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第零章 プロローグ~愛とはなにか~
第一話 悪魔
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闇夜、暗き聖堂を埋め尽くすほどの黒装束の女、男、獣人、半魔…
そして、その全員が膝まづいた。
空けられた道をコツコツと音を鳴らしながら男が歩いてくる。
いや、男というのには華奢で髪も長いが、男なのだ。
中央の豪華な椅子に彼は座ると、1人の女が言葉を発した。
「お帰りなさいませ。アク様」
…もうやだ!胃が痛い!
帰りたい!なんなの!
もうなんでこうなったんだよー!
◇◇◇◇◇
クラシックマッハバッカーン!(謎)
なんと転生してしまっていたのだ!
そう!The!王道!
トラックに轢かれたのだ!
くっそ痛いで?あれ。
もう表現できないが、死ぬほど痛かった。
死んだけど。
まぁとにかく転生したのだ。
The王道になんか中世っぽいところに。
誰に転生したのかって?
カネモチ・アクトク・リョウシュ。
それが俺が転生した身体の名前だ。
父はアクって呼ぶ。
普通リョウシュとかじゃない…?
まぁ、かなりそういう所はルーズな世界のようだ。
え?なんか不穏な単語が混じってるって…?
やだなぁ…そんなわけないじゃん。
とりあえず金持ちの領主の息子に生まれた。
しかもお父さんがめっちゃ溺愛してくる。
1ヶ月のお小遣いが30万ザークだぞ!
ザークはこの世界のお金の単位だ。円と一緒の価値。
つまり30万円♡♡♡!
しかもねだればもっとくれる。
お父さん大好き!とか言うと鼻の下伸ばしてにっこりしてる。
父の名前はカネモチ・ハラグロ・リョウシュだ。
母がもう死去しているので寂しいのもあるのだろう…
でも母の事が超好きだったみたいで愛人とか2人目の妻とか全然ない。
いい人じゃん。名前で判断しちゃダメだよ。
そしてこの世界には奴隷というものが存在する。
超テンション上がるぅー!
俺は奴隷が欲しい。
そしてもう5歳になる。
もう適齢だろ!
美少女奴隷を買う!
これは男達の夢!
「お父さん。奴隷ってどれくらいするの?」
「うーん。訳ありでも100万は…良い奴だと1000万はくだらんなぁ…」
え?やっば!
美少女だと1000万は余裕なの!?
「なんでそんなに高いの?」
「そりゃあ、人の命だからね。安い訳が無いよ。まぁ、ほとんど人じゃないが。だが亜人だろうと命の重さは変わらん」
いい人。
「奴隷売人といえば悪く言う人も多いけどな。ちゃんと人は見てるんだぞ?傷つけたりする人にはうれないんだ」
思ったよりシビアなんだな。
まぁ、さすがに1000万とかは払えない。
だが全くもって問題では無いのだ。
可哀想な奴隷を買っていい暮らしさせてありがとうございます!!って言われて…
フハハハハハハ!!
勝った!計画通り!(妄想)
「奴隷市場に連れてって」
「うん?奴隷が欲しいのか?まあたしかに1人くらいお前に付く使用人がいた方がいいか」
うっしゃ!
大好きだよ父!
フハハハハハハ!!!
・
・
・
「うん?どの奴隷が欲しい?どれでもいいぞ?」
いきなり1番高いVIP部屋に…
まじ何者なの?いや、四大貴族らしいけど。
「どうせなら高いのがいいだろう?」
びっくりしてる俺にそう言ってくる。
数億っていう値段が付けられてるなぁ…
青空が綺麗だ。
「いや、自分のお小遣いで買える範囲で」
「そうか!初めてのお使い!いやぁ!それならそうだな!」
こいつ…親バカにも程があるだろう?
これが世界一物騒な初めてのお使い…
これがこの世界の普通ならちょっと家に帰りたい…
俺の予算は100万ちょっと。
もっと小遣いあるだろうって?
馬鹿だなぁ。
安けりゃ安いほどいいんだよ。
欠損とかが多いしな。助けたら余計感謝させる。
だが欠損だらけで使えないやつにお礼を言われてもな…
ということで最高等回復液を買ったのだ。
体の欠損などをほとんど戻せるポーションだ。
ポーションとか見るとやっぱり異世界だなという感じがする。
お値段3000万ザーク!
