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三代目将軍の副官として監視役を務める
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まだ不慣れな将軍を補佐する役目。それに加えての監視役。
将軍へ挨拶が終わってすぐに、皇帝陛下であるリュミエールへの元へと急ぐ。
緊急で謁見を入れて貰い、本人にそのことを告げた。
「二重の責務を自分から負うなんて……ただでさえ多忙なのだから、あまり無理しないで下さいね」
「ご配慮、ありがとうございます。ですがこれは、皇帝陛下と皇女様を守ることに繋がりますので」
「……うーん、エル兄様は過保護だなぁ……」
リュミエールから困惑の表情をされたけど仕方がない。
不測の事態が起きてしまうと亡くなった両親に顔向けできないからだ。
簡単な報告の後、僕は自分の執務室へと戻る。
しばらくの間、魔法関連の業務が出来ないため残った者たちでもできる業務だけ残すように引き継がなければならない。
「エルケーニッヒ様、その……調薬に関しては……?」
「調薬については大丈夫です。私がそのまま業務を請け負います。完成品は、受け取りに来て頂けますか?」
「はい、だ、大丈夫です……!」
僕が所属する業務部は部下が最も少ないところだ。
けれど、ここに配属された者は皆仕事ができるけれど人付き合いが苦手なタイプが集まっている。
協調性がないというわけでもなく、話下手であったり、吃音で上手く言葉が出なかったりするのが原因だ。
なによりこの部署の室長は僕なのだ。
元魔王であり、最強の魔術師の下で働かなくてはならない。
皇城で働く者たちの中には、それが嫌でこの部署を避ける者もいる。
それに比べて、ここにいる部下は皆そういったことを気にしない。
非常に仕事がしやすい環境だと僕自身は思っている。
執務室に遅くまで残り、業務を一通り片づけると僕はフラフラしながら自室に戻る。
ベッドに入ると、仕事着のままで寝落ちてしまった。
明るい光を感じて、目を開けるともう翌朝になっていた。
慌てて起きるとそのままだったことに気が付く。
自室にある個人用のお風呂にお湯を溜めた後、着ているものを脱いで身体を洗って湯舟に漬かる。
洋服や下着類の洗濯は、仕事から帰ってやろう。
そう思いながらも、ウトウトし始めたのではっと目を開けて顔を洗う。
湯舟から出て、タオルで身体を拭き上げると風魔法で乾かしていく。
クローゼットを開けて、替えの下着と仕事着を手に取りあっという間に着替え完了。
「あぁ……今度の休みに、靴も洗わないとな……よし、頑張ろう」
すぐに予定を書き込めるようにするための手帳と、母が提案と開発をした万年筆を持って将軍の部屋へと歩いていく。
僕の執務室は、その途中にあるので事前に作っておいた調薬セットを出勤済みの子に渡しておく。
部屋の扉をノックする。しかし、返事がない。
「あれ……?なんで……?」
「あれ、エルケーニッヒじゃないか。どうしたの?私の部屋の前で」
後ろからの声で、はっと振り向くとそこに将軍本人がいた。
まだ業務開始前の時間なのかと、腰に付けていた懐中時計を取り出すと明らかに業務開始時間を過ぎている。
「どうしたの、じゃありません!それはこちらの台詞です。もう既に、仕事を始める時間を過ぎていますよ?!」
「あはは、そうだっけ?ごめんごめん、ちょっと迷っていただけだからさ」
迷っていた、と聞いてふと思い出したことがある。
そういえば、マルス将軍が来てから誰か皇城の案内をしただろうか。
そうである場合は、そこから僕の業務が始まることになる。大きなため息を吐きながら、改めて礼をする。
「しばらくの間ですが、私がマルス将軍の副官として対応することになりました。どうぞよろしくお願いいたします」
