香しきファンタジー、汝の名はなろうなり

たくみ

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なろう界隈は今日も赤く燃えているか?

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 表題の件なのですが、少し前にサンドイッチ論争なるものがありまして「ハイファンタジーにサンドイッチという固有名詞が出て来るのはおかしいのでは無いか」と言う指摘がとある作品の読者様よりあったとツイートが上がっておりました。
 
 サンドイッチの何が問題なのかこのエッセイを見ている方なら分かると思いますが、サンドイッチは発明した人物の名前がそのまま食べ物の名前になっていますので、ハイファンタジー世界の現地住民が使ってしまうと「え? サンドイッチ伯爵が存在したん?」となってしまうのですよ。

 ただこの論争自体は結構前からあるようで、一説によると四十年くらい前から言われているそうですが、結論から言えば、現地の言葉を日本語に訳しているのでこのような表現もあり、なのだそうです。
 
 少々強引な解釈のようにも感じますが、確かに普段我々が使用している日本語にも仏教由来のものがありますので「え? この世界って仏教が存在するの?」みたいな話になってしまいます。
 …全くもってきりが無い。

 他には「○○を読んでないのにラノベを書くなど十年早い」みたいな話もありまして、この件からどのような作品を読めばよいのかを質問するアカウントも出てきました。
 
 これについて筆者の持論を述べさて貰いますと、ラノベと言いますか物語を作る上において、絶対これを読まなければいけない、とかそう言うものは無いと思っております。
 
 ならどうするのかと言うと、代わりに歴史を学ぶ事をお勧めします。 知識量としては膨大になってしまうので、自身が興味のある時代を詳しく調べてみれば良いでしょう。
 新たな発見があるやもしれません。
 
 誰かの作品を読んで参考にして書けば、その作品を越える事は出来ないでしょうし、踏襲しただけになってしまう恐れがあります。
 一方で人類史を俯瞰して見た時、きっと新しい物語が創作出来る事でしょう。

 それではまた、次回お会いしましょう。
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