お父さんに買ってもらった。
総資産いくらなの?まじで。
そんな高くないと思ってねだり、普通に渡されたからそんなに高くないんだろーな!って思ってたらえぐい値段だった。
俺が立派になったら必ず返すからっ!
100万ほどの奴隷がある場所に移動する。
できるだけ欠損してるのがいいな。
「こんなグロいの大丈夫か?それにこんな欠損奴隷じゃ使えないぞ?動けないものも多い」
そのために最高等回復液を買ったんだよ。
この世界の人からしたら最初から3000万くらいの奴隷買えよ!って感じだろうが…
俺は転生者なので。
それに欠損奴隷とか言うからすげぇやばい所に入れられてるんかと思ったら安アパートの狭い所位のところにいるぞ?
まぁ、たくさんの人と一緒にいて相部屋なのでプライベートは無いかもしれないが。
案外奴隷って暮らし良いんだなぁ。
どんどん奥に進んでいく。
「おい、ここからは本格的に…その…廃棄される予定のところだぞ?」
やっぱり奴隷はそういうのもあるらしい。
好都合だ。
恩を売りやすい。
一生働かせてやる。
最強の労働力だよ!
廃棄予定の所に入ってから一気に部屋が汚くなった。
「廃棄って?」
「もう売れなくて餌にされるものだ…その、」
若干躊躇いながら父は答える。
ふーん。まぁどうでもいいけど。
可哀想であればあるほど感謝は大きくなる。
そのうち、ある部屋にたどり着いた。
そこには凄い奴隷がいた。
身体の右半分に黒い紋章が出ていて、目は赤く充血しており、髪はほとんどなく、肌は紫色に変色仕掛けている少女の奴隷だった。
「これはなんでこんなことになっているの?」
「…それは、おそらく、死欠病だろう。末期だ。もう時期死ぬ。伝染ることは無いから安心していい」
最高だな。
美少女かはイマイチ分からないけど少なくとも一生分の恩を売れるし、労働力くらいにはなるだろう。
とりあえずこういうので信用出来る仲間を増やして置くのに損は無い。
安いし。
でも、ハイエクシサー使うのを考えると高いか?
まぁ、父の金だしいいだろ。
「これ、買った」
「は?」
「これにするよ。父さん」
◇◇父視点◇◇
愛した妻が死んだ。
残ったのは私と息子だけだった。
この息子を愛そうと、そう決めた。
私の息子は、かなり変わっていた。
大人びている…とも言えるかもしれない。
生まれて初めて話したかと思ったらこの世界の事を沢山聞いてくる。
よく図書館にも入り浸り、いまや私よりも物知りかもしれない。
そして、寂しくなってしまった私が愛人でも作ろうかと思っていた時、息子はじぃっとこっちを見つめてきて、
「お父さんは愛人も浮気もしなくて誠実だね」
と言われた。
偶然…なのだろうか。
心を見透かされたような気分だった。
私はその日、絶対愛人いらん!と心に誓ったものだ。
そんな息子が急に奴隷が欲しいと言い出した。
驚いたものだがたしかに奴隷が1人くらいいた方がいいかもしれない。
最高級の所に連れていくとお小遣いで買いたいらしい。
子供らしい所を久しぶりに見た気がする。
大人びていて子供と相手をしてる気分じゃなかったのだ。
初めてのお使いだなぁ~と少しホンワカした。
はずなのに。
息子は欠損奴隷の方へ行き、廃棄奴隷のところまで来た。
何故。
何故。
「これはなんでこんなことになっているの?」
これ。
人だと思っていないのだろう。
末期の病気にかかっている奴隷をみて息子はそう言う。
本当に、子供だとは思えない。
ただ、領主となるなら、偉くなるならば、これくらいの器が必要なのかもしれない。
私はほとんど妻に頼っていたせいで今は現状維持が精一杯。
妻は、天才だった。
普通の領主だったはずの私はいつの間にか4大貴族にまで上りつめた。
皆、私の功績だという。
全ては、妻の功績だった。
思えば、息子は妻に似ている。
珍しい黒髪に赤目というだけでなく、性格もだ。
天才。
かれは、きっと領主の才能も溢れているのだろう。
もしかしたら、今までほとんど箱入り状態にして極力人に合わせなかったのも、妻のように死んでしまうのが怖かったのかもしれない。
「これ、買った」
耳を疑った。
興味本位で聞いたのだと。そう思っていたのに。
「は?」
「これにするよ。父さん」
そして、にっこりと笑った。
ただ、いつものように愛おしくでは無く、その笑みは狂おしく見えた。
もしかして…お前も、怪物側の人間だとでも言うのか?
