2 / 5
婚約を破棄します!
しおりを挟む私との約束を破り、お茶会には行けないと言っていた人が、なぜマーサ様と一緒にいらしているのでしょう!?
「クレア! 今日はすまなかった。マーサの体調が良くなったから、一緒に来たんだ。」
マーサ様の体調が良くなったから?
一緒に来た理由にはなっていませんし、このお茶会にマーサ様は招待されていません。
「そうですか。ランディ様のお気持ちは、よく分かりました。私達、終わりにしましょう。ランディ様との婚約を破棄させていただきます。」
「クレア!? 何を言っているんだ!? 俺達は愛し合っているのに、なぜそんな事を!?」
ランディ様こそ、何を仰っているのでしょう? いつ私達が、愛し合っていたのでしょうか?
「ランディ様、良かったではないですか!! これで、自由になれますね!」
「お前は何を言っているんだ!? これは、俺とクレアの問題だ! 関係ないやつは口を挟むな!!」
「ランディ様を幸せに出来るのは私だけです! クレア様なんて、どうでもいいではないですか! 私達、愛し合っているじゃないですか!」
「俺がいつ、マーサを愛していると言った!? お前はただの幼馴染みだ! 」
えっと……この状況が、理解出来ないのですが?
お茶会に来ていた令息や令嬢達も、私同様、理解出来ていないみたいで、皆キョトンとしています。
頭の中で整理してみましょう。
ランディ様は、私と愛し合っていると思っていて、マーサ様はランディ様と愛し合っていると思っている……2人はお互い、勘違いをしているということでしょうか?
ですが、ランディ様の今までの行動から、マーサ様が正しく思えるのですが……
「俺はずっと、クレアが好きだった。父上にお願いして、やっと婚約出来たのに……婚約を破棄するなんて、言わないでくれ!」
ランディ様が嘘を仰っているようには思えませんが、今までの行動を考えると、信用することも出来ません。
「本当に私を愛してくださっていたなら、どうして行動で示して下さらなかったのですか? 今まで、ランディ様は私よりも、マーサ様を大切になさって来たではありませんか。今日も、なぜマーサ様と一緒にお茶会にいらっしゃったのですか?」
「マーサの体調を良くすることが出来るのは、俺だけなんだ。俺がそばにいると安心するのか、マーサの体調が回復する。今日は、どうしても君に会いたくなってしまったのだが、回復したばかりのマーサを置いてくる事が出来ず、連れて来てしまった。」
……そんな病気、ないと思いますけど?
もしかしたら、ランディ様はとても純粋な方なのでしょうか?
「話の途中に失礼する。私は医者だが、そんな病気はないですよ。」
ランディとマーサ以外、誰もが思ったであろうことを、1人の医者が伝えた。
327
あなたにおすすめの小説
〖完結〗婚約者の私よりも、ご自分の義妹ばかり優先するあなたとはお別れしようと思います。
藍川みいな
恋愛
婚約者のデイビッド様は、とても誠実で優しい人だった。義妹の、キルスティン様が現れるまでは。
「エリアーナ、紹介するよ。僕の義妹の、キルスティンだ。可愛いだろう?」
私の誕生日に、邸へ迎えに来てくれたはずのデイビッド様は、最近出来た義妹のキルスティン様を連れて来た。予約していたレストランをキャンセルしたと言われ、少しだけ不機嫌になった私に、 「不満そうだね。キルスティンは楽しみにしていたのに、こんな状態では一緒に出かけても楽しくないだろう。今日は、キルスティンと二人でカフェに行くことにするよ。君は、邸でゆっくりすればいい」そう言って、二人で出かけて行った。
その日から、彼は変わってしまった。私よりも、義妹を優先し、会うこともなくなって行った。
彼の隣に居るのは、いつもキルスティン様。
笑いかけてもくれなくなった彼と、婚約を解消する決意をする。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
感想の返信が出来ず、申し訳ありません。感想ありがとうございました。
嬉しい感想や、自分では気付かなかったご意見など、本当にいつも感謝しております。
読んでくださり、ありがとうございました。
【完結】婚約破棄したのに殿下が何かと絡んでくる
冬月光輝
恋愛
「お前とは婚約破棄したけど友達でいたい」
第三王子のカールと五歳の頃から婚約していた公爵令嬢のシーラ。
しかし、カールは妖艶で美しいと評判の子爵家の次女マリーナに夢中になり強引に婚約破棄して、彼女を新たな婚約者にした。
カールとシーラは幼いときより交流があるので気心の知れた関係でカールは彼女に何でも相談していた。
カールは婚約破棄した後も当然のようにシーラを相談があると毎日のように訪ねる。
好きな人と友人が付き合い始め、しかも嫌われたのですが
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
ナターシャは以前から恋の相談をしていた友人が、自分の想い人ディーンと秘かに付き合うようになっていてショックを受ける。しかし諦めて二人の恋を応援しようと決める。だがディーンから「二度と僕達に話しかけないでくれ」とまで言われ、嫌われていたことにまたまたショック。どうしてこんなに嫌われてしまったのか?卒業パーティーのパートナーも決まっていないし、どうしたらいいの?
