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第一部
第九話 草を生やすのはやめろ
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森での竜討伐から数週間たった今日、俺は街に繰り出していた。今までは記憶の整理で休暇を潰していたので、久々の自分の時間だ。
とはいえ、王都には闘技場がないのでレベル上げをしに行くわけではない。傷薬は騎士団から支給されるもので足りるし、装備も騎士団に加入した際に、新しい鎧と銀の剣を貰ったから改めて購入するものがない。
銀の剣は攻撃力は高いのだが、その代わり修理代が高いし使用回数も鉄の剣に比べると少ないので、貧乏性な俺には使う機会がないため現在も新品同様だ。
「今まで暇なときって何してたっけか……」
要するに俺は今、目的もなく街に繰り出しているのだ。まだ日が高いから酒を飲みに行く気にもなれないし、なにしようかな。
こういう日に限ってロビンは仕事だし、メレディスは友人の屋敷でお茶会だ。ミシェルは立場上まだ誘える相手じゃないし、そもそも今日の予定を知らない。
うんうん唸りながら道を歩いていると後ろから肩を叩かれた。
「久しぶりだな」
「マーリン?」
「別れる前に話し忘れたことがあるので会いに来た。それと確認したいこともできたのでな」
言いながら俺の腕をつかんだマーリンに連れられるがまま、近くの酒場に足を踏み入れた。こいつ、このあいだのことといい実は酒好きだな。
適当な席に着くと軽く何品か注文する。地元の酒は無駄に強いからあんまり飲まないって言ってたけど、お前が今注文したのこの辺りじゃ最強クラスの酒だからな。
それにしても、何か用があるときは弟弟子を使いに出すとか言ってたくせに、本人が来るなんて暇なんだろうか?
「それで話したいことってなんだ?」
「わが師のことは、あと五年ほど伏せておいてほしい」
「特に話す相手もいないし、かまわないぞ」
やっぱり言い忘れていたか。マーリンの師である古の魔女は、俺を女神に引き合わせた際に力を使い果たし亡くなっている。
もともと高齢だったのもあるのだろうけど、大陸でその名を知らないものが居ないと言わしめるほどの大魔導士の死が公になれば混乱するだろうからな。
「それと師の遺品を一つ、君に渡しておきたい」
「そんなもの貰ってしまっていいのか?」
マーリンが取り出したのは、何かの魔法陣が描かれた護符だ。魔導に関してはからっきしな俺には、この護符がどのようなものなのかさっぱり解らない。
「護符に描かれている文様は、かの女神を示す陣だ。きみ以外で役立てられるものは居ないだろうな」
「使い方は?」
「わからぬ」
「はぁ?」
翠緑の勇者専用アイテムらしいこの護符は、使い方不明という困ったものだった。
ゲームにはこのようなアイテムは登場していないし、設定資料集の没アイテム一覧にも掲載されていなかったはずだ。
「それと確認したいことなんだが」
「マーリン様~、そろそろ僕もそっちに混ざっていいですか?」
「あぁ、エリアス。これは弟弟子のテオだ。君に確認したいことがあるというのは彼だ」
このタイミングで彼が接触してくるだなんて、いったいどういう了見だろうか?
テオことメテオライトの正体は、ローレッタ大陸の北方にあるシスル王国の王子だ。といっても父王との不仲などいろいろあって廃嫡され、国外追放された身である。
ゲームでの登場時は旅の吟遊詩人を名乗る胡散臭い男で、軽い言動と薄っぺらい性格をしているという仮面をかぶっているが、実際はこのマーリンや権謀術数が得意なリリエンソール家と同じ食わせ者タイプだ。
まてよ、吟遊詩人ということは、もしかしてこいつが俺の武勇伝を広めた張本人か?
「初めまして勇者さま。僕はマーリン様の弟分のテオ。よろしくね」
「よ、よろしく。それで俺に聞きたいことって何だ?」
「ドーピングアイテムは手に入った?」
「ぶふぁっ!」
お前ステータス低いんだろ? と言いたげな表情で投下された爆弾に、俺は盛大にエールを吹いた。
こいつと話をするときは、口に物を含んではいけない。予想外の攻撃を受けた時に対処できん。
「こら、テオ。流石にそれは失礼だろう」
「いやまさか、このステータスで悪竜倒せるとは思ってなくって」
えっ、なに? マーリンはゲームでの兵種が軍師だったから、俺のステータスくらい見えてそうだけど、メテオライトも俺のステータス知ってるの?
なにそれなんで? マーリンさん、もしかしてまた酒で口滑らせた?
「ふむ、別れた時からレベルが1増えただけか」
「流石に上級職だと、その辺の賊とか魔物相手じゃ上がりにくいですよ」
「成長率をどうにかしてやれれば一番なのだがな」
「こればっかりは僕達じゃどうしようもないですって」
なんだこの二人。俺のこと罵倒しに来たのか?
