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十月
消えた絵画 4
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「案外、人がいますね」
図書室に至る途中で、神森が呟くように言う。実地検分はしていないようだ。
「そっちから食堂に行けるし、図書室も開いてれば使う人もいるから、完全に無人ってことはないと思う」
「確かにそうですね……氷川くんが帰る際、図書室には図書委員がいたんですよね」
「うん。カウンターで仕事してる人と、返却された本を片付けてる人がいたよ。ほら、テスト期間中は図書室閉まるけど、返却だけは受け付けてるでしょ。だから、テストの最終日は片付ける本が多いんだって」
「なるほど……それでも、一人は常にカウンターにいたなら、出入りは確認されていますね」
神森ががらりと図書室の戸を開く。出入り口は一箇所で、カウンターからよく見える位置だ。これは盗難防止を兼ねているのだというが、それについては心理効果しかない気がする。もしも盗むなら、書架の間で鞄に詰め込むだろうから。
「図書室に隠したって線はないと思うよ。カウンセリングルームもね」
「ですね」
「もしかして、俺のこと疑った?」
「氷川くん個人を、というわけではありませんが、可能性は検討しました。失