〖完結〗愛しているから、あなたを愛していないフリをします。
藍川みいな
恋愛
ずっと大好きだった幼なじみの侯爵令息、ウォルシュ様。そんなウォルシュ様から、結婚をして欲しいと言われました。
但し、条件付きで。
「子を産めれば誰でもよかったのだが、やっぱり俺の事を分かってくれている君に頼みたい。愛のない結婚をしてくれ。」
彼は、私の気持ちを知りません。もしも、私が彼を愛している事を知られてしまったら捨てられてしまう。
だから、私は全力であなたを愛していないフリをします。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全7話で完結になります。
愛するあなたへ最期のお願い
つぶあん
恋愛
アリシア・ベルモンド伯爵令嬢は必死で祈っていた。
婚約者のレオナルドが不治の病に冒され、生死の境を彷徨っているから。
「神様、どうかレオナルドをお救いください」
その願いは叶い、レオナルドは病を克服した。
ところが生還したレオナルドはとんでもないことを言った。
「本当に愛している人と結婚する。その為に神様は生き返らせてくれたんだ」
レオナルドはアリシアとの婚約を破棄。
ずっと片思いしていたというイザベラ・ド・モンフォール侯爵令嬢に求婚してしまう。
「あなたが奇跡の伯爵令息ですね。勿論、喜んで」
レオナルドとイザベラは婚約した。
アリシアは一人取り残され、忘れ去られた。
本当は、アリシアが自分の命と引き換えにレオナルドを救ったというのに。
レオナルドの命を救う為の契約。
それは天使に魂を捧げるというもの。
忽ち病に冒されていきながら、アリシアは再び天使に希う。
「最期に一言だけ、愛するレオナルドに伝えさせてください」
自分を捨てた婚約者への遺言。
それは…………
〖完結〗婚約者の私より幼馴染みが大切なあなたを、捨てようと思います。
藍川みいな
恋愛
婚約者のハリソン様は、私を愛していない。それどころか、お金を出す道具としか思っていなかった。会いに来るのは、お金が必要な時だけ。
お金を借りに来る理由は毎回同じで、幼馴染みのマーシャさんの体調が悪いと言ってくる。2年間も同じことを繰り返して来たのだから、いい加減うんざりだ。
私は彼と別れる決心をした。2人には、今まで私を利用して来たことを後悔させてあげる。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全12話で完結になります。
誤字報告ありがとうございます!承認不要との事でしたので、こちらでお礼を言わせていただきます。
〖完結〗親友だと思っていた彼女が、私の婚約者を奪おうとしたのですが……
藍川みいな
恋愛
大好きな親友のマギーは、私のことを親友だなんて思っていなかった。私は引き立て役だと言い、私の婚約者を奪ったと告げた。
婚約者と親友をいっぺんに失い、失意のどん底だった私に、婚約者の彼から贈り物と共に手紙が届く。
その手紙を読んだ私は、婚約発表が行われる会場へと急ぐ。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
前編後編の、二話で完結になります。
小説家になろう様にも投稿しています。
【完結】離縁されたので実家には戻らずに自由にさせて貰います!
山葵
恋愛
「キリア、俺と離縁してくれ。ライラの御腹には俺の子が居る。産まれてくる子を庶子としたくない。お前に子供が授からなかったのも悪いのだ。慰謝料は払うから、離婚届にサインをして出て行ってくれ!」
夫のカイロは、自分の横にライラさんを座らせ、向かいに座る私に離婚届を差し出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる