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第一章「チュートリアルダンジョン」
第一話「地震とダンジョン」
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「それ」がこの世界に現れたのは突然だった
普段と変わらない一日
変わらぬ景色
変わらぬ人達
そんな日常に終止符を打つかの如く大きな地震がその日世界を襲った。
その地震により世界は滅びに一歩近付く事になる、はずだった。
地震の後に世界中にダンジョンと呼ばれる謎の洞窟や塔、果てには城など色々な場所が産まれた。
だが、世界は想像以上に順応して見せたのだ。
そう、あの国のおかげで。
-------ダンジョン発生5分前-------
「ふぅあ....」
お腹も膨れ思わず出てしまったあくび、眠気も襲うこの時間帯、そう5時限目だ。
「(最近、刺激が足りてないんだよなぁ)」
そう心で思いながらいつものように授業を受ける僕。
そんな僕の名前は肇、伊吹肇(いぶきはじめ)。
これから待ち受ける大きな冒険の幕開けなんて、この時は知る由もなかった。
-------ダンジョン発生-------
その時、大きな地震が起きた。
クラスメイト達が騒いでいる。
避難するべきかどうかと話しているようだけれど少しずつ時間が経つにつれ、この地震のおかしさに気付く僕達。
「なんで地震が止まらないんだよ!」
クラスの一人の男子がそう叫ぶと
「た、確かに妙に長いような気が・・・」
「普通じゃないよね!?絶対!!」
クラス中でそんな声が上がり始める。
普通の地震は大体長くて20秒、現在考えられている最大の地震でも30秒あるかどうかと言われている、だけどこの地震はもう3分はとうに過ぎている。
この大きな地震は揺れ自体はそこまで激しくはないけれど、その揺れの時間は明らかに異常だった。
地震が収まったのはそれから10分後くらいだっただろうか。
-------地震の後-------
「今日は念のために今から下校してもらう事になった、皆気を付けて帰ってくれ。」
担任がそう告げ全学年の生徒が帰宅させられた。
担任の言うところによるとこの地震は世界中で発生し、一部の建物の強度に問題のある場所などで倒壊などが多発しているらしく大パニックになっている地域もあるのだとか。
その為、自宅の様子を確認し、家族の無事も確認する為に早めに下校する事になったそうだ。
僕も急いで家に帰る事にしよう。
-------帰宅-------
「ただいま、っとまだ誰も居ないかな?」
帰宅した僕はいつものように家に入る。
「あっお兄ちゃんおかえり!」
どうやら妹は帰って来ていたみたいだ。
「ただいま佳乃、やっぱりそっちも帰宅させられたのか?」
妹の名前は佳乃(よしの)、僕の3つ下で今は中学3年生だ。
「うん、今回の地震、半端なかったよねー。」
「だなー、とりあえず荷物置いてくるよ。」
「わかったー私も部屋に戻ってるねー。」
「あいよー」
そして僕は自分の部屋に戻った。
「とりあえず、教科書とかを仕舞っておこうかな。」
僕は教科書を教科書棚にしまい、服を着替えようとクローゼットを開けた
でも、そこに服は、いや、クローゼットの中身はなかった。
あるのは謎の階段だった。
「な、なんだこれ・・・」
思わず突っ込んでしまったが、無理も無いだろう、服が仕舞ってあった場所に服はなく、階段があるのだから誰だって驚きもする。
「もしかしてなれる系によくあるダンジョンってやつか、これ?」
小説家になれる!という投稿型小説サイトで一時期流行っていた現代ダンジョン、それにそっくりな、いや、ほぼそのままの存在があるんだ、下手をするとモンスターとかもいるかもしれないし中に確認に行くにしても灯りと武器は必要だろう。
「とりあえず入る前に懐中電灯と昔使ってた金属バットと自転車のヘルメット持ってくるか・・・」
懐中電灯は常に非常時のために家に用意していたから電池があるかだけ確かめる。
新品の電池があったので念の為に替えておく事にしよう。
バットとヘルメットも家にある、小学生の頃野球でよく遊んでいた名残で今も家にバットだけは置いてある
これ以外の武器になりそうなものはなかったからありがたい。
あとはお水のペットボトルを念のために持って行こう、水分補給が必要になる可能性もあるし。
杞憂で済めばいいんだけど、あれを見るともう確定じゃないかと僕は疑っている。
「さぁて、行こうか。」
意を決して階段を降りていく。
降りた先は思ったより明るく仄かに暗いといった感じだった。
これなら灯りはいらないかもしれないから暗いところがあれば使っていこう。
部屋の真ん中あたりに着いた時ふと頭の中に声が響いた。
『世界で1番目のダンジョン入場者を確認しました、称号「未知を歩みし先駆者」を取得しました。』
『ダンジョンJP-182への1番目の入場者を確認しました、スキル「鑑定」を取得しました。』
やはりダンジョンだったようだ。
スキルも貰えたみたいだしお決まりの自分への鑑定をやってみよう。
使い方はなんとなくわかる、これもスキル取得の影響だろうか?