そして、その全員が膝まづいた。
空けられた道をコツコツと音を鳴らしながら男が歩いてくる。
いや、男というのには華奢で髪も長いが、男なのだ。
中央の豪華な椅子に彼は座ると、1人の女が言葉を発した。
「お帰りなさいませ。アク様」
…もうやだ!胃が痛い!
帰りたい!なんなの!
もうなんでこうなったんだよー!
◇◇◇◇◇
クラシックマッハバッカーン!(謎)
なんと転生してしまっていたのだ!
そう!The!王道!
トラックに轢かれたのだ!
くっそ痛いで?あれ。
もう表現できないが、死ぬほど痛かった。
死んだけど。
まぁとにかく転生したのだ。
The王道になんか中世っぽいところに。
誰に転生したのかって?
カネモチ・アクトク・リョウシュ。
それが俺が転生した身体の名前だ。
父はアクって呼ぶ。
普通リョウシュとかじゃない…?
まぁ、かなりそういう所はルーズな世界のようだ。
え?なんか不穏な単語が混じってるって…?
やだなぁ…そんなわけないじゃん。
とりあえず金持ちの領主の息子に生まれた。
しかもお父さんがめっちゃ溺愛してくる。
1ヶ月のお小遣いが30万ザークだぞ!
ザークはこの世界のお金の単位だ。円と一緒の価値。
つまり30万円♡♡♡!
しかもねだればもっとくれる。
お父さん大好き!とか言うと鼻の下伸ばしてにっこりしてる。
父の名前はカネモチ・ハラグロ・リョウシュだ。
母がもう死去しているので寂しいのもあるのだろう…
でも母の事が超好きだったみたいで愛人とか2人目の妻とか全然ない。
いい人じゃん。名前で判断しちゃダメだよ。
そしてこの世界には奴隷というものが存在する。
超テンション上がるぅー!
俺は奴隷が欲しい。
そしてもう5歳になる。
もう適齢だろ!
美少女奴隷を買う!
これは男達の夢!
「お父さん。奴隷ってどれくらいするの?」
「うーん。訳ありでも100万は…良い奴だと1000万はくだらんなぁ…」
え?やっば!
美少女だと1000万は余裕なの!?
「なんでそんなに高いの?」
「そりゃあ、人の命だからね。安い訳が無いよ。まぁ、ほとんど人じゃないが。だが亜人だろうと命の重さは変わらん」
いい人。
「奴隷売人といえば悪く言う人も多いけどな。ちゃんと人は見てるんだぞ?傷つけたりする人にはうれないんだ」
思ったよりシビアなんだな。
まぁ、さすがに1000万とかは払えない。
だが全くもって問題では無いのだ。
可哀想な奴隷を買っていい暮らしさせてありがとうございます!!って言われて…
フハハハハハハ!!
勝った!計画通り!(妄想)
「奴隷市場に連れてって」
「うん?奴隷が欲しいのか?まあたしかに1人くらいお前に付く使用人がいた方がいいか」
うっしゃ!
大好きだよ父!
フハハハハハハ!!!
・
・
・
「うん?どの奴隷が欲しい?どれでもいいぞ?」
いきなり1番高いVIP部屋に…
まじ何者なの?いや、四大貴族らしいけど。
「どうせなら高いのがいいだろう?」
びっくりしてる俺にそう言ってくる。
数億っていう値段が付けられてるなぁ…
青空が綺麗だ。
「いや、自分のお小遣いで買える範囲で」
「そうか!初めてのお使い!いやぁ!それならそうだな!」
こいつ…親バカにも程があるだろう?
これが世界一物騒な初めてのお使い…
これがこの世界の普通ならちょっと家に帰りたい…
俺の予算は100万ちょっと。
もっと小遣いあるだろうって?
馬鹿だなぁ。
安けりゃ安いほどいいんだよ。
欠損とかが多いしな。助けたら余計感謝させる。
だが欠損だらけで使えないやつにお礼を言われてもな…
ということで最高等回復液を買ったのだ。
体の欠損などをほとんど戻せるポーションだ。
ポーションとか見るとやっぱり異世界だなという感じがする。
お値段3000万ザーク!
お父さんに買ってもらった。
総資産いくらなの?まじで。
そんな高くないと思ってねだり、普通に渡されたからそんなに高くないんだろーな!って思ってたらえぐい値段だった。
俺が立派になったら必ず返すからっ!
