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【第2話】先生達の旅行先
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年長組になり保育園生活も残り3ヶ月ちょっととなった12月半ばのある日、俺は仕事を終え保育園に迎えに行ったときに担任の先生と連絡事項のやり取りを済ませ少し雑談をした。
担任の先生は50代の女性だがこの保育園には20代の可愛く若い先生も結構いるので女性と接する機会がない俺にとっては毎日保育園に行くのが少し楽しみでもあった。
勤め先の会社はほぼ男性しかおらず女性と言えば年配の事務をしている数人しかいない。なので保育園は唯一若い女性と接することの出来る場所なのである。
担任の先生と雑談の中で、年末年始にどこか遊びに行くのかという話題になった。
我が家は毎年俺の実家に帰る。帰省と言っても近いのでいつでも帰れるし母に雄太の面倒を見てもらうこともあるので新鮮味はない。
ただ、正月はすでに結婚して家を出た姉家族も実家に集まるのでなんとなく毎年恒例になっていて、息子の雄太も両親や姉の子供達とも仲良くしているし、ついでに面倒も見てくれるので俺は育児から解放されのんびり過ごすことが出来るのである。
そう説明すると「いつもお父さん一人で頑張ってるのだから、たまには息抜きも必要ですよね」と同情される。正月は仕事と家事と育児から解放され、お節料理を食べながら昼から酒を飲める唯一のんびり出来る休暇なのである。
「先生はどこか行く予定あるのですか?」
50代の女性の予定など別に興味はないがこちらの予定も聞かれたので聞き返してみた。
「特になにも決めていないんですよ。のぞみ先生達は旅行に行くみたいですけどね」
のぞみ先生とは20代半ばの可愛い清楚系の先生で結構好みのタイプである。雄太が保育園に通い始めた年に新卒で赴任してきたのだがこれまで担任にはならずあまり接点がないのが残念であるが会えば挨拶もするし多少雑談だってする。
「いいですね。のぞみ先生達ってことは由香先生や美咲先生とかもですかね?」
「そうみたいです。あの3人仲いいですから」
のぞみ先生は同期の由香先生と1つ先輩の美咲先生と仲が良く3人でよく飲みに行っていると聞いたような覚えがある。それに3人とも独身だってことは以前になにかの雑談のなかで聞いていた。
由香先生は可愛らしいごく普通な感じだが美咲先生は大人の女性って感じの美人で色気がありそして胸がとにかく大きい。
以前運動会で子供達と一緒に走るTシャツ姿の美咲先生が胸を上下に大きく揺らしていて俺を含め多くの
お父さん達の目を楽しませてくれたのをよく覚えている。
きっとあの大きな胸に挟まれたいとその場にいたお父さんたちは皆思っていただろう。
他にも若い先生はいるがこの保育園の中ではのぞみ先生と美咲先生が特にお気に入りだった。
「どこに行くんですかね?」
3人の旅行先に興味津々だが、そんな気持ちを悟られないように話の流れのように自然に聞いてみる。
「確か1月2日と3日で○○温泉に泊まって近くのスキー場でスノーボードするって言ってましたよ」
思いもよらずお気に入りの先生達の具体的な予定をゲットすることが出来た。
○○温泉は隣県の山奥の秘湯と呼ばれる温泉地で宿泊施設も2軒しかないはずだ。しかもその2軒とも混浴がある旅館だ。
混浴と知っていてこの温泉に行くのか、もしくはたまたまなのかはわからないが俺の心がざわついた。
俺は以前、休みの時に息子を実家に預けこの温泉地に訪れたことがある。
宿泊したことはないが近くのスキー場で滑った後に温泉に入るため何度か利用させてもらっていた。
1軒は昔ながらの湯治宿で建物もかなり老朽化が進んでいる。もう1軒は数年前に改装して綺麗になった。