「鑑定」
そう言いながら鑑定対象を自分と念じる
-------鑑定開始-------
名前:伊吹肇
年齢:18
職業:なし
LV:0
HP:20
MP:5
STR:5
DEX:4
INT:3
AGI:3
LUC:4
スキル
鑑定
成長促進
称号
未知を歩みし先駆者
(世界で最速でダンジョンに入場した人5人に与えられる称号、「成長促進」のスキルを得る。)
-------鑑定終了-------
よくあるチート能力かと思っていたけど思ったよりは控えめになっているようだ。
無いよりは圧倒的に有利だとは思う
スキルも鑑定出来るか試して見る事にしよう。
「鑑定」
-------鑑定開始-------
成長促進
レベルアップに必要な経験値が減少し、モンスターから得られる経験値が上昇する、効果は徐々に落ちていきレベルが100に到達すると不活性化する。
レベルが転職や何らかの影響で100以下に下がった場合再活性化される。
-------鑑定終了-------
思ったより良さそうだ、倍率が分からないけど序盤はサクサクレベル上げが出来そうだ。
「おっとこんな事をしてる場合じゃない、モンスターがいるかもしれないのなら気をつけないと。」
周りに気を配りながら先を進んでいく。
5分ほど歩いただろうか、何かが動くような音が聴こえてきた。
「モンスターのお出まし、かな?」
初戦闘の予感に期待と不安が入り混じった気持ちになる、やれるだけやってみよう。
皆はモンスターと言われ何を思い浮かべるだろうか?
スライム?ゴブリン?
ファンタジーの有名な序盤の敵といえばそのあたりを答える人が多いだろう。
だけど僕はその辺りの敵が序盤から出るとかなり厄介だと考えていた。
それは何故か?
スライムに物理攻撃が通じない又は通じ辛い可能性、ゴブリンに至っては知能があり場合によっては複数現れる可能性が高いからだ。
なれるの小説ではそういった描写が多い、なので用心しておいて損は無いだろう。
少しずつ音のしていた場所に近付く、懐中電灯で道の先を照らしつつ進めばそこには大きなサイズの角の生えたウサギがいた。
「角ウサギってやつかな?」
とりあえずまだ距離があるうちに鑑定してみよう。
「鑑定」
ウサギの情報が流れ込んでくる。
-------鑑定開始-------
名前:ホーンラビット
LV01
角の生えたウサギのモンスター
角で獲物を刺そうと真っ直ぐに飛び込んでくる習性がある。
角を破壊されると死ぬ。
-------鑑定終了-------
「完全にテンプレモンスターって感じかな。」
真っ直ぐに突っ込んでくるなら横に避ければいいということか。
バットで角を攻撃すれば簡単に倒せるのだろうか?
