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第1-1話 アウラ・リレイズ
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「今から、害を撒き散らすゴミを掃除したいと思いま~す」
木の塀に囲まれた畑の中心。
赤い髪を四方八方に尖らせ、全てを睨みつけるような視線で、フレア・ブレイズが両手を広げた。
彼は殆んどの人間を下に見ている。
だって、フレアはこの国の『王』の息子なのだから――。
でも、だからって……。
僕は勇気を振り絞って言う。
「僕の作る野菜はゴミじゃない……どれも新鮮で美味しい。君だって食べてたじゃないか、フレア!!」
「うるせぇ、そんなこと思い出させんじゃねぇよ! アウラ!」
フレアは無能と蔑《さげす》む相手の作った野菜を食べたことが、よほど屈辱なのだろう。【魔法】を一切使用せずに作られた食物は汚らわしい。体内に汚物が入ったと畑に唾を吐き捨てた。
「俺はお前の顔を見たくないって何度も言ってるよなぁ?」
前回、フレアに暴行を受けた際の理由は、「街に入った」だった。野菜を売るために街に入っただけなのに、【魔法】で痛めつけられ、売るはずの野菜が踏みつぶされた。
その前は、確か横を通ったという理由で迫害された。
だから、今からされることも、僕にとっての日常だ。
フレアは、手の平を掲げて【水】を生み出す。
「お前みたいな【魔法】も使えない奴が作ったモンなんて、食う価値もない――ゴミなんだよ! 【水《ウォーター》・弾《バレット》】」
フレアの詠唱と同時に、手の平の上で水は渦巻くように踊り、僕を目掛けて真っ直ぐに飛んだ。
頬を【水】に打たれた僕は、衝撃で吹き飛ばされ尻もちを着く。
惨めな僕の姿に畑の外に集まっていたフレアの取り巻き達が手を叩いて笑う。
「こんなのも防げないなんて、ほんと、生きてる意味ないよな~。土いじりばっかしてないで、少しは【魔法】を使ってみせてくださいよ~」
フレアは言いながら、さっきよりも巨大な【水】を両手を天に掲げて生み出していく。才能に恵まれた彼の【魔力】は、子供ながらにして、大人をも凌ぐ膨大な量を所持していた。
どうやら、フレアは、この畑全てを水で侵食させるつもりのようだ。
「そんなことされたら、野菜たちは全部死んじゃうし、土も駄目になっちゃうよ!」
彼の【魔法】を止めるべく、必死に駆け寄るが、
「ぐッあ」
取り巻きの1人が放った【土《アース》・弾《バレット》】が腹部に当たり、胃の中の空気を全部吐き出し足が止まる。それどころか、無様にもひっくり返った。
「カエルみたいな声でカエルみたいに倒れやがった」
両手を開いて天を仰ぐ僕に、笑い声はピークを迎える。視線の先にはフレアが生み出す【魔法】――【水《ウォーター》・波《ウェーブ》】が、空から畑にへと降り注ぐ。
スローモーションのよう映る映像を、ただ鑑賞することしか出来なかった。
水流によって野菜たちは根ごと土から流れ、濁流となって消えていく。
僕自身も濁流に呑まれ流される。
「はっはっは。いやー、良い事すると清々しいなぁ~」
濁流に溺れる僕に聞こえたのは、気持ちよさそうに笑うフレアの声だった。
◇
「そんな……。一生懸命育てたのに……」
畑に戻ると、畑全てが泥水に埋まっていた。濁面に緑の葉が力なく浮かぶ。
嗅ぎ慣れたはずの土の匂いが、より一層変わり果てた光景を強調しているようだった。
「なんで、こんなことに……」
いや、考えるまでもない。僕は【魔法】が使えない。だから、こんな目に遭うんだ。
「僕にも【魔法】があれば――」
この畑達も酷い目に遭わなくて済んだだろうに……。
「ごめんね……」
畑と呼べなくなった土壌に頭を下げる。土の悲しげな声が聞こえてくるかのようだ。衣服が泥水を吸ったからか、身体が鉛のように重い。
とぼとぼと足を動かし家に帰った。
「ただいま……」
「おお、帰ったか!」
僕を出迎えてくれたのは、日に焼かれた黒い肌によって白い髭が輝いて見える叔父さんだった。
叔父さんの名前は、フィール・リレイズ。
両親のいない僕を引き取り、男手1人で育ててくれる畑を愛する農家だ。
白い髭に負けない眩しい笑顔を僕に向けた。
「今日は街で野菜がよく売れたわい! アウラの作った野菜は美味いと評判になっておったぞ?」
「……」
叔父の言葉はとても嬉しいはずなのに、今は素直に喜べない。
もしかしたら、フレアはその噂を聞きつけて今日の非情な行為に走ったのかも……。
「なんじゃ、どうした?」
「実はフレアが……」
僕は畑がフレアの【魔法】によって水没したことを叔父さんに話した。
叔父さんは複雑な表情を浮かべる。
ただの子供であれば文句も言えるだろうが、フレアは違う。彼は王の息子であり、次期、国王だ。
「そうか……。あの方は自分が一番じゃないと気が済まん性格じゃからの……。【アカデミー】にすら通っていないアウラが褒められるのが、気に入らなかったのじゃろうな」
「そんな理由で……」
悔しいけど、相手は王族。
【魔法】すら使えない、【アカデミー】にすら通えない僕の言葉など――きっと誰にも届くことはない。
「まあ、気にするな。畑ならまた、一から耕せば良いだけの話じゃ」
叔父さんは気にするなと豪快に笑う。
「それに【魔法】など使わなくても味に支障はない。アウラが褒められているのは事実なのじゃからな。これで、作物に必要なのは愛情だということが証明されたわけじゃ!」
叔父さんの笑顔に少し元気が出た。
「叔父さんは、いつも言ってるもんね。野菜は世界だって」
「うむ! 野菜に注いだ愛情は、食されることで人に宿る。即ち、世界そのものが畑なんじゃ!」
笑顔を絶やすことのない叔父さんには救われてばかりだ。
でも――だからこそ、これ以上迷惑は掛けられない。【魔法】が使えないからと、僕のせいで酷い経験をするのはもう沢山だ。
僕の心に――そんな思いが芽生え始めた。
◇
【魔法】を使えるようになる。
そう決意した僕は、畑を復興させる合間を縫って情報を集めることにした。
街にある図書館に出向き【魔法】に関する本を読み漁る日々が続いた。
そのお陰で分かったことがある――【魔法】を使えない理由だ。
人には生まれながらにして、体内を流れる【魔力】を【魔法】に変換するための器官が存在する。
だが、極稀にその器官を持たずに生まれてくる人がいるらしい。
「つまり、僕が【魔法】を使えないのは――この【変換器官】を持っていないから、か……」
調べて数日。
たった数日で僕がどれだけ決意しても超えられぬ壁が存在することを知った。
言われてみれば、僕は病院に行った記憶がない。きっと僕に【変換器官】がないことを知られたくないから、叔父が連れて行かなかったのだろう。
「……生まれながらにして優劣は決まっているんだ」
生まれ持った才能。
育つ環境。
どう足掻いたって変えられない。
なら、どうすれば良いのか?
