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35・ノーマル
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鳥みたいにはばたいたらどこかに行けたりしないかなって考えたけど、浮く感覚もなく落ちはじめたから試す暇もない。
落下目標地点は、三下教授の観測場所、つまりあの金属カーテンの上だ。
レッスン室内に反射する光で、まだあるって思いだしたんだ。
両端を金具で留めて張ってあるから、安全ネットみたいに落ちた衝撃も和らげてくれるはず。たぶん。
だいたい一階分くらいの高さを落ちて、首尾よくど真ん中に着地……したのはいいんだけど、びよん、ってカーテンがたわんだ瞬間、真下から「ななっ」って人の声がした。
え、誰? 大丈夫? なんて焦る間もなく、トランポリンみたいにはじき返されそうになるオレ。やばいかも、って思ったけど、完全に跳ねる前にカーテンを支える金具の一部が外れたらしく、なんとか仰向けになった状態で生き残った。やったー。
(見たか、結加、大成功!)
見あげると、結加がレッスン室の窓から身を乗りだしていた。強ばった顔をしているのがわかったからVサインをして、無事を知らせてやる。
驚かせてごめん、とか言えたらよかったんだろうけど、真下から怒鳴り声が聞こえてきたからそれどころじゃなかった。
「なな、なにかね! 誰かねきみは、どこから落ちてきたのだね!」
この声、三下だ。オレは慌てて向きを変えて、金属カーテン越しに三下に謝る。
「すみません、三下教授! オレです、怪我ありませんでしたか!」
「も、森脇くんかね! いったいどうしたというんだ、はやく下りてきなさい!」
もちろん、そうさせていただきます。
金具が外れたカーテンの上を移動するのはけっこう恐怖だったけど、なんとか足場まで辿りついて、そこから降りるのは慣れたものだ。地上では三下が待ちかまえていて、頭から足の先まで無事そうだったから、とりあえずほっとした。
オレは力一杯頭を下げる。
「三下教授、すみませんでした。でもすっごく助かりました! 教授の設計っていうかアイデア、サイッコーです!!」
足場もしっかり作られていたおかげで、人一人受けとめて崩壊しなかったしね。さすが建築科教授!
オレもだいぶ興奮していたらしく、わけのわからないこと口走りながら思わず三下の手を握っちゃった。わだかまり満載だったはずのオレにいきなり褒めちぎられて、三下は目を丸くしている。
「な、なんだというのだね。この屋根はもちろんまだ、実験段階に過ぎないのだが、完成すればそれはいいものになるだろうと確信している。ところで森脇くん、いまきみはどこかから落ちてきて」
「もうオレ、すっごく教授に感謝してますから! これからはいっくらでも実験手伝いますよ! 金具も壊しちゃったみたいなんで直します! 三下教授、最高です!」
なんていうか、アドレナリンって怖え。テンションぶっ壊れたオレが三下の手を握ってぶんぶん振りまわしているところに、「進!」と懐かしい呼び方で呼ばれた。
結加だ。レッスン室から出てきちゃったのかー。オレは三下に「じゃ、また!」と笑顔で言って手を離し、長い足をもつれさせながら向かってくる結加に、こっちから駆け寄った。
「どーだ、結加! オレ、嘘つかなかっただろ!」
オレは胸を張る。なんたって飛びましたからね、三階から!
あちこち痛かったはずのところもアドレナリンで痛みがぶっとんでいて、いまのところ問題なしだし!
「ちゃんと飛んだからね! 怪我もしてないからね。ネットあるのわかっててずるいとか言いだすなよ、けっこう勇気はいったんだからな。でも、これでわかってくれた? オレ、ちゃんとおまえのことが好……」
みなまで言えなかったのは、結加に抱き寄せられたからだ。でかい背の、長い両腕のなかに、強く。
鼓動が激しく打っている胸に顔を押しつけられて、息もできない。
結加の指の長い手が、オレの無事を確かめるみたいに頭とか、肩とか、背中とかを探っていく。
触られると痛い場所はもちろんあるんだけど、それよりも手があったかい。
温もりを感じるうちにオレのハイテンションもおさまってきて、力が抜けかけた手で結加の背を抱き返した。
「大丈夫だよ」
って。言うと、結加の手が止まる。そうだよ、大丈夫。
「オレ、怪我してねーし、結加のためなら飛べるし。おまえの音だけが、大好きだって。信じてくれるまで何度でも、飛んでやるよ。次は四階からだっていいよ。結加には、結加だけの音を奏でていてほしいから。そのためだったらオレ、オレが持ってる羽根みたいなもん、全部結加にあげる」
羽根ってなんだろう、って自分でも思うけれど、飛びだす勇気みたいなものかな。よくわかんないけど、オレの言い分を聞いてくれた結加は、すがるみたいにまた両腕の力を込めた。
身長差があるせいで、オレのほうから包みこんであげられないのがもどかしい。
両腕を目いっぱい伸ばして、背伸びしても足りないからさ。
だから、もう、言うしかないじゃん。
「おまえんち、行ってもいい?」
って。
結加が迷子の子供みたいな目でオレを見て、それから小さく頷いた。
そういえば三下教授。観測地点からオレたちをまじまじ見ていたような気がするんだけど、最後まで口を挟まないでいてくれて、感謝です。
結加の家は、大学から歩いて十分くらいのところにあった。
玄関が狭めのマンションなんだなって思っていたら、部屋に入ってすぐど真ん中のグランドピアノにお出迎えされたから、びっくりだ。床も壁もしっかりしていそうだし、もしかしたら音楽科の生徒用の防音マンションなのかもしれない。
そして窓辺に並ぶ、けっこういい種類の酒瓶にもびっくりした。
さらに微かに漂う、煙草の匂いとか……オレは思わず訊く。
「結加って何月生まれだっけ?」
「7月」
大学からここまでほとんど無言だった結加が、やっとぽつりと答えた。
二十歳越えてたか、セーフ。
ほっと胸を撫でおろしたオレの肩を結加がつかみ、仰向かせる。練習棟のドアに挟まれたところが握られると痛いんだけど、服の上からじゃわかんないよね。
オレは顔をしかめそうになったけど、結加の手が微かに震えていたし、問いかけるようにオレの目を覗きこんくるから、苦笑いに変わった。
いまさらなに迷ってんの、って。
それからすぐ、どうしたらいいのかわからないのかもって気づく。
だって結加がこれまで相手にしてきたのは変態な大人ばかりだったんだろ?
