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第壱章 偽聖女~空と宇宙の境界はどこにあるか~
第三十七話 大きな力
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──
「エイリ、初見殺しが絶対いるから気をつけろ」
「しょけん?ごろし?」
「まぁ、最初だったら絶対に死ぬって事。ゲームと違ってコンティニュー出来ないからな」
彼は少し笑う。
私がまだ幼いのもあるのかもしれないがアク様の話はいつも難しい。
「だからそういう時のための保険を持っとかなくちゃいけないんだ」
「例えばなんですか?」
「それは自分で考えろ」
少し、意地悪だ。
──
やはり、あの人の言うことはいつも正しい。恐ろしい程に。
「『影傀儡交代』」
私は影の中に落ちた。
そして私がいた場所には影が立ち、影が死んだ。
1日に1度だけ使える、絶対に避けれる魔法。
影と入れ替わる絶避。
これであいつはもう何も出来ない…となればいいが恐らくそんなことは無いだろう。
初見殺しと言うだけで今までの功績は獲得できるものでは無い。
対人用には強力だがあれよりも早いスピードで避けられれば意味が無い。
ゴーレムなどには効かないし…
寧ろここからが本番だと思っていいだろう。
影に入ったまま地面を移動する。
そしてエアクにすぐに中に突入するように命令する。
勿論他のメンバーも送って貰う。
私一人じゃあいつ一人相手にするだけで手一杯だ。
他のメンバーであの量のラウンライトを捌き切れるか…エアクがいるなら不可能では無い。
ならば私はカアクに集中しなければ…
幸い私の戦い方はあいつに合っている。
「『煙幕』」
そう唱えれば影の外には煙幕ができる。
魔力探知までも遮断する優れものだ。
「な!」
「うわぁ!」
「なにが!」
エアクが到着したようだ。
「小癪だ。『地面揺らす風剣』」
煙幕が晴れ、地面が抉れ、強制的に影から出させられる。
ただ、その技は隙が大きすぎる。
「なっ!?」
瞬時に間合いをつめ、腕を…
「 First release。『加速』」
ありえない速度で避けられる。
だけど今ので理解した。
「貴方はもうあの技を使えないようですね」
「…よく分かったな」
あのレベルの攻撃を出すのに何の縛りがないわけが無い。
「さしずめ…同じ人に一度しか使えない…でしょうか?」
初見殺しならば意味を持たない制約。
─────
「ボスはな、大体何段階か進化する」
「ぼすとは何でしょう?」
「え?まぁ強いやつの事だ」
少し困った顔をするアク様に自分の知識の無さが恥ずかしい。
「そういう奴はな、大体自分の力を封印して死にそうになった瞬間解放していくんだ!だから殺したと思って油断したら死ぬぞ!」
「何故わざわざ封印するのでしょう?初めから強くすればいいのに…」
「…っ!?え、えっと…いつも封印することで力が増すんだよ!多分…」
「私もそういうのができた方がいいでしょうか…」
「かっこいいと思うぞ!…あっ!思い出した!あれだ!強い能力を使う時とかそれに条件を付けたり代償を設けることで力が増す、『〇〇と〇〇』」(自主規制)
────
そしてあの動きの変わり方を見るに本来の自分の実力を封印することによって解放した時に更なる力をだす何らかの魔法…!
アク様の知識は本当に凄い!
ならばまだ何段階かあると考えておいた方がいい。
スピードを上げよう。
「『人形劇場』」
私は12人になる。
勿論本物は一つだが。
「『影海』」
全員が影に潜り、高速で移動する。
そして一斉に切りかかった。
「 Second release。『守護』」
硬くなった皮膚に剣が弾かれる。
もっと鋭いものに変えるほかないか。
もう一度潜って…
「お前を認めよう」
彼の雰囲気が変わる。
「 Third release。『攻撃』、 Fourth release。『範囲』」
ダメだ!