メテオライトの表情が殴りたいレベルでむかつくんだが。草生やしにきたんだったら帰ってくれないかな。
森で竜を退治した時は殆どはミシェルがHPを削ったのだが、止めを刺したのが俺だったのもあって経験値が大量に入ったからレベルは1増えてるけど、それでも俺にしては良成長だったんだぞ。
「草を生やさないでくれるか?」
なるべく判り易いように怒りを表しメテオライトを睨む。思わず前世で使用していた言い回しをしてしまったが、意味が通じなくても気にしない。
しかし彼は動じないどころか、少し嬉しそうに笑った。そして、
「やっぱり君も転生者だったみたいだね。草が生えてるように聞こえたってことは日本人かな? 僕以外にも居てくれて嬉しいよ」
「もしかしなくても、お前が俺の武勇伝を爆発的に広めた張本人か。そして草を生やすな」
何がおかしいのか、メテオライトは俺の顔を見て大笑いしながら酒を飲んでいる。こいつ酔うの早くないか?
気分がよくなってきているらしくハープを取り出すと、酔っているとは思えないほど繊細な手つきで演奏を始める。
「そーだよ~。僕が王都で君の武勇伝広めたんだ。いや~、まさか転生者とはねぇ。草も生やしたくなるよ」
「悪竜退治の時点ならまだ生やす必要ないだろ。まさかマーリンも」
「いや、私は違うぞ。テオが師に弟子入りしてきた時に奇怪な発言をしているものだから、問いただして色々と聞いているだけだ」
「予定より早めに国を出てきたから、興味を持ってもらうのに必死だったんですよ」
「まぁ、そういうわけだから何かあったら相談にのってくれるそうだ」
「僕もあと半月くらいはこの辺でうろうろしてるから、用があるときは適当な酒場に顔出してね」
何というふざけたやつだ。原作ではポロンポロンペペーンって感じだったくせに、生演奏だとハープ滅茶苦茶うまいぞ。
というかこの世界で吟遊詩人の兵種スキル【奏でる】での味方の再行動ってどういう扱いなんだ? ゲームではやる気を奮い立たせる、みたいな説明文しか無かったからよくわからないぞ。
しかし酒場に顔を出せば会えるのか。俺の持っている情報は、ほとんどが武器データやキャラクターの成長率といったゲーム本編でしか役に立たない情報が多い。かなりやりこんでいた自覚があったのだが、細かい話の流れ――ましてや情報に穴が多い本編前となると、考えてもどうしようもないことが多すぎる。記憶の整理なんかもかねて、時間があるときにでも話を聞いてもらうとしよう。
とはいえ、王都には闘技場がないのでレベル上げをしに行くわけではない。傷薬は騎士団から支給されるもので足りるし、装備も騎士団に加入した際に、新しい鎧と銀の剣を貰ったから改めて購入するものがない。
銀の剣は攻撃力は高いのだが、その代わり修理代が高いし使用回数も鉄の剣に比べると少ないので、貧乏性な俺には使う機会がないため現在も新品同様だ。
「今まで暇なときって何してたっけか……」
要するに俺は今、目的もなく街に繰り出しているのだ。まだ日が高いから酒を飲みに行く気にもなれないし、なにしようかな。
こういう日に限ってロビンは仕事だし、メレディスは友人の屋敷でお茶会だ。ミシェルは立場上まだ誘える相手じゃないし、そもそも今日の予定を知らない。
うんうん唸りながら道を歩いていると後ろから肩を叩かれた。
「久しぶりだな」
「マーリン?」
「別れる前に話し忘れたことがあるので会いに来た。それと確認したいこともできたのでな」
言いながら俺の腕をつかんだマーリンに連れられるがまま、近くの酒場に足を踏み入れた。こいつ、このあいだのことといい実は酒好きだな。
適当な席に着くと軽く何品か注文する。地元の酒は無駄に強いからあんまり飲まないって言ってたけど、お前が今注文したのこの辺りじゃ最強クラスの酒だからな。
それにしても、何か用があるときは弟弟子を使いに出すとか言ってたくせに、本人が来るなんて暇なんだろうか?
「それで話したいことってなんだ?」
「わが師のことは、あと五年ほど伏せておいてほしい」
「特に話す相手もいないし、かまわないぞ」
やっぱり言い忘れていたか。マーリンの師である古の魔女は、俺を女神に引き合わせた際に力を使い果たし亡くなっている。
もともと高齢だったのもあるのだろうけど、大陸でその名を知らないものが居ないと言わしめるほどの大魔導士の死が公になれば混乱するだろうからな。
「それと師の遺品を一つ、君に渡しておきたい」
「そんなもの貰ってしまっていいのか?」
マーリンが取り出したのは、何かの魔法陣が描かれた護符だ。魔導に関してはからっきしな俺には、この護符がどのようなものなのかさっぱり解らない。
「護符に描かれている文様は、かの女神を示す陣だ。きみ以外で役立てられるものは居ないだろうな」
「使い方は?」
「わからぬ」
「はぁ?」
翠緑の勇者専用アイテムらしいこの護符は、使い方不明という困ったものだった。
ゲームにはこのようなアイテムは登場していないし、設定資料集の没アイテム一覧にも掲載されていなかったはずだ。
「それと確認したいことなんだが」
「マーリン様~、そろそろ僕もそっちに混ざっていいですか?」
「あぁ、エリアス。これは弟弟子のテオだ。君に確認したいことがあるというのは彼だ」
このタイミングで彼が接触してくるだなんて、いったいどういう了見だろうか?
