12 / 58
第12話 乗り越えた枚数
しおりを挟む
「やった! 遂に魔法を30枚手に入れたよ、ロウ!!」
「おお。遂にか! これでお前も【選択領域】を開けるようになるなぁ! ハーハッハ。これもすべて俺のお陰だぁ!!」
廃墟に獣の高笑いが響く。
30枚、魔法を集めることが【選択領域】を開く方法だと聞いた僕は、そこから毎日色んな魔物を倒しまくった。
その努力がようやく報われようとしていた。
「よし、ステータスで確認してみよう!!」
□■□■□■□■□■□■□■□■
【強化の矢】×4
【泡弾《フォーム・ショット》】×4
【三連火弾《トリプルファイア》】×4
【爆弾《ボム》】×4
【斬撃《スラッシュ》】×4
【斬撃波《ざんげきは》】×2
【腕力強化《小》】×3
【治癒《小》】×3
【腕力強化《中》】×2
□■□■□■□■□■□■□■□■
改めて見ると壮観だった。
ついこないだまでは一つの魔法を二回しか使えなかったステータスに思えない。
「しっかり、30枚の魔法はあったか? だったら、次は【選択領域】を試してみろぉ!! 魔物を見つけるんだ!」
「分かった!」
廃墟を歩き回っていると、【爆弾《ボム》】が手に入る魔物――爆弾スライムが跳ねまわっていた。
「……で、【選択領域】ってどうやって開くの?」
「そんなのは気合に決まってんだろ。いいから、開いてみろ!」
「気合って……」
ロウはそれ以上、説明するつもりはないみたいだ。気合と言えば力強く吠えるイメージだ。
「【選択領域】!!」
叫ぶと周囲の景色が暗くなる。
目の前には6枚の魔法を示すカードが浮かぶ。
「つ、使えた……!!」
「喜ぶのは魔物を倒してからにしろ。ほら、早く魔法を選ぶんだぁ!!」
「う、うん!」
どうやら、【選択領域】で表示される6枚の魔法はランダムになるみたいだ。つまり、【選択領域】で魔法を確認して、どの魔法を相手に使用するのか決定できるわけか。
「これまでとは魔法の使用勝手が全然違うね……」
今までは枚数が少なかったから、常に手札に使える魔法が備わっていたことになる。逆に言えば使いたい魔法が最初から使えるってことだもんね。
デメリット部分が気になる僕に、
「スタートはな。だが、魔法の数が多い方が有利なのは違いないだろぉが!!」
勢い任せにロウが吠える。
「まあ、そうだけど」
枚数が多ければ戦略を組み替えたり、魔物の弱点を突くことが出来る。
選択したのは【泡弾《フォームショット》】。爆弾スライムは衝撃を与えると爆発する性質持っているんだけど、水の魔法を使用すると不発で倒せるんだ。
いくら、廃墟とはいえ、倒すたびに爆発させるのは申し訳ないからな。
「よし」
魔物を倒した僕は一息つく。【選択領域】も使用できるようになったみたいだし、今日は街に帰ろうかな。
帰り道である草原を歩いていると、
「た、助けてください!!」
オーガに襲われている女性がいた。
「早く助けないと!!」
オーガは人間の女性が大好物なのだ。
生きたまま皮を剥ぎ、四肢を削いで食い散らかす習性があるらしい。最近は殆んど被害が出ていないけど、年に数回、不幸に見舞われる人がいる。
「【選択領域】!!」
全ての動きが止まる。
動きを持っているのは眼前に浮かぶ六枚の魔法だけ。視線を動かして選択していく。
「……六枚中、四枚が【三連火球《トリプルファイア》】だ。そんなことあるんだ」
「冷静に考えろ、あるに決まってるだろ! 一日で使える魔法はデッキにセットした30枚だけ。後半は残った魔法が表示されるんだ!」
「あ、そうか」
廃墟は炎系の魔物が多かったから、【三連火球《トリプルファイア》】や【爆弾《ボム》】を使っていなかった。
だから、残っているんだ。
「ここなら、使っても問題ないでしょ」
僕は三枚の【三連火球《トリプルファイア》】選択する。
狙いをオーガに定めて放った。
本来、【三連火球《トリプルファイア》】を使用すると三つの火球が真っ直ぐ飛んでいくのだが、
ドドドドドドドドドドドド。
12発の火球がオーガの肉体を焼いた。
あれ? これって……。
「お、新しい魔法進化を見つけたみたいだな。名付けて【12連火球】ってところか」
「進化っていうか……単純に数が増えただけなんだね」
だが、三枚を続けて使うよりも連射の隙が少ない。
それに加えて三枚を個別で使うよりも回数が一回分多くなる。
「結局、使い方次第ってことか」
ゴブリンに追われていた女性が、ヘタと地面に倒れ込む。
「大丈夫ですか?」
「はい。助かりました……。私は仲間と逸れてしまって……」
