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第32話 元聖女で男とは深淵なる命題?
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狭い路地でオレは叫びながら吸血鬼デミトン・アルフェルムに向かって殴りかかった。
「シルメリアから離れろ! この化け物が!!」
オレが放った拳を当たる寸前のとこで、受け止めるデミトン。奴は口元に血を滴らせて微笑む。その笑みはどこかイタズラが成功した子供のようであった。
「フハハ、人間は脆弱だな。サイゾウ、貴様もそう思わないか? フフフ、新たなる眷属の誕生だ! 歓喜せよ!」
高笑いする吸血鬼を見て、やるせない気持ちがオレを支配する。彼女の白くて綺麗な右肩に二つの噛み跡が見える。間に合わなかった。オレはシルメリアを救えなかったのだ。
「すまない、シルメリア!」
デミトンが笑う中、奴の腕で抱き締められているシルメリアは既に意識がないのか目を閉じたまま、オレの声にすら反応しない。
「くそ! ああ、もうオレの声が届かないのか」
しばらく一緒に住んだ同居人をこんな依頼で失うことになろうとは…
「いつまで、オレの拳を掴んでいる気だ。放せ!!」
だが、いつまでも、彼女に囚われている訳にはいかない。奴が握るオレの手を無理矢理に引き離した後、オレは奴を睨みつける。
ハンターであるオレは知識として知っていた。吸血行為を受けた人は、上位吸血鬼の意思に従う人形に成り下がってしまうということを。つまり、彼女はもう自由意思があった時のように楽しいことに笑い、悲しいことに涙を流すことは無くなってしまったのだ。
そんな状態になった者を生きていると言って良いのだろうか。いや、そんなのは死んだのと同じだろう。
すまない、シルメリア。オレはおまえのことは嫌いではなかった。そんな君がこんな風にいなくなるなんて…
オレが悲しさで圧し潰されそうになっているとデミトンが急に怒鳴り散らしはじめた。
「ふざけるな!! なんだこの味は!? まずい、実に不味い!!」
そう言った後、奴は唾を吐き捨て、忌々しげにシルメリアを投げ捨てた。そのまま路上に転がった彼女は、やはり起き上がりもしないで伏せたままであった。いったい、何があったのだろうか。
オレがそんなことを思って見ていたら奴はおもむろにシルメリアを睨みつけ、
「この血は女じゃない! それどころか! 人間ですらないだろ!!」
とそんなことを言い出した。
「そう言えばあまりの美しさに忘れていたがこの元聖女様は男でゾンビだったな」
彼女を持ったことが人生で1度もないオレにはこの紛い物の元聖女様の色香でもキツいのだ。性別を忘れても仕方ないだろう。だが、人の血を吸うことを生業とした魔物が間違えるか?
「人間の性別を間違えるって本当に目がついているのか? 吸血鬼って本当にバカなの?」
素直なオレが憎い。思ったことを素直に言ってしまったことで、吸血鬼がますます怒り出した。
「うるさいぞ。雑魚は大地にひれ伏していろ」
奴の怒りまかせの拳がオレの顔面に入る。オレは人外の馬鹿力によって吹き飛び、大通りに倒れ伏す。不幸中の幸いだったのが深夜を超えて、すでに未明の時刻になっており、人がいなかったことだろう。
「ようやく、死んだか」
倒れたままで、起きあがろうとしないオレを遠目で見て奴はそんなことを言い、シルメリアのもとに歩いて行く。
体が痛くて、起き上がれない。本当にまずい状況だと思う。
だが、現状の把握は辛うじてできている。運のいいことにオレの地獄耳が奴の独り言を拾えているのだ。そして、ハンターギルドの依頼で鍛え抜いたオレの遠くまで見渡せる目。これらからある程度は情報が確保できている。
「男の血など美味しくない。しかも筋肉もまともにない不死者など。クソだ!!」
ああ、そうか。それで奴はご機嫌斜めなのかとオレがそう思っていたら、
「起きろ、くそ野郎!」
とデミトンが言うとシルメリアはその命令に反応するように目を開けてから立ち上がり、彼に微笑みかける。
ああ、あのシルメリアが美形を前に妄言を言わないなんて、ありえない。つまり、もうオレの知っているシルメリアはすでにいないんだろうな。
「そこに横になれ」
吸血鬼の眷属に成り果てたのか彼女は奴の命令の通りに路地に横たわる。
「よくも我を謀ったな! これはその罰だ!!」
そう言うなり、デミトンが突如として眩しく光り出す。そして、何か奴が呪文を唱えるが人間のオレには奴がなにをいっているのかわからない。
ただ、わかるのは奴の術でシルメリアが苦悶の表情を浮かべていると言うことだけだ。
泣き叫ぶシルメリアを呆然と見ていると小柄だったシルメリアの身体がさらに小さくなっているように感じる。いったい、どういうことだ!?
「苦しめ! そして、後でたっぷりと我を楽しませろ!!」
そう言って、微笑むデミトン。かなりの時間が経過したと思う。オレはそんな光景を呆然と見ていた。
「ちょっと、サイゾウ。シルメリアが苦しんでいるわよ? そろそろ助けましょうよ」
突然のその声にオレは後ろを振り向く。すると、そこにはアラクネがいつのまにか立っていた。
「アラクネ!? って、あれは途中から入って大丈夫な呪いなのか?」
オレは彼女に言われて、そのことにようやく気が付いた。気が動転でもしていたのだろうか。なぜ、シルメリアが吸血鬼に呪術を使われている光景を呆然と見ていたのだろう。
その事実を情けないがオレは認めたくなかった。だから、オレは、それを誤魔化すためにアラクネに呪術について質問をした。
「むしろ、今のタイミングがシルメリアにとってはいいかも。あなたはそれを狙っていたのではないのね?」
「そんな訳ないだろ。そろそろデミトンをブン殴ってシルメリアを助けた方がいいような気がしてきたぞ!」
「あら? いつものサイゾウなら何も考えずにそうしていたでしょ?」
私はあなたのことを何でも知っているのだからと言わんばかりの笑みはムカつく。でも、今は彼女が横にいることはとても心強く感じる。
「それに私のような高位の魔物は吸血鬼ごときに何をされても操られないわ。だから、同じように生まれながら膨大な力を持っていたシルメリアもきっと大丈夫よ」
そう言って微笑むアラクネ。彼女の意見を聞いてオレは笑顔になる。
「よし、今からオレ、シルメリアを取り戻してくるよ。援護を頼めるか?」
「もちろんよ。私を誰だと思っているの?」
「オレが大好きなアラクネ様だな」
オレが戯けて、そう口走ると、
「もう、こんな場面でからかわないで!」
と言った後に彼女は顔を真っ赤にして恨めしげにこちらを睨んできた。その姿も本当に可愛いと思ったが時間が惜しいので、そのことを口に出すのは控えることにしよう。
本当に残念だ。残念だが、まずはシルメリアを助けないとな。オレは落とした杖を素早く拾い、大通りを全力で駆け抜けた。そして、先ほどまでいた細い路地に入った後、
「隙だらけなんだよ!!」
と言って吸血鬼の脳天に杖を叩き込んだ。奴は突然のことで対応できずにオレの攻撃をもろに受けて路地に倒れた。だが、やはり強靭な肉体を持つ吸血鬼。頭をおさえてすぐに立ち上がる。
「バカな!? おまえはオレの攻撃を頭に受けて死んだはずだ!!」
確かに頭をこいつに殴られたら普通の人は死ぬだろう。だが、オレは普通じゃない。自分よりも強大な魔物、膨大な数の魔物を相手に生き延びた伝説のハンターだ。
「アラクネ、シルメリアを回収してくれ!」
「あら? 何を言っているのかしら。もう、ここにいるわよ」
どうやら、アラクネはオレがやりたかったことを察していたようだ。ありがたい。
「私は彼女を安全な場所に連れて行くから、ここからは去るけど。あそこで私を睨む変態を抑え込んでおいてね」
蜘蛛の糸を遠くの建物に吐き。それを掴んで、たぐり寄せるような動きをしながら彼女はシルメリアを担いで、去っていた。
「待て! 我の眷属を連れて行くな!」
デミトンは焦ったようにそう言って、アラクネを追いかけようとするがそうは問屋が卸さないだろ。オレは再び奴の頭に杖を叩き込む。
「お前の相手はオレだ。最初からそうだったろ?」
痛みで顔を歪ませる吸血鬼。今度は倒れることはなかった。だが、奴の視線はオレに釘付けだ。
「追いかけっこの続きをしよう。人間と吸血鬼の生死をかけたな」
オレはそう言って奴に微笑む。さぁ、ここからが本当の勝負だ。町中であっても誰もいない未明の刻、人と吸血鬼の追いかけっこはこうして再開したのであった。
「シルメリアから離れろ! この化け物が!!」
オレが放った拳を当たる寸前のとこで、受け止めるデミトン。奴は口元に血を滴らせて微笑む。その笑みはどこかイタズラが成功した子供のようであった。
「フハハ、人間は脆弱だな。サイゾウ、貴様もそう思わないか? フフフ、新たなる眷属の誕生だ! 歓喜せよ!」
