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ベッドで待ち伏せまんちこさん
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店の片づけを終え、ようやく自室でひとりになった征矢は、大きく体を伸ばした。
ああ、ハードな初日だった。
帰ってきた椿は売り上げ伝票を見て「なに!? なにがあったの!?」とのけぞりそうになっていたが、それも無理はない。レジを締めた征矢だって「よくもこれだけ捌いたもんだ」とクラクラしたくらいだ。
おかげで幻獣娘たちとは一気に距離が縮まったけど。
征矢の部屋は、〈クリプティアム〉の二階にある。同じ階の他の部屋は幻獣娘たちの居室や物置に割り当てられている。
店舗につながった二階建ての母屋は椿の私室と仕事用のアトリエ、そして共用のダイニングとリビング、キッチンや浴室がある。
征矢は部屋の灯りをつける。広くはないが、私物はあまり持ってきていないの気にならない。自分で担いできたボストンバッグのほかは、段ボール箱がひとつだけだ。
家具は椿が用意してくれたベッドと机とクローゼット。充分すぎる。
朽木のように、征矢はベッドにばったりと倒れ込んだ。今日はもう、なにも考えずに眠りたかった。
むにょん。
毛布の下に、なんか柔らかいものがいた。
征矢の手が、とくに柔らかい丸い物体を握る。
むにょん。むにょん。
「はふうん」
聞き覚えのある声がした。
「む!?」
征矢はベッドから飛び降り、毛布を剥ぎ取った。
マンティコアのメルシャが仰向けに横たわっていた。
「んふぅ……もっとぉ……」
メルシャは目を閉じたまま、心地よさそうにふにゃふにゃしている。口の端からは透明なヨダレがだらしなく垂れている。
熟睡である。
どうやらさっき征矢が握ったのは、こいつの乳だったようだ。征矢に触られたのも案外悪くなかったのか、今は寝ながら自分でももみゅもみゅしている。
征矢は冷ややかな目でマンティコアを見下ろす。
「おい」
「はひ……?」
ようやくメルシャの目が開いた。征矢をぼんやりと見上げる。
ビクンッ!
電気ショックでも食らったみたいに、いきなりマンティコアは立ち上がった。
とってつけたように征矢に指を突きつけ、高笑いして見せる。
「ふははははは、油断したなサカシマセイヤ! 今度こそ命はもらったぞ!」
「いや、どう見ても油断してたのお前だろ」
「ゆ、油断なぞしてない! 完璧な奇襲成功だ!」
「お前爆睡してたじゃないか」
メルシャの声が急に小さくなる。
「……寝てないし」
「ヨダレすごいぞお前」
「えっ!?」
メルシャは慌てて、びっとびとになっている口のまわりを手で拭う。
完全なる爆睡の痕跡だった。
「た、たしかにちょっとだけ休んでた! だが貴様はもう袋のネズミ! 身を守るものとてなく裸同然の今、オレのツメが! キバが! 毒針が! 容赦なく貴様を引き裂き物言わぬ肉塊へと変えるのだ! おっとその前に全裸にひん剥いて陵辱だ! たっぷり可愛がってやるから覚悟するがいい、ふははははは!」
マンティコアは両手のツメと、毒針の生えた長いしっぽをこれ見よがしに振りかざした。
風呂上がりの征矢は短パンとTシャツだけの姿だ。裸同然といえばその通りだった。
征矢はじりじりと後ずさり、私物の入った段ボール箱からなにかをつかみ出した。
それは、鈍く銀色に光る金属バットだった。
それを見たメルシャ、一瞬で半泣きに。
「えええーーーー、それはない。それはないわあーーー。女の子相手に武器とかないわあーーーー」
「しかたないだろ。ツメとキバと毒針持った魔王軍の猛獣相手にこっちは裸同然なんだから」
「その硬い棒はダメ! ね!? 棒はほんとにケガしちゃうから!」
