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第28話 ラインハートの城
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翌日。
【二頭鯨《にとうげい》】を抜け、目的の港街にやってきた。
エミリさん達がこの街で暮らしていることは、前に聞いていたけど、どこに住んでるかまでは教えて貰っていなかった。
詳細な場所を聞いた時、メイドさんには「その辺を歩く人に聞けば分かる」と言い切られてしまったのだ。
「本当に、分かるんだよね?」
メイドさんの言葉を信じ、すれ違う貴婦人に声を掛けた。エミリさんの名前を出すと、「あー、知ってるわ」と大きく頷き、ある一点を指差した。
「エミリさんが住んでるのは、あの城よ」
指差した方角には、巨大な城があった。
「マジかよ……」
流石のデカさに、ロウも言葉を失っているようだ。
エミリさんが、貴族なのは知ってたけど、まさか、ここまで大きい城に住んでるとは思ってもいなかった。
「あの城は……ラインハート家の城か?」
アディさんが口元に手を当てる。どうやら、城に覚えがあるらしい。
「ラインハート?」
その名に首を傾げると、アディさんが驚きに口調が強くなる。
「ユライくんは、ラインハートを知らないのか?」
「恥ずかしながら……」
僕はこれまで、冒険者として魔物との戦いに集中していたから、ちょっとだけ世間をしらないところがある。
魔法の才能がないから、その分、訓練や知識で補おうと必死だったから……。
「ラインハート家は、国と国を繋ぐ一族だ。彼らがいなかったら隣国の特産物はこの国に入ってこなかったと言われている」
「なんと! エミリさんは、そんな凄い一族だったんですね!」
「ま、場所は分かったんだから、さっさと行こうぜ?」
ロウが決して見失うことのない目的地に歩き出す。海が近いからか、空の青も深くなっているような気がする。
潮騒と海鳥の鳴き声が、ファンファーレのように鳴り響く。
「ああん? 入口はどこだよ!」
城までは問題なく到着したが、その後が問題だった。
城がデカすぎる故に入口がどこか分からないのだ。城の壁面に沿うようにして歩く。下手したら城に来るより長い時間歩いていたかもしれない。
四方を囲む壁面。南側には海が見える。ギラギラと日の光を照り返す波が、僕たちを笑っているようだ。
「ようやく見つけた……」
城に入るための門をようやく見つけた。なんで、これだけ広いのに入口が一つなんだとロウが文句を言う。
今回ばかりは、ロウに同意だ。
「あの、僕、ユライって言います。エミリさんに食事会に誘われてたんですけど……」
門の脇には二人の門番がいた。屈強な装備に鍛え上げられた肉体。かなり、腕が立つ門番だと予想できる。
僕の言葉に門番たちが顔を見合わせた。
「食事会? 今日あること聞いてたか?」
「いや。何も効いてないな。それに、こいつら……貴族には見えないぞ?」
おや?
雲行きが怪しくなってきた。明らかに門番は僕たちを迎え入れる気がなさそうだ。武器である槍を握る手に力が籠る。
念のため、手札看破もしておくか。
瞼に力を込めて、視界を開く。
すると、門番たちの頭上に魔法の残枚数が表示される。
「一人は二枚で、もう一人は三枚か」
これだけ大きな城を守ってる門番だけあり、所持している魔法の回数も多かった。冒険者だったら、パーティーのリーダーを任されるレベルだ。
魔法を三枚持ってる門番が「ドン」と柄で地面を叩いた。
どうやら、威嚇しているらしい。
「悪いが、食事会の予定は聞いていない。よって、君たちをこの中に入れる訳にはいかない」
「はぁ! なんでだよ。俺達は招待されたから、わざわざここまで来たんだ! この三日、野宿したんだから、今日くらいはここに泊らせろ!!」
「……なんだ、この豚は」
「俺は豚じゃねぇ!!」
ガブっ
ロウが門番の脚に噛みついた。
豚に勘違いされ、更には憑かれてたから我慢が出来なかったのだろう。
「こいつ……!!」
門番の頭の魔法が一枚消えた。
魔法を発動させた!!
