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新学期!!
行動開始
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冷えてしまった体に熱が戻る。泣き言を言っている暇はない。
「オレの手はまだ届く」
口に出すと停止していた思考も動き出す。何をしたらいいのか、さっぱり分からない。前途多難だが、今は一つだけ分かっていたらいい。
「先輩を引き戻す為なら、オレはなんだってやる」
髭の拳の感触をギュッと握り占める。先輩の親友に託された想いも、ちゃんと届けてやらないとな。
「覚悟しとけよ、先輩」
手始めに目の前の部屋へ踏み込んだ。ここで待っていても、オレが居座る限り先輩は戻ってこないだろう。それは裏を返せば、オレが居なければ戻って来ると見ていいはずだ。
先輩が使っている机に向かい、オレの気持ちを伝えようと、無造作に置かれたプリントを一枚拝借する。ペンを手に取り、ど真ん中にメッセージを書き込む。
『先輩が来てくれるまで、放課後ずっと屋上で待ってる』
つらつらと先輩への想いを書き連ねようかと考えたが、性に合わないので止めた。でも、ペンを戻す前に一言だけ書き加える。
「…………なんか、恥ずい」
口ではポーンと簡単に言えるのに、文字にすると途端に恥ずかしさで顔が熱くなった。情けない。この何とも言えない恥ずかしさ……先輩にも味わって欲しいな。
プリントが飛ばされないよう、マグカップを文鎮代わりにしておいた。机の上にあると目立つので、先輩もプリントに気付いてくれるだろう。
それだけ済ませると、オレは先輩の部屋を後にする。
風呂や夕食の時間帯になってしまったらしく、戻った旧館は騒々しかった。オレは食堂には向かわず、自室へと急ぐ。
部屋に戻ると、オレを待ってくれていた皆元と狭間が出迎えてくれた。由々式はまだ学校に残っているらしく、オレを見るなり皆元は重い腰を上げ「飯だな」と心なしか嬉しそうに呟く。
「悪い、先に食っててくれ。ちょっと出てくる」
オレは押し入れから自分のスポーツバッグを引っ張り出すと、底から目当ての物を掴みポケットにねじ込んだ。
「遅くなりそう?」
「いや、消灯までには戻る」
短く答えると、狭間は「わかった」と頷き、何も聞かずに見送ってくれた。身内の絶妙な距離感に心の中で礼を言い、オレは再び旧館を飛び出し、隣へ新館へと走る。
新館も旧館と同じく夕食が始まる時間だ。覚悟はしていたが、運良く人が途切れた瞬間に出くわし、誰にも見られずエレベーターに乗り込めた。
恐らくこのカードキーは、優先的にエレベーターを動かす事が出来るのだろう。他の階を示すランプが灯ろうと、最上階へオレを運んでくれた。
相変わらず、学生寮には見えないフロアに降り立つと、前回性悪メイドが出て来た扉が開き、服を着て自分の足で立っている柏木が姿を現した。
「こんな時間にどうしました?」
少し咎めるようなニュアンスを感じたが、オレは用件だけを手短に伝える。
「会長に会いたいんだ。取り次いでくれないか?」
いきなりと言えばいきなりなオレの頼みに、柏木は「申し訳ありませんが」と前置きした。
「会長は不在です。暫く戻られません」
「なら、戻るまで待たせてくれ。どうしても聞きたい事があるんだ」
「それはオススメ出来ませんね。恐らく今夜は戻りませんよ」
前に見た目の前の男が全裸で吊られている光景を思い出し、一瞬込み上げた嫌悪感を飲み下して、更にオレは食い下がった。
「なら、どこにいるのか教えてくれ。直接会いに行く」
柏木にとっては酷な事を聞いているのかもしれないと、言った後で気付いたが、それは杞憂だった。
「会長は今、圏ガクにはいらっしゃいません。放課後にヘリで下山しました」
学校にいないのか……ヘリで下山って、いいのか学校的に。まあ、この非常識な寮ぶっ建てるような奴だから、その辺も自由なのかもな。
「こんな状況ですが、僕でお力になれる事であれば対処致しますよ」
ただならぬ気配を感じてくれたのか、柏木はそう申し出てくれた。なので、オレは会長への伝言を頼む事にした。
「先輩がここに来た事情を知りたいんだ。出来れば一秒でも早く」
本当は先輩の事を他人から聞き出すのは嫌だ。けれど、髭の話を聞いて思ったのだ。先輩から『本当の』事情を聞く事は出来ないのではないかと。
先輩の出した答えだけを見て、問題を導き出すのでは駄目なんだ。同じ問題から、別の答えを見つけ出さなきゃ意味がない。
あと時間もない。もたもたしていたら、採用試験の面接が始まっちまう。いくら筋肉が優秀でも、あんな腑抜けた奴を採用するほど警察も腐ってないだろう。
オレは見たいのだ。警察官やってる先輩を。きっと、すごく似合うに違いない、あの制服。
快く伝言を引き受けてくれた柏木は、新館の外まで見送ってくれた。一年がうろつくには目立ちすぎる時間帯のせいだろう。別れ際、できる限り人目を忍んで来いと、釘を刺されてしまった。
旧館に戻る途中、校舎を確認してみたが、先輩の部屋は暗いままだった。もしかしたら、新館の自室、オレのすぐ近くにいたかもしれない。そう考えると、また新館に特攻してしまいそうになったが自重した。
焦って力任せに手を引けば、脆く崩れてしまいそうな予感があったのだ。
「デカイ図体のくせに、無駄に繊細なんだよな」
最後に見せた先輩の顔を思い出して、オレは改めて自分の無力さを実感した。
翌朝、柏木は律儀に会長がまだ戻っていない事を報告してくれた。待っていれば戻るのだろうが、そんな悠長に構えている余裕はない。オレはリスクを分散すべく、違うルートを模索する事にした。
先輩の事情を知っていそうな奴をリストアップする。
程度の差はあれど、オレの知らない先輩の『何か』を知っているであろう生徒は二人。
先輩から『何か』を口止めされた闇市と、先輩が『何か』をしたらしい寮長。
闇市はそれを売ってやると言っていたが、あの得体の知れない男が寄越す情報を信用するのは、正直難しい。
その点、あまり親しい訳ではないが、寮長の言葉ならば信用出来る気がするので、この場合は一択のように思えるが、こちらはこちらで問題があった。どう尋ねたらいいのか分からないのだ。
医務室で聞いた先輩の言葉をそのまま解釈するなら、先輩は寮長に危害を加えている可能性がある。執事モドキの大切なものってのは、どう考えても旦那様だろうからな。
そこまで考えて、オレはふと我に返った。先輩の事情は、どう控えめに見積もってもヘビーな内容だという事を考慮すると、そもそも気安く口にするべきではないと気付いたのだ。他人の不幸で飯を食ってる闇市は元より、先輩へ敵意剥き出しの使用人を抱える寮長が相手でもだ。一歩間違えば妙な騒ぎを起こしてしまうかもしれない。
ならばどうするか、答えは簡単だ、正攻法で責める。
先輩の事情を知っている相手を生徒に限定すれば、あっと言う間に手詰まりだが、教師を含めると一気に選択肢は増える。
確実なのは、夏休みに刑事と派手にやりあっていた守峰、それから日曜日、試験の送迎をしていた担任も知っているのではないかと思う。三年の受験に一年を担当している教師が駆り出されるのは、どうにも引っ掛かるのだ。
『お前が金城に何かしてやりたいと思う気持ちは……おれも分かる』
こんな事を言うような人だからな……きっと、担任は先輩の味方なんだろう。このひと夏で先輩の次にオレが頼れる所が、すっかり担任になってしまったのを自覚すると、妙な居心地の悪さを感じるが、まあ事実なので仕方ない。
「あ、もう一人いるか」
ターゲットを担任に定めようとして、オレは一番の大物の存在を思い出した。
「よし、そっちを本命にしよう。バーベキューの時に言ってた意味深な発言、あれは先輩に対する気持ちがオレと同じだって事だろうしな」
