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【第8話】作戦成功
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先生達に声を掛けようと一歩踏み出したその瞬間、彼女達の声が聞こえたので踏みとどまりまた身を潜めた。
「こっちだっけ?」
「あれ?通り過ぎた。さっきとのところ曲がらなくちゃ」
俺には神様の声に聞こえた。
今、曲がらなくちゃ。って言ったよね。聞き間違いじゃないよね。
彼女達の「曲がらなくちゃ」という言葉を頭の中で繰り返す。
物陰からそっと彼女達を覗くとこちらに振り向き曲がり角があったところを指差している。
俺は雄叫びを上げそうになった。聞き間違いでも空耳でも幻聴でもない。
神様は俺を見放していなかった。
そのまま彼女達を覗いていると今来た廊下を少し戻り混浴へ続くつり橋があるほうへついに曲がって行った。
妄想でも幻覚でも蜃気楼でもない。
今、確実に混浴のほうへ曲がって行った!実際彼女達の姿は廊下にはない。間違いなく曲がったのだ。
よっしゃぁぁー!!
彼女達が見えなくなった廊下に飛び出し声には出さずに大きくガッツポーズを何度も何度もした。
少し待ってから俺も後に続こう。
5分程時間を置き混浴に繋がる扉を開けようとした時、ふとあるものに気が付いた。
それは清掃中を表す立て看板だ。
高さ50cmほどの木の板に書かれている「清掃中」の文字。
俺はそれを扉の前に置いてつり橋を渡った。
ここまできたんだ。誰にも邪魔はされたくない。
途中、男性が入ってきて先生達が戻ってしまうことを防ぐためにも旅館やお客さんたちには申し訳ないが仕方がないことだ。
私利私欲のためとんでもないことをしているのはわかっている。でもどうしても邪魔はされたくないのだ。
後ろめたさをかんじつつ、つり橋を渡り静かに脱衣所に入った。
先程の教訓を踏まえ棚に並んでいる籠を確認したが、案の定先客の衣類はないので男性客はいないということだ。
耳を澄ますと渓流の川音に混じり誰の声かわからないが女性の声が聞こえる。
俺は浴衣を脱ぎ捨て股間をタオルで隠しながら風呂へ続く扉をそっと開けた。
心臓がバクバクして鼓動が早くなる。緊張してえずきそうになり涙目になる。一旦深呼吸して気持ちを落ち着かせる。この時のために立てた計画はかなりの不確定要素を含んでいたが大成功となりそうだ。
ついに念願ののぞみ先生と美咲先生と混浴が出来るとわかり、もう嬉しくて大声で歓喜の声を上げたいところだ。
そこで目にしたのは並んでこちらに背を向け肩までお湯に浸かる3人の後ろ姿だった。
全員髪の毛が湯に着かないようにアップにまとめ色っぽい3本のうなじがこちらを向いている。
おそらく左から美咲先生、のぞみ先生、由香先生の並びだ。
ついにこの時が訪れた。すぐ目の前に念願だった先生達が入浴している。そして今から一緒に混浴することが出来る。作戦大成功だ。途中予想外の寄り道はあったが本来の目的である混浴が今ここに実現する。
徐々に彼女達に近づいていくと俺の気配に気づいた美咲先生がこちらに振り返った。
しかしまだ俺とは気づいていないようだ。
今にも勃起してしまいそうだがなんとか堪え、俯き加減に近づき「失礼します」と声を掛けると残りの二人もこちらに振り返り3人揃って奥のほうに移動する。
男が入ってきたことに戸惑っているのかもしれない。
掛け湯をして湯船に浸かって顔を上げた瞬間、美咲先生が「あっー!」と大きな声を上げた。
どうやら俺に気付いたようだ。
それに合わせ俺も驚いたふりをして「えっ!!えぇぇぇ!」と大げさに声を出す。
するとのぞみ先生も気付いたようで「キャー!嘘?マジ?」と驚く。
しかし由香先生はなにが起こったのかわからずキョロキョロしている。
そんな由香先生にのぞみ先生が「雄太君のパパ」と一言耳打ちする。
「えっ?嘘?えぇぇっ!!!なんで?なんで?」
3人の中で一番驚いている。
由香先生は眉間に皺をよせ目を細めてこちらを見てくる。
どうやら目が悪いようで俺の顔を認識できないようだ。
そういえばさっき廊下で見た時は眼鏡をしていたような気がするが確かではない。
のぞみ先生と美咲先生しか見ていなかったので記憶が曖昧だ。
「えっ?なんでいるんですか?」
