魂売りのレオ

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第十二話 暗中

暗中 五

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 コジャッブはエリダヌスに連れられ、街へ来ていた。
 質素な街だった。田舎臭く、露店が出るほど栄えてはいない。だがそれなりに行商もあり、季節ごとに祭りもあるという。
 住民の多くはコジャッブをじろじろ注視した。中には恨むような目で見る者もあり、あまり歓迎されていないように思えた。
 その理由は、エリダヌスが買い物をした店の主人との会話でわかった。
「エリダヌス。君が男を連れているなんてめずらしいこともあるんだね。いったい何者なんだい?」
「このひとは父さんの客です」
「それにしたってよく君といることを許したね。顔が腫れてないところを見ると、まだ殴られてないようだけど」
「ええ。ずいぶん気に入ったみたいで、わたしとデートしてこいですって」
「な、なんだって? あのジバルが?」
 なんでもジバルは娘に男が近寄ったと聞くと、離れてはいけないはずの小屋を離れ、野獣のように吠えながら街に飛び込んでは、その男を半殺しにするという。
「父さん、わたしのことを大事にするあまり、すぐ暴力を振るうんです。悪い虫がつかないようにって」
 なるほど、彼ならやりそうだ、とコジャッブは思った。なにせジバルは勝手にひと様を息子にすると決めてしまうような男だ。気質も豪快だし、カッとなったらすぐ手が出るだろうことも容易に想像できる。
「ま、わたしが教えるんですけどね。だれに言い寄られたって」
「えっ?」
「だって、つまらない男に捕まりたくないですもの。そりゃわたしもずっと森で暮らしてますから、それなりに力もあるし、ちょっとした狩りもできます。重い獣を解体するのもお手のものです。でもやっぱり男のひとには敵いませんから、襲われる前にすぐやっつけてもらうんです」
「はぁ……」
 おしとやかに見えて、けっこうしたたかだった。それに血生臭いことも平気だ。父の暴力を利用している節があるし、こんなことをたのしそうに話す。
(そうか。半分は美しい母親の血でも、もう半分はあの親父の血か)
 コジャッブはひとり納得した。顔が母親に似たのは神からの贈り物だと思った。
 買い物が終わり、ふたりは並んで家路に向かった。その道中、エリダヌスがポツリと言った。
「わたし、乱暴な父さんで本当によかったと思ってます。だって男のひとってみんないやらしいんですもの」
「そ、そうかい?」
「下心丸見えなんです。ストレートに誘うひとも、遠回しに誘うひとも、みんな目でわかるんです」
 ギクリ、とコジャッブの心臓が鳴った。彼も昨夜からそんな目で見ている。
(おれもバレてるのかな?)
「コジャッブさんだってそうでしょう?」
「うっ!」
「わかりますよ。わかってないのは男のひとたちだけです」
 コジャッブは途端に真っ赤になった。それにしても、はっきりした娘だ。
「ま、コジャッブさんなら安心ですけどね」
「……どうして?」
「……」
 エリダヌスは前を向いて歩きながら、少し低い声で言った。
「わたし、読み書きができるんです」
「……それで?」
「ごめんなさい。悪いと思ったんですけど、荷物を見てしまいました」
「え?」
 それは男ふたりが川へ行っているあいだのことだった。修行中の魔術師とは聞いたが、その本性はさだかではない。ジバルのような短絡思考ならともかく、怪しんでしかるべきだ。
 それでエリダヌスは荷物を盗み見た。不審なものがないか調べ、素性を明らかにしようとした。
 が、中身はまったくの予想外だった。
 ほとんどが手紙。それも家族からの。
 それは実にあたたかい文章だった。ところどころでたらめで、まだ文字の勉強中であることがわかるものばかり。たわいもない世間話と、”いつもありがとう”という感謝の言葉が並んでいた。ほかには食器やナイフなどの小物がいくつか入っているだけだった。
「おかしなひとだと思いました。だって、旅をするのに手紙を持ち歩くなんて、どう考えても邪魔じゃないですか」
(うーん、そうかなあ)
 コジャッブにとってはあたりまえのことだった。家族を愛する彼には手放すことのできない宝物だった。
 そんな彼の心根を感じたのだろう。
「父さんがなぜあなたを気に入ったのかは知りません。でも、わたしは……」
 エリダヌスはわずかにためらい、
「……きっと悪いひとじゃないと思ったんです」
 と言って遠くを向いた。それは決して、いやで視線を逸らしているのではないと、ひと目でわかった。コジャッブは、
(おれ……本当に、これからどうしよう)
 と悩ましく思った。小屋に着いて以来アクアリウスの幻覚は現れなくなっていた。
 その晩、夕食の席でエリダヌスは稽古の話を聞き、飛び上がるほど驚いた。
「と、父さんを倒したんですか!?」
 それはジバルを知る人間ならあり得ないと断言できることだった。
「嘘でしょう!?」
「いいや、本当さ」
 ジバルはその戦いのすべてを語った。手加減していたとはいえ、彼の剣を受けて吹っ飛ばなかったこと。大男である自分を後退させたこと。そして、本気になった彼に剣先を当てたこと。
「はあ……コジャッブさんってすごくお強いんですね」
 エリダヌスはまだ信じられないようだった。それほど彼女の父親は強い。
「いや、運がよかったのさ。もし最初から本気でやり合ったら、きっとおれなんかじゃ勝てないさ」
 コジャッブは照れ臭そうに謙遜けんそんした。なかば本心であったが、同時にいい気分でもあった。女に褒められるのはいつだって気持ちがいい。
 そこに、ジバルが言った。
「まあ、そうだな」
 彼は笑顔で酒をくいっと飲み干すと、次の一杯を注ぎながら言った。
「たしかにおめえはおれより強えが、本当に戦ったら勝てねえ」
「……だろうなあ」
 そうコジャッブは合わせたが、内心、
(負けたのに、負けずぎらいなのかな?)
 なんて思っていた。
 しかし、
「おめえ、わかってねえな」
「どういうことだい?」
「おめえは遊びでは勝つかもしれねえけど、本当の戦いじゃだれにも勝てねえって言ってるんだ」
「おれがか?」
 酒を飲もうとしたコジャッブの手が止まった。目は、ジロリとしている。
 彼は誇りある剣士だ。その実力は天才と競うほどである。事実、この強大な大男に勝った。
 だが、ジバルの言葉は単なる負け惜しみではなかった。
「おめえ、どうして剣を振り抜かなかった」
「どうしてって……」
「鞘を被せてあったんだ。痛えで済むじゃねえか」
「でも痛えだろ。痛くねえようにしたんだ」
「それがダメだってんだ」
「なんでだよ」
「いいか、剣ってのは先っちょをツンってするもんじゃねえ。敵をぶった斬るもんだ。それを、痛えだろうなんて思いで弱くしちゃいけねえんだ。おめえにはその癖が見える」
「……」
「おめえ、ひとを殺したことがねえだろ」
「……」
「騎士ってのはそれで務まるのか? お遊びの稽古ならともかく、本当の殺し合いでおめえは敵をぶった斬れるのか?」
 コジャッブは黙った。ジバルの言う通り、彼はひとを殺したことがない。都で兵士をしていたとはいえ、戦争は起きておらず、隊を組んでの暴徒鎮圧や賊の討伐ばかりさせられていた。そこで彼はいつも相手を無力化させ、いのちは奪わなかった。
 ひとえにやさしさのためである。
 彼は殺しがきらいだ。守ることは好きだが、できることならだれも傷つけたくない。今回の放浪でも魚を殺すことはできたが、肉を求める反面、もし獣を捕らえたとして自分はあやめることができるだろうかと不安に思っていた。
「それじゃいけねえ」
 ジバルは言った。
「戦いってのは殺し合いだ。やさしさなんか邪魔だ。いざってときにあわれみなんかかけてみろ。その瞬間、逆に殺されちまうぜ」
 もっともな意見だ。同情したばかりに返り討ちにあったなんて話は、騎士団にいればいくらでも耳にする。
 コジャッブはグラスを置き、胸の奥でため息を吐いた。返す言葉がなかった。お遊びで勝ったところで、そんなもの戦士ではない。
「ま、つったっておめえは強えけどな!」
 ジバルは豪快に笑うと、
「いいさ、これからおれが戦いってものを教えてやるから、とにかく飲めよ! とにかく食えよ! おめえはおれの大事なせがれなんだからよ!」
 と無理やり酒を飲ませ、娘にどんどん肉を焼かせた。エリダヌスも父の悪酔いを心得ており、
「あら、じゃあわたしの兄さんね。兄さん、もっと飲んでください。お酒はまだまだありますよ」
 と飲んだ先から酒を注いだ。もう飲めないと言っても「そんなこと言ってえ」と強要した。やはり半分は父の血であった。
 そうしてただの夕食はちょっとしたうたげに変わり、寝る時間を過ぎてもまだ飲み食いした。
 そして気づけば三人とも眠ってしまった。火の始末をしていたのはさいわいだった。
 たのしい夜だった。
 こんな日が続くなら、一生ここにいてもいい。そう思えるほどの夜だった。
 そんな、真夜中。
 寝息だけが聞こえた。その寝息を聞く意識も深い眠りに溶けていた。
 そこに、まぼろしが浮かんだ。
 仰向けに寝転がるコジャッブの肩を揺すり、やさしく言った。
 ——起きて、コジャッブ。
「ん……」
 ——起きなさい、コジャッブ。
「……アクア様?」
 ——早く起きなさい。もうすぐここに魔物が来るわ。
「魔物!?」
 コジャッブはがばりと身を起こした。
 部屋を照らすカンテラの火はかろうじて灯っていた。
 彼は一日ぶりにアクアリウスの幻想を見た。というより、夢か。眠っている彼の夢の中で、アクアリウスが彼を起こした。
「ん……母ちゃん」
 彼が目を覚ますとほぼ同時にジバルが目を覚まし、