学校で一番偉い人、夏休みは司書を語って善良な生徒を欺いていた圏ガクの校長の言葉を噛みしめ、ミッションの詳細を考えながら、浅い眠りに落ちた。
「オレの手はまだ届く」
口に出すと停止していた思考も動き出す。何をしたらいいのか、さっぱり分からない。前途多難だが、今は一つだけ分かっていたらいい。
「先輩を引き戻す為なら、オレはなんだってやる」
髭の拳の感触をギュッと握り占める。先輩の親友に託された想いも、ちゃんと届けてやらないとな。
「覚悟しとけよ、先輩」
手始めに目の前の部屋へ踏み込んだ。ここで待っていても、オレが居座る限り先輩は戻ってこないだろう。それは裏を返せば、オレが居なければ戻って来ると見ていいはずだ。
先輩が使っている机に向かい、オレの気持ちを伝えようと、無造作に置かれたプリントを一枚拝借する。ペンを手に取り、ど真ん中にメッセージを書き込む。
『先輩が来てくれるまで、放課後ずっと屋上で待ってる』
つらつらと先輩への想いを書き連ねようかと考えたが、性に合わないので止めた。でも、ペンを戻す前に一言だけ書き加える。
「…………なんか、恥ずい」
口ではポーンと簡単に言えるのに、文字にすると途端に恥ずかしさで顔が熱くなった。情けない。この何とも言えない恥ずかしさ……先輩にも味わって欲しいな。
プリントが飛ばされないよう、マグカップを文鎮代わりにしておいた。机の上にあると目立つので、先輩もプリントに気付いてくれるだろう。
それだけ済ませると、オレは先輩の部屋を後にする。
風呂や夕食の時間帯になってしまったらしく、戻った旧館は騒々しかった。オレは食堂には向かわず、自室へと急ぐ。
部屋に戻ると、オレを待ってくれていた皆元と狭間が出迎えてくれた。由々式はまだ学校に残っているらしく、オレを見るなり皆元は重い腰を上げ「飯だな」と心なしか嬉しそうに呟く。
「悪い、先に食っててくれ。ちょっと出てくる」
オレは押し入れから自分のスポーツバッグを引っ張り出すと、底から目当ての物を掴みポケットにねじ込んだ。
「遅くなりそう?」
「いや、消灯までには戻る」
短く答えると、狭間は「わかった」と頷き、何も聞かずに見送ってくれた。身内の絶妙な距離感に心の中で礼を言い、オレは再び旧館を飛び出し、隣へ新館へと走る。
新館も旧館と同じく夕食が始まる時間だ。覚悟はしていたが、運良く人が途切れた瞬間に出くわし、誰にも見られずエレベーターに乗り込めた。
恐らくこのカードキーは、優先的にエレベーターを動かす事が出来るのだろう。他の階を示すランプが灯ろうと、最上階へオレを運んでくれた。
相変わらず、学生寮には見えないフロアに降り立つと、前回性悪メイドが出て来た扉が開き、服を着て自分の足で立っている柏木が姿を現した。
「こんな時間にどうしました?」
少し咎めるようなニュアンスを感じたが、オレは用件だけを手短に伝える。
「会長に会いたいんだ。取り次いでくれないか?」
いきなりと言えばいきなりなオレの頼みに、柏木は「申し訳ありませんが」と前置きした。
「会長は不在です。暫く戻られません」
「なら、戻るまで待たせてくれ。どうしても聞きたい事があるんだ」
「それはオススメ出来ませんね。恐らく今夜は戻りませんよ」
前に見た目の前の男が全裸で吊られている光景を思い出し、一瞬込み上げた嫌悪感を飲み下して、更にオレは食い下がった。
「なら、どこにいるのか教えてくれ。直接会いに行く」
柏木にとっては酷な事を聞いているのかもしれないと、言った後で気付いたが、それは杞憂だった。
「会長は今、圏ガクにはいらっしゃいません。放課後にヘリで下山しました」
学校にいないのか……ヘリで下山って、いいのか学校的に。まあ、この非常識な寮ぶっ建てるような奴だから、その辺も自由なのかもな。
「こんな状況ですが、僕でお力になれる事であれば対処致しますよ」
