルはますますぼうっとなってしまった。
院長室の前で別れる間際、彼は「ありがとう」と礼を言いながら、再びじっとジゼルを見つめてくる。
「名前を聞いてもいいかな? ここの孤児院の子? もしかしたら修道女見習いかな」
「いえ、孤児院の者です。ジゼルと言います」
「そう、ジゼル……。素敵な名前だ。大事にしなさい」
彼はそれだけ言うと院長室に入っていったが、ジゼルは長いことそこを動けなかった。
――変な色と言われるばかりだったピンク色の瞳を褒めてもらえた。
――誰がつけてくれたかもわからない名前を素敵だと言ってもらえた。
いずれも孤児院で忙しく暮らしている中ではそうそう聞ける言葉ではなくて、胸の中がぽかぽかと温かなもので満たされていく。
「わたしの目の色、可愛いんだ……」
これまでからかわれるのが嫌で、ややうつむきがちになるのが当たり前になっていたが、少なくても可愛いと言ってくれるひとがこの世の中に一人はいる。それはとても嬉しく、涙が出るほどありがたいことだった。
手の中の指輪に目を落としてみる。紐に下げておくというのはとてもいいアイディアだ。さっそく紐を見繕っておこう。
「ありがとうございました、公爵様」
今は院長と話しているであろう扉の向こうの彼に小さな声で囁いて、ジゼルは抑えきれない笑顔を浮かべながら、小走りで畑へ戻っていった。
当時十五歳になったばかりだったジゼルは、修道院長から渡された指輪を手に、ぼうっと大木の根元に座り込んでいた。
まだ乳飲み子のうちに孤児院の門に置き去りにされていたというジゼルは、綺麗な産着が着せられ、おくるみに包まれていたという。貧しい農村の近くの施設には口減らしで、臍の緒がまだついた状態で預けられる乳児も多いと言うから、それだけでも充分驚きものだ。
さらに驚くことに、今彼女の手の中にある、どう見ても高価そうな指輪も一緒に持たされていたというから、もはや目を丸くするしかない。
「綺麗な青い石……宝石かしら? なんていう石なのかな?」
日の光を浴びてキラキラ輝く石にうっとりとしてしまう。
部屋の中に置いておくのはなんとなく気が引けて、こうして持ってきてしまったが、畑仕事をしているあいだにさわるのも、またいけない気がしてどきどきした。もちろん手は洗って、爪の中に入り込んだ泥もしっかり落としてはいるけれど。
「こんな高価なものを赤ん坊に持たせるなんてどうかしているわ……。間違って口に入れちゃったらどうするのよ」
そうブツブツ呟きながらも、もしかしたら、と期待する気持ちが湧いてくる。
ジゼルを修道院に置き去りにしたそのひとは、もしかしたら彼女のことを可愛いと思っていてくれたのではないか。だが、やむにやまれず置いていく必要があったのではないか。そしてせめてもの繋がりを示すものとして、指輪を預けてくれたのではないか、と。
「――まぁ、そんなうまい話があるとも思えないけどねー」
そう言いつつ、指輪をポケットにしまって、立ち上がろうとしたときだ。
「そこの子、ちょっと話してもいいかな?」
「うきゃあっ!」
いきなり背後から声をかけられ、驚いたジゼルは跳び上がる。
その拍子にポケットから指輪が落ち、コロコロと井戸のほうへ転がっていった。
「きゃあっ! 待って……!」
慌てて追いかけようとするジゼルの視界に、ピカピカに磨かれた革靴の先端が入り込む。さらに長くしなやかな指が映って、転がっていく指輪をひょいと持ち上げた。
「あ……」
ジゼルは思わず息を呑む。
彼女の指輪を拾い上げたのは、このあたりでは見たことがないほど上等な身なりをした、金髪の美青年だったのだ。
(うわぁ……綺麗なひと)
あまりのことにジゼルは立ち尽くして、ぽうっと見とれてしまう。
年の頃は二十代の半ばか、もっと若いくらいだろうか? 修道院にもたまに無償奉仕のために男性がやってくることがあるが、ほとんどは壮年を過ぎているし、近くの農民や職人がほとんどだった。こんなに若いひとはなかなか見たことがない。
おまけにものすごい美人だ……男のひとを『美人』と呼ぶのは不適切かもしれないが、ジゼルのそう多くない語彙ではそう表現するのが一番しっくりくる。
(男のひとなのに睫毛は長いし、唇はつやつやだし、なにより色白! 背も見上げるほど高いし、しゅっとしているし……農夫に比べれば線は細いけど、軟弱っていう感じでもないし……)
とにかくものすごく綺麗で、格好いい。そんな思いで見つめている中、彼は拾い上げた指輪を太陽の光にかざして、なぜだか台座の裏あたりを見やった。
「『生誕歴三百十五年六月二十日』……」
ジゼルは思わずドキッと心臓を跳ね上げた。
彼の声が耳に心地いい響きであったこともそうなら、台座の裏に刻印されている日付を読み上げたのにも驚いたのだ。
「あ、あのぅ、その指輪……」
ジゼルがおずおず進み出ると、指輪を見つめていた青年がぱっとこちらを向いた。
「ああ、ごめんね。この指輪は、君のかい?」
じっと探るように見つめられて、ジゼルの胸が「もしや」という思いにひやりとする。
「わ、わたしのですけど……っ、あ、あの、わたし、それをどっかから盗ってきたわけじゃないですから!」
ほとんど叫び声になったジゼルの訴えに、青年はきょとんと目を見開く。ジゼルはますます不安になって、言葉を重ねた。
「本当です。それ、わたしがここに預けられたときに持っていたもので、先日院長様から、誕生日のお祝いに返していただいたもので……っ。決してどこからか持ち去ったものじゃありません。信じてください!」
孤児院で生活する孤児が高価な指輪を持っているなど、普通に見ればありえないことだ。どこからか盗んできたのではないかと疑われても無理はない。
孤児院や修道院には定期的に貴族たちが寄進に訪れているが、中には孤児たちとは顔を合わせず、寄進だけしてさっさと帰るひともいるし、孤児たちが遊んでいると露骨に嫌そうな顔をするひともいた。畑仕事をしている様子を「汚らしいわね」なんて呟いていったひともいる。
きっと彼らにとって孤児は愉快な存在ではないのだろう。目が合っただけでも顔をしかめられるのだ、目の前の青年も同じような考えの人間だったら、きっとなぜ指輪を持っているのかと疑ってくるはずだ。
(院長先生に言えば助けてもらえるかもだけど、高価なものだと知って指輪を持ち出していたわたしの責任だ、と言われればそれまでだし……)
どうしよう。もしかしたら自分を預けたひとに繋がる、唯一の手がかりかもしれないのに。取り上げられでもしたら……
そんな思いで胸元でぎゅっと拳を握るジゼルに、美貌の青年はふわりと優しく微笑んだ。
「君が盗んだものなんて思っていないよ。僕のほうこそ悪かった。孤児院でこんなにいい品に巡り会えると思っていなかったから、ついまじまじと見つめてしまった」
彼はそう言うとジゼルに自ら歩み寄り、その手を取って指輪を握らせてくれた。
疑われないどころか、なんの躊躇いもなく手にふれられて、ジゼルは仰天してしまう。
「あ、あの、あの……っ」
「驚かせてごめんね。僕はジルヴィス公爵のロイドというんだ。寄進の相談にきたんだけど、いかんせん初めてくる場所なもので、迷ってしまってね。よければ責任者のところに案内してくれないかな?」
ジゼルはぽかんとしてしまう。ずいぶん気さくな青年だと思ったら、まさかの公爵様!
あまりのことに真っ赤になりながら、彼女は慌てて頷いた。
「い、院長先生のお部屋は、修道院の奥になります。こっちです……」
「ありがとう。……ああ、あと、その指輪だけどね」
やっぱり疑われているのかしら、とびくっとしたジゼルに対し、ロイドはふわりと微笑んだ。
「とてもいい品だから、大切に持っているといい。部屋に置いておくのが不安なら、紐を通して首に提げておくといいよ。服の下にしまっておけば誰にもわからないし、自分でもそこにあることが確認できて安心できるだろうから」
「は、い……」
思いがけずアドバイスをもらって、ジゼルはまたまた驚いてしまう。
院長室に行くあいだも、ロイドと名乗った青年公爵は気さくに話しかけてくれた。ジゼルの瞳の色がめずらしいピンク色であるのにもいち早く気づいて、「可愛い色だね」と言ってくれたり。
変な色だと茶化されることが多かっただけに、これだけ美しいひとに可愛いと言われて、ジゼルはますますぼうっとなってしまった。
院長室の前で別れる間際、彼は「ありがとう」と礼を言いながら、再びじっとジゼルを見つめてくる。
「名前を聞いてもいいかな? ここの孤児院の子? もしかしたら修道女見習いかな」
「いえ、孤児院の者です。ジゼルと言います」
「そう、ジゼル……。素敵な名前だ。大事にしなさい」
彼はそれだけ言うと院長室に入っていったが、ジゼルは長いことそこを動けなかった。
――変な色と言われるばかりだったピンク色の瞳を褒めてもらえた。
――誰がつけてくれたかもわからない名前を素敵だと言ってもらえた。
いずれも孤児院で忙しく暮らしている中ではそうそう聞ける言葉ではなくて、胸の中がぽかぽかと温かなもので満たされていく。
「わたしの目の色、可愛いんだ……」
これまでからかわれるのが嫌で、ややうつむきがちになるのが当たり前になっていたが、少なくても可愛いと言ってくれるひとがこの世の中に一人はいる。それはとても嬉しく、涙が出るほどありがたいことだった。
手の中の指輪に目を落としてみる。紐に下げておくというのはとてもいいアイディアだ。さっそく紐を見繕っておこう。
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