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結末一
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「みなさん、こんにちは。僕、山田です。今回の一大レゲエプロジェクトでハンディカメラを回していたあの山田です。表紙左下のジャア・ケイは僕のペンネームです」
「レンズから見た映像をもとに、若干の演出を加えて、ドキュメンタリー風にこの物語を書いてみました。お楽しみいただけたでしょうか。洋画の字幕みたいなセリフが多かったかと思いますが、ご容赦ください」
「僕がプロジェクトに参加する前の出来事や、カメラでカバーできなかった部分は、インタビューと妄想で補いました。一つの新人ユニットに起こったアルバム制作からグラミー賞までを描いた物語です」
「込み入った人間模様も多くありました。いまだにすっきりしてない登場人物もいるようですが、これはまた将来に続く物語のネタとして追いかけてみたいと思います」
「わずか二度の渡航でしたが、ジャマイカという国はとても面白いところです。海はきれいだし、チキンはおいしいし。怖い目にも遭遇しました。ロビーが言っていた言葉が僕にはとても印象的でした。怖くなければジャマイカではない」
「話に聞くところでは、昔は年間三万人以上の日本人観光客がジャマイカを訪れました」
「カズさんは外務省時代、サザンの桑田さんからジャマイカについて話を聞かせてくれと連絡があり、会いに行ったこともあるそうです」
「もし皆さんがこの物語を読んでジャマイカに興味を持たれたら、一人のジャマイカを愛する日本人となった僕としては大変うれしいことです」
「みなさんの多くが行かれるのは、どうしても最大の観光地モンテゴベイが多いと思いますが、もしキングストンまで足を運ばれる機会があれば、僕に連絡してください。ローリーをご紹介します」
「一年と限られたプロジェクトでした。この間に記録した膨大な映像は、いつの日か、いや近い将来かもしれませんが、プロの手で編集され世に出ていくかもしれませ」
「エンターテイメント業界は、数年前に全世界で起こった新型ウイルスの影響で、どん底の苦しみにもがいてきました。大局的に見れば今回の主人公の一人カズさんがいるレゲエ業界は、他の音楽ジャンルよりは立ち直りに時間がかかっているかもしれません」
「ただページ&タヨは周りの協力、ファンの声援、本人たちの才能と努力、そして運もあり世界的な名声を手にすることができました」
「レゲエをベースにしたポップという捉えられ方で人々の間で高く評価されました。もちろんスライ&ロビーのおかげでもありました」
「そしてグラミー賞授賞式の翌日、ユニットとしての活動を当初からの予定通り休止すると、彼ら自身のXで突然発表しました。衝撃的でしたね。僕も知りませんでした」
「制作チームも一応解散となり、この一年の収支を計算しました。ページの叔父さんに出してもらった二億二千万円は倍の二億四千万円にして返せたそうです」
「活動休止の反動で、アルバムはさらに売り上げを伸ばし、同時に叔父さんのところにもまだまだお金が入るそうで」
「これで、また何かあれば、例えばページ&タヨの復活とか、突然現れる新人とか、制作資金には苦労しないで済むとチームの面々は言っていまし」
「僕も次は初めからチーム入りし、できればアシスタントも付けてもらって、またみなさんに壮大なドラマをお届けできればと、日々精進しています」
「あ、話すのを忘れていました。スタイリストの沙良さんのことです。彼女はマイアミでページに手を出そうとしましたね。なんでも、成田を発つ前の日、彼氏と大喧嘩したそうです。今は、彼氏とはまあまあだと言っています。弊社専属アーティストたちのスタイリストはほぼ全部沙良さんが担当しています」
「たくさんの方々にこの本を読んでいただけたら、その印税で僕の新婚生活にも花を添えることができると思います」
「実は、一緒に働く機会が多かったせいもあるのですが、荒美千代さん、そうですタヨの妹の千代さんと結婚することになりました」
「彼女は最後までページを諦めきれませんでした。でも、ある出来事の発表で僕との結婚を決意してくれました。ある出来事とは、あとがき二に記します」
「僕は性格がいいし、実は背も高く、ルックスもページに負けていません。歌は、まあそれほどでも、ですが。仕事もできるほうだと思っているし、結構自信をもってしつこく千代さんにアプローチしてきました」「
毎回、ごめんなさいの繰り返しでした。果たして彼女が本当にページを諦めきれたのか、まだ疑問は残っていますが、気にしないことにしています」
「最後に一つ結婚の条件として、荒美家を絶えさせないためにと、僕は養子になることを千代さんから求められました。喜んで、お受けしました」
「仕事は山田のままで続けます。それから、この物語の中で、僕がまだ正式にお会いできていない人物がいます。一時期はページの婚約者と思われていた美雪さんです」
「二日後に、あの川沿いのカフェでお話を聞けることになりました。凄い美人で、緩い方だそうです。実はページも一緒に来ることになっています」
「とっても楽しみです。もちろんタヨさんと千代さんには、このことは秘密です。果たして魔王のページがどういう行動に出るか。こちらも楽しみです」
「僕らは、毎日中田社長のもとで、ハードに働いています。千代さんは相変わらず秘書として、出来るだけ中田社長に同行しています。覚えていますか?千代さんはタヨよりも美しいとページは言っていましたね」
「中田社長は千代さんの保護者になったつもりのようで、僕らの結婚はまだ早いと言っています。本当のところは、うらやましいのでしょう」
「中田社長はいい人だし、いろんな仕事も覚えられる。当分この忙しい状況に変わりはないと思います。
「今から、そのある出来事についてお話します。それから最後にみなさんにも知ってもらいたいことがあります。先日、彼女は少し酔ったのでしょう、初めて僕を部屋に上げてくれました。洋服は脱ぎっぱなしで、下着もベッドにばらまかれていました。どこかで聞いたようなお話ですね」
ジャーブレスユー。
ジャマイカで覚えた素敵な言葉です。
神のご加護がありますように」
「レンズから見た映像をもとに、若干の演出を加えて、ドキュメンタリー風にこの物語を書いてみました。お楽しみいただけたでしょうか。洋画の字幕みたいなセリフが多かったかと思いますが、ご容赦ください」
「僕がプロジェクトに参加する前の出来事や、カメラでカバーできなかった部分は、インタビューと妄想で補いました。一つの新人ユニットに起こったアルバム制作からグラミー賞までを描いた物語です」
「込み入った人間模様も多くありました。いまだにすっきりしてない登場人物もいるようですが、これはまた将来に続く物語のネタとして追いかけてみたいと思います」
「わずか二度の渡航でしたが、ジャマイカという国はとても面白いところです。海はきれいだし、チキンはおいしいし。怖い目にも遭遇しました。ロビーが言っていた言葉が僕にはとても印象的でした。怖くなければジャマイカではない」
「話に聞くところでは、昔は年間三万人以上の日本人観光客がジャマイカを訪れました」
「カズさんは外務省時代、サザンの桑田さんからジャマイカについて話を聞かせてくれと連絡があり、会いに行ったこともあるそうです」
「もし皆さんがこの物語を読んでジャマイカに興味を持たれたら、一人のジャマイカを愛する日本人となった僕としては大変うれしいことです」
「みなさんの多くが行かれるのは、どうしても最大の観光地モンテゴベイが多いと思いますが、もしキングストンまで足を運ばれる機会があれば、僕に連絡してください。ローリーをご紹介します」
「一年と限られたプロジェクトでした。この間に記録した膨大な映像は、いつの日か、いや近い将来かもしれませんが、プロの手で編集され世に出ていくかもしれませ」
「エンターテイメント業界は、数年前に全世界で起こった新型ウイルスの影響で、どん底の苦しみにもがいてきました。大局的に見れば今回の主人公の一人カズさんがいるレゲエ業界は、他の音楽ジャンルよりは立ち直りに時間がかかっているかもしれません」
「ただページ&タヨは周りの協力、ファンの声援、本人たちの才能と努力、そして運もあり世界的な名声を手にすることができました」
「レゲエをベースにしたポップという捉えられ方で人々の間で高く評価されました。もちろんスライ&ロビーのおかげでもありました」
「そしてグラミー賞授賞式の翌日、ユニットとしての活動を当初からの予定通り休止すると、彼ら自身のXで突然発表しました。衝撃的でしたね。僕も知りませんでした」
「制作チームも一応解散となり、この一年の収支を計算しました。ページの叔父さんに出してもらった二億二千万円は倍の二億四千万円にして返せたそうです」
「活動休止の反動で、アルバムはさらに売り上げを伸ばし、同時に叔父さんのところにもまだまだお金が入るそうで」
「これで、また何かあれば、例えばページ&タヨの復活とか、突然現れる新人とか、制作資金には苦労しないで済むとチームの面々は言っていまし」
「僕も次は初めからチーム入りし、できればアシスタントも付けてもらって、またみなさんに壮大なドラマをお届けできればと、日々精進しています」
「あ、話すのを忘れていました。スタイリストの沙良さんのことです。彼女はマイアミでページに手を出そうとしましたね。なんでも、成田を発つ前の日、彼氏と大喧嘩したそうです。今は、彼氏とはまあまあだと言っています。弊社専属アーティストたちのスタイリストはほぼ全部沙良さんが担当しています」
「たくさんの方々にこの本を読んでいただけたら、その印税で僕の新婚生活にも花を添えることができると思います」
「実は、一緒に働く機会が多かったせいもあるのですが、荒美千代さん、そうですタヨの妹の千代さんと結婚することになりました」
「彼女は最後までページを諦めきれませんでした。でも、ある出来事の発表で僕との結婚を決意してくれました。ある出来事とは、あとがき二に記します」
「僕は性格がいいし、実は背も高く、ルックスもページに負けていません。歌は、まあそれほどでも、ですが。仕事もできるほうだと思っているし、結構自信をもってしつこく千代さんにアプローチしてきました」「
毎回、ごめんなさいの繰り返しでした。果たして彼女が本当にページを諦めきれたのか、まだ疑問は残っていますが、気にしないことにしています」
「最後に一つ結婚の条件として、荒美家を絶えさせないためにと、僕は養子になることを千代さんから求められました。喜んで、お受けしました」
「仕事は山田のままで続けます。それから、この物語の中で、僕がまだ正式にお会いできていない人物がいます。一時期はページの婚約者と思われていた美雪さんです」
「二日後に、あの川沿いのカフェでお話を聞けることになりました。凄い美人で、緩い方だそうです。実はページも一緒に来ることになっています」
「とっても楽しみです。もちろんタヨさんと千代さんには、このことは秘密です。果たして魔王のページがどういう行動に出るか。こちらも楽しみです」
「僕らは、毎日中田社長のもとで、ハードに働いています。千代さんは相変わらず秘書として、出来るだけ中田社長に同行しています。覚えていますか?千代さんはタヨよりも美しいとページは言っていましたね」
「中田社長は千代さんの保護者になったつもりのようで、僕らの結婚はまだ早いと言っています。本当のところは、うらやましいのでしょう」
「中田社長はいい人だし、いろんな仕事も覚えられる。当分この忙しい状況に変わりはないと思います。
「今から、そのある出来事についてお話します。それから最後にみなさんにも知ってもらいたいことがあります。先日、彼女は少し酔ったのでしょう、初めて僕を部屋に上げてくれました。洋服は脱ぎっぱなしで、下着もベッドにばらまかれていました。どこかで聞いたようなお話ですね」
ジャーブレスユー。
ジャマイカで覚えた素敵な言葉です。
神のご加護がありますように」
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