「教えてくれてありがとよ。愛してるぜ」
 と呟いた。次いでエリダヌスがゆっくり目を覚ました。
「どうやら魔物が現れたらしいな」
 ジバルはのっそり起き上がり、その巨体をぐっと伸ばした。
「どうだい、美人だったろう」
「え?」
 なんのことか、コジャッブは戸惑った。
「夢に起こされたんだろう? エリダヌスそっくりだったろ。いい女だったんだぜ」
 どうやら彼は亡き妻に起こされる夢を見たようだ。そして娘もおなじらしい。
「あのおふだの力です。魔物が近づくと、おふだが教えてくれるんです」
「バカ言うない。あれは天から見守ってくれてる母ちゃんが教えてくれるんだ」
「……そうね。母さん、ありがとう」
 コジャッブは黙っていた。彼が見たのはアクアリウスの夢だった。
 しかしそれは言わないでおいた。それよりも、
「なあ、魔物がここに来るって……」
「ああ、そういうことだ」
 ジバルは部屋の隅に置かれた剣を手に取り、鞘から抜いた。通常の剣よりはるかに大きく、見ただけでズシリと重みが伝わってくる。
「でも父さん、ここに来るなんて不思議ね。いつも街に向かうはずなのに」
「そうだな。でもまあ、ぶっ殺せばおなじことだろう」
「でもはじめてよ、こんなこと。気をつけた方がいいんじゃないかしら」
「なあに、次からははじめてじゃなくなる。それに戦うほかねえ」
 そう言ってジバルは立ち上がり、ぎろり、と力強い笑顔を作り、
「行くぞ、コジャッブ! おれたちの仕事がどんなものか手本を見せてやる!」
 と、どかどか歩いて扉を開けた。コジャッブは鋼の剣しか持っていないが、とりあえず武装し、見に行くことにした。
 外は闇だった。わずかに細い月が出ているものの、足元さえ不確かな暗さだった。
 ジバルは森の奥を眺めながら言った。
「いいか、コジャッブ。魔物がひとを襲う場合、ふたつの場合がある。ひとつは罠、ひとつは憑依だ。ヤツらは体が”スケスケ”だから、生き物にさわれねえ。でも声は聞こえることがある。それで、うまいことひとが死ぬよう仕向けて、死体から出る魂を食らう。これが罠だ。もうひとつの憑依だが、ヤツら、意志の弱いモンや、気の弱った人間に取り憑いて悪さができるのよ。そんで動物は人間様と違って言葉がねえだろ。思考が複雑な人間と違って取り憑きやすい。それで、肉食獣なんかに取り憑いて、ひとを殺すのさ」
「これから来るのはどっちだい?」
「まだわからねえ。だがまあ、どっちだろうと怖いこたァねえ。来るのは二流以下だ」
 ジバルは、本当に上級の魔物は人里へ降りてこないと言う。
「強え魔物は頭もいいから、のちに尾を引くようなことはしねえ。ひとを襲えば退治されるかもしれねえだろ。なんでも人間の魂はうめえから、食うとやめられなくなるそうだ。一回二回はうまく行っても、続けてりゃいつか仕返しを食らう。だからひとを襲うのは決まって二流以下のザコなのさ」
 この男、ガサツに見えてかなり詳しい。コジャッブもアクアリウスに教わり知っていたが、これは魔術師なら魔物を相手取るハイクラスの者でなければ教わらない情報である。一般市民は魔物の習性さえろくに知らない。さすがは魔物退治のプロなだけある。
 そんなことを思っていると、
「お、出やがったぜ」
 それは遠くにたたずんでいた。
 木の影からクマに似たなにかがこちらをじっと覗き込んでいた。それを見た途端、ジバルは、
「こいつは……」
 と声を漏らした。その表情から一切の笑みが消えた。
 コジャッブは、魔物と、ジバルの背中から放たれる重厚じゅうこうな殺気をビリビリと肌で感じた。
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