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04. 厄災来たりて
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ひいばあが若返ってから最初の週末、新しい服を買いに二人で出かける。
目的地は最寄り駅に隣接している大型のショッピングモールだ。
出来れば都内の方に出かけたかったが、ひいばあは近くで良いと言うし、二人だけでは心配だからと近場で済ませることになった。
それにしても、歩くことになるなんて思いもよらなかった。
近場とはいえそれなりに距離はある。
暦の上では秋だが、残暑はまだ厳しいし歩けば汗もかく、バスで行くことを提案したが、若いのだから歩きなさいとたしなめられてしまった。
(昔の人は足腰強いからな-)
余り食い下がると、おにぃのように毎朝走るようにいわれてしまうだろう。
ここは大人しく歩いた方が得策だ。
「……ひいばあ、もう少しゆっくり歩いてよ」
ひいばあと私では、身長もそうだが、足の長さも違う。
歩幅が大きいので私はついて行くのがやっとだ。
「そんなに早いかしら? 別に普通に歩いているだけよ」
(その普通が早いんだってば……)
道中、駅へ向かう近道として、公園に入る。
中を歩いていると、ひいばあは徐々に歩をゆるめる。
ペースを合わせてくれるのではなく、公園に隣接しているバスケットコートを見ているからだ。
コート内では社会人と思われる男性が三対三に分かれて対戦している。
「淳ちゃんへのお祝いは何が良いかしら?」
「おにぃへ? インターハイで優勝したから?」
「ええ、頑張ってたようだし、実を結んで本当に良かったわ」
「ふーん。 プレゼントだったら高価なものがいいんじゃない? なんせ、今のひいばあはお金持ちだから」
「嫌みな言い方ねぇ。 出かける前のことまだ根に持ってるの?」
「いや、そんなんじゃないけどさ……」
そう、あれば出かける前のことだ。
「はい、母さんこれ」
「なにこれ? ……いいわよこんなに沢山 。 私だっていくらかは手元に置いているから」
「年金じゃいくらにもならないし、これからも何かと物入りだから。 さ、遠慮しないで」
そう、それは出かける準備が出来たので、ひいばあを呼びに部屋に入った時。
私は目撃してしまった。
ひいばあがお小遣いを貰う瞬間を。
「あーっ、いいな、いいな、ひいばあばっかり私もお小遣い欲しい!」
ひいばあはしぶしぶお札を受け取っていたが、それらは全て諭吉だ。
しかも、二、三枚じゃない、十枚以上は確実にある。
これだけの現金を、私は生まれて始めて見た。
じぃじは「面倒なのに見つかったな」といった顔になるが、それも一瞬だった。
「羽音もお小遣いが欲しいのかい?」
「うん、欲しい!欲しい!」
(やった、これはもしかしたら貰える流れじゃないだろうか)
「なら、良い方法があるぞ」
(良い方法? 家の手伝いでもやれと言うのだろうか)
「羽音は女の子だろう?」
(女の子? 何の話だ?)
「自分で産んで、お小遣いを沢山くれる子供に育てるんだ。 わかったね」
「……なーっ、 なにそれ! てか、じぃじセクハラだよっ!」
「ここに実践した先輩がいるから、ノウハウを学びなさい」
(ダメだ聞いちゃいない)
ひいばあは、やれやれといった表情だ。
「こーら、羽音。 おじいちゃんにお小遣いをせびらないの」
「あっ、お母さん」
呼びに行ったきり戻って来なかったので、様子を見に来たようだ。
「全く。 はい、これがあなたのお小遣いよ」
(えー、これだけかぁ)
「嫌ならいいのよ」
まずい、私は知らないうちに、不満げな顔になっていたようだ。
「いやいや、そんな事ないよ。 ありがとう。 大切に使わせて頂きます」
そんなこんなで、大した小遣いも貰えずひいばあのお供をすることになってしまった。
荷物持ちもやらなければならないのに、これでは割に合わない。
(昼は絶対に、美味しいものをご馳走して貰おう)
モール内は凄い人混みだ。
そして、この人混みの中をひいばあは器用に人を避けながら、スイスイ歩いていく。
私は必死について行こうとしたが、あんな芸当は出来ない。
あっという間にはぐれてしまった。
(あーもー、待ってって言ったのにー)