「……ノーマルな子供の扱い方、わかんないんだろ」
あてこすって言ってやると、困ったみたいに眉をひそめた。
「根に持ってるのか」
「あったりまえだろ。いっくら誤解で怒ってたからって、あんな言い方なくない? オレもう、本気で自分がダメダメなのかと思っちゃたもんね。おまえにとってつまんなかったのかーって。そりゃまあ、凡人だし面白みはないかもしれないけどさ、でも」
言っているうちにあのときの傷心が蘇ってきて、声が詰まる。目も赤かったかも。
深呼吸して落ちつこうとしたオレの口を、結加の口がぴったり塞いだ。
いや、いまは息、したいんだって――……喘ぐ喉まで結加の吐息が滑りこんできて、頭がぼうっとする。
キス、なんて、慣れてきたような気がしていたけれど、今日のはいつもと数段、熱さが違った。飢えた獣に食まれているみたいだ。オレは夢中にされながらも頭の片隅では、この部屋ベッドないよなー、結加はいつもピアノの下とかで寝てるんだろうか、なんて考えたりしていたんだけど……ちゃんと隣にありました、寝室。
立派なベッドも。
結加が抱きかかえるようにしながら連れていってくれて、そしてオレはそこで……。
自分がいかにノーマルでお子様だったか、思い知らされた。
落下目標地点は、三下教授の観測場所、つまりあの金属カーテンの上だ。
レッスン室内に反射する光で、まだあるって思いだしたんだ。
両端を金具で留めて張ってあるから、安全ネットみたいに落ちた衝撃も和らげてくれるはず。たぶん。
だいたい一階分くらいの高さを落ちて、首尾よくど真ん中に着地……したのはいいんだけど、びよん、ってカーテンがたわんだ瞬間、真下から「ななっ」って人の声がした。
え、誰? 大丈夫? なんて焦る間もなく、トランポリンみたいにはじき返されそうになるオレ。やばいかも、って思ったけど、完全に跳ねる前にカーテンを支える金具の一部が外れたらしく、なんとか仰向けになった状態で生き残った。やったー。
(見たか、結加、大成功!)
見あげると、結加がレッスン室の窓から身を乗りだしていた。強ばった顔をしているのがわかったからVサインをして、無事を知らせてやる。
驚かせてごめん、とか言えたらよかったんだろうけど、真下から怒鳴り声が聞こえてきたからそれどころじゃなかった。
「なな、なにかね! 誰かねきみは、どこから落ちてきたのだね!」
この声、三下だ。オレは慌てて向きを変えて、金属カーテン越しに三下に謝る。
「すみません、三下教授! オレです、怪我ありませんでしたか!」
「も、森脇くんかね! いったいどうしたというんだ、はやく下りてきなさい!」
もちろん、そうさせていただきます。
金具が外れたカーテンの上を移動するのはけっこう恐怖だったけど、なんとか足場まで辿りついて、そこから降りるのは慣れたものだ。地上では三下が待ちかまえていて、頭から足の先まで無事そうだったから、とりあえずほっとした。
オレは力一杯頭を下げる。
「三下教授、すみませんでした。でもすっごく助かりました! 教授の設計っていうかアイデア、サイッコーです!!」
足場もしっかり作られていたおかげで、人一人受けとめて崩壊しなかったしね。さすが建築科教授!