「これならいける、かな?金属バットだし角くらい砕けるよね。」
バットを両手で握り締めホーンラビットへと距離を詰める
「ヴー!ヴー!」
ホーンラビットが僕に威嚇するかのように鳴き声をあげる
「というかウサギの鳴き声ってこんなんだったの!?」
違う意味で僕はショックを受けた。
可愛く無い...
そんな事を考えているとウサギは脚に力を込めるかのようなポーズを取り始めた。
「これは、ジャンプする前動作かな?」
僕は警戒を強め、ホーンラビットの動きに注目した。
するとそれなりの速さでこちらへ角を突き刺そうと飛び込んできた。
「分かってれば避けれるよ!」
僕はそう言いながら少しの動作で横へとそれホーンラビットの攻撃を躱す。
「ヴ!」
間抜けな事にホーンラビットは僕の後ろにある壁に激突してしまった。
フラフラとしている様子のホーンラビットにトドメと言わんばかりに角めがけバットを振り下ろしたのだった。
「ふぅ、結構呆気なかったなぁ。」
角だけを砕いたからかグロさは平気だったけど少しだけ罪悪感も感じる。
「あっ、倒したのはいいけどこれどうすればいいんだろう持ち帰るのもなぁ・・・」
少しあたふたしていると突然ホーンラビットが光りはじめた。
「なんだこれ!?」
光は強くはなく、淡い緑や青色が混じったように見える、少し綺麗だ。
光が消えたと思ったらホーンラビットの死体はなく、小さな石ころと砕いたはずのホーンラビットの角が綺麗になった状態で落ちていた。
「よくある魔石、だよな?こっちは素材かな?」
僕はとりあえずそれを拾おうと思ったその瞬間またあの声が聴こえた。
(世界で1番目のモンスター討伐を確認しました、称号「ファーストキル」を取得しました。)
また称号だ、
(レベルアップしました。)
(世界で1番目のレベルアップを確認しました、称号「勇気を持ちし者」を取得しました。)
えっ、まだあるの?
「じっとしていてもラチがあかない、とりあえず帰って確認しよう。」
僕は自分の部屋へと戻ることにした。
普段と変わらない一日
変わらぬ景色
変わらぬ人達
そんな日常に終止符を打つかの如く大きな地震がその日世界を襲った。
その地震により世界は滅びに一歩近付く事になる、はずだった。
地震の後に世界中にダンジョンと呼ばれる謎の洞窟や塔、果てには城など色々な場所が産まれた。
だが、世界は想像以上に順応して見せたのだ。
そう、あの国のおかげで。
-------ダンジョン発生5分前-------
「ふぅあ....」
お腹も膨れ思わず出てしまったあくび、眠気も襲うこの時間帯、そう5時限目だ。
「(最近、刺激が足りてないんだよなぁ)」
そう心で思いながらいつものように授業を受ける僕。
そんな僕の名前は肇、伊吹肇(いぶきはじめ)。
これから待ち受ける大きな冒険の幕開けなんて、この時は知る由もなかった。
-------ダンジョン発生-------
その時、大きな地震が起きた。
クラスメイト達が騒いでいる。
避難するべきかどうかと話しているようだけれど少しずつ時間が経つにつれ、この地震のおかしさに気付く僕達。
「なんで地震が止まらないんだよ!」
クラスの一人の男子がそう叫ぶと
「た、確かに妙に長いような気が・・・」
「普通じゃないよね!?絶対!!」
クラス中でそんな声が上がり始める。
普通の地震は大体長くて20秒、現在考えられている最大の地震でも30秒あるかどうかと言われている、だけどこの地震はもう3分はとうに過ぎている。
この大きな地震は揺れ自体はそこまで激しくはないけれど、その揺れの時間は明らかに異常だった。
地震が収まったのはそれから10分後くらいだっただろうか。
-------地震の後-------
「今日は念のために今から下校してもらう事になった、皆気を付けて帰ってくれ。」
担任がそう告げ全学年の生徒が帰宅させられた。
担任の言うところによるとこの地震は世界中で発生し、一部の建物の強度に問題のある場所などで倒壊などが多発しているらしく大パニックになっている地域もあるのだとか。
その為、自宅の様子を確認し、家族の無事も確認する為に早めに下校する事になったそうだ。
僕も急いで家に帰る事にしよう。