ただならぬ気配を感じてくれたのか、柏木はそう申し出てくれた。なので、オレは会長への伝言を頼む事にした。
「先輩がここに来た事情を知りたいんだ。出来れば一秒でも早く」
本当は先輩の事を他人から聞き出すのは嫌だ。けれど、髭の話を聞いて思ったのだ。先輩から『本当の』事情を聞く事は出来ないのではないかと。
先輩の出した答えだけを見て、問題を導き出すのでは駄目なんだ。同じ問題から、別の答えを見つけ出さなきゃ意味がない。
あと時間もない。もたもたしていたら、採用試験の面接が始まっちまう。いくら筋肉が優秀でも、あんな腑抜けた奴を採用するほど警察も腐ってないだろう。
オレは見たいのだ。警察官やってる先輩を。きっと、すごく似合うに違いない、あの制服。
快く伝言を引き受けてくれた柏木は、新館の外まで見送ってくれた。一年がうろつくには目立ちすぎる時間帯のせいだろう。別れ際、できる限り人目を忍んで来いと、釘を刺されてしまった。
旧館に戻る途中、校舎を確認してみたが、先輩の部屋は暗いままだった。もしかしたら、新館の自室、オレのすぐ近くにいたかもしれない。そう考えると、また新館に特攻してしまいそうになったが自重した。
焦って力任せに手を引けば、脆く崩れてしまいそうな予感があったのだ。
「デカイ図体のくせに、無駄に繊細なんだよな」
最後に見せた先輩の顔を思い出して、オレは改めて自分の無力さを実感した。
翌朝、柏木は律儀に会長がまだ戻っていない事を報告してくれた。待っていれば戻るのだろうが、そんな悠長に構えている余裕はない。オレはリスクを分散すべく、違うルートを模索する事にした。
先輩の事情を知っていそうな奴をリストアップする。
程度の差はあれど、オレの知らない先輩の『何か』を知っているであろう生徒は二人。
先輩から『何か』を口止めされた闇市と、先輩が『何か』をしたらしい寮長。
闇市はそれを売ってやると言っていたが、あの得体の知れない男が寄越す情報を信用するのは、正直難しい。
その点、あまり親しい訳ではないが、寮長の言葉ならば信用出来る気がするので、この場合は一択のように思えるが、こちらはこちらで問題があった。どう尋ねたらいいのか分からないのだ。
医務室で聞いた先輩の言葉をそのまま解釈するなら、先輩は寮長に危害を加えている可能性がある。執事モドキの大切なものってのは、どう考えても旦那様だろうからな。
そこまで考えて、オレはふと我に返った。先輩の事情は、どう控えめに見積もってもヘビーな内容だという事を考慮すると、そもそも気安く口にするべきではないと気付いたのだ。他人の不幸で飯を食ってる闇市は元より、先輩へ敵意剥き出しの使用人を抱える寮長が相手でもだ。一歩間違えば妙な騒ぎを起こしてしまうかもしれない。
ならばどうするか、答えは簡単だ、正攻法で責める。
先輩の事情を知っている相手を生徒に限定すれば、あっと言う間に手詰まりだが、教師を含めると一気に選択肢は増える。
確実なのは、夏休みに刑事と派手にやりあっていた守峰、それから日曜日、試験の送迎をしていた担任も知っているのではないかと思う。三年の受験に一年を担当している教師が駆り出されるのは、どうにも引っ掛かるのだ。
『お前が金城に何かしてやりたいと思う気持ちは……おれも分かる』
こんな事を言うような人だからな……きっと、担任は先輩の味方なんだろう。このひと夏で先輩の次にオレが頼れる所が、すっかり担任になってしまったのを自覚すると、妙な居心地の悪さを感じるが、まあ事実なので仕方ない。
「あ、もう一人いるか」
ターゲットを担任に定めようとして、オレは一番の大物の存在を思い出した。
「よし、そっちを本命にしよう。バーベキューの時に言ってた意味深な発言、あれは先輩に対する気持ちがオレと同じだって事だろうしな」
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