「お前、今、おれを肉塊にするって言ってたよな!?」
「……あ、あれは言葉のアヤだ。ムキになるな大人げない」
横を向いてふひー、ふひーと鳴らない口笛を吹くメルシャ。
征矢はバットを振りかぶった。
「つきまとわれるのはもうたくさんだ。ここで決着をつけさせてもらう」
「ひいいっ!」
ベッドの上に立ったまま、メルシャは思わず後退。壁際に追い詰められる。またしても股間に巻き込まれたしっぽの先から、またシャーーッと毒液が洩れ出てシーツに黄色いシミを作る。
それを見た征矢はいっそう逆上する。
「お前、おれの布団に洩らしたな……!」
「だっ、だからこれはちがっ……尿じゃない! 尿じゃないからっ! 毒だからっ!」
懸命に言い訳するメルシャに、目を吊り上げた征矢が迫る。
「なお悪い! いいからかかってこいまんちこ! 異世界に叩き返してやる!」
心に一度刻まれた敗北のトラウマはそう簡単には払拭できるものではない。メルシャはまたしても恐怖にへたれきっていた。
「うわあああああ殺されるうううううう!」
もはや恥も外聞もなく、マンティコアはドアに向かって駆け出した。蹴破らんばかりにドアを押し開け、廊下に出る。
廊下に並んだドアからは、物音に気づいた幻獣娘たちが顔を出し始めていた。
「どうしたんだなも?」
「夜間はお静かになのです」
緊迫の形相で征矢は叫ぶ。
「みんな出るな! 魔王軍のまんちこだ!」
「魔王軍?」
ミノンがふらりとドアから出てきた。タンクトップにショートパンツという部屋着姿のままだ。ノーブラらしく、制服でいる時以上に胸がたっぷんたっぷんしている。
メルシャはニヤリとして、ミノンに向かってダッシュする。
(トロそうなミノタウロスだ。よし、あいつを人質にしてここを脱出だ)
焼きつけられたトラウマのせいで予言の男にはなんかもう勝てる気がしないが、他のザコ幻獣などに遅れを取るつもりはない。
征矢がまた怒鳴る。
「逃げろ牛子! そいつは殺し屋だ! おれを殺しにきたんだ!」
ああ、ハードな初日だった。
帰ってきた椿は売り上げ伝票を見て「なに!? なにがあったの!?」とのけぞりそうになっていたが、それも無理はない。レジを締めた征矢だって「よくもこれだけ捌いたもんだ」とクラクラしたくらいだ。
おかげで幻獣娘たちとは一気に距離が縮まったけど。
征矢の部屋は、〈クリプティアム〉の二階にある。同じ階の他の部屋は幻獣娘たちの居室や物置に割り当てられている。
店舗につながった二階建ての母屋は椿の私室と仕事用のアトリエ、そして共用のダイニングとリビング、キッチンや浴室がある。
征矢は部屋の灯りをつける。広くはないが、私物はあまり持ってきていないの気にならない。自分で担いできたボストンバッグのほかは、段ボール箱がひとつだけだ。
家具は椿が用意してくれたベッドと机とクローゼット。充分すぎる。
朽木のように、征矢はベッドにばったりと倒れ込んだ。今日はもう、なにも考えずに眠りたかった。
むにょん。
毛布の下に、なんか柔らかいものがいた。
征矢の手が、とくに柔らかい丸い物体を握る。
むにょん。むにょん。
「はふうん」
聞き覚えのある声がした。
「む!?」
征矢はベッドから飛び降り、毛布を剥ぎ取った。
マンティコアのメルシャが仰向けに横たわっていた。
「んふぅ……もっとぉ……」
メルシャは目を閉じたまま、心地よさそうにふにゃふにゃしている。口の端からは透明なヨダレがだらしなく垂れている。
熟睡である。
どうやらさっき征矢が握ったのは、こいつの乳だったようだ。征矢に触られたのも案外悪くなかったのか、今は寝ながら自分でももみゅもみゅしている。
征矢は冷ややかな目でマンティコアを見下ろす。
「おい」
「はひ……?」
ようやくメルシャの目が開いた。征矢をぼんやりと見上げる。
ビクンッ!