ひいばあは携帯やスマホは持っていないので連絡する手段がない。
仕方がないので、私は服屋を探してまわる。
(んー、ここも違う……)
店先から中を覗いてみるが、それらしい人物は見当たらない。
どうやらこのフロアにはいないようだ。
ここは他と比べて人通りが少ない。
何故ならブランド店が主体のちょっとお高い洋服を売っているエリアだからだ。
だが、予算的にはここら辺で買い物していてもよさそうなものだが宛が外れてしまった。
こうなると残りはあそこしかない。
「あっ、やっと見つけた!」
「あら、羽音。 姿か見えなかったけど、何処に行ってたの?」
「何処にも何も、はぐれたから探してたんだよ」
「よく此処がわかったわね」
ひいばあは買い物袋をぶら下げている。
探し回っている間に既に買い物を済ませたようだ。
「わかったというか……。 全部此処で済ませちゃったの?」
「そうよ。 だから半分お願いね」
「えー……」
買い物袋を渡されるが、まさかこんな量販店で全部済ませているとは思わなかった。
いや、店に失礼かもしれないが、予算的にはもっと良い服を買えるはずなのだ。
もっとも、ひいばあがこれで十分と言うのだから仕方がない。
買い物を済ませた私たちは、昼食をとる為にフードコートに移動する。
「えっへへー、おっすしー、おっすしー」
昼はお寿司を食べる事になった。
フードコートに移動したは良いものの、昼前だというのに何処も混んでおり座れなかった。
それならと、ひいばあの提案で商店街で食べようという話になり、美味しいお寿司屋さんがあるとの事でそこに決めたのだ。
商店街にも人はいるがモールほどでは無い為、店に入るなり待つこと無くすんなり座れた。
(うーん、おいしー)
私は大トロを口一杯に頬張る。
ここは回転寿司だが、一皿一律百円では無く皿の色によって値段が変わるシステムの店だ。
初めてこのような所で食べるが、ネタが大きくて食べ応えがあるから、私はこっちの方が好きだなと思う。
ひいばあは、食べている私を見て微笑ましいといった表情だ。
少しうかれ過ぎたかなと、緩んでいたであろう頬を引き締める。
だって仕方がない、我が家は殆ど外食なんてしないからお寿司は本当に久々なのだ。
ひいばあは白身のネタを主に食べている。
醤油はほんのちょっぴりつけて食べるのがひいばあのスタイルだ。
昼食を終えると後は帰るだけなので、バスに乗る為に再びターミナルのあるモールの方へ向かう。
途中、私はどんな服を買ったのかひいばあに聞いてみた。
「買ったのはパンツだけ? スカートは無いの?」
「ひらひらしたのは苦手なのよ」
「勿体ないなぁ。 ひいばあお姫様みたいだから、絶対スカート似合うと思うよ」
(お姫様……か……)
「どうかした?」
「何でも無いわ。 さ、行きましょう」
私の言ったことが気にさわってしまったのだろうか。
ひいばあの表情が、一瞬だけだが曇って見えた。
(ん? 何か騒がしいなぁ)
商店街を抜けると駅は直ぐだが、出口に差し掛かった時に駅の方から大勢の人の声が聞こえて来る。
何事かと思っていると「ドン」と大きな太鼓を打ったかのような音が辺りに響いた。
突然の事で思わずびっくりしてしまったが、同じような音が連続して聞こえて来る。
もしかしたら、事故でも起きたのかもしれない。
駅に向かうか迷っていると、大勢の人が走ってこちらに向かって来るのが見える。
皆、必死の形相をしており、全力で疾走している。
「危ない! 避けて!」
ひいばあに引っ張られて、ビルの間の路地に隠れる。
走って来た人達はこちらの通行人など気にすることなく、走り去っていく。
(何? 何? 映画の撮影? あの人達はエキストラ?)
まるでパニック映画のワンシーンのようだが、駅前で撮影する話など聞いていない。
人の波が収まると路地から出て辺りを見回す。
一見すると何事も無かったかのようだが、直ぐに異変に気づいた。
地面に無数のシルエットが見える。
空を見上げると、そこには想像もつかない光景が広がっていた。
「何? これ……」
無数の物体が空を飛んでいる。
こんな物は今まで見たことが無いが、新型のドローンか何かだろうか。
だが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
(早くここから離れなきゃ。 ひいばあは?)
