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おはぎに不法侵入される話
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おはぎの自販機があった。
見間違いでも書き間違いでもない、正真正銘、「おはぎの自販機」が俺の目の前にあるのだ。
あんこに包まれたおはぎや、きなこに包まれたおはぎ、抹茶や胡麻がまぶしてあるおはぎがタッパーに詰められ、本来なら缶ジュースやペットボトルがいるべきポジションに鎮座している。
……え、これ、どこから突っ込めばいいの。
だってさ、おかしくね?
おはぎの自販機だよおはぎ!
誰がこんなの使うんだよ!
そこまでインスタントにおはぎが欲しくなる奴ってけっこうなマイノリティだろうよ! 彼岸の時期とかならまだ分からんでもないけど、今はまだ二月だよ! ちょっとフライングしてるよ!
自販機の見た目もおかしい。
やけに丸っこくてファンシーなフォルムをしていて、アミューズメントパークにでもありそうな雰囲気を醸し出している。色は真っピンクで、悪目立ちにも程がある。
自販機から若い女の声が流れてきた。お喋り機能付きの自販機だったらしい。最近の萌えアニメでよく耳にするような、甘ったるい声が周りに響いた。
『元気いっぱいの、かわいくて、ちょっとえっちなおはぎです。おいしく食べてね!』
いやいやいや! おかしいだろ!
ちょっとえっちなおはぎってなんだよ!
かわいいはまあ、形かわいいとかあるかもしれないけど、えっちはないだろ!
おはぎに欲情って難易度高すぎるわ!
俺は最後まで聞いてしまったことを後悔しながら踵を返した。
何でこんなアホなもんに付き合ってしまったんだ。
いつもの代わり映えしない帰り道、こんな不自然なものが急に現れたら、そりゃ気になるに決まってるけど、こんなもんに気を取られてしまった自分が情けない。
最初っから無視しとけばよかったんだ。
俺はそのまま自販機を通り過ぎ、下宿先のアパートに辿り着いた。
俺が通ってる中高一貫校と契約してるアパートなので、かなり安い値段で借りることができる。最近改装したばかりだし、部屋も広い。それに、俺の部屋は最上階である四階の、しかも角部屋だ。かなりの穴場だと言っていいだろう。
俺は二重にロックされた鍵を開け、自室に入った。
部屋に入って正面にあるダイニングテーブルの上には、おはぎの詰められたタッパーが置いてあった。
「…………」
俺は言葉を失った。そして目眩がした。
ほわい?
どうして俺の部屋の中におはぎがあるんだ?
さっきの自販機で売ってたのと全く同じやつじゃないか。誰かの悪戯だろうか。
……いや、このアパートの防犯は私立の御用アパート特有のえげつなさがあるからな、その線はないだろう。
じゃあなんだ、これはマジモンのオカルトなのか。
捨てても戻ってくる呪いの人形的なおはぎなのか。
寺にでも出してお祓いしてもらった方がいいんじゃないか。
「ちょっと! 呪いってなんですか人聞きの悪い! 私だって最初は、あなたの手で購入してもらうという合法的な手段で近づこうとしていたじゃないですか! 人の好意を無為にしておいてその言い草は酷いですよ!」
どこからか人の声が聞こえた。
部屋には俺以外いないし、隣の部屋の声が聞こえるほど壁が薄いわけでもない。わりと真面目に不気味になってきた。
「聞こえてるんなら返事してくださいよ! そんなニブチンだからいつまで経っても皮かぶったままなんですよ!」
包茎じゃないよ! 完全にずる剥けだよ!
……って、やっぱはっきり聞こえるよ声が。
どこからだよ、この声どこから発されてるんだよ。
……いや、何となく想像はついてる。
この声は、テーブルの上のおはぎから聞こえてくる。
どうやらおはぎが喋っているらしい。
信じたくないけど、どうもそういうことらしい。
うわぁ。きめえ。
「きめえってなんですかきめえって! 酷いですよ! こんな可愛らしい萌えボイスの美少女おはぎなんて、世界中探しても私くらいしかいませんよ! あなた、自分がどれだけ恵まれてるか分かってるんですか!」
「おはぎに恵まれても嬉しくないよ! 萌えボイス以前の問題だよ! だいたい喋るおはぎとか気味悪すぎるわ!」
俺は喋ってるおはぎを鷲掴みすると、窓の外に向かって放り投げるべく大きく振りかぶった。残ったおはぎは床にぶちまけられた。ぐしゃったおはぎが死屍累々である。
「あっ、やだ……そんな乱暴に掴まないで……っ! って、捨てないでくださいよ! 捨てたらマジで呪いますよ! 一生フィルタリングを回避できなくなる呪い掛けますよ!」
「さっきからお前下ネタばっかりじゃん! 下ネタ連発するおはぎとか聞いたことないよ! 仮にも美少女を自称するんならもう少し恥じらいを持ってよ! つーかおはぎなんだから少女ですらないよ!」
「ふっ、これは世を忍ぶ仮の姿に過ぎません。本当の私を知らないあなたに、いったい何が分かるっていうんですか?」
「そんなん知らねえし別に興味ないよ! 俺が今一番望んでることはこの気味の悪い物体をこの世から抹消することだよ!」
「ぎゃーーーちょっと本当にやめてくださいよー! ほんとに呪いますよ、ほんとに呪いますからね! ズリネタを供給できなくなって悶々とする夜を過ごすことになるんですからね!」
俺は絶叫するおはぎをガン無視して、おもいっきり助走をつけて放り投げようとした。
だが、不気味過ぎるおはぎから離れたい一心で、無我夢中で動きまわったのがよくなかった。
さっき床にぶちまけてしまったおはぎを、ジャストミートで踏んづけてしまった。
「あ、」
やべえ――と思った時には遅かった。
俺はつるんっと、きれいに進行方向に前のめりになり、空中で九十度回転する。
なぜかスローモーションで回る景色。
不思議な浮遊感。
そして目の前に迫る床。
諦めや悟りに近い心境で、俺は顔面から床に、盛大にダイブした。
べっちーん。
===
「……ん、……」
目を覚ますと、知ってる天井だった。
俺の部屋で俺のベッドだ、間違いない。
とすると、さっきまでの、あのおはぎ騒ぎは夢だったのか。
……はは、そりゃそうだよな、喋るおはぎとかバカみたいだ。
そういう非現実的なことを当たり前のように受け入れてしまうんだから、夢って怖いよな。
「あ、目が覚めたんですね。まったく、食べ物を粗末にするから罰が当たったんですよ。これからは気をつけてくださいね!」
……夢の中で聞いたような、甘ったるい萌えボイスが俺の耳をくすぐった。
恐る恐る振り返ると、あんこまみれの女の子が立っていた。
きらきらした大きな瞳と、すらりとした肢体が眩しい。とんでもない美少女だ。
だが、体中があんこまみれだ。
ツーサイドアップとか冗談みたいにあざとい髪型も些末事に思えるくらいにあんこまみれだった。
「この格好ですか? まあ、私おはぎですからね。あんこまぶしてあるのも当然でしょう? えへへ、美味しく食べてくださいねっ!」
そう言うと、このあんこまみれの美少女は、何の恥じらいも屈託もなく、向日葵のような眩しい笑顔を俺に見せてくれた。
だが俺には、彼女の可愛らしい表情に目を奪われる心の余裕などなかった。
喋るおはぎは現実だった。
いつの間にか、萌えボイスの美少女が俺の部屋にいる。
一体、いつの間に、俺の脳はそこまで壊れてしまっていたの?
このカオス過ぎる状況に、貧弱な脳内CPUは熱を上げ、俺はあえなく意識を手放した。
見間違いでも書き間違いでもない、正真正銘、「おはぎの自販機」が俺の目の前にあるのだ。
あんこに包まれたおはぎや、きなこに包まれたおはぎ、抹茶や胡麻がまぶしてあるおはぎがタッパーに詰められ、本来なら缶ジュースやペットボトルがいるべきポジションに鎮座している。
……え、これ、どこから突っ込めばいいの。
だってさ、おかしくね?
おはぎの自販機だよおはぎ!
誰がこんなの使うんだよ!
そこまでインスタントにおはぎが欲しくなる奴ってけっこうなマイノリティだろうよ! 彼岸の時期とかならまだ分からんでもないけど、今はまだ二月だよ! ちょっとフライングしてるよ!
自販機の見た目もおかしい。
やけに丸っこくてファンシーなフォルムをしていて、アミューズメントパークにでもありそうな雰囲気を醸し出している。色は真っピンクで、悪目立ちにも程がある。
自販機から若い女の声が流れてきた。お喋り機能付きの自販機だったらしい。最近の萌えアニメでよく耳にするような、甘ったるい声が周りに響いた。
『元気いっぱいの、かわいくて、ちょっとえっちなおはぎです。おいしく食べてね!』
いやいやいや! おかしいだろ!
ちょっとえっちなおはぎってなんだよ!
かわいいはまあ、形かわいいとかあるかもしれないけど、えっちはないだろ!
おはぎに欲情って難易度高すぎるわ!
俺は最後まで聞いてしまったことを後悔しながら踵を返した。
何でこんなアホなもんに付き合ってしまったんだ。
いつもの代わり映えしない帰り道、こんな不自然なものが急に現れたら、そりゃ気になるに決まってるけど、こんなもんに気を取られてしまった自分が情けない。
最初っから無視しとけばよかったんだ。
俺はそのまま自販機を通り過ぎ、下宿先のアパートに辿り着いた。
俺が通ってる中高一貫校と契約してるアパートなので、かなり安い値段で借りることができる。最近改装したばかりだし、部屋も広い。それに、俺の部屋は最上階である四階の、しかも角部屋だ。かなりの穴場だと言っていいだろう。
俺は二重にロックされた鍵を開け、自室に入った。
部屋に入って正面にあるダイニングテーブルの上には、おはぎの詰められたタッパーが置いてあった。
「…………」
俺は言葉を失った。そして目眩がした。
ほわい?