-------帰宅-------
「ただいま、っとまだ誰も居ないかな?」
帰宅した僕はいつものように家に入る。
「あっお兄ちゃんおかえり!」
どうやら妹は帰って来ていたみたいだ。
「ただいま佳乃、やっぱりそっちも帰宅させられたのか?」
妹の名前は佳乃(よしの)、僕の3つ下で今は中学3年生だ。
「うん、今回の地震、半端なかったよねー。」
「だなー、とりあえず荷物置いてくるよ。」
「わかったー私も部屋に戻ってるねー。」
「あいよー」
そして僕は自分の部屋に戻った。
「とりあえず、教科書とかを仕舞っておこうかな。」
僕は教科書を教科書棚にしまい、服を着替えようとクローゼットを開けた
でも、そこに服は、いや、クローゼットの中身はなかった。
あるのは謎の階段だった。
「な、なんだこれ・・・」
思わず突っ込んでしまったが、無理も無いだろう、服が仕舞ってあった場所に服はなく、階段があるのだから誰だって驚きもする。
「もしかしてなれる系によくあるダンジョンってやつか、これ?」
小説家になれる!という投稿型小説サイトで一時期流行っていた現代ダンジョン、それにそっくりな、いや、ほぼそのままの存在があるんだ、下手をするとモンスターとかもいるかもしれないし中に確認に行くにしても灯りと武器は必要だろう。
「とりあえず入る前に懐中電灯と昔使ってた金属バットと自転車のヘルメット持ってくるか・・・」
懐中電灯は常に非常時のために家に用意していたから電池があるかだけ確かめる。
新品の電池があったので念の為に替えておく事にしよう。
バットとヘルメットも家にある、小学生の頃野球でよく遊んでいた名残で今も家にバットだけは置いてある
これ以外の武器になりそうなものはなかったからありがたい。
あとはお水のペットボトルを念のために持って行こう、水分補給が必要になる可能性もあるし。
杞憂で済めばいいんだけど、あれを見るともう確定じゃないかと僕は疑っている。
「さぁて、行こうか。」
意を決して階段を降りていく。
降りた先は思ったより明るく仄かに暗いといった感じだった。
これなら灯りはいらないかもしれないから暗いところがあれば使っていこう。
部屋の真ん中あたりに着いた時ふと頭の中に声が響いた。
『世界で1番目のダンジョン入場者を確認しました、称号「未知を歩みし先駆者」を取得しました。』
『ダンジョンJP-182への1番目の入場者を確認しました、スキル「鑑定」を取得しました。』
やはりダンジョンだったようだ。
スキルも貰えたみたいだしお決まりの自分への鑑定をやってみよう。
使い方はなんとなくわかる、これもスキル取得の影響だろうか?
「鑑定」
そう言いながら鑑定対象を自分と念じる
-------鑑定開始-------
名前:伊吹肇
年齢:18
職業:なし
LV:0
HP:20
MP:5
STR:5
DEX:4
INT:3
AGI:3
LUC:4
スキル
鑑定
成長促進
称号
未知を歩みし先駆者
(世界で最速でダンジョンに入場した人5人に与えられる称号、「成長促進」のスキルを得る。)
-------鑑定終了-------
よくあるチート能力かと思っていたけど思ったよりは控えめになっているようだ。
無いよりは圧倒的に有利だとは思う
スキルも鑑定出来るか試して見る事にしよう。
「鑑定」
-------鑑定開始-------
成長促進
レベルアップに必要な経験値が減少し、モンスターから得られる経験値が上昇する、効果は徐々に落ちていきレベルが100に到達すると不活性化する。
レベルが転職や何らかの影響で100以下に下がった場合再活性化される。
-------鑑定終了-------
思ったより良さそうだ、倍率が分からないけど序盤はサクサクレベル上げが出来そうだ。
「おっとこんな事をしてる場合じゃない、モンスターがいるかもしれないのなら気をつけないと。」
周りに気を配りながら先を進んでいく。
5分ほど歩いただろうか、何かが動くような音が聴こえてきた。
「モンスターのお出まし、かな?」
初戦闘の予感に期待と不安が入り混じった気持ちになる、やれるだけやってみよう。
皆はモンスターと言われ何を思い浮かべるだろうか?