ひいばあもやはり空を見上げているが、飛んでいる物体から目が離せないようだ。
そして、その表情は若返った自身を見た時よりも驚きに満ちていて、しかも肩をワナワナと震わせている。
「大丈夫? ひいばあ」
「何故? どうして此所に厄災が!」
目的地は最寄り駅に隣接している大型のショッピングモールだ。
出来れば都内の方に出かけたかったが、ひいばあは近くで良いと言うし、二人だけでは心配だからと近場で済ませることになった。
それにしても、歩くことになるなんて思いもよらなかった。
近場とはいえそれなりに距離はある。
暦の上では秋だが、残暑はまだ厳しいし歩けば汗もかく、バスで行くことを提案したが、若いのだから歩きなさいとたしなめられてしまった。
(昔の人は足腰強いからな-)
余り食い下がると、おにぃのように毎朝走るようにいわれてしまうだろう。
ここは大人しく歩いた方が得策だ。
「……ひいばあ、もう少しゆっくり歩いてよ」
ひいばあと私では、身長もそうだが、足の長さも違う。
歩幅が大きいので私はついて行くのがやっとだ。
「そんなに早いかしら? 別に普通に歩いているだけよ」
(その普通が早いんだってば……)
道中、駅へ向かう近道として、公園に入る。
中を歩いていると、ひいばあは徐々に歩をゆるめる。
ペースを合わせてくれるのではなく、公園に隣接しているバスケットコートを見ているからだ。
コート内では社会人と思われる男性が三対三に分かれて対戦している。
「淳ちゃんへのお祝いは何が良いかしら?」
「おにぃへ? インターハイで優勝したから?」
「ええ、頑張ってたようだし、実を結んで本当に良かったわ」
「ふーん。 プレゼントだったら高価なものがいいんじゃない? なんせ、今のひいばあはお金持ちだから」
「嫌みな言い方ねぇ。 出かける前のことまだ根に持ってるの?」
「いや、そんなんじゃないけどさ……」
そう、あれば出かける前のことだ。
「はい、母さんこれ」
「なにこれ? ……いいわよこんなに沢山 。 私だっていくらかは手元に置いているから」
「年金じゃいくらにもならないし、これからも何かと物入りだから。 さ、遠慮しないで」
そう、それは出かける準備が出来たので、ひいばあを呼びに部屋に入った時。
私は目撃してしまった。
ひいばあがお小遣いを貰う瞬間を。
「あーっ、いいな、いいな、ひいばあばっかり私もお小遣い欲しい!」
ひいばあはしぶしぶお札を受け取っていたが、それらは全て諭吉だ。
しかも、二、三枚じゃない、十枚以上は確実にある。
これだけの現金を、私は生まれて始めて見た。
じぃじは「面倒なのに見つかったな」といった顔になるが、それも一瞬だった。
「羽音もお小遣いが欲しいのかい?」
「うん、欲しい!欲しい!」
(やった、これはもしかしたら貰える流れじゃないだろうか)
「なら、良い方法があるぞ」
(良い方法? 家の手伝いでもやれと言うのだろうか)
「羽音は女の子だろう?」
(女の子? 何の話だ?)
「自分で産んで、お小遣いを沢山くれる子供に育てるんだ。 わかったね」
「……なーっ、 なにそれ! てか、じぃじセクハラだよっ!」
「ここに実践した先輩がいるから、ノウハウを学びなさい」
(ダメだ聞いちゃいない)
ひいばあは、やれやれといった表情だ。
「こーら、羽音。 おじいちゃんにお小遣いをせびらないの」
「あっ、お母さん」
呼びに行ったきり戻って来なかったので、様子を見に来たようだ。
「全く。 はい、これがあなたのお小遣いよ」
(えー、これだけかぁ)
「嫌ならいいのよ」
まずい、私は知らないうちに、不満げな顔になっていたようだ。
「いやいや、そんな事ないよ。 ありがとう。 大切に使わせて頂きます」
そんなこんなで、大した小遣いも貰えずひいばあのお供をすることになってしまった。
荷物持ちもやらなければならないのに、これでは割に合わない。
(昼は絶対に、美味しいものをご馳走して貰おう)
モール内は凄い人混みだ。
そして、この人混みの中をひいばあは器用に人を避けながら、スイスイ歩いていく。
私は必死について行こうとしたが、あんな芸当は出来ない。
あっという間にはぐれてしまった。
(あーもー、待ってって言ったのにー)
ひいばあは携帯やスマホは持っていないので連絡する手段がない。
仕方がないので、私は服屋を探してまわる。
(んー、ここも違う……)
店先から中を覗いてみるが、それらしい人物は見当たらない。
どうやらこのフロアにはいないようだ。
ここは他と比べて人通りが少ない。