よくよく見れば、ローブすらも高級そうな布で出来ているではないか。真っ白なローブの縁が金色に輝く。
「お、中々の美人じゃないか!」
チョコチョコと頭の上に移動するロウ。
確かにロウの言う通り、ローブの下の姿は美女と呼ぶにふさわしい美しさだった。
ただ、綺麗なだけじゃない。多分、顔のレベルだけだったらプリスも可愛かったんだけど、彼女にはない気品、上品さが漂っていた。
「私……、いつも迷子になってしまうんです」
目を潤ませる。この顔で瞳を潤ませられたら、それだけで助けた価値があると思ってしまう。
「あなたが助けてくれて、本当に助かりました。ありがとうございます!」
礼儀正しく手を地面に付いた。
こんな丁寧に感謝されるのは久しぶりだ。
バニス達と一緒にいると、感謝を受け取るのはリーダーであるバニスの役目だったもんね……。簡単な人助けは僕に任せて、謝礼だけは受け取っていたっけ。
「この辺は比較的、弱い魔物達が出現しますが……一人では心細いでしょう? 合流するまで僕も探しますよ」
「いいんですか!?」
「勿論。こっちには鼻の利く仲間もいますから」
「……」
彼女が頭の形に沿うように手足を投げてるロウを見る。
「でも、この子……豚さんですよね? あ、でも豚さんも鼻は良いっていいますもんね」
「誰が豚だぁ! 俺はフェンリルだ!!」
「フェ、フェンリル!?」
フェンリルが人と行動することに驚いたのか目を見開く。望みの反応にロウが「フン」と鼻を鳴らす。
「嘘……。全然、見えないです」
「お前……助けなきゃ良かったぜ!」
「もう、思ってもないこと言わないでよ、ロウ。彼女の匂いから一緒にいた人たちを探せないかな?」
「そりゃ、探せるさ。だって、俺はフェンリルだからなぁ!」
見てろよと、地面に降りると、スンスンと鼻を擦りつけて歩いていく。
その姿は狼よりも豚に近い気がする。
同じことを彼女も思ったのか、顔を見合わせて笑う。
「ふふふ」
「ふふふ。あ、そうだ。宜しければお名前を聞いてもよろしいですか? 私は、エミリと申します」
「エミリさんだね。僕はユライ。よろしくね」
「おい! 何してんだ。早く付いてこないと置いてくぞ!!」
顔を上げたロウが叫んだ。
「おお。遂にか! これでお前も【選択領域】を開けるようになるなぁ! ハーハッハ。これもすべて俺のお陰だぁ!!」
廃墟に獣の高笑いが響く。
30枚、魔法を集めることが【選択領域】を開く方法だと聞いた僕は、そこから毎日色んな魔物を倒しまくった。
その努力がようやく報われようとしていた。
「よし、ステータスで確認してみよう!!」
□■□■□■□■□■□■□■□■
【強化の矢】×4
【泡弾《フォーム・ショット》】×4
【三連火弾《トリプルファイア》】×4
【爆弾《ボム》】×4
【斬撃《スラッシュ》】×4
【斬撃波《ざんげきは》】×2
【腕力強化《小》】×3
【治癒《小》】×3
【腕力強化《中》】×2
□■□■□■□■□■□■□■□■
改めて見ると壮観だった。
ついこないだまでは一つの魔法を二回しか使えなかったステータスに思えない。
「しっかり、30枚の魔法はあったか? だったら、次は【選択領域】を試してみろぉ!! 魔物を見つけるんだ!」
「分かった!」
廃墟を歩き回っていると、【爆弾《ボム》】が手に入る魔物――爆弾スライムが跳ねまわっていた。
「……で、【選択領域】ってどうやって開くの?」
「そんなのは気合に決まってんだろ。いいから、開いてみろ!」
「気合って……」
ロウはそれ以上、説明するつもりはないみたいだ。気合と言えば力強く吠えるイメージだ。
「【選択領域】!!」
叫ぶと周囲の景色が暗くなる。
目の前には6枚の魔法を示すカードが浮かぶ。
「つ、使えた……!!」
「喜ぶのは魔物を倒してからにしろ。ほら、早く魔法を選ぶんだぁ!!」
「う、うん!」
どうやら、【選択領域】で表示される6枚の魔法はランダムになるみたいだ。つまり、【選択領域】で魔法を確認して、どの魔法を相手に使用するのか決定できるわけか。
「これまでとは魔法の使用勝手が全然違うね……」
今までは枚数が少なかったから、常に手札に使える魔法が備わっていたことになる。逆に言えば使いたい魔法が最初から使えるってことだもんね。
デメリット部分が気になる僕に、
「スタートはな。だが、魔法の数が多い方が有利なのは違いないだろぉが!!」
勢い任せにロウが吠える。
「まあ、そうだけど」
枚数が多ければ戦略を組み替えたり、魔物の弱点を突くことが出来る。