高笑いする吸血鬼を見て、やるせない気持ちがオレを支配する。彼女の白くて綺麗な右肩に二つの噛み跡が見える。間に合わなかった。オレはシルメリアを救えなかったのだ。
「すまない、シルメリア!」
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「くそ! ああ、もうオレの声が届かないのか」
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「いつまで、オレの拳を掴んでいる気だ。放せ!!」
だが、いつまでも、彼女に囚われている訳にはいかない。奴が握るオレの手を無理矢理に引き離した後、オレは奴を睨みつける。
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そんな状態になった者を生きていると言って良いのだろうか。いや、そんなのは死んだのと同じだろう。
すまない、シルメリア。オレはおまえのことは嫌いではなかった。そんな君がこんな風にいなくなるなんて…
オレが悲しさで圧し潰されそうになっているとデミトンが急に怒鳴り散らしはじめた。
「ふざけるな!! なんだこの味は!? まずい、実に不味い!!」
そう言った後、奴は唾を吐き捨て、忌々しげにシルメリアを投げ捨てた。そのまま路上に転がった彼女は、やはり起き上がりもしないで伏せたままであった。いったい、何があったのだろうか。
オレがそんなことを思って見ていたら奴はおもむろにシルメリアを睨みつけ、
「この血は女じゃない! それどころか! 人間ですらないだろ!!」
とそんなことを言い出した。
「そう言えばあまりの美しさに忘れていたがこの元聖女様は男でゾンビだったな」
彼女を持ったことが人生で1度もないオレにはこの紛い物の元聖女様の色香でもキツいのだ。性別を忘れても仕方ないだろう。だが、人の血を吸うことを生業とした魔物が間違えるか?
「人間の性別を間違えるって本当に目がついているのか? 吸血鬼って本当にバカなの?」
素直なオレが憎い。思ったことを素直に言ってしまったことで、吸血鬼がますます怒り出した。
「うるさいぞ。雑魚は大地にひれ伏していろ」
奴の怒りまかせの拳がオレの顔面に入る。オレは人外の馬鹿力によって吹き飛び、大通りに倒れ伏す。不幸中の幸いだったのが深夜を超えて、すでに未明の時刻になっており、人がいなかったことだろう。
「ようやく、死んだか」
倒れたままで、起きあがろうとしないオレを遠目で見て奴はそんなことを言い、シルメリアのもとに歩いて行く。
体が痛くて、起き上がれない。本当にまずい状況だと思う。
だが、現状の把握は辛うじてできている。運のいいことにオレの地獄耳が奴の独り言を拾えているのだ。そして、ハンターギルドの依頼で鍛え抜いたオレの遠くまで見渡せる目。これらからある程度は情報が確保できている。
「男の血など美味しくない。しかも筋肉もまともにない不死者など。クソだ!!」
ああ、そうか。それで奴はご機嫌斜めなのかとオレがそう思っていたら、
「起きろ、くそ野郎!」
とデミトンが言うとシルメリアはその命令に反応するように目を開けてから立ち上がり、彼に微笑みかける。
ああ、あのシルメリアが美形を前に妄言を言わないなんて、ありえない。つまり、もうオレの知っているシルメリアはすでにいないんだろうな。
「そこに横になれ」
吸血鬼の眷属に成り果てたのか彼女は奴の命令の通りに路地に横たわる。
「よくも我を謀ったな! これはその罰だ!!」
そう言うなり、デミトンが突如として眩しく光り出す。そして、何か奴が呪文を唱えるが人間のオレには奴がなにをいっているのかわからない。
ただ、わかるのは奴の術でシルメリアが苦悶の表情を浮かべていると言うことだけだ。
泣き叫ぶシルメリアを呆然と見ていると小柄だったシルメリアの身体がさらに小さくなっているように感じる。いったい、どういうことだ!?
「苦しめ! そして、後でたっぷりと我を楽しませろ!!」
そう言って、微笑むデミトン。かなりの時間が経過したと思う。オレはそんな光景を呆然と見ていた。
「ちょっと、サイゾウ。シルメリアが苦しんでいるわよ? そろそろ助けましょうよ」
突然のその声にオレは後ろを振り向く。すると、そこにはアラクネがいつのまにか立っていた。
「アラクネ!? って、あれは途中から入って大丈夫な呪いなのか?」
オレは彼女に言われて、そのことにようやく気が付いた。気が動転でもしていたのだろうか。なぜ、シルメリアが吸血鬼に呪術を使われている光景を呆然と見ていたのだろう。
その事実を情けないがオレは認めたくなかった。だから、オレは、それを誤魔化すためにアラクネに呪術について質問をした。
「むしろ、今のタイミングがシルメリアにとってはいいかも。あなたはそれを狙っていたのではないのね?」
「そんな訳ないだろ。そろそろデミトンをブン殴ってシルメリアを助けた方がいいような気がしてきたぞ!」
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そう言って微笑むアラクネ。彼女の意見を聞いてオレは笑顔になる。
「よし、今からオレ、シルメリアを取り戻してくるよ。援護を頼めるか?」
「もちろんよ。私を誰だと思っているの?」
「オレが大好きなアラクネ様だな」
オレが戯けて、そう口走ると、
「もう、こんな場面でからかわないで!」
と言った後に彼女は顔を真っ赤にして恨めしげにこちらを睨んできた。その姿も本当に可愛いと思ったが時間が惜しいので、そのことを口に出すのは控えることにしよう。
本当に残念だ。残念だが、まずはシルメリアを助けないとな。オレは落とした杖を素早く拾い、大通りを全力で駆け抜けた。そして、先ほどまでいた細い路地に入った後、
「隙だらけなんだよ!!」
と言って吸血鬼の脳天に杖を叩き込んだ。奴は突然のことで対応できずにオレの攻撃をもろに受けて路地に倒れた。だが、やはり強靭な肉体を持つ吸血鬼。頭をおさえてすぐに立ち上がる。
「バカな!? おまえはオレの攻撃を頭に受けて死んだはずだ!!」
確かに頭をこいつに殴られたら普通の人は死ぬだろう。だが、オレは普通じゃない。自分よりも強大な魔物、膨大な数の魔物を相手に生き延びた伝説のハンターだ。
「アラクネ、シルメリアを回収してくれ!」
「あら? 何を言っているのかしら。もう、ここにいるわよ」
どうやら、アラクネはオレがやりたかったことを察していたようだ。ありがたい。
「私は彼女を安全な場所に連れて行くから、ここからは去るけど。あそこで私を睨む変態を抑え込んでおいてね」
蜘蛛の糸を遠くの建物に吐き。それを掴んで、たぐり寄せるような動きをしながら彼女はシルメリアを担いで、去っていた。
「待て! 我の眷属を連れて行くな!」
デミトンは焦ったようにそう言って、アラクネを追いかけようとするがそうは問屋が卸さないだろ。オレは再び奴の頭に杖を叩き込む。
「お前の相手はオレだ。最初からそうだったろ?」
痛みで顔を歪ませる吸血鬼。今度は倒れることはなかった。だが、奴の視線はオレに釘付けだ。
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