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新学期!!
好きな匂い
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「正解や。やっぱり優秀な子はちゃうねぇ。ちゃんと人の本質を見抜いてはるわ」
「……何が言いたいんだ、お前」
不気味でしかない興津の態度に怯みそうになる。先手必勝で椅子をぶん投げてやろうかと真剣に悩むが、それは最後の手段だ。ここで率先して騒ぎを起こす訳にはいかない。
「いやいや、そういうの分かってへん子なんかなぁ思て……心配しとったんです。せやけど、杞憂やったみたいで安心したわ。そういう嗅覚があるんやったら、心配するだけ野暮ですな」
癖なのか、興津は再び扇子を取り出し、ゆっくりと広げ歪な口元を隠した。
「なんも知らず、金城に懐いとるんやったら可哀想で目も当てられんで。なぁ」
扇子越しに不快な笑いが漏れ聞こえる。先輩の名前を出されて、興津が何を言いたいのか瞬時に理解した。
「先輩がお前と同じだって言いたいのか」
腹の底が静かに熱くなっていく。相手が負傷していようと、拳をぶつけたくなる衝動が膨らむ。
「自他ともに認める屑は、同類の臭いが分かるんですわ。身体に染みついた臭いが臭うて堪らんのや」
興津は軽く扇ぎながら、芝居がかった動作で自分の腕のにおいを嗅いでみせる。
「先輩はお前とは違う」
沸点を通り越した自分の声は、濁りのない冷静な音で一刀両断した。すると興津はにやけた表情の一切を放棄した。
「勘違いしなや。別に金城が悪いんやない。生まれる前から屑いうのんはおらん。もちろん、このわてもそうや」
目の前の男を見ていると「本当にそうか?」と問いたくなる。こいつの存在を知ってまだ日は浅いが、生まれた瞬間から性根が腐っていたと言われた方が説得力はあるだろう。
「わてらみたいな屑と、あんたみたいなお人の違いはな、生まれ落ちた場所ですわ。この世に生まれ落ちた場所で人間は決まるんや」
おどけた調子もない、淡々と語る興津の言葉に背中が冷たくなる。反省室の冷たい空気の中で聞いたオッサンの声が、ぼんやり耳の奥で響く。
「この臭いはな、その場所の臭いですわ。染みついたコレは死ぬまで消えん。それは金城も同じ……いや、同じやなんてよう言われへんな」
扇子で顔を隠しながら、興津は口を閉じた。堪えきれず喉を振るわせ漏れ出た笑いが、一瞬の沈黙を掻き消す。
「金城は、わてが会うてきた誰よりも酷い臭いがしてはるもんなぁ」
動揺が表に出ないよう、ただ扇子に隠れた興津の目を見つめ続けた。不安を煽る笑いを聞き流し、悟られない動作で自分の呼吸を整える。
「臭いの原因は、わてや金城にはない……それだけは言うとこ思いましてな」
中に詰まっていたモノを垂れ流した後、興津は挑発的な目を覗かせた。先輩の事情をどれだけ知っているのか、問い質すべきか迷いながらも、それを真正面から受け止めると、扇子を閉じた興津が畳みかけてきた。
「金城がどれだけ足掻こうと、それだけはどうにもでけへん。わてら『人間の屑』を育てた場所を甘う見たらあかんよ」
先輩の育った場所か。オレは刑事のオッサンがしてくれた先輩の話を思い出し、興津の言葉の意味が、言いたい事が分かってしまった。
「体に染みついた腐臭はなぁ、洗て取れるモンとちゃう。どれだけ涙ぐましい努力しようと、あんたみたいな温室で育ったえぇ匂いのするお人と一緒には居られへんよ」
温室育ちとは言ってくれる。先輩の生活環境と比べれば、その言い方は間違っていないのかもしれないが、アレが良いモノのように言われるのは腹が立った。羨むような言葉に虫酸が走った。
「……先輩は」
だから、自然と、何も考えずに口が動いてしまった。
「先輩はすげぇいい匂いがするよ」
興津が顔を顰める。先輩の使用済みタオルで抜く事もあるオレが言うと、単なる性癖の暴露に聞こえるが、そうじゃあない。
興津がどこまで知っているのか分からないが、先輩が育った環境は確かに酷い臭いのする場所だと思う。でも、先輩に染みついているのは、掃き溜めの臭いじゃあないのだ。
「お前と違って、いい匂いがする」
先輩には、きっと大切に守ろうとしてくれた人の匂いが染みついている。だから、優しくてあったかい。
「えらいめでたい頭しとるわ。せいぜい、後悔しぃや」
呆れた表情の興津は、そう吐き捨てて部屋を出て行った。元凶が去り思わず大きく息を吐いたが、先輩の服を回収するより前に廊下へ出て窓から外を確認する。足早に新館へ向かう興津の姿をしっかり見送り、オレはその場に座り込んだ。
「一応……片付いた、のかな」