のぞみ先生が至極当然の質問をしてきた。
「一人でスノボーしに来て泊まっているんですけど、それにしてもすごい偶然ですね」
「雄太君は?」
今度は美咲先生が尋ねてくる。
「実家で預かってもらっています。先生達は?」
「私達もスノボーで来てます。まさかこんな偶然があるんですね。しかもお風呂でばったり会うとは……」
のぞみ先生が恥ずかしそうに答える。
奇跡でも偶然でもない。念入りに計画されたことなんです。あなた達と混浴するため試行錯誤してやっとの思いでここまでたどり着いたのです。期待を裏切らず混浴に入ってくれた彼女達に感謝した。
心の中ではそう思っても当然口には出せない。
「てか超恥ずかしいんですけど……」
由香先生はこちらに背を向ける。
「俺、コンタクト入れてないんでボヤっとしか見えていませんから。それににごり湯だし。」
コンタクトレンズを入れていないなんて大嘘だ。確かに俺は目が悪いが今はバッチリ入れていてはっきりと見えている。ただにごり湯で見えないのは確かでかなり残念だが仕方がない。
「なら大丈夫そうですよね。それに暗いし」
のぞみ先生は意外と理解があるようだ。
「でもここ混浴ですよ。よく入りましたね」
むしろ入ってくれないと俺としてはすべての計画が泡になってしまう。彼女達が入ることを前提に俺は今まで行動してきた。
「せっかく温泉に来てるんだし入らないのはもったいないですよ。それにたとえ男性がいても二度と会うこともないし。私とのぞみ先生は結構ノリノリなんですけど由香先生は恥ずかしいから嫌だって言ってたんですけど強引に連れてきました」
そう言いながら美咲先生はケラケラ笑う。
俺の中ではお色気担当の美咲先生がノリノリなのはわかるが清楚系ののぞみ先生もノリノリなのには少し驚いた。
「若いカッコいい男性が入ってくるの期待してたり?」
俺は冗談で美咲先生をゆすってみる。
「期待していなくはない。はっはっはっ」
美咲先生は笑いながら手を叩く。そのたびに胸元の大きな膨らみが水面から見え隠れするが先端までは見ることが出来ない。でもそれだけで股間を膨らませるには十分な破壊力があるが、いくらにごり湯で見えないとはいえ勃起させるわけにはいかない。
「若くてカッコいいお兄さんでなくてすいません」
俺は自虐的に謝る。
「そんなことないですよ。雄太君パパもまだ若いしカッコいいですよ。先生達の中ではイケメンパパグループに入ってますから」
そんな嬉しい言葉をのぞみ先生が言ってくれるとは思ってもいなかったのでテンションが上がる。
「イケメンじゃないパパグループもあるってこと?」
「あっははは……。それは内緒です。でも本当に他の先生達からも雄太君パパの評判はいいですよ」
美咲先生ははっきりとした口調で答えたので事実なのかもしれない。
「ありがとうございます。なんかすごい嬉しいです」
俺は素直に喜びと感謝を伝えた。少なくとも先生達の間では俺の印象は悪くはないのがわかってほっとしたのもある。
それからしばらく息子の雄太のことや保育園のことなどをメインに雑談を交わす。
始めほとんど会話に参加していなかった由香先生もこの状況に慣れてきたのか所々で会話に参加してくるようになった。
この会話の最中、一度だけのぞみ先生の胸の先端が一瞬水面上に顔を出したのを俺は見逃さなかった。この瞬間を待っていたのだ。
綺麗なピンク色の突起と小さめの乳輪。
ほんの一瞬だったがしっかりと目に焼き付けた。
しかし残りの二人の先端の突起はまだ目視出来ていない。ここまで来たんだ3人の乳首を目に収めたい。
「こっちだっけ?」
「あれ?通り過ぎた。さっきとのところ曲がらなくちゃ」
俺には神様の声に聞こえた。
今、曲がらなくちゃ。って言ったよね。聞き間違いじゃないよね。
彼女達の「曲がらなくちゃ」という言葉を頭の中で繰り返す。
物陰からそっと彼女達を覗くとこちらに振り向き曲がり角があったところを指差している。
俺は雄叫びを上げそうになった。聞き間違いでも空耳でも幻聴でもない。
神様は俺を見放していなかった。
そのまま彼女達を覗いていると今来た廊下を少し戻り混浴へ続くつり橋があるほうへついに曲がって行った。
妄想でも幻覚でも蜃気楼でもない。
今、確実に混浴のほうへ曲がって行った!実際彼女達の姿は廊下にはない。間違いなく曲がったのだ。
よっしゃぁぁー!!
