村八分、塩

おこめニスタ

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第2章

シル様優しい!

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 その頃ベリーズはオリーブを連れて、シルヴェーヌの前へと帰り着きました。
「ようやった。」
シルヴェーヌは一目見て気に入ったようです。
「さっそく明日からこの体を使うのじゃ。」
「今からではないのですか?」
ブルーベリーが首をかしげます。
「三ヶ月使ったこの体。今日が最後だと思うとかなしゅうてな。」
と言って、シルヴェーヌは自分の体を抱きしめました。そして、
「シル様優しい!」
と言うラズベリーに満足そうにうなずいて
「新しい体は逃げないようにしておくのじゃぞ」
と命令したので、ブルーベリーはオリーブを洞窟の奥の方に閉じ込めました。
 そこは明かりが何もなく、真っ暗でした。
「私が死んだら、おじいさまや村の人たちは悲しんでくれるのかしら…。」
小さくつぶやいたその声は、近くに誰もいない静かな洞窟で、やけに大きく響きました。オリーブは首を横に振り、大好きな村のことを思い出しました。小さい村です。住んでいる人も多くはありません。けれど、心があったかくなる場所です。
 オリーブは、村の暮らしを守れるのであれば自分の命とひきかえでもいいと思いました。
「みんな、どうか幸せに…。」
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