「えっ?でも、君は皇帝陛下の補佐じゃなかった?」
「皇帝陛下からの指令ですので……ひとまずは、この皇城内部の案内を致しますね」
「それは助かる。では、本日からよろしくねエルケーニッヒ副官」
裏表のない笑顔。それに差し出される片方の手。
複雑な心境を表に出さないようにしながら、貼り付けたような笑みを浮かべて握手をする。
その後のことは、部屋で話そうということになり将軍の部屋に入ると紙の束があちこちに散らばっている。
おそらく借り物であろう書籍も、あちこちに落ちてしまっていて随分と雑な扱いをしていた。
「ごめんねぇ、散らかっていて……将軍の職務内容が具体的に書かれたものがなかなか見つからなくてね……」
「え?職務内容を、具体的に聞かれていないのですか?」
「そうなんだよ。皇帝陛下が言うには、将軍の部屋に引継ぎ資料があるはずだから、ということで一切引継ぎなし」
「……あぁ、本当に苦労をおかけします……おそらく二代目将軍が残した引継ぎ書類は、右の棚に……あれ、ないな……?」
「全部の棚にある書籍をとりあえず、広げてみたんだ。で、それが途中の状態がこの状況というわけ」
なるほど、状況がようやく理解できた。
就任直後は偉い人たちの挨拶などで、資料を探す余裕がなかった。
そして、一通り挨拶が終わった後にようやく資料探しをしていたらいつの間にか夜になっていた、ということか。
明かりも少ない部屋なので、夜間も書類仕事ができるように照明を用意した方が良さそうだ。
「資料探しは私もお手伝いします。それと、これは提案なのですが……この部屋ですが夜間は、とても暗いはずです」
「うん、そうなんだ。だから資料探しが途中になってね。明かりって誰に申請すればいいのかな?」
「それなら私の方にお任せ下さい。各部署の照明関係は、私の魔力を込めた炎の魔力石を使った物をお渡ししておりますので」
「ちょうどよかった!それなら、この部屋の照明を増やして設置してくれるかな」
「承知しました。部品や石の材料はまだありますので、いつでも増やせます」
照明が異常に少ない問題はこれで解決。
後は、この部屋の惨状をどうにかしなければ。
一冊一冊を手に取り、引継ぎ資料か法律にかんする資料か、など分類別けを始める。
黙々と仕分けをしていると、乱暴に扉が叩かれる。緊急の案件が来たようだ。
「お忙しいところ申し訳ございません!マルス将軍、皇帝陛下より緊急の賊討伐依頼があります!」
「おや……就任早々から、賊討伐か……わかった。騎士団の隊長格を集めてくれ」
「はっ、承知しました!」
一通り床に散らばっていた紙や書籍を空いている机に置きながら、その様子を見ていた。
おそらくその討伐依頼には、後方支援として配置されることになるだろう。
騎士団の隊長格が全員揃い、賊討伐となる位置の確認や配置決めはあっという間に決まっていく。
采配を行うのは初めてのはずなのに、随分と手慣れている。
「エルケーニッヒ、お前は後方支援を頼む」
「無論、そのつもりでした。出立はいつでしょうか?」
「今からだ。緊急依頼だしな……くく、久しぶりの戦果で血が騒ぐな」
戦場を想像したのか、いつもの穏やかな表情が一変し狂人の表情になっている。
おかしいな、ここにいるのは間違いなくマルス将軍のはずだ。
まるで別人格にでもなったかのような変貌ぶりに、騎士団隊長格も動揺していた。
そうこうしている間にも、戦への準備が完了し進軍を始めた。
賊のいるエリアは、そこまで広くはない。現在は籠城戦になっているようだ。
周囲を取り囲み、大きな音を立てて中にいる賊たちが外に出た瞬間に打倒す。
外に出られる門は一か所しかなく、将軍を前に後ろに控えるのは精鋭部隊と僕の少人数。
(こんな戦術で上手くいくのかな……?)
