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第12話。
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僕と憲一の対立が決定的になるにつれ、うちの家は荒れていった。何と言うか、僕が通っていた福岡市内の私立大学は、鬼父の勝手なやり方とやり口で、除籍になったし、はっきり言って、僕は、憲一のことは、決定的に嫌いになっていた。もう、お互い、歩み寄るどころの話じゃない。もう、全く、お互い、嫌になっていて、何と言うか、僕が精神病で、精神安定剤や睡眠導入剤を服用するようになってから、対立には、鮮明な構図ができた。僕は、自分に来る、病院からの訪問看護の看護師を、憲一と一切会わせなかったし、看護師たちも会いたくない、と言っていた。確かにそうだろう。年も八十を超えて、老健施設にお世話になる人間など、最初から投げるに決まっている。僕はいつしか、鬼父と顔を合わせる時間が無駄だと思えるようになった。僕が、文筆に夢中になるにつれ、憲一との距離は開くばかりだった。でも、それでいいと思った。もう、家族でも何でもないのだから……。(以下次号)
僕と憲一の対立が決定的になるにつれ、うちの家は荒れていった。何と言うか、僕が通っていた福岡市内の私立大学は、鬼父の勝手なやり方とやり口で、除籍になったし、はっきり言って、僕は、憲一のことは、決定的に嫌いになっていた。もう、お互い、歩み寄るどころの話じゃない。もう、全く、お互い、嫌になっていて、何と言うか、僕が精神病で、精神安定剤や睡眠導入剤を服用するようになってから、対立には、鮮明な構図ができた。僕は、自分に来る、病院からの訪問看護の看護師を、憲一と一切会わせなかったし、看護師たちも会いたくない、と言っていた。確かにそうだろう。年も八十を超えて、老健施設にお世話になる人間など、最初から投げるに決まっている。僕はいつしか、鬼父と顔を合わせる時間が無駄だと思えるようになった。僕が、文筆に夢中になるにつれ、憲一との距離は開くばかりだった。でも、それでいいと思った。もう、家族でも何でもないのだから……。(以下次号)
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