彼女達が見えなくなった廊下に飛び出し声には出さずに大きくガッツポーズを何度も何度もした。
少し待ってから俺も後に続こう。
5分程時間を置き混浴に繋がる扉を開けようとした時、ふとあるものに気が付いた。
それは清掃中を表す立て看板だ。
高さ50cmほどの木の板に書かれている「清掃中」の文字。
俺はそれを扉の前に置いてつり橋を渡った。
ここまできたんだ。誰にも邪魔はされたくない。
途中、男性が入ってきて先生達が戻ってしまうことを防ぐためにも旅館やお客さんたちには申し訳ないが仕方がないことだ。
私利私欲のためとんでもないことをしているのはわかっている。でもどうしても邪魔はされたくないのだ。
後ろめたさをかんじつつ、つり橋を渡り静かに脱衣所に入った。
先程の教訓を踏まえ棚に並んでいる籠を確認したが、案の定先客の衣類はないので男性客はいないということだ。
耳を澄ますと渓流の川音に混じり誰の声かわからないが女性の声が聞こえる。
俺は浴衣を脱ぎ捨て股間をタオルで隠しながら風呂へ続く扉をそっと開けた。
心臓がバクバクして鼓動が早くなる。緊張してえずきそうになり涙目になる。一旦深呼吸して気持ちを落ち着かせる。この時のために立てた計画はかなりの不確定要素を含んでいたが大成功となりそうだ。
ついに念願ののぞみ先生と美咲先生と混浴が出来るとわかり、もう嬉しくて大声で歓喜の声を上げたいところだ。
そこで目にしたのは並んでこちらに背を向け肩までお湯に浸かる3人の後ろ姿だった。
全員髪の毛が湯に着かないようにアップにまとめ色っぽい3本のうなじがこちらを向いている。
おそらく左から美咲先生、のぞみ先生、由香先生の並びだ。
ついにこの時が訪れた。すぐ目の前に念願だった先生達が入浴している。そして今から一緒に混浴することが出来る。作戦大成功だ。途中予想外の寄り道はあったが本来の目的である混浴が今ここに実現する。
徐々に彼女達に近づいていくと俺の気配に気づいた美咲先生がこちらに振り返った。
しかしまだ俺とは気づいていないようだ。
今にも勃起してしまいそうだがなんとか堪え、俯き加減に近づき「失礼します」と声を掛けると残りの二人もこちらに振り返り3人揃って奥のほうに移動する。
男が入ってきたことに戸惑っているのかもしれない。
掛け湯をして湯船に浸かって顔を上げた瞬間、美咲先生が「あっー!」と大きな声を上げた。
どうやら俺に気付いたようだ。
それに合わせ俺も驚いたふりをして「えっ!!えぇぇぇ!」と大げさに声を出す。
するとのぞみ先生も気付いたようで「キャー!嘘?マジ?」と驚く。
しかし由香先生はなにが起こったのかわからずキョロキョロしている。
そんな由香先生にのぞみ先生が「雄太君のパパ」と一言耳打ちする。
「えっ?嘘?えぇぇっ!!!なんで?なんで?」
3人の中で一番驚いている。
由香先生は眉間に皺をよせ目を細めてこちらを見てくる。
どうやら目が悪いようで俺の顔を認識できないようだ。
そういえばさっき廊下で見た時は眼鏡をしていたような気がするが確かではない。
のぞみ先生と美咲先生しか見ていなかったので記憶が曖昧だ。
「えっ?なんでいるんですか?」
のぞみ先生が至極当然の質問をしてきた。
「一人でスノボーしに来て泊まっているんですけど、それにしてもすごい偶然ですね」
「雄太君は?」
今度は美咲先生が尋ねてくる。