100万ほどの奴隷がある場所に移動する。
できるだけ欠損してるのがいいな。
「こんなグロいの大丈夫か?それにこんな欠損奴隷じゃ使えないぞ?動けないものも多い」
そのために最高等回復液を買ったんだよ。
この世界の人からしたら最初から3000万くらいの奴隷買えよ!って感じだろうが…
俺は転生者なので。
それに欠損奴隷とか言うからすげぇやばい所に入れられてるんかと思ったら安アパートの狭い所位のところにいるぞ?
まぁ、たくさんの人と一緒にいて相部屋なのでプライベートは無いかもしれないが。
案外奴隷って暮らし良いんだなぁ。
どんどん奥に進んでいく。
「おい、ここからは本格的に…その…廃棄される予定のところだぞ?」
やっぱり奴隷はそういうのもあるらしい。
好都合だ。
恩を売りやすい。
一生働かせてやる。
最強の労働力だよ!
廃棄予定の所に入ってから一気に部屋が汚くなった。
「廃棄って?」
「もう売れなくて餌にされるものだ…その、」
若干躊躇いながら父は答える。
ふーん。まぁどうでもいいけど。
可哀想であればあるほど感謝は大きくなる。
そのうち、ある部屋にたどり着いた。
そこには凄い奴隷がいた。
身体の右半分に黒い紋章が出ていて、目は赤く充血しており、髪はほとんどなく、肌は紫色に変色仕掛けている少女の奴隷だった。
「これはなんでこんなことになっているの?」
「…それは、おそらく、死欠病だろう。末期だ。もう時期死ぬ。伝染ることは無いから安心していい」
最高だな。
美少女かはイマイチ分からないけど少なくとも一生分の恩を売れるし、労働力くらいにはなるだろう。
とりあえずこういうので信用出来る仲間を増やして置くのに損は無い。
安いし。
でも、ハイエクシサー使うのを考えると高いか?
まぁ、父の金だしいいだろ。
「これ、買った」
「は?」
「これにするよ。父さん」
◇◇父視点◇◇
愛した妻が死んだ。
残ったのは私と息子だけだった。
この息子を愛そうと、そう決めた。
私の息子は、かなり変わっていた。
大人びている…とも言えるかもしれない。
生まれて初めて話したかと思ったらこの世界の事を沢山聞いてくる。
よく図書館にも入り浸り、いまや私よりも物知りかもしれない。
そして、寂しくなってしまった私が愛人でも作ろうかと思っていた時、息子はじぃっとこっちを見つめてきて、
「お父さんは愛人も浮気もしなくて誠実だね」
と言われた。
偶然…なのだろうか。
心を見透かされたような気分だった。
私はその日、絶対愛人いらん!と心に誓ったものだ。
そんな息子が急に奴隷が欲しいと言い出した。
驚いたものだがたしかに奴隷が1人くらいいた方がいいかもしれない。
最高級の所に連れていくとお小遣いで買いたいらしい。
子供らしい所を久しぶりに見た気がする。
大人びていて子供と相手をしてる気分じゃなかったのだ。
初めてのお使いだなぁ~と少しホンワカした。
はずなのに。
息子は欠損奴隷の方へ行き、廃棄奴隷のところまで来た。
何故。
何故。
「これはなんでこんなことになっているの?」
これ。
人だと思っていないのだろう。
末期の病気にかかっている奴隷をみて息子はそう言う。
本当に、子供だとは思えない。
ただ、領主となるなら、偉くなるならば、これくらいの器が必要なのかもしれない。
私はほとんど妻に頼っていたせいで今は現状維持が精一杯。
妻は、天才だった。
普通の領主だったはずの私はいつの間にか4大貴族にまで上りつめた。
皆、私の功績だという。
全ては、妻の功績だった。
思えば、息子は妻に似ている。
珍しい黒髪に赤目というだけでなく、性格もだ。
天才。
かれは、きっと領主の才能も溢れているのだろう。
もしかしたら、今までほとんど箱入り状態にして極力人に合わせなかったのも、妻のように死んでしまうのが怖かったのかもしれない。
「これ、買った」
耳を疑った。
興味本位で聞いたのだと。そう思っていたのに。
「は?」
「これにするよ。父さん」
そして、にっこりと笑った。
ただ、いつものように愛おしくでは無く、その笑みは狂おしく見えた。
もしかして…お前も、怪物側の人間だとでも言うのか?
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