何故ならブランド店が主体のちょっとお高い洋服を売っているエリアだからだ。
だが、予算的にはここら辺で買い物していてもよさそうなものだが宛が外れてしまった。
こうなると残りはあそこしかない。
「あっ、やっと見つけた!」
「あら、羽音。 姿か見えなかったけど、何処に行ってたの?」
「何処にも何も、はぐれたから探してたんだよ」
「よく此処がわかったわね」
ひいばあは買い物袋をぶら下げている。
探し回っている間に既に買い物を済ませたようだ。
「わかったというか……。 全部此処で済ませちゃったの?」
「そうよ。 だから半分お願いね」
「えー……」
買い物袋を渡されるが、まさかこんな量販店で全部済ませているとは思わなかった。
いや、店に失礼かもしれないが、予算的にはもっと良い服を買えるはずなのだ。
もっとも、ひいばあがこれで十分と言うのだから仕方がない。
買い物を済ませた私たちは、昼食をとる為にフードコートに移動する。
「えっへへー、おっすしー、おっすしー」
昼はお寿司を食べる事になった。
フードコートに移動したは良いものの、昼前だというのに何処も混んでおり座れなかった。
それならと、ひいばあの提案で商店街で食べようという話になり、美味しいお寿司屋さんがあるとの事でそこに決めたのだ。
商店街にも人はいるがモールほどでは無い為、店に入るなり待つこと無くすんなり座れた。
(うーん、おいしー)
私は大トロを口一杯に頬張る。
ここは回転寿司だが、一皿一律百円では無く皿の色によって値段が変わるシステムの店だ。
初めてこのような所で食べるが、ネタが大きくて食べ応えがあるから、私はこっちの方が好きだなと思う。
ひいばあは、食べている私を見て微笑ましいといった表情だ。
少しうかれ過ぎたかなと、緩んでいたであろう頬を引き締める。
だって仕方がない、我が家は殆ど外食なんてしないからお寿司は本当に久々なのだ。
ひいばあは白身のネタを主に食べている。
醤油はほんのちょっぴりつけて食べるのがひいばあのスタイルだ。
昼食を終えると後は帰るだけなので、バスに乗る為に再びターミナルのあるモールの方へ向かう。
途中、私はどんな服を買ったのかひいばあに聞いてみた。
「買ったのはパンツだけ? スカートは無いの?」
「ひらひらしたのは苦手なのよ」
「勿体ないなぁ。 ひいばあお姫様みたいだから、絶対スカート似合うと思うよ」
(お姫様……か……)
「どうかした?」
「何でも無いわ。 さ、行きましょう」
私の言ったことが気にさわってしまったのだろうか。
ひいばあの表情が、一瞬だけだが曇って見えた。
(ん? 何か騒がしいなぁ)
商店街を抜けると駅は直ぐだが、出口に差し掛かった時に駅の方から大勢の人の声が聞こえて来る。
何事かと思っていると「ドン」と大きな太鼓を打ったかのような音が辺りに響いた。
突然の事で思わずびっくりしてしまったが、同じような音が連続して聞こえて来る。
もしかしたら、事故でも起きたのかもしれない。
駅に向かうか迷っていると、大勢の人が走ってこちらに向かって来るのが見える。
皆、必死の形相をしており、全力で疾走している。
「危ない! 避けて!」
ひいばあに引っ張られて、ビルの間の路地に隠れる。
走って来た人達はこちらの通行人など気にすることなく、走り去っていく。
(何? 何? 映画の撮影? あの人達はエキストラ?)
まるでパニック映画のワンシーンのようだが、駅前で撮影する話など聞いていない。
人の波が収まると路地から出て辺りを見回す。
一見すると何事も無かったかのようだが、直ぐに異変に気づいた。
地面に無数のシルエットが見える。
空を見上げると、そこには想像もつかない光景が広がっていた。
「何? これ……」
無数の物体が空を飛んでいる。
こんな物は今まで見たことが無いが、新型のドローンか何かだろうか。
だが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
(早くここから離れなきゃ。 ひいばあは?)
ひいばあもやはり空を見上げているが、飛んでいる物体から目が離せないようだ。
そして、その表情は若返った自身を見た時よりも驚きに満ちていて、しかも肩をワナワナと震わせている。
「大丈夫? ひいばあ」
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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