そう不安を感じてはいたが、さすがは将軍。
沢山逃げ出してきた賊たちを前に、たった独りで重傷を負わせていく。
体力がほぼない賊たちは、後ろの精鋭たちがトドメを刺していった。
「はははは!!弱い、弱いなぁ!もっと死ぬ気でかかってこいやぁ!」
「あ、あれは……本当に、マルス将軍、なのか……?」
「たぶん……?それにしては、日頃の穏やかさはどこにいったんだろうな……」
精鋭部隊が、口々に言う台詞に激しく同意するのは僕ひとりだけ。
あの変貌ぶりはどう考えても、別人格が降臨したように思える。
賊討伐が完了する頃には、血濡れで歪んだ笑みを浮かべていたのでどちらが悪なのかわからない有様だった。
将軍へ挨拶が終わってすぐに、皇帝陛下であるリュミエールへの元へと急ぐ。
緊急で謁見を入れて貰い、本人にそのことを告げた。
「二重の責務を自分から負うなんて……ただでさえ多忙なのだから、あまり無理しないで下さいね」
「ご配慮、ありがとうございます。ですがこれは、皇帝陛下と皇女様を守ることに繋がりますので」
「……うーん、エル兄様は過保護だなぁ……」
リュミエールから困惑の表情をされたけど仕方がない。
不測の事態が起きてしまうと亡くなった両親に顔向けできないからだ。
簡単な報告の後、僕は自分の執務室へと戻る。
しばらくの間、魔法関連の業務が出来ないため残った者たちでもできる業務だけ残すように引き継がなければならない。
「エルケーニッヒ様、その……調薬に関しては……?」
「調薬については大丈夫です。私がそのまま業務を請け負います。完成品は、受け取りに来て頂けますか?」
「はい、だ、大丈夫です……!」
僕が所属する業務部は部下が最も少ないところだ。
けれど、ここに配属された者は皆仕事ができるけれど人付き合いが苦手なタイプが集まっている。
協調性がないというわけでもなく、話下手であったり、吃音で上手く言葉が出なかったりするのが原因だ。
なによりこの部署の室長は僕なのだ。
元魔王であり、最強の魔術師の下で働かなくてはならない。
皇城で働く者たちの中には、それが嫌でこの部署を避ける者もいる。
それに比べて、ここにいる部下は皆そういったことを気にしない。
非常に仕事がしやすい環境だと僕自身は思っている。
執務室に遅くまで残り、業務を一通り片づけると僕はフラフラしながら自室に戻る。
ベッドに入ると、仕事着のままで寝落ちてしまった。
明るい光を感じて、目を開けるともう翌朝になっていた。
慌てて起きるとそのままだったことに気が付く。
自室にある個人用のお風呂にお湯を溜めた後、着ているものを脱いで身体を洗って湯舟に漬かる。
洋服や下着類の洗濯は、仕事から帰ってやろう。
そう思いながらも、ウトウトし始めたのではっと目を開けて顔を洗う。
湯舟から出て、タオルで身体を拭き上げると風魔法で乾かしていく。
クローゼットを開けて、替えの下着と仕事着を手に取りあっという間に着替え完了。
「あぁ……今度の休みに、靴も洗わないとな……よし、頑張ろう」
すぐに予定を書き込めるようにするための手帳と、母が提案と開発をした万年筆を持って将軍の部屋へと歩いていく。
僕の執務室は、その途中にあるので事前に作っておいた調薬セットを出勤済みの子に渡しておく。
部屋の扉をノックする。しかし、返事がない。
「あれ……?なんで……?」
「あれ、エルケーニッヒじゃないか。どうしたの?私の部屋の前で」
後ろからの声で、はっと振り向くとそこに将軍本人がいた。
まだ業務開始前の時間なのかと、腰に付けていた懐中時計を取り出すと明らかに業務開始時間を過ぎている。
「どうしたの、じゃありません!それはこちらの台詞です。もう既に、仕事を始める時間を過ぎていますよ?!」
「あはは、そうだっけ?ごめんごめん、ちょっと迷っていただけだからさ」
迷っていた、と聞いてふと思い出したことがある。
そういえば、マルス将軍が来てから誰か皇城の案内をしただろうか。
そうである場合は、そこから僕の業務が始まることになる。大きなため息を吐きながら、改めて礼をする。
「しばらくの間ですが、私がマルス将軍の副官として対応することになりました。どうぞよろしくお願いいたします」
「えっ?でも、君は皇帝陛下の補佐じゃなかった?」
「皇帝陛下からの指令ですので……ひとまずは、この皇城内部の案内を致しますね」