「エアク!全員をこの部屋の端に飛ばして守って!」
「にゃ!」
「燃え尽きろ。Last release 『不死鳥』」
音が無くなった。
「エイリ、初見殺しが絶対いるから気をつけろ」
「しょけん?ごろし?」
「まぁ、最初だったら絶対に死ぬって事。ゲームと違ってコンティニュー出来ないからな」
彼は少し笑う。
私がまだ幼いのもあるのかもしれないがアク様の話はいつも難しい。
「だからそういう時のための保険を持っとかなくちゃいけないんだ」
「例えばなんですか?」
「それは自分で考えろ」
少し、意地悪だ。
──
やはり、あの人の言うことはいつも正しい。恐ろしい程に。
「『影傀儡交代』」
私は影の中に落ちた。
そして私がいた場所には影が立ち、影が死んだ。
1日に1度だけ使える、絶対に避けれる魔法。
影と入れ替わる絶避。
これであいつはもう何も出来ない…となればいいが恐らくそんなことは無いだろう。
初見殺しと言うだけで今までの功績は獲得できるものでは無い。
対人用には強力だがあれよりも早いスピードで避けられれば意味が無い。
ゴーレムなどには効かないし…
寧ろここからが本番だと思っていいだろう。
影に入ったまま地面を移動する。
そしてエアクにすぐに中に突入するように命令する。
勿論他のメンバーも送って貰う。
私一人じゃあいつ一人相手にするだけで手一杯だ。
他のメンバーであの量のラウンライトを捌き切れるか…エアクがいるなら不可能では無い。
ならば私はカアクに集中しなければ…
幸い私の戦い方はあいつに合っている。
「『煙幕』」
そう唱えれば影の外には煙幕ができる。
魔力探知までも遮断する優れものだ。
「な!」
「うわぁ!」
「なにが!」
エアクが到着したようだ。
「小癪だ。『地面揺らす風剣』」
煙幕が晴れ、地面が抉れ、強制的に影から出させられる。
ただ、その技は隙が大きすぎる。
「なっ!?」
瞬時に間合いをつめ、腕を…
「 First release。『加速』」
ありえない速度で避けられる。
だけど今ので理解した。
「貴方はもうあの技を使えないようですね」
「…よく分かったな」
あのレベルの攻撃を出すのに何の縛りがないわけが無い。
「さしずめ…同じ人に一度しか使えない…でしょうか?」
初見殺しならば意味を持たない制約。
─────
「ボスはな、大体何段階か進化する」
「ぼすとは何でしょう?」
「え?まぁ強いやつの事だ」
少し困った顔をするアク様に自分の知識の無さが恥ずかしい。
「そういう奴はな、大体自分の力を封印して死にそうになった瞬間解放していくんだ!だから殺したと思って油断したら死ぬぞ!」
「何故わざわざ封印するのでしょう?初めから強くすればいいのに…」
「…っ!?え、えっと…いつも封印することで力が増すんだよ!多分…」
「私もそういうのができた方がいいでしょうか…」
「かっこいいと思うぞ!…あっ!思い出した!あれだ!強い能力を使う時とかそれに条件を付けたり代償を設けることで力が増す、『〇〇と〇〇』」(自主規制)
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そしてあの動きの変わり方を見るに本来の自分の実力を封印することによって解放した時に更なる力をだす何らかの魔法…!
アク様の知識は本当に凄い!
ならばまだ何段階かあると考えておいた方がいい。
スピードを上げよう。
「『人形劇場』」
私は12人になる。
勿論本物は一つだが。
「『影海』」
全員が影に潜り、高速で移動する。
そして一斉に切りかかった。
「 Second release。『守護』」
硬くなった皮膚に剣が弾かれる。
もっと鋭いものに変えるほかないか。
もう一度潜って…
「お前を認めよう」
彼の雰囲気が変わる。
「 Third release。『攻撃』、 Fourth release。『範囲』」
ダメだ!
「エアク!全員をこの部屋の端に飛ばして守って!」
「にゃ!」
「燃え尽きろ。Last release 『不死鳥』」
音が無くなった。
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