流石は有名な一族の門を任されている人だ。躊躇いがない。
「【選択領域】!!」
周囲の景色が暗くなり、時が止まる。
どれだけ力を込めても身体が動かない。まるで、身体は寝ているのに、脳は起きているような感覚だ。
止まった空間の中、ロウの声が耳に入り込んでくる。
「たく、なんだよ、こいつ! 融通が効かねぇな」
「でも、いきなり噛みつくことないじゃない。お陰で余計に話がこじれてる気がするよ」
「ああん? どうせ話を聞き気がなかったんだ。むしろ、話が早くなったと喜べよ」
いや、絶対に喜べない。
それは僕でも分かる。
「はぁ……。取り敢えず、【選択領域】を開いては見たけど、相手がどの魔法使ってくるか分からないのは厄介だな……」
「うん? お前、手札看破で相手がどんな魔法使ってくるのか分かるんじゃないのか?」
「残念ながら、複数枚持ってる場合は見抜けないんだ。最後の一枚じゃないと内容は分からないって、ロウも知ってるでしょ?」
「あー、そういや、そうだっけな」
だから、相手がどう出るか分からないのは厄介なのだ。まあ、魔法の発動タイミングが分かるだけでも、アドバンテージにはなるんだけど。
「取り敢えず手札を見てみよう――。あ、【フェンリルの牙】があるね」
僕は取り敢えず【フェンリルの牙】を一枚だけ選択する。門番は攻撃を仕掛けてくるけど、敵じゃない。不要に魔法を使って傷付けることは避けたい。
「だから、威嚇代わりに【フェンリルの牙】を使おう」
【フェンリルの牙】は、昨日の戦いで、槌臼《つちうす》の鎧を破壊して見せたように、威力、発生速度が段違いの魔法だ。
それに加えて、使用した後、体力を回復させてくれる効果もある。仮に門番の魔法を受けたとしても、傷は癒せる。
まさに、状況を探るには打って付けの魔法だった。
「よし、じゃあ、行くよ!」
【選択領域】を解除すると、門番が槍を突き出した。
ヒュン。
魔法を発動して武器での攻撃。
そうなると、武器に何かしら変化をもたらす魔法か。真っ先に思い付くのは【斬伸撃】。槍や剣などの刀身を伸ばし、間合いを無視して斬撃を繰り出すことが可能になる魔法だ。、
ビュン。
予想通り、門番の槍が伸びた。開いていた距離を理不尽に詰める。
「【フェンリルの牙】!!」
刃の先端を目掛けて魔法を発動する。フェンリルの牙の発生速度は僕が知る魔法の中で最速。伸びる槍を喰らうように口を開くと、
バキィ!!
槍を噛み砕いた。
ボロ、ボロボロ。
砕けた槍の破片が地面に落ちる。
魔法への反応速度に未知の魔法に、門番が情けない声を上げて腰を抜かした。
「うわぁ! なんだ、この魔法は!」
慌てふためく門番の姿にロウは満足そうだ。
「へ、ざまぁみやがれ。でも、なんで本人を狙わないんだよ。武器だけってつまんねぇじゃんか」
「つまんないって、そんなことしたら、門番を傷付けちゃうじゃない。僕は別にここに戦いに来てる訳じゃないんだから」
僕は何も門番を倒したいわけじゃない。
ただ、エミリさん達に会いたいだけだ。
「大丈夫ですか?」
武器を失った門番に手を差し伸べる。
だが、
「うわあ! 来るなぁ! は、早く増援を!」
両手を上げて門の中に消えていく二人。
「お、これは通っていいってことか?」
「そんなわけないでしょ! 全く、ラインハート家に喧嘩売ってどうなっても知らないわよ?」
「喧嘩は売ってねぇ。むしろ、招待されてんのに、俺達が入れねぇほうが喧嘩売ってるってもんだ。なぁ、ユライ?」
シュッ、シュ。
ロウがその場で二足で立ち上がり、見えない敵に拳を振るう。出来れば、もっと穏便に話を済ませたかったのだけど。
「と、とにかくエミリさんに会えば分かってもらえると思うから……、しっかり謝ろう!」