あの可愛い先生達が混浴に入るのかは疑問だが、そんな彼女達の入浴姿を想像して居ても立っても居られなくなる。
なんとかしてその場に居合わせることは出来ないものか。不純な気持ちしかないが久しぶりに女性に対して行動を起こしたくなってきた。
一緒に行きたいなど申し出ることなんて到底無理な話だし受け入れてもらえるはずもない。
ならば先生達の旅行先で偶然を装ってばったり会うしかない。
幸いこの温泉地の周辺には観光するような見どころもないし、スキー場に行くという情報もある。スキー場もこの近辺には2ヶ所。ある程度先生達の行動は想像できるだろう。
先生達との混浴を目標に俺は計画を立てることにした。
日時と行き場所はわかっている。宿泊施設もスキー場も2軒づつしかない。
旅館も1軒は古くてぼろいのでもう1軒の綺麗なほうに絞られる。
スキー場は2ヶ所あるが別にそこで遭遇する必要はない。目的は先生達との混浴なんだから。
スキー場で遭遇するよりも理想は混浴でばったり会うのが一番だ。
お互い裸で逃げられない状況が望ましい。
とにかくこんないい情報を掴んでなにもしないのは後で絶対に後悔するに決まっている。
行動に移さなければなにも始まらない。
20代の女性が泊まるとなれば改装した旅館のほうに泊まる可能性が高い。
改装はしても混浴は存続しているのは知っていたが後でもう一度調べて確認しておこう。もしも混浴が閉鎖されてしまっていたらすべての計画が水の泡だ。
計画が失敗するかもしれないが彼女達の行動は限られているため成功する可能性はかなりあるし、あの先生達と混浴するチャンスなんてこの先絶対に訪れない。絶対にこのチャンスをものにしたい。
俺は早速、実家と姉に連絡をして、友人とスノボーに行きたいから2日間息子を預かってほしいとお願いしたら二つ返事で了承してくれたので旅館の予約をすることにした。
もしかしたら正月で満室かもしれない不安もあったが問題なく予約をすることが出来た。
あとは当日いかに偶然を装ってうまく先生達と遭遇することが出来るかだ。
留守番する雄太には申し訳ないがこんな絶好のチャンスは二度とないのだから俺にも楽しまさせてくれ。
担任の先生は50代の女性だがこの保育園には20代の可愛く若い先生も結構いるので女性と接する機会がない俺にとっては毎日保育園に行くのが少し楽しみでもあった。
勤め先の会社はほぼ男性しかおらず女性と言えば年配の事務をしている数人しかいない。なので保育園は唯一若い女性と接することの出来る場所なのである。
担任の先生と雑談の中で、年末年始にどこか遊びに行くのかという話題になった。
我が家は毎年俺の実家に帰る。帰省と言っても近いのでいつでも帰れるし母に雄太の面倒を見てもらうこともあるので新鮮味はない。
ただ、正月はすでに結婚して家を出た姉家族も実家に集まるのでなんとなく毎年恒例になっていて、息子の雄太も両親や姉の子供達とも仲良くしているし、ついでに面倒も見てくれるので俺は育児から解放されのんびり過ごすことが出来るのである。
そう説明すると「いつもお父さん一人で頑張ってるのだから、たまには息抜きも必要ですよね」と同情される。正月は仕事と家事と育児から解放され、お節料理を食べながら昼から酒を飲める唯一のんびり出来る休暇なのである。
「先生はどこか行く予定あるのですか?」
50代の女性の予定など別に興味はないがこちらの予定も聞かれたので聞き返してみた。
「特になにも決めていないんですよ。のぞみ先生達は旅行に行くみたいですけどね」
のぞみ先生とは20代半ばの可愛い清楚系の先生で結構好みのタイプである。雄太が保育園に通い始めた年に新卒で赴任してきたのだがこれまで担任にはならずあまり接点がないのが残念であるが会えば挨拶もするし多少雑談だってする。