ポチクロのせいで無駄に疲れた。なんか興津の聞き分けが良すぎて不気味だが、先輩の金も戻って来たし上出来か。まあ、オレ自身は興津を殴っていないので、どうにもスッキリはしないが仕方がない。
「あ、もう消灯十分前じゃん」
先輩の部屋で一寝入り、というか一発抜いて帰りたかったが無理そうだった。
興津が置いて行った現金をそのままにしておくのも気が引けて、机の引き出しに入れようとしたが、ローション代わりに使おうとしたマヨネーズをあっさり山センに見つかった事を思い出し、机の上に並べてあった辞書に封筒を挟んで隠そうとした。けれど、手に取った辞書から同じような封筒が出て来て少し焦った。
「先輩の金か……考える事は同じだな」
好奇心で中身を覗いたら、千円札が五枚ほど入っていた。ちょっと心許ないが、夏にキャンプ道具やアイスで散財させたからな。興津から返ってきたこの金があれば、先輩も喜ぶに違いない。
無茶苦茶に突っ込まれて無駄に厚みのある中身を取り出し、可能な限りまとめて封筒にしまう。オレの十万も入っているので結構分厚い。
ここに置いている物が盗まれたとか聞いた事がないので大丈夫だろうが、少しだけ心配になった。辞書には、元からあった先輩の封筒だけを挟んで戻し、もう一つはガムテープで机の裏に貼り付け、一通りの戸締まりをして部屋を後にした。
就寝前点呼ギリギリに自室へ滑り込むと、待ち構えていた皆元の拳骨を食らい狭間の敷いてくれた布団へ倒れ込んだ。
何度目になるか分からない単独行動する奴には、口頭での注意は無意味だと言わんばかりの強烈な一発だった。心配してくれているんだろうが痛い。
その日は、興津との事を話さず早々に眠った。一応、和解は出来たと思うが、何を考えているのか分からない相手なので、用心するのは無駄にならないだろうと思い、黙ったまま翌日も警戒態勢を解かないまま過ごす事にしたのだ。
興津が指示を引っ込めたのか、昨日の事で懲りたのか、放課後の新館での出迎えはなくなっていた。スバルが教室から一緒について来たので、相手が警戒して出て来なかっただけかもしれないが、興津に対しての脅威は去ったと考えていいかもしれないと思い始めていた。
と言うより、目の前の脅威が大きくなっている事が大問題だった。興津の事が片付いたので手を出す必要がなくなったと説得もとい説明する為、秘密基地に出向いたのだが、隙あらば飛び掛かってくるスバルと、期待に満ちた目を向けまくるコウスケ、この二人と同じ部屋に籠もる放課後は想像以上にハードで、一日目からすでに心が折れそうになっていた。
「……何が言いたいんだ、お前」
不気味でしかない興津の態度に怯みそうになる。先手必勝で椅子をぶん投げてやろうかと真剣に悩むが、それは最後の手段だ。ここで率先して騒ぎを起こす訳にはいかない。
「いやいや、そういうの分かってへん子なんかなぁ思て……心配しとったんです。せやけど、杞憂やったみたいで安心したわ。そういう嗅覚があるんやったら、心配するだけ野暮ですな」
癖なのか、興津は再び扇子を取り出し、ゆっくりと広げ歪な口元を隠した。
「なんも知らず、金城に懐いとるんやったら可哀想で目も当てられんで。なぁ」
扇子越しに不快な笑いが漏れ聞こえる。先輩の名前を出されて、興津が何を言いたいのか瞬時に理解した。
「先輩がお前と同じだって言いたいのか」
腹の底が静かに熱くなっていく。相手が負傷していようと、拳をぶつけたくなる衝動が膨らむ。
「自他ともに認める屑は、同類の臭いが分かるんですわ。身体に染みついた臭いが臭うて堪らんのや」
興津は軽く扇ぎながら、芝居がかった動作で自分の腕のにおいを嗅いでみせる。
「先輩はお前とは違う」
沸点を通り越した自分の声は、濁りのない冷静な音で一刀両断した。すると興津はにやけた表情の一切を放棄した。
「勘違いしなや。別に金城が悪いんやない。生まれる前から屑いうのんはおらん。もちろん、このわてもそうや」
目の前の男を見ていると「本当にそうか?」と問いたくなる。こいつの存在を知ってまだ日は浅いが、生まれた瞬間から性根が腐っていたと言われた方が説得力はあるだろう。
「わてらみたいな屑と、あんたみたいなお人の違いはな、生まれ落ちた場所ですわ。この世に生まれ落ちた場所で人間は決まるんや」
おどけた調子もない、淡々と語る興津の言葉に背中が冷たくなる。反省室の冷たい空気の中で聞いたオッサンの声が、ぼんやり耳の奥で響く。
「この臭いはな、その場所の臭いですわ。染みついたコレは死ぬまで消えん。それは金城も同じ……いや、同じやなんてよう言われへんな」
扇子で顔を隠しながら、興津は口を閉じた。堪えきれず喉を振るわせ漏れ出た笑いが、一瞬の沈黙を掻き消す。
「金城は、わてが会うてきた誰よりも酷い臭いがしてはるもんなぁ」