答えは簡単。
自分に与えらえた役割をこなすだけ。僕の役割は、王の息子であるエリートの遊び道具。農作物を作ることすら許されない無能な人間。
「帰ろ……」
気力を失った僕は席を立つ。
図書館にいる人々は僕を見つめてひそひそと話始める。水ぼらしい僕の姿を笑っているのだろう。
これもまた、僕に与えられた役割だった。
「うん?」
滅多に来ることのない図書館。
ここに書かれた本たちも、才能によって生み出されたのだと、暗い気持ちで眺めて歩いていると、一冊の本が目に留まった。
赤い革で装飾された一冊の本。
タイトルには【願いの祠】と書かれていた。
「……なんだ、これ」
僕はなんとなしに手を伸ばし、ページを捲《めく》っていく。
書かれている内容は笑ってしまうほど信じられないことだった。
「……何でも願いを叶えてくれる祠か」
【願いの祠】と呼ばれる場所で、願いを口にすれば、【神】と呼ばれる存在が叶えてくれるという物だった。
最初は作り話の類かと思っていたが、詳細な地図が載っていた。
どうやら、王国の領域にある森の中だ。
「でも、そんなんで願いを叶えることが出来たのなら、皆、自分の願いを叶えてるよ」
こんなのは所詮、迷信だ。
僕はそう思いながらも、どうしてもこの内容が頭から離れなかった。
木の塀に囲まれた畑の中心。
赤い髪を四方八方に尖らせ、全てを睨みつけるような視線で、フレア・ブレイズが両手を広げた。
彼は殆んどの人間を下に見ている。
だって、フレアはこの国の『王』の息子なのだから――。
でも、だからって……。
僕は勇気を振り絞って言う。
「僕の作る野菜はゴミじゃない……どれも新鮮で美味しい。君だって食べてたじゃないか、フレア!!」
「うるせぇ、そんなこと思い出させんじゃねぇよ! アウラ!」
フレアは無能と蔑《さげす》む相手の作った野菜を食べたことが、よほど屈辱なのだろう。【魔法】を一切使用せずに作られた食物は汚らわしい。体内に汚物が入ったと畑に唾を吐き捨てた。
「俺はお前の顔を見たくないって何度も言ってるよなぁ?」
前回、フレアに暴行を受けた際の理由は、「街に入った」だった。野菜を売るために街に入っただけなのに、【魔法】で痛めつけられ、売るはずの野菜が踏みつぶされた。
その前は、確か横を通ったという理由で迫害された。
だから、今からされることも、僕にとっての日常だ。
フレアは、手の平を掲げて【水】を生み出す。
「お前みたいな【魔法】も使えない奴が作ったモンなんて、食う価値もない――ゴミなんだよ! 【水《ウォーター》・弾《バレット》】」
フレアの詠唱と同時に、手の平の上で水は渦巻くように踊り、僕を目掛けて真っ直ぐに飛んだ。
頬を【水】に打たれた僕は、衝撃で吹き飛ばされ尻もちを着く。
惨めな僕の姿に畑の外に集まっていたフレアの取り巻き達が手を叩いて笑う。
「こんなのも防げないなんて、ほんと、生きてる意味ないよな~。土いじりばっかしてないで、少しは【魔法】を使ってみせてくださいよ~」
フレアは言いながら、さっきよりも巨大な【水】を両手を天に掲げて生み出していく。才能に恵まれた彼の【魔力】は、子供ながらにして、大人をも凌ぐ膨大な量を所持していた。
どうやら、フレアは、この畑全てを水で侵食させるつもりのようだ。
「そんなことされたら、野菜たちは全部死んじゃうし、土も駄目になっちゃうよ!」
彼の【魔法】を止めるべく、必死に駆け寄るが、
「ぐッあ」
取り巻きの1人が放った【土《アース》・弾《バレット》】が腹部に当たり、胃の中の空気を全部吐き出し足が止まる。それどころか、無様にもひっくり返った。
「カエルみたいな声でカエルみたいに倒れやがった」
両手を開いて天を仰ぐ僕に、笑い声はピークを迎える。視線の先にはフレアが生み出す【魔法】――【水《ウォーター》・波《ウェーブ》】が、空から畑にへと降り注ぐ。
スローモーションのよう映る映像を、ただ鑑賞することしか出来なかった。
水流によって野菜たちは根ごと土から流れ、濁流となって消えていく。
僕自身も濁流に呑まれ流される。
「はっはっは。いやー、良い事すると清々しいなぁ~」
濁流に溺れる僕に聞こえたのは、気持ちよさそうに笑うフレアの声だった。
◇
「そんな……。一生懸命育てたのに……」
畑に戻ると、畑全てが泥水に埋まっていた。濁面に緑の葉が力なく浮かぶ。
嗅ぎ慣れたはずの土の匂いが、より一層変わり果てた光景を強調しているようだった。
「なんで、こんなことに……」
いや、考えるまでもない。僕は【魔法】が使えない。だから、こんな目に遭うんだ。
「僕にも【魔法】があれば――」
