アレストのハート

出会い

森のなかの洞窟が俺の家だ。
小鳥のさえずりが聞こえ豊富な食材と気に入ってる。
元の姿に戻り病院の中のコンビニで買ったお弁当を慣れない箸を使って味わう。
しっぽは、九つ。
耳は獣のようにとんがっている。
九尾というあやかしなのだ。
由香里は、俺のこの姿を見たら怖がるだろうか。
話してる時、心臓を抑えてたな。
もしかしてそこが痛かったりするのだろうか？
俺に出来る事はあるだろうかと悩みが沢山出てしまい不安になる。
明日病院に来た時に出来ることがあるか聞いてみよう。
朝になり日差しがさしてくる。
もうこんな時間なのかよ。
指を鳴らし人間に変化をして図書館に行き、本を読み時間を潰し、午後に由香里がいる病院へ行くとそんな生活を3年と続けている。
人間に変化をして、図書館に行くようになった時に由香里と出会った。
図書館という場所が分からなく何となく入ったら沢山の文字の書かれた紙が並び訳が分からなく迷ってると、
由香里が文字や本など大切なことを教えてくれてなかよくなり今となる。