動揺が表に出ないよう、ただ扇子に隠れた興津の目を見つめ続けた。不安を煽る笑いを聞き流し、悟られない動作で自分の呼吸を整える。
「臭いの原因は、わてや金城にはない……それだけは言うとこ思いましてな」
中に詰まっていたモノを垂れ流した後、興津は挑発的な目を覗かせた。先輩の事情をどれだけ知っているのか、問い質すべきか迷いながらも、それを真正面から受け止めると、扇子を閉じた興津が畳みかけてきた。
「金城がどれだけ足掻こうと、それだけはどうにもでけへん。わてら『人間の屑』を育てた場所を甘う見たらあかんよ」
先輩の育った場所か。オレは刑事のオッサンがしてくれた先輩の話を思い出し、興津の言葉の意味が、言いたい事が分かってしまった。
「体に染みついた腐臭はなぁ、洗て取れるモンとちゃう。どれだけ涙ぐましい努力しようと、あんたみたいな温室で育ったえぇ匂いのするお人と一緒には居られへんよ」
温室育ちとは言ってくれる。先輩の生活環境と比べれば、その言い方は間違っていないのかもしれないが、アレが良いモノのように言われるのは腹が立った。羨むような言葉に虫酸が走った。
「……先輩は」
だから、自然と、何も考えずに口が動いてしまった。
「先輩はすげぇいい匂いがするよ」
興津が顔を顰める。先輩の使用済みタオルで抜く事もあるオレが言うと、単なる性癖の暴露に聞こえるが、そうじゃあない。
興津がどこまで知っているのか分からないが、先輩が育った環境は確かに酷い臭いのする場所だと思う。でも、先輩に染みついているのは、掃き溜めの臭いじゃあないのだ。
「お前と違って、いい匂いがする」
先輩には、きっと大切に守ろうとしてくれた人の匂いが染みついている。だから、優しくてあったかい。
「えらいめでたい頭しとるわ。せいぜい、後悔しぃや」
呆れた表情の興津は、そう吐き捨てて部屋を出て行った。元凶が去り思わず大きく息を吐いたが、先輩の服を回収するより前に廊下へ出て窓から外を確認する。足早に新館へ向かう興津の姿をしっかり見送り、オレはその場に座り込んだ。
「一応……片付いた、のかな」
ポチクロのせいで無駄に疲れた。なんか興津の聞き分けが良すぎて不気味だが、先輩の金も戻って来たし上出来か。まあ、オレ自身は興津を殴っていないので、どうにもスッキリはしないが仕方がない。
「あ、もう消灯十分前じゃん」
先輩の部屋で一寝入り、というか一発抜いて帰りたかったが無理そうだった。
興津が置いて行った現金をそのままにしておくのも気が引けて、机の引き出しに入れようとしたが、ローション代わりに使おうとしたマヨネーズをあっさり山センに見つかった事を思い出し、机の上に並べてあった辞書に封筒を挟んで隠そうとした。けれど、手に取った辞書から同じような封筒が出て来て少し焦った。
「先輩の金か……考える事は同じだな」
好奇心で中身を覗いたら、千円札が五枚ほど入っていた。ちょっと心許ないが、夏にキャンプ道具やアイスで散財させたからな。興津から返ってきたこの金があれば、先輩も喜ぶに違いない。
無茶苦茶に突っ込まれて無駄に厚みのある中身を取り出し、可能な限りまとめて封筒にしまう。オレの十万も入っているので結構分厚い。
ここに置いている物が盗まれたとか聞いた事がないので大丈夫だろうが、少しだけ心配になった。辞書には、元からあった先輩の封筒だけを挟んで戻し、もう一つはガムテープで机の裏に貼り付け、一通りの戸締まりをして部屋を後にした。
就寝前点呼ギリギリに自室へ滑り込むと、待ち構えていた皆元の拳骨を食らい狭間の敷いてくれた布団へ倒れ込んだ。
何度目になるか分からない単独行動する奴には、口頭での注意は無意味だと言わんばかりの強烈な一発だった。心配してくれているんだろうが痛い。
その日は、興津との事を話さず早々に眠った。一応、和解は出来たと思うが、何を考えているのか分からない相手なので、用心するのは無駄にならないだろうと思い、黙ったまま翌日も警戒態勢を解かないまま過ごす事にしたのだ。
興津が指示を引っ込めたのか、昨日の事で懲りたのか、放課後の新館での出迎えはなくなっていた。スバルが教室から一緒について来たので、相手が警戒して出て来なかっただけかもしれないが、興津に対しての脅威は去ったと考えていいかもしれないと思い始めていた。
と言うより、目の前の脅威が大きくなっている事が大問題だった。興津の事が片付いたので手を出す必要がなくなったと説得もとい説明する為、秘密基地に出向いたのだが、隙あらば飛び掛かってくるスバルと、期待に満ちた目を向けまくるコウスケ、この二人と同じ部屋に籠もる放課後は想像以上にハードで、一日目からすでに心が折れそうになっていた。
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