「いいですね。のぞみ先生達ってことは由香先生や美咲先生とかもですかね?」
「そうみたいです。あの3人仲いいですから」
のぞみ先生は同期の由香先生と1つ先輩の美咲先生と仲が良く3人でよく飲みに行っていると聞いたような覚えがある。それに3人とも独身だってことは以前になにかの雑談のなかで聞いていた。
由香先生は可愛らしいごく普通な感じだが美咲先生は大人の女性って感じの美人で色気がありそして胸がとにかく大きい。
以前運動会で子供達と一緒に走るTシャツ姿の美咲先生が胸を上下に大きく揺らしていて俺を含め多くの
お父さん達の目を楽しませてくれたのをよく覚えている。
きっとあの大きな胸に挟まれたいとその場にいたお父さんたちは皆思っていただろう。
他にも若い先生はいるがこの保育園の中ではのぞみ先生と美咲先生が特にお気に入りだった。
「どこに行くんですかね?」
3人の旅行先に興味津々だが、そんな気持ちを悟られないように話の流れのように自然に聞いてみる。
「確か1月2日と3日で○○温泉に泊まって近くのスキー場でスノーボードするって言ってましたよ」
思いもよらずお気に入りの先生達の具体的な予定をゲットすることが出来た。
○○温泉は隣県の山奥の秘湯と呼ばれる温泉地で宿泊施設も2軒しかないはずだ。しかもその2軒とも混浴がある旅館だ。
混浴と知っていてこの温泉に行くのか、もしくはたまたまなのかはわからないが俺の心がざわついた。
俺は以前、休みの時に息子を実家に預けこの温泉地に訪れたことがある。
宿泊したことはないが近くのスキー場で滑った後に温泉に入るため何度か利用させてもらっていた。
1軒は昔ながらの湯治宿で建物もかなり老朽化が進んでいる。もう1軒は数年前に改装して綺麗になった。
あの可愛い先生達が混浴に入るのかは疑問だが、そんな彼女達の入浴姿を想像して居ても立っても居られなくなる。
なんとかしてその場に居合わせることは出来ないものか。不純な気持ちしかないが久しぶりに女性に対して行動を起こしたくなってきた。
一緒に行きたいなど申し出ることなんて到底無理な話だし受け入れてもらえるはずもない。
ならば先生達の旅行先で偶然を装ってばったり会うしかない。
幸いこの温泉地の周辺には観光するような見どころもないし、スキー場に行くという情報もある。スキー場もこの近辺には2ヶ所。ある程度先生達の行動は想像できるだろう。
先生達との混浴を目標に俺は計画を立てることにした。
日時と行き場所はわかっている。宿泊施設もスキー場も2軒づつしかない。
旅館も1軒は古くてぼろいのでもう1軒の綺麗なほうに絞られる。
スキー場は2ヶ所あるが別にそこで遭遇する必要はない。目的は先生達との混浴なんだから。
スキー場で遭遇するよりも理想は混浴でばったり会うのが一番だ。
お互い裸で逃げられない状況が望ましい。
とにかくこんないい情報を掴んでなにもしないのは後で絶対に後悔するに決まっている。
行動に移さなければなにも始まらない。
20代の女性が泊まるとなれば改装した旅館のほうに泊まる可能性が高い。
改装はしても混浴は存続しているのは知っていたが後でもう一度調べて確認しておこう。もしも混浴が閉鎖されてしまっていたらすべての計画が水の泡だ。
計画が失敗するかもしれないが彼女達の行動は限られているため成功する可能性はかなりあるし、あの先生達と混浴するチャンスなんてこの先絶対に訪れない。絶対にこのチャンスをものにしたい。
俺は早速、実家と姉に連絡をして、友人とスノボーに行きたいから2日間息子を預かってほしいとお願いしたら二つ返事で了承してくれたので旅館の予約をすることにした。
もしかしたら正月で満室かもしれない不安もあったが問題なく予約をすることが出来た。
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