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二度目の情けない姿
しおりを挟む「馬車がテイラー伯爵の!?」
かなり驚いているようだ。
こんなに疑いの目で見てる私にも、これが演技だとは思えない。
サミュエル様は関わっていなかったのだろうか...。
それともあれは偶然?
...それはない。あんな分かりやすくエマだけを標的にした暴走はありえない。
「ロディア嬢?やはり体調がすぐれませんか?」
黙り込んだ私を、サミュエル様は体調が悪いのだと心配したようだ。
「申し訳ありません。少し考え事をしてました。」
「それなら良かった。体調が悪いのでしたら、無理はしないでくださいね。」
優しい...。
前はこんな所が好きだった。
でももう、あなたに惹かれることはない。
「サミュエル様は、テイラー伯爵のご令嬢とお付き合いされてますよね。」
確信はなかった。
もちろん、まだ付き合ってはいない可能性だってある。
「な、何を言い出すのですか!?」
この反応は...どちらか分からない。
「私は浮気者の旦那様を受け入れるつもりはありません。」
エマが命を落としたのは、ジュリアの仕業かは分からない。
だけど、この人がエマを弄んだのは事実だ。
使用人だからと弄んでいい理由にはならない。
エマの話はしない...それはあなたの為じゃない。
エマを辱めたくないからだ。
もう二度と会いたくない。
「う、浮気者とは!?ジュリアとは別れました!ロディア嬢1人を、生涯愛する事を誓います!」
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たとえ現時点で別れていたとしても、あなたはまたジュリアと寄りを戻すのです。
「申し訳ありません。もう二度と会いに来ないでください。」
そう言い残し応接間を出ようとした時、
「ロディア嬢!私にはあなたしかいないのです!私と結婚してください!」
サミュエルはロディアの足にすがりついた!
...嘘でしょ?
この光景をまた見ることになるなんて...。
...今日は刺されないよね?
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時が戻ったことで、唯一寂しかったのは、シェイドがいないこと。
シェイドはどんな時もそばに居てくれて、見守ってくれていたのだと、今更思い知らされた。
私がジュリアに刺された時、最後に聞こえたシェイドの声が、今も聞こえる気がしてる。
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ロディアはすがりつくサミュエルを振り払い、応接間を出て行った。
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