選択したのは【泡弾《フォームショット》】。爆弾スライムは衝撃を与えると爆発する性質持っているんだけど、水の魔法を使用すると不発で倒せるんだ。
いくら、廃墟とはいえ、倒すたびに爆発させるのは申し訳ないからな。
「よし」
魔物を倒した僕は一息つく。【選択領域】も使用できるようになったみたいだし、今日は街に帰ろうかな。
帰り道である草原を歩いていると、
「た、助けてください!!」
オーガに襲われている女性がいた。
「早く助けないと!!」
オーガは人間の女性が大好物なのだ。
生きたまま皮を剥ぎ、四肢を削いで食い散らかす習性があるらしい。最近は殆んど被害が出ていないけど、年に数回、不幸に見舞われる人がいる。
「【選択領域】!!」
全ての動きが止まる。
動きを持っているのは眼前に浮かぶ六枚の魔法だけ。視線を動かして選択していく。
「……六枚中、四枚が【三連火球《トリプルファイア》】だ。そんなことあるんだ」
「冷静に考えろ、あるに決まってるだろ! 一日で使える魔法はデッキにセットした30枚だけ。後半は残った魔法が表示されるんだ!」
「あ、そうか」
廃墟は炎系の魔物が多かったから、【三連火球《トリプルファイア》】や【爆弾《ボム》】を使っていなかった。
だから、残っているんだ。
「ここなら、使っても問題ないでしょ」
僕は三枚の【三連火球《トリプルファイア》】選択する。
狙いをオーガに定めて放った。
本来、【三連火球《トリプルファイア》】を使用すると三つの火球が真っ直ぐ飛んでいくのだが、
ドドドドドドドドドドドド。
12発の火球がオーガの肉体を焼いた。
あれ? これって……。
「お、新しい魔法進化を見つけたみたいだな。名付けて【12連火球】ってところか」
「進化っていうか……単純に数が増えただけなんだね」
だが、三枚を続けて使うよりも連射の隙が少ない。
それに加えて三枚を個別で使うよりも回数が一回分多くなる。
「結局、使い方次第ってことか」
ゴブリンに追われていた女性が、ヘタと地面に倒れ込む。
「大丈夫ですか?」
「はい。助かりました……。私は仲間と逸れてしまって……」
よくよく見れば、ローブすらも高級そうな布で出来ているではないか。真っ白なローブの縁が金色に輝く。
「お、中々の美人じゃないか!」
チョコチョコと頭の上に移動するロウ。
確かにロウの言う通り、ローブの下の姿は美女と呼ぶにふさわしい美しさだった。
ただ、綺麗なだけじゃない。多分、顔のレベルだけだったらプリスも可愛かったんだけど、彼女にはない気品、上品さが漂っていた。
「私……、いつも迷子になってしまうんです」
目を潤ませる。この顔で瞳を潤ませられたら、それだけで助けた価値があると思ってしまう。
「あなたが助けてくれて、本当に助かりました。ありがとうございます!」
礼儀正しく手を地面に付いた。
こんな丁寧に感謝されるのは久しぶりだ。
バニス達と一緒にいると、感謝を受け取るのはリーダーであるバニスの役目だったもんね……。簡単な人助けは僕に任せて、謝礼だけは受け取っていたっけ。
「この辺は比較的、弱い魔物達が出現しますが……一人では心細いでしょう? 合流するまで僕も探しますよ」
「いいんですか!?」
「勿論。こっちには鼻の利く仲間もいますから」
「……」
彼女が頭の形に沿うように手足を投げてるロウを見る。
「でも、この子……豚さんですよね? あ、でも豚さんも鼻は良いっていいますもんね」
「誰が豚だぁ! 俺はフェンリルだ!!」
「フェ、フェンリル!?」
フェンリルが人と行動することに驚いたのか目を見開く。望みの反応にロウが「フン」と鼻を鳴らす。
「嘘……。全然、見えないです」
「お前……助けなきゃ良かったぜ!」
「もう、思ってもないこと言わないでよ、ロウ。彼女の匂いから一緒にいた人たちを探せないかな?」
「そりゃ、探せるさ。だって、俺はフェンリルだからなぁ!」
見てろよと、地面に降りると、スンスンと鼻を擦りつけて歩いていく。
その姿は狼よりも豚に近い気がする。
同じことを彼女も思ったのか、顔を見合わせて笑う。
「ふふふ」
「ふふふ。あ、そうだ。宜しければお名前を聞いてもよろしいですか? 私は、エミリと申します」
「エミリさんだね。僕はユライ。よろしくね」
「おい! 何してんだ。早く付いてこないと置いてくぞ!!」
顔を上げたロウが叫んだ。
0
あなたにおすすめの小説
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる