25 / 33
二人の視点
その笑顔に弱い~順序がおかしいけど~
しおりを挟む「……」
マンションの一室で目を覚まします。
先輩がいない事に物足りなさを感じつつ、起きるとスマートフォンが鳴りました。
先輩でした。
「はい、もしもし」
『今どこに居る?』
「自分の借りてるマンションですよ」
『はぁ、それなら良かった』
「どうしたんです?」
『朝起きたら君がいなかったから不安で。呼び出しとかあるんじゃないかと』
「あーこれからあるかもしれませんね」
『そんな怖い事言わないでくれ』
先輩は不安そうな声をしています。
「大丈夫ですよ、ちょっくら昨日の件で警察に行ってくるだけです」
『本当に?』
「本当です、講義の後、それが終わったら先輩のマンションに行きますから」
『分かった、待っている』
電話を切ると、次の電話が鳴ります。
お偉いさんからです。
『やぁ、マナちゃん』
「どうも、署長さん」
『今回の件、お手柄だったよ、余罪がボロボロでてきてね』
「あーはい、そうですか」
『詳しい話をしたいから、警察によってくれないかい、講義終わったらでいいから』
「はい」
『頼むよ』
電話を切り、ふぅと息をすると私は大学に行く準備とお泊まりの準備をして、朝食を軽く取り、大学へ向かった。
今日の講義は二つ、連続午前それを済ませるととっとこと、警察署へと向かう。
連絡は既に入っているようで、お偉いさん方と、先輩のお父さんが居たことにちょっと驚いた。
「おお、マナさん、警察から連絡がありました。息子を守ってくださったのですね」
「当然です、結婚前提にお付き合いさせていただいている大事な方ですから」
「マナさんにそう言っていただけて私は嬉しい限りです」
先輩のお父さん安心したように泣いてた。
「それで、余罪があると聞きましたが」
「主犯格が気になった男が付き合っていると実行犯達が男を無理矢理人質にして女を犯して別れさせていたり、そういう動画を撮って文句を言えなくしていたそうです」
「で、その方々も訴えると」
「はい、捕まったのならもう我慢しないと」
「それに禁忌的行為をやっていましたから、そうとう重い罰になるでしょうね」
「そうですね、触手族に手を出した時点で重罪確定ですから」
「そうなのかね?」
「そうなんですよ、実は。これは内密に」
「分かったとも」
それから色々と話をして、夕刻頃先輩のマンションを訪問しました。
「マナ!」
先輩が私が部屋に入ってくると起き上がった駆け寄り、抱きしめてきた。
「もう、先輩、苦しいですよ」
私が苦笑すると、先輩は慌てて離れた。
「す、すまない。予想より遅かったから……」
「お偉いさんの話を聞かされてましてね、正直耳タコですよ。あ、この間捕まった連中余罪がゴロゴロでてきたので執行猶予はつかなさそうですよ」
「そうか……それは良かった」
「真面目に勉強してればいいのに、あの女の取り巻きになったが最期悪事から逃れられなくなった……なんて惨めな、親御さんが可哀想ですね」
「マナ……」
「すみません、こんな話しちゃって」
「いや、マナが無事ならいい」
「先輩……なんかやつれてません?」
「ああ、講義を終えた後中々君が来なくて不安で……」
「ありゃ」
先輩に電話入れれば良かったとちょっと後悔してます。
「分かりました、では、たっぷり甘やかさせていただきますね」
「ああ……本当かい?」
「ええ、勿論です」
先輩はうっとりした表情で呟いた。
いつも通りお風呂場へ行き、裸になって浴槽に入る。
胸から下を触手にして、先輩を抱きしめる。
「ああ……落ち着く」
「それは良かったです」
そう言ってキスしあう私と先輩。
何度目かのキスか分からないけど、そう多くはないキスだと思います。
性行為の時しかしないのが残念ですけども。
そうして、触手の体液で柔らかくなったアナルにゆっくりと触手を入れていく。
「おっあっ」
ぬちゅぬちゅと音を立てて、奥まで入り出るを繰り返す。
「っう──‼」
どぷりと精液が触手の中に吐き出されます。
うまうま。
「っはぁ、あ、ぁあ」
声を上げる先輩、いつ見ても艶っぽくて可愛くてたまらないです。
でも、いじわるはしません。
たくさん気持ちよく、心地よい気分になって貰うだけです。
ぬちゅぬちゅと、出し入れを繰り返し、前立腺も擦り、体も優しくタッチして、キスもして一杯一杯愛します。
「お゛ぁああ──‼」
勢いがなくなってきました。
ちょっと目一杯愛しすぎましたかな?
ナカに液体を吐き出して、ずるりと触手を抜きます。
「先輩、大丈夫ですか?」
「ああ……大丈夫、だ」
「ごめんなさい、ちょっとヤりすぎました。次回はもうちょっと優しくします」
「大丈夫……すごく、幸せだから」
もう、先輩って優しすぎなんですから。
触手から体を元に戻して、浴槽から上がり、シャワーを浴びて、体を拭いて、先輩の体を拭くのも手伝って、寝間着に着替えて今日はお泊まり。
寝間着持ってきて良かった。
「マナ、一緒に寝てくれ……」
「はい、先輩」
先輩一人だと広いベッドに一緒に寝ます。
「怖くて寝られない……」
「昨日あんなことがあったばかりですからね」
私はそう言って先輩の頭を優しく撫でます。
先輩は落ち着いた表情を浮かべました。
「よしよし……」
先輩の頭を撫でながら、私は先輩の額にキスをします。
すると、先輩は少し不服そうな顔をしました。
「どうしました?」
「キスは口にして欲しい……」
ああ、もう!
可愛くてたまらないです‼
私はそれをぐっと押し込めて、微笑み口にキスをしました。
すると、幸せそうな顔をして先輩は眠り始めました。
私も、目をつぶり、そして眠りに落ちました。
朝、目を覚ますと先輩は私を抱きしめながら眠っていました。
「……先輩、起きてください、朝ですよ」
「もうちょっとだけ……こうしていたい……」
時計を見て、まだ時間的に余裕があったので私は苦笑して言いました。
「もうちょっとだけですよ」
「うん……」
そして時間的に起きた方がいい時刻になったので起こします。
「先輩ー朝ですよー、遅刻しちゃいますよー」
「うん……」
先輩は目を覚まし、私の匂いを嗅ぎます。
「ああ、落ち着く……」
「落ち着いて眠っちゃだめですよ」
「うん……」
寝起きの先輩可愛いなぁと思いつつ、口には出しません。
私は身なりを整えて、先輩に血液パックを私、私はお泊まり用に持ってきた触手族用の液体食料を口にしました。
「では、私は先に──」
「待ってくれ、一緒に、行こう」
「はい?」
先輩の突然の言葉に私は思わずたずねてしまいました。
もしかして、公認彼女として一緒に行くとか?
「これからは一緒に居たい、時間が許す限り」
公認彼女キター!
いや、今までも公認彼女というか婚約者なんだから順序が逆というかおかしかっただけですよ私!
「だめ、か?」
「だめじゃないです、一緒に登校しましょう」
そう言うと先輩は幸せそうに笑いました。
うーん、この笑顔には弱いんですよね。
14
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!
柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる