触手系な彼女と半吸血鬼な彼氏の性事情

琴葉悠

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二人の視点

その笑顔に弱い~順序がおかしいけど~

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「……」

 マンションの一室で目を覚まします。
 先輩がいない事に物足りなさを感じつつ、起きるとスマートフォンが鳴りました。
 先輩でした。

「はい、もしもし」
『今どこに居る?』
「自分の借りてるマンションですよ」
『はぁ、それなら良かった』
「どうしたんです?」
『朝起きたら君がいなかったから不安で。呼び出しとかあるんじゃないかと』
「あーこれからあるかもしれませんね」
『そんな怖い事言わないでくれ』
 先輩は不安そうな声をしています。
「大丈夫ですよ、ちょっくら昨日の件で警察に行ってくるだけです」
『本当に?』
「本当です、講義の後、それが終わったら先輩のマンションに行きますから」
『分かった、待っている』

 電話を切ると、次の電話が鳴ります。
 お偉いさんからです。

『やぁ、マナちゃん』
「どうも、署長さん」
『今回の件、お手柄だったよ、余罪がボロボロでてきてね』
「あーはい、そうですか」
『詳しい話をしたいから、警察によってくれないかい、講義終わったらでいいから』
「はい」
『頼むよ』

 電話を切り、ふぅと息をすると私は大学に行く準備とお泊まりの準備をして、朝食を軽く取り、大学へ向かった。
 今日の講義は二つ、連続午前それを済ませるととっとこと、警察署へと向かう。
 連絡は既に入っているようで、お偉いさん方と、先輩のお父さんが居たことにちょっと驚いた。
「おお、マナさん、警察から連絡がありました。息子を守ってくださったのですね」
「当然です、結婚前提にお付き合いさせていただいている大事な方ですから」
「マナさんにそう言っていただけて私は嬉しい限りです」
 先輩のお父さん安心したように泣いてた。
「それで、余罪があると聞きましたが」
主犯格レイアが気になった男が付き合っていると実行犯達が男を無理矢理人質にして女を犯して別れさせていたり、そういう動画を撮って文句を言えなくしていたそうです」
「で、その方々も訴えると」
「はい、捕まったのならもう我慢しないと」
「それに禁忌的行為をやっていましたから、そうとう重い罰になるでしょうね」
「そうですね、触手族に手を出した時点で重罪確定ですから」
「そうなのかね?」
「そうなんですよ、実は。これは内密に」
「分かったとも」
 それから色々と話をして、夕刻頃先輩のマンションを訪問しました。

「マナ!」
 先輩が私が部屋に入ってくると起き上がった駆け寄り、抱きしめてきた。
「もう、先輩、苦しいですよ」
 私が苦笑すると、先輩は慌てて離れた。
「す、すまない。予想より遅かったから……」
「お偉いさんの話を聞かされてましてね、正直耳タコですよ。あ、この間捕まった連中余罪がゴロゴロでてきたので執行猶予はつかなさそうですよ」
「そうか……それは良かった」
「真面目に勉強してればいいのに、あの女の取り巻きになったが最期悪事から逃れられなくなった……なんて惨めな、親御さんが可哀想ですね」
「マナ……」
「すみません、こんな話しちゃって」
「いや、マナが無事ならいい」
「先輩……なんかやつれてません?」
「ああ、講義を終えた後中々君が来なくて不安で……」
「ありゃ」
 先輩に電話入れれば良かったとちょっと後悔してます。
「分かりました、では、たっぷり甘やかさせていただきますね」
「ああ……本当かい?」
「ええ、勿論です」
 先輩はうっとりした表情で呟いた。


 いつも通りお風呂場へ行き、裸になって浴槽に入る。
 胸から下を触手にして、先輩を抱きしめる。
「ああ……落ち着く」
「それは良かったです」
 そう言ってキスしあう私と先輩。
 何度目かのキスか分からないけど、そう多くはないキスだと思います。
 性行為の時しかしないのが残念ですけども。
 そうして、触手の体液で柔らかくなったアナルにゆっくりと触手を入れていく。
「おっあっ」
 ぬちゅぬちゅと音を立てて、奥まで入り出るを繰り返す。
「っう──‼」
 どぷりと精液が触手の中に吐き出されます。

 うまうま。

「っはぁ、あ、ぁあ」
 声を上げる先輩、いつ見ても艶っぽくて可愛くてたまらないです。
 でも、いじわるはしません。
 たくさん気持ちよく、心地よい気分になって貰うだけです。

 ぬちゅぬちゅと、出し入れを繰り返し、前立腺も擦り、体も優しくタッチして、キスもして一杯一杯愛します。

「お゛ぁああ──‼」

 勢いがなくなってきました。
 ちょっと目一杯愛しすぎましたかな?
 ナカに液体を吐き出して、ずるりと触手を抜きます。

「先輩、大丈夫ですか?」
「ああ……大丈夫、だ」
「ごめんなさい、ちょっとヤりすぎました。次回はもうちょっと優しくします」
「大丈夫……すごく、幸せだから」

 もう、先輩って優しすぎなんですから。

 触手から体を元に戻して、浴槽から上がり、シャワーを浴びて、体を拭いて、先輩の体を拭くのも手伝って、寝間着に着替えて今日はお泊まり。
 寝間着持ってきて良かった。

「マナ、一緒に寝てくれ……」
「はい、先輩」
 先輩一人だと広いベッドに一緒に寝ます。
「怖くて寝られない……」
「昨日あんなことがあったばかりですからね」
 私はそう言って先輩の頭を優しく撫でます。
 先輩は落ち着いた表情を浮かべました。
「よしよし……」
 先輩の頭を撫でながら、私は先輩の額にキスをします。
 すると、先輩は少し不服そうな顔をしました。
「どうしました?」
「キスは口にして欲しい……」

 ああ、もう!
 可愛くてたまらないです‼

 私はそれをぐっと押し込めて、微笑み口にキスをしました。
 すると、幸せそうな顔をして先輩は眠り始めました。
 私も、目をつぶり、そして眠りに落ちました。




 朝、目を覚ますと先輩は私を抱きしめながら眠っていました。
「……先輩、起きてください、朝ですよ」
「もうちょっとだけ……こうしていたい……」
 時計を見て、まだ時間的に余裕があったので私は苦笑して言いました。
「もうちょっとだけですよ」
「うん……」

 そして時間的に起きた方がいい時刻になったので起こします。
「先輩ー朝ですよー、遅刻しちゃいますよー」
「うん……」
 先輩は目を覚まし、私の匂いを嗅ぎます。
「ああ、落ち着く……」
「落ち着いて眠っちゃだめですよ」
「うん……」
 寝起きの先輩可愛いなぁと思いつつ、口には出しません。
 私は身なりを整えて、先輩に血液パックを私、私はお泊まり用に持ってきた触手族用の液体食料を口にしました。
「では、私は先に──」
「待ってくれ、一緒に、行こう」
「はい?」
 先輩の突然の言葉に私は思わずたずねてしまいました。

 もしかして、公認彼女として一緒に行くとか?

「これからは一緒に居たい、時間が許す限り」

 公認彼女キター!
 いや、今までも公認彼女というか婚約者なんだから順序が逆というかおかしかっただけですよ私!

「だめ、か?」
「だめじゃないです、一緒に登校しましょう」

 そう言うと先輩は幸せそうに笑いました。
 うーん、この笑顔には弱いんですよね。





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