電気ショックでも食らったみたいに、いきなりマンティコアは立ち上がった。
とってつけたように征矢に指を突きつけ、高笑いして見せる。
「ふははははは、油断したなサカシマセイヤ! 今度こそ命はもらったぞ!」
「いや、どう見ても油断してたのお前だろ」
「ゆ、油断なぞしてない! 完璧な奇襲成功だ!」
「お前爆睡してたじゃないか」
メルシャの声が急に小さくなる。
「……寝てないし」
「ヨダレすごいぞお前」
「えっ!?」
メルシャは慌てて、びっとびとになっている口のまわりを手で拭う。
完全なる爆睡の痕跡だった。
「た、たしかにちょっとだけ休んでた! だが貴様はもう袋のネズミ! 身を守るものとてなく裸同然の今、オレのツメが! キバが! 毒針が! 容赦なく貴様を引き裂き物言わぬ肉塊へと変えるのだ! おっとその前に全裸にひん剥いて陵辱だ! たっぷり可愛がってやるから覚悟するがいい、ふははははは!」
マンティコアは両手のツメと、毒針の生えた長いしっぽをこれ見よがしに振りかざした。
風呂上がりの征矢は短パンとTシャツだけの姿だ。裸同然といえばその通りだった。
征矢はじりじりと後ずさり、私物の入った段ボール箱からなにかをつかみ出した。
それは、鈍く銀色に光る金属バットだった。
それを見たメルシャ、一瞬で半泣きに。
「えええーーーー、それはない。それはないわあーーー。女の子相手に武器とかないわあーーーー」
「しかたないだろ。ツメとキバと毒針持った魔王軍の猛獣相手にこっちは裸同然なんだから」
「その硬い棒はダメ! ね!? 棒はほんとにケガしちゃうから!」
「お前、今、おれを肉塊にするって言ってたよな!?」
「……あ、あれは言葉のアヤだ。ムキになるな大人げない」
横を向いてふひー、ふひーと鳴らない口笛を吹くメルシャ。
征矢はバットを振りかぶった。
「つきまとわれるのはもうたくさんだ。ここで決着をつけさせてもらう」
「ひいいっ!」
ベッドの上に立ったまま、メルシャは思わず後退。壁際に追い詰められる。またしても股間に巻き込まれたしっぽの先から、またシャーーッと毒液が洩れ出てシーツに黄色いシミを作る。
それを見た征矢はいっそう逆上する。
「お前、おれの布団に洩らしたな……!」
「だっ、だからこれはちがっ……尿じゃない! 尿じゃないからっ! 毒だからっ!」
懸命に言い訳するメルシャに、目を吊り上げた征矢が迫る。
「なお悪い! いいからかかってこいまんちこ! 異世界に叩き返してやる!」
心に一度刻まれた敗北のトラウマはそう簡単には払拭できるものではない。メルシャはまたしても恐怖にへたれきっていた。
「うわあああああ殺されるうううううう!」
もはや恥も外聞もなく、マンティコアはドアに向かって駆け出した。蹴破らんばかりにドアを押し開け、廊下に出る。
廊下に並んだドアからは、物音に気づいた幻獣娘たちが顔を出し始めていた。
「どうしたんだなも?」
「夜間はお静かになのです」
緊迫の形相で征矢は叫ぶ。
「みんな出るな! 魔王軍のまんちこだ!」
「魔王軍?」
ミノンがふらりとドアから出てきた。タンクトップにショートパンツという部屋着姿のままだ。ノーブラらしく、制服でいる時以上に胸がたっぷんたっぷんしている。
メルシャはニヤリとして、ミノンに向かってダッシュする。
(トロそうなミノタウロスだ。よし、あいつを人質にしてここを脱出だ)
焼きつけられたトラウマのせいで予言の男にはなんかもう勝てる気がしないが、他のザコ幻獣などに遅れを取るつもりはない。
征矢がまた怒鳴る。
「逃げろ牛子! そいつは殺し屋だ! おれを殺しにきたんだ!」
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