「実家で預かってもらっています。先生達は?」
「私達もスノボーで来てます。まさかこんな偶然があるんですね。しかもお風呂でばったり会うとは……」
のぞみ先生が恥ずかしそうに答える。
奇跡でも偶然でもない。念入りに計画されたことなんです。あなた達と混浴するため試行錯誤してやっとの思いでここまでたどり着いたのです。期待を裏切らず混浴に入ってくれた彼女達に感謝した。
心の中ではそう思っても当然口には出せない。
「てか超恥ずかしいんですけど……」
由香先生はこちらに背を向ける。
「俺、コンタクト入れてないんでボヤっとしか見えていませんから。それににごり湯だし。」
コンタクトレンズを入れていないなんて大嘘だ。確かに俺は目が悪いが今はバッチリ入れていてはっきりと見えている。ただにごり湯で見えないのは確かでかなり残念だが仕方がない。
「なら大丈夫そうですよね。それに暗いし」
のぞみ先生は意外と理解があるようだ。
「でもここ混浴ですよ。よく入りましたね」
むしろ入ってくれないと俺としてはすべての計画が泡になってしまう。彼女達が入ることを前提に俺は今まで行動してきた。
「せっかく温泉に来てるんだし入らないのはもったいないですよ。それにたとえ男性がいても二度と会うこともないし。私とのぞみ先生は結構ノリノリなんですけど由香先生は恥ずかしいから嫌だって言ってたんですけど強引に連れてきました」
そう言いながら美咲先生はケラケラ笑う。
俺の中ではお色気担当の美咲先生がノリノリなのはわかるが清楚系ののぞみ先生もノリノリなのには少し驚いた。
「若いカッコいい男性が入ってくるの期待してたり?」
俺は冗談で美咲先生をゆすってみる。
「期待していなくはない。はっはっはっ」
美咲先生は笑いながら手を叩く。そのたびに胸元の大きな膨らみが水面から見え隠れするが先端までは見ることが出来ない。でもそれだけで股間を膨らませるには十分な破壊力があるが、いくらにごり湯で見えないとはいえ勃起させるわけにはいかない。
「若くてカッコいいお兄さんでなくてすいません」
俺は自虐的に謝る。
「そんなことないですよ。雄太君パパもまだ若いしカッコいいですよ。先生達の中ではイケメンパパグループに入ってますから」
そんな嬉しい言葉をのぞみ先生が言ってくれるとは思ってもいなかったのでテンションが上がる。
「イケメンじゃないパパグループもあるってこと?」
「あっははは……。それは内緒です。でも本当に他の先生達からも雄太君パパの評判はいいですよ」
美咲先生ははっきりとした口調で答えたので事実なのかもしれない。
「ありがとうございます。なんかすごい嬉しいです」
俺は素直に喜びと感謝を伝えた。少なくとも先生達の間では俺の印象は悪くはないのがわかってほっとしたのもある。
それからしばらく息子の雄太のことや保育園のことなどをメインに雑談を交わす。
始めほとんど会話に参加していなかった由香先生もこの状況に慣れてきたのか所々で会話に参加してくるようになった。
この会話の最中、一度だけのぞみ先生の胸の先端が一瞬水面上に顔を出したのを俺は見逃さなかった。この瞬間を待っていたのだ。
綺麗なピンク色の突起と小さめの乳輪。
ほんの一瞬だったがしっかりと目に焼き付けた。
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