どうして俺の部屋の中におはぎがあるんだ?
さっきの自販機で売ってたのと全く同じやつじゃないか。誰かの悪戯だろうか。
……いや、このアパートの防犯は私立の御用アパート特有のえげつなさがあるからな、その線はないだろう。
じゃあなんだ、これはマジモンのオカルトなのか。
捨てても戻ってくる呪いの人形的なおはぎなのか。
寺にでも出してお祓いしてもらった方がいいんじゃないか。
「ちょっと! 呪いってなんですか人聞きの悪い! 私だって最初は、あなたの手で購入してもらうという合法的な手段で近づこうとしていたじゃないですか! 人の好意を無為にしておいてその言い草は酷いですよ!」
どこからか人の声が聞こえた。
部屋には俺以外いないし、隣の部屋の声が聞こえるほど壁が薄いわけでもない。わりと真面目に不気味になってきた。
「聞こえてるんなら返事してくださいよ! そんなニブチンだからいつまで経っても皮かぶったままなんですよ!」
包茎じゃないよ! 完全にずる剥けだよ!
……って、やっぱはっきり聞こえるよ声が。
どこからだよ、この声どこから発されてるんだよ。
……いや、何となく想像はついてる。
この声は、テーブルの上のおはぎから聞こえてくる。
どうやらおはぎが喋っているらしい。
信じたくないけど、どうもそういうことらしい。
うわぁ。きめえ。
「きめえってなんですかきめえって! 酷いですよ! こんな可愛らしい萌えボイスの美少女おはぎなんて、世界中探しても私くらいしかいませんよ! あなた、自分がどれだけ恵まれてるか分かってるんですか!」
「おはぎに恵まれても嬉しくないよ! 萌えボイス以前の問題だよ! だいたい喋るおはぎとか気味悪すぎるわ!」
俺は喋ってるおはぎを鷲掴みすると、窓の外に向かって放り投げるべく大きく振りかぶった。残ったおはぎは床にぶちまけられた。ぐしゃったおはぎが死屍累々である。
「あっ、やだ……そんな乱暴に掴まないで……っ! って、捨てないでくださいよ! 捨てたらマジで呪いますよ! 一生フィルタリングを回避できなくなる呪い掛けますよ!」
「さっきからお前下ネタばっかりじゃん! 下ネタ連発するおはぎとか聞いたことないよ! 仮にも美少女を自称するんならもう少し恥じらいを持ってよ! つーかおはぎなんだから少女ですらないよ!」
「ふっ、これは世を忍ぶ仮の姿に過ぎません。本当の私を知らないあなたに、いったい何が分かるっていうんですか?」
「そんなん知らねえし別に興味ないよ! 俺が今一番望んでることはこの気味の悪い物体をこの世から抹消することだよ!」
「ぎゃーーーちょっと本当にやめてくださいよー! ほんとに呪いますよ、ほんとに呪いますからね! ズリネタを供給できなくなって悶々とする夜を過ごすことになるんですからね!」
俺は絶叫するおはぎをガン無視して、おもいっきり助走をつけて放り投げようとした。
だが、不気味過ぎるおはぎから離れたい一心で、無我夢中で動きまわったのがよくなかった。
さっき床にぶちまけてしまったおはぎを、ジャストミートで踏んづけてしまった。
「あ、」
やべえ――と思った時には遅かった。
俺はつるんっと、きれいに進行方向に前のめりになり、空中で九十度回転する。
なぜかスローモーションで回る景色。
不思議な浮遊感。
そして目の前に迫る床。
諦めや悟りに近い心境で、俺は顔面から床に、盛大にダイブした。
べっちーん。
===
「……ん、……」
目を覚ますと、知ってる天井だった。
俺の部屋で俺のベッドだ、間違いない。
とすると、さっきまでの、あのおはぎ騒ぎは夢だったのか。
……はは、そりゃそうだよな、喋るおはぎとかバカみたいだ。
そういう非現実的なことを当たり前のように受け入れてしまうんだから、夢って怖いよな。
「あ、目が覚めたんですね。まったく、食べ物を粗末にするから罰が当たったんですよ。これからは気をつけてくださいね!」
……夢の中で聞いたような、甘ったるい萌えボイスが俺の耳をくすぐった。
恐る恐る振り返ると、あんこまみれの女の子が立っていた。
きらきらした大きな瞳と、すらりとした肢体が眩しい。とんでもない美少女だ。
だが、体中があんこまみれだ。
ツーサイドアップとか冗談みたいにあざとい髪型も些末事に思えるくらいにあんこまみれだった。
「この格好ですか? まあ、私おはぎですからね。あんこまぶしてあるのも当然でしょう? えへへ、美味しく食べてくださいねっ!」
そう言うと、このあんこまみれの美少女は、何の恥じらいも屈託もなく、向日葵のような眩しい笑顔を俺に見せてくれた。
だが俺には、彼女の可愛らしい表情に目を奪われる心の余裕などなかった。
喋るおはぎは現実だった。
いつの間にか、萌えボイスの美少女が俺の部屋にいる。
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