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エミリさん達がこの街で暮らしていることは、前に聞いていたけど、どこに住んでるかまでは教えて貰っていなかった。
詳細な場所を聞いた時、メイドさんには「その辺を歩く人に聞けば分かる」と言い切られてしまったのだ。
「本当に、分かるんだよね?」
メイドさんの言葉を信じ、すれ違う貴婦人に声を掛けた。エミリさんの名前を出すと、「あー、知ってるわ」と大きく頷き、ある一点を指差した。
「エミリさんが住んでるのは、あの城よ」
指差した方角には、巨大な城があった。
「マジかよ……」
流石のデカさに、ロウも言葉を失っているようだ。
エミリさんが、貴族なのは知ってたけど、まさか、ここまで大きい城に住んでるとは思ってもいなかった。
「あの城は……ラインハート家の城か?」
アディさんが口元に手を当てる。どうやら、城に覚えがあるらしい。
「ラインハート?」
その名に首を傾げると、アディさんが驚きに口調が強くなる。
「ユライくんは、ラインハートを知らないのか?」
「恥ずかしながら……」
僕はこれまで、冒険者として魔物との戦いに集中していたから、ちょっとだけ世間をしらないところがある。
魔法の才能がないから、その分、訓練や知識で補おうと必死だったから……。
「ラインハート家は、国と国を繋ぐ一族だ。彼らがいなかったら隣国の特産物はこの国に入ってこなかったと言われている」
「なんと! エミリさんは、そんな凄い一族だったんですね!」
「ま、場所は分かったんだから、さっさと行こうぜ?」
ロウが決して見失うことのない目的地に歩き出す。海が近いからか、空の青も深くなっているような気がする。
潮騒と海鳥の鳴き声が、ファンファーレのように鳴り響く。
「ああん? 入口はどこだよ!」
城までは問題なく到着したが、その後が問題だった。
城がデカすぎる故に入口がどこか分からないのだ。城の壁面に沿うようにして歩く。下手したら城に来るより長い時間歩いていたかもしれない。
四方を囲む壁面。南側には海が見える。ギラギラと日の光を照り返す波が、僕たちを笑っているようだ。
「ようやく見つけた……」
城に入るための門をようやく見つけた。なんで、これだけ広いのに入口が一つなんだとロウが文句を言う。
今回ばかりは、ロウに同意だ。
「あの、僕、ユライって言います。エミリさんに食事会に誘われてたんですけど……」
門の脇には二人の門番がいた。屈強な装備に鍛え上げられた肉体。かなり、腕が立つ門番だと予想できる。
僕の言葉に門番たちが顔を見合わせた。
「食事会? 今日あること聞いてたか?」
「いや。何も効いてないな。それに、こいつら……貴族には見えないぞ?」
おや?
雲行きが怪しくなってきた。明らかに門番は僕たちを迎え入れる気がなさそうだ。武器である槍を握る手に力が籠る。
念のため、手札看破もしておくか。
瞼に力を込めて、視界を開く。
すると、門番たちの頭上に魔法の残枚数が表示される。
「一人は二枚で、もう一人は三枚か」
これだけ大きな城を守ってる門番だけあり、所持している魔法の回数も多かった。冒険者だったら、パーティーのリーダーを任されるレベルだ。
魔法を三枚持ってる門番が「ドン」と柄で地面を叩いた。
どうやら、威嚇しているらしい。
「悪いが、食事会の予定は聞いていない。よって、君たちをこの中に入れる訳にはいかない」
「はぁ! なんでだよ。俺達は招待されたから、わざわざここまで来たんだ! この三日、野宿したんだから、今日くらいはここに泊らせろ!!」
「……なんだ、この豚は」
「俺は豚じゃねぇ!!」
ガブっ
ロウが門番の脚に噛みついた。
豚に勘違いされ、更には憑かれてたから我慢が出来なかったのだろう。
「こいつ……!!」
門番の頭の魔法が一枚消えた。
魔法を発動させた!!