オレもだいぶ興奮していたらしく、わけのわからないこと口走りながら思わず三下の手を握っちゃった。わだかまり満載だったはずのオレにいきなり褒めちぎられて、三下は目を丸くしている。
「な、なんだというのだね。この屋根はもちろんまだ、実験段階に過ぎないのだが、完成すればそれはいいものになるだろうと確信している。ところで森脇くん、いまきみはどこかから落ちてきて」
「もうオレ、すっごく教授に感謝してますから! これからはいっくらでも実験手伝いますよ! 金具も壊しちゃったみたいなんで直します! 三下教授、最高です!」
なんていうか、アドレナリンって怖え。テンションぶっ壊れたオレが三下の手を握ってぶんぶん振りまわしているところに、「進!」と懐かしい呼び方で呼ばれた。
結加だ。レッスン室から出てきちゃったのかー。オレは三下に「じゃ、また!」と笑顔で言って手を離し、長い足をもつれさせながら向かってくる結加に、こっちから駆け寄った。
「どーだ、結加! オレ、嘘つかなかっただろ!」
オレは胸を張る。なんたって飛びましたからね、三階から!
あちこち痛かったはずのところもアドレナリンで痛みがぶっとんでいて、いまのところ問題なしだし!
「ちゃんと飛んだからね! 怪我もしてないからね。ネットあるのわかっててずるいとか言いだすなよ、けっこう勇気はいったんだからな。でも、これでわかってくれた? オレ、ちゃんとおまえのことが好……」
みなまで言えなかったのは、結加に抱き寄せられたからだ。でかい背の、長い両腕のなかに、強く。
鼓動が激しく打っている胸に顔を押しつけられて、息もできない。
結加の指の長い手が、オレの無事を確かめるみたいに頭とか、肩とか、背中とかを探っていく。
触られると痛い場所はもちろんあるんだけど、それよりも手があったかい。
温もりを感じるうちにオレのハイテンションもおさまってきて、力が抜けかけた手で結加の背を抱き返した。
「大丈夫だよ」
って。言うと、結加の手が止まる。そうだよ、大丈夫。
「オレ、怪我してねーし、結加のためなら飛べるし。おまえの音だけが、大好きだって。信じてくれるまで何度でも、飛んでやるよ。次は四階からだっていいよ。結加には、結加だけの音を奏でていてほしいから。そのためだったらオレ、オレが持ってる羽根みたいなもん、全部結加にあげる」
羽根ってなんだろう、って自分でも思うけれど、飛びだす勇気みたいなものかな。よくわかんないけど、オレの言い分を聞いてくれた結加は、すがるみたいにまた両腕の力を込めた。
身長差があるせいで、オレのほうから包みこんであげられないのがもどかしい。
両腕を目いっぱい伸ばして、背伸びしても足りないからさ。
だから、もう、言うしかないじゃん。
「おまえんち、行ってもいい?」
って。
結加が迷子の子供みたいな目でオレを見て、それから小さく頷いた。
そういえば三下教授。観測地点からオレたちをまじまじ見ていたような気がするんだけど、最後まで口を挟まないでいてくれて、感謝です。
結加の家は、大学から歩いて十分くらいのところにあった。
玄関が狭めのマンションなんだなって思っていたら、部屋に入ってすぐど真ん中のグランドピアノにお出迎えされたから、びっくりだ。床も壁もしっかりしていそうだし、もしかしたら音楽科の生徒用の防音マンションなのかもしれない。
そして窓辺に並ぶ、けっこういい種類の酒瓶にもびっくりした。
さらに微かに漂う、煙草の匂いとか……オレは思わず訊く。
「結加って何月生まれだっけ?」
「7月」
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二十歳越えてたか、セーフ。
ほっと胸を撫でおろしたオレの肩を結加がつかみ、仰向かせる。練習棟のドアに挟まれたところが握られると痛いんだけど、服の上からじゃわかんないよね。
オレは顔をしかめそうになったけど、結加の手が微かに震えていたし、問いかけるようにオレの目を覗きこんくるから、苦笑いに変わった。
いまさらなに迷ってんの、って。
それからすぐ、どうしたらいいのかわからないのかもって気づく。
だって結加がこれまで相手にしてきたのは変態な大人ばかりだったんだろ?
「……ノーマルな子供の扱い方、わかんないんだろ」
あてこすって言ってやると、困ったみたいに眉をひそめた。
「根に持ってるのか」
「あったりまえだろ。いっくら誤解で怒ってたからって、あんな言い方なくない? オレもう、本気で自分がダメダメなのかと思っちゃたもんね。おまえにとってつまんなかったのかーって。そりゃまあ、凡人だし面白みはないかもしれないけどさ、でも」
言っているうちにあのときの傷心が蘇ってきて、声が詰まる。目も赤かったかも。
深呼吸して落ちつこうとしたオレの口を、結加の口がぴったり塞いだ。
いや、いまは息、したいんだって――……喘ぐ喉まで結加の吐息が滑りこんできて、頭がぼうっとする。
キス、なんて、慣れてきたような気がしていたけれど、今日のはいつもと数段、熱さが違った。飢えた獣に食まれているみたいだ。オレは夢中にされながらも頭の片隅では、この部屋ベッドないよなー、結加はいつもピアノの下とかで寝てるんだろうか、なんて考えたりしていたんだけど……ちゃんと隣にありました、寝室。
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