この畑達も酷い目に遭わなくて済んだだろうに……。
「ごめんね……」
畑と呼べなくなった土壌に頭を下げる。土の悲しげな声が聞こえてくるかのようだ。衣服が泥水を吸ったからか、身体が鉛のように重い。
とぼとぼと足を動かし家に帰った。
「ただいま……」
「おお、帰ったか!」
僕を出迎えてくれたのは、日に焼かれた黒い肌によって白い髭が輝いて見える叔父さんだった。
叔父さんの名前は、フィール・リレイズ。
両親のいない僕を引き取り、男手1人で育ててくれる畑を愛する農家だ。
白い髭に負けない眩しい笑顔を僕に向けた。
「今日は街で野菜がよく売れたわい! アウラの作った野菜は美味いと評判になっておったぞ?」
「……」
叔父の言葉はとても嬉しいはずなのに、今は素直に喜べない。
もしかしたら、フレアはその噂を聞きつけて今日の非情な行為に走ったのかも……。
「なんじゃ、どうした?」
「実はフレアが……」
僕は畑がフレアの【魔法】によって水没したことを叔父さんに話した。
叔父さんは複雑な表情を浮かべる。
ただの子供であれば文句も言えるだろうが、フレアは違う。彼は王の息子であり、次期、国王だ。
「そうか……。あの方は自分が一番じゃないと気が済まん性格じゃからの……。【アカデミー】にすら通っていないアウラが褒められるのが、気に入らなかったのじゃろうな」
「そんな理由で……」
悔しいけど、相手は王族。
【魔法】すら使えない、【アカデミー】にすら通えない僕の言葉など――きっと誰にも届くことはない。
「まあ、気にするな。畑ならまた、一から耕せば良いだけの話じゃ」
叔父さんは気にするなと豪快に笑う。
「それに【魔法】など使わなくても味に支障はない。アウラが褒められているのは事実なのじゃからな。これで、作物に必要なのは愛情だということが証明されたわけじゃ!」
叔父さんの笑顔に少し元気が出た。
「叔父さんは、いつも言ってるもんね。野菜は世界だって」
「うむ! 野菜に注いだ愛情は、食されることで人に宿る。即ち、世界そのものが畑なんじゃ!」
笑顔を絶やすことのない叔父さんには救われてばかりだ。
でも――だからこそ、これ以上迷惑は掛けられない。【魔法】が使えないからと、僕のせいで酷い経験をするのはもう沢山だ。
僕の心に――そんな思いが芽生え始めた。
◇
【魔法】を使えるようになる。
そう決意した僕は、畑を復興させる合間を縫って情報を集めることにした。
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そのお陰で分かったことがある――【魔法】を使えない理由だ。
人には生まれながらにして、体内を流れる【魔力】を【魔法】に変換するための器官が存在する。
だが、極稀にその器官を持たずに生まれてくる人がいるらしい。
「つまり、僕が【魔法】を使えないのは――この【変換器官】を持っていないから、か……」
調べて数日。
たった数日で僕がどれだけ決意しても超えられぬ壁が存在することを知った。
言われてみれば、僕は病院に行った記憶がない。きっと僕に【変換器官】がないことを知られたくないから、叔父が連れて行かなかったのだろう。
「……生まれながらにして優劣は決まっているんだ」
生まれ持った才能。
育つ環境。
どう足掻いたって変えられない。
なら、どうすれば良いのか?
答えは簡単。
自分に与えらえた役割をこなすだけ。僕の役割は、王の息子であるエリートの遊び道具。農作物を作ることすら許されない無能な人間。
「帰ろ……」
気力を失った僕は席を立つ。
図書館にいる人々は僕を見つめてひそひそと話始める。水ぼらしい僕の姿を笑っているのだろう。
これもまた、僕に与えられた役割だった。
「うん?」
滅多に来ることのない図書館。
ここに書かれた本たちも、才能によって生み出されたのだと、暗い気持ちで眺めて歩いていると、一冊の本が目に留まった。
赤い革で装飾された一冊の本。
タイトルには【願いの祠】と書かれていた。
「……なんだ、これ」
僕はなんとなしに手を伸ばし、ページを捲《めく》っていく。
書かれている内容は笑ってしまうほど信じられないことだった。
「……何でも願いを叶えてくれる祠か」
【願いの祠】と呼ばれる場所で、願いを口にすれば、【神】と呼ばれる存在が叶えてくれるという物だった。
最初は作り話の類かと思っていたが、詳細な地図が載っていた。
どうやら、王国の領域にある森の中だ。
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