流石は有名な一族の門を任されている人だ。躊躇いがない。
「【選択領域】!!」
周囲の景色が暗くなり、時が止まる。
どれだけ力を込めても身体が動かない。まるで、身体は寝ているのに、脳は起きているような感覚だ。
止まった空間の中、ロウの声が耳に入り込んでくる。
「たく、なんだよ、こいつ! 融通が効かねぇな」
「でも、いきなり噛みつくことないじゃない。お陰で余計に話がこじれてる気がするよ」
「ああん? どうせ話を聞き気がなかったんだ。むしろ、話が早くなったと喜べよ」
いや、絶対に喜べない。
それは僕でも分かる。
「はぁ……。取り敢えず、【選択領域】を開いては見たけど、相手がどの魔法使ってくるか分からないのは厄介だな……」
「うん? お前、手札看破で相手がどんな魔法使ってくるのか分かるんじゃないのか?」
「残念ながら、複数枚持ってる場合は見抜けないんだ。最後の一枚じゃないと内容は分からないって、ロウも知ってるでしょ?」
「あー、そういや、そうだっけな」
だから、相手がどう出るか分からないのは厄介なのだ。まあ、魔法の発動タイミングが分かるだけでも、アドバンテージにはなるんだけど。
「取り敢えず手札を見てみよう――。あ、【フェンリルの牙】があるね」
僕は取り敢えず【フェンリルの牙】を一枚だけ選択する。門番は攻撃を仕掛けてくるけど、敵じゃない。不要に魔法を使って傷付けることは避けたい。
「だから、威嚇代わりに【フェンリルの牙】を使おう」
【フェンリルの牙】は、昨日の戦いで、槌臼《つちうす》の鎧を破壊して見せたように、威力、発生速度が段違いの魔法だ。
それに加えて、使用した後、体力を回復させてくれる効果もある。仮に門番の魔法を受けたとしても、傷は癒せる。
まさに、状況を探るには打って付けの魔法だった。
「よし、じゃあ、行くよ!」
【選択領域】を解除すると、門番が槍を突き出した。
ヒュン。
魔法を発動して武器での攻撃。
そうなると、武器に何かしら変化をもたらす魔法か。真っ先に思い付くのは【斬伸撃】。槍や剣などの刀身を伸ばし、間合いを無視して斬撃を繰り出すことが可能になる魔法だ。、
ビュン。
予想通り、門番の槍が伸びた。開いていた距離を理不尽に詰める。
「【フェンリルの牙】!!」
刃の先端を目掛けて魔法を発動する。フェンリルの牙の発生速度は僕が知る魔法の中で最速。伸びる槍を喰らうように口を開くと、
バキィ!!
槍を噛み砕いた。
ボロ、ボロボロ。
砕けた槍の破片が地面に落ちる。
魔法への反応速度に未知の魔法に、門番が情けない声を上げて腰を抜かした。
「うわぁ! なんだ、この魔法は!」
慌てふためく門番の姿にロウは満足そうだ。
「へ、ざまぁみやがれ。でも、なんで本人を狙わないんだよ。武器だけってつまんねぇじゃんか」
「つまんないって、そんなことしたら、門番を傷付けちゃうじゃない。僕は別にここに戦いに来てる訳じゃないんだから」
僕は何も門番を倒したいわけじゃない。
ただ、エミリさん達に会いたいだけだ。
「大丈夫ですか?」
武器を失った門番に手を差し伸べる。
だが、
「うわあ! 来るなぁ! は、早く増援を!」
両手を上げて門の中に消えていく二人。
「お、これは通っていいってことか?」
「そんなわけないでしょ! 全く、ラインハート家に喧嘩売ってどうなっても知らないわよ?」
「喧嘩は売ってねぇ。むしろ、招待されてんのに、俺達が入れねぇほうが喧嘩売ってるってもんだ。なぁ、ユライ?」
シュッ、シュ。
ロウがその場で二足で立ち上がり、見えない敵に拳を振るう。出来れば、もっと穏便に話を済ませたかったのだけど。
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