テオことメテオライトの正体は、ローレッタ大陸の北方にあるシスル王国の王子だ。といっても父王との不仲などいろいろあって廃嫡され、国外追放された身である。
ゲームでの登場時は旅の吟遊詩人を名乗る胡散臭い男で、軽い言動と薄っぺらい性格をしているという仮面をかぶっているが、実際はこのマーリンや権謀術数が得意なリリエンソール家と同じ食わせ者タイプだ。
まてよ、吟遊詩人ということは、もしかしてこいつが俺の武勇伝を広めた張本人か?
「初めまして勇者さま。僕はマーリン様の弟分のテオ。よろしくね」
「よ、よろしく。それで俺に聞きたいことって何だ?」
「ドーピングアイテムは手に入った?」
「ぶふぁっ!」
お前ステータス低いんだろ? と言いたげな表情で投下された爆弾に、俺は盛大にエールを吹いた。
こいつと話をするときは、口に物を含んではいけない。予想外の攻撃を受けた時に対処できん。
「こら、テオ。流石にそれは失礼だろう」
「いやまさか、このステータスで悪竜倒せるとは思ってなくって」
えっ、なに? マーリンはゲームでの兵種が軍師だったから、俺のステータスくらい見えてそうだけど、メテオライトも俺のステータス知ってるの?
なにそれなんで? マーリンさん、もしかしてまた酒で口滑らせた?
「ふむ、別れた時からレベルが1増えただけか」
「流石に上級職だと、その辺の賊とか魔物相手じゃ上がりにくいですよ」
「成長率をどうにかしてやれれば一番なのだがな」
「こればっかりは僕達じゃどうしようもないですって」
なんだこの二人。俺のこと罵倒しに来たのか?
メテオライトの表情が殴りたいレベルでむかつくんだが。草生やしにきたんだったら帰ってくれないかな。
森で竜を退治した時は殆どはミシェルがHPを削ったのだが、止めを刺したのが俺だったのもあって経験値が大量に入ったからレベルは1増えてるけど、それでも俺にしては良成長だったんだぞ。
「草を生やさないでくれるか?」
なるべく判り易いように怒りを表しメテオライトを睨む。思わず前世で使用していた言い回しをしてしまったが、意味が通じなくても気にしない。
しかし彼は動じないどころか、少し嬉しそうに笑った。そして、
「やっぱり君も転生者だったみたいだね。草が生えてるように聞こえたってことは日本人かな? 僕以外にも居てくれて嬉しいよ」
「もしかしなくても、お前が俺の武勇伝を爆発的に広めた張本人か。そして草を生やすな」
何がおかしいのか、メテオライトは俺の顔を見て大笑いしながら酒を飲んでいる。こいつ酔うの早くないか?
気分がよくなってきているらしくハープを取り出すと、酔っているとは思えないほど繊細な手つきで演奏を始める。
「そーだよ~。僕が王都で君の武勇伝広めたんだ。いや~、まさか転生者とはねぇ。草も生やしたくなるよ」
「悪竜退治の時点ならまだ生やす必要ないだろ。まさかマーリンも」
「いや、私は違うぞ。テオが師に弟子入りしてきた時に奇怪な発言をしているものだから、問いただして色々と聞いているだけだ」
「予定より早めに国を出てきたから、興味を持ってもらうのに必死だったんですよ」
「まぁ、そういうわけだから何かあったら相談にのってくれるそうだ」
「僕もあと半月くらいはこの辺でうろうろしてるから、用があるときは適当な酒場に顔出してね」
何というふざけたやつだ。原作ではポロンポロンペペーンって感じだったくせに、生演奏だとハープ滅茶苦茶うまいぞ。
というかこの世界で吟遊詩人の兵種スキル【奏でる】での味方の再行動ってどういう扱いなんだ? ゲームではやる気を奮い立たせる、みたいな説明文しか無かったからよくわからないぞ。
しかし酒場に顔を出せば会えるのか。俺の持っている情報は、ほとんどが武器データやキャラクターの成長率といったゲーム本編でしか役に立たない情報が多い。かなりやりこんでいた自覚があったのだが、細かい話の流れ――ましてや情報に穴が多い本編前となると、考えてもどうしようもないことが多すぎる。記憶の整理なんかもかねて、時間があるときにでも話を聞いてもらうとしよう。
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