「それは助かる。では、本日からよろしくねエルケーニッヒ副官」
裏表のない笑顔。それに差し出される片方の手。
複雑な心境を表に出さないようにしながら、貼り付けたような笑みを浮かべて握手をする。
その後のことは、部屋で話そうということになり将軍の部屋に入ると紙の束があちこちに散らばっている。
おそらく借り物であろう書籍も、あちこちに落ちてしまっていて随分と雑な扱いをしていた。
「ごめんねぇ、散らかっていて……将軍の職務内容が具体的に書かれたものがなかなか見つからなくてね……」
「え?職務内容を、具体的に聞かれていないのですか?」
「そうなんだよ。皇帝陛下が言うには、将軍の部屋に引継ぎ資料があるはずだから、ということで一切引継ぎなし」
「……あぁ、本当に苦労をおかけします……おそらく二代目将軍が残した引継ぎ書類は、右の棚に……あれ、ないな……?」
「全部の棚にある書籍をとりあえず、広げてみたんだ。で、それが途中の状態がこの状況というわけ」
なるほど、状況がようやく理解できた。
就任直後は偉い人たちの挨拶などで、資料を探す余裕がなかった。
そして、一通り挨拶が終わった後にようやく資料探しをしていたらいつの間にか夜になっていた、ということか。
明かりも少ない部屋なので、夜間も書類仕事ができるように照明を用意した方が良さそうだ。
「資料探しは私もお手伝いします。それと、これは提案なのですが……この部屋ですが夜間は、とても暗いはずです」
「うん、そうなんだ。だから資料探しが途中になってね。明かりって誰に申請すればいいのかな?」
「それなら私の方にお任せ下さい。各部署の照明関係は、私の魔力を込めた炎の魔力石を使った物をお渡ししておりますので」
「ちょうどよかった!それなら、この部屋の照明を増やして設置してくれるかな」
「承知しました。部品や石の材料はまだありますので、いつでも増やせます」
照明が異常に少ない問題はこれで解決。
後は、この部屋の惨状をどうにかしなければ。
一冊一冊を手に取り、引継ぎ資料か法律にかんする資料か、など分類別けを始める。
黙々と仕分けをしていると、乱暴に扉が叩かれる。緊急の案件が来たようだ。
「お忙しいところ申し訳ございません!マルス将軍、皇帝陛下より緊急の賊討伐依頼があります!」
「おや……就任早々から、賊討伐か……わかった。騎士団の隊長格を集めてくれ」
「はっ、承知しました!」
一通り床に散らばっていた紙や書籍を空いている机に置きながら、その様子を見ていた。
おそらくその討伐依頼には、後方支援として配置されることになるだろう。
騎士団の隊長格が全員揃い、賊討伐となる位置の確認や配置決めはあっという間に決まっていく。
采配を行うのは初めてのはずなのに、随分と手慣れている。
「エルケーニッヒ、お前は後方支援を頼む」
「無論、そのつもりでした。出立はいつでしょうか?」
「今からだ。緊急依頼だしな……くく、久しぶりの戦果で血が騒ぐな」
戦場を想像したのか、いつもの穏やかな表情が一変し狂人の表情になっている。
おかしいな、ここにいるのは間違いなくマルス将軍のはずだ。
まるで別人格にでもなったかのような変貌ぶりに、騎士団隊長格も動揺していた。
そうこうしている間にも、戦への準備が完了し進軍を始めた。
賊のいるエリアは、そこまで広くはない。現在は籠城戦になっているようだ。
周囲を取り囲み、大きな音を立てて中にいる賊たちが外に出た瞬間に打倒す。
外に出られる門は一か所しかなく、将軍を前に後ろに控えるのは精鋭部隊と僕の少人数。
(こんな戦術で上手くいくのかな……?)
そう不安を感じてはいたが、さすがは将軍。
沢山逃げ出してきた賊たちを前に、たった独りで重傷を負わせていく。
体力がほぼない賊たちは、後ろの精鋭たちがトドメを刺していった。
「はははは!!弱い、弱いなぁ!もっと死ぬ気でかかってこいやぁ!」
「あ、あれは……本当に、マルス将軍、なのか……?」
「たぶん……?それにしては、日頃の穏やかさはどこにいったんだろうな……」
精鋭部隊が、口々に言う台詞に激しく同意するのは僕ひとりだけ。
あの変貌ぶりはどう考えても、別人格が降臨したように思える。
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