スライム?ゴブリン?
ファンタジーの有名な序盤の敵といえばそのあたりを答える人が多いだろう。
だけど僕はその辺りの敵が序盤から出るとかなり厄介だと考えていた。
それは何故か?
スライムに物理攻撃が通じない又は通じ辛い可能性、ゴブリンに至っては知能があり場合によっては複数現れる可能性が高いからだ。
なれるの小説ではそういった描写が多い、なので用心しておいて損は無いだろう。
少しずつ音のしていた場所に近付く、懐中電灯で道の先を照らしつつ進めばそこには大きなサイズの角の生えたウサギがいた。
「角ウサギってやつかな?」
とりあえずまだ距離があるうちに鑑定してみよう。
「鑑定」
ウサギの情報が流れ込んでくる。
-------鑑定開始-------
名前:ホーンラビット
LV01
角の生えたウサギのモンスター
角で獲物を刺そうと真っ直ぐに飛び込んでくる習性がある。
角を破壊されると死ぬ。
-------鑑定終了-------
「完全にテンプレモンスターって感じかな。」
真っ直ぐに突っ込んでくるなら横に避ければいいということか。
バットで角を攻撃すれば簡単に倒せるのだろうか?
「これならいける、かな?金属バットだし角くらい砕けるよね。」
バットを両手で握り締めホーンラビットへと距離を詰める
「ヴー!ヴー!」
ホーンラビットが僕に威嚇するかのように鳴き声をあげる
「というかウサギの鳴き声ってこんなんだったの!?」
違う意味で僕はショックを受けた。
可愛く無い...
そんな事を考えているとウサギは脚に力を込めるかのようなポーズを取り始めた。
「これは、ジャンプする前動作かな?」
僕は警戒を強め、ホーンラビットの動きに注目した。
するとそれなりの速さでこちらへ角を突き刺そうと飛び込んできた。
「分かってれば避けれるよ!」
僕はそう言いながら少しの動作で横へとそれホーンラビットの攻撃を躱す。
「ヴ!」
間抜けな事にホーンラビットは僕の後ろにある壁に激突してしまった。
フラフラとしている様子のホーンラビットにトドメと言わんばかりに角めがけバットを振り下ろしたのだった。
「ふぅ、結構呆気なかったなぁ。」
角だけを砕いたからかグロさは平気だったけど少しだけ罪悪感も感じる。
「あっ、倒したのはいいけどこれどうすればいいんだろう持ち帰るのもなぁ・・・」
少しあたふたしていると突然ホーンラビットが光りはじめた。
「なんだこれ!?」
光は強くはなく、淡い緑や青色が混じったように見える、少し綺麗だ。
光が消えたと思ったらホーンラビットの死体はなく、小さな石ころと砕いたはずのホーンラビットの角が綺麗になった状態で落ちていた。
「よくある魔石、だよな?こっちは素材かな?」
僕はとりあえずそれを拾おうと思ったその瞬間またあの声が聴こえた。
(世界で1番目のモンスター討伐を確認しました、称号「ファーストキル」を取得しました。)
また称号だ、
(レベルアップしました。)
(世界で1番目のレベルアップを確認しました、称号「勇気を持ちし者」を取得しました。)
えっ、まだあるの?
「じっとしていてもラチがあかない、とりあえず帰って確認しよう。」
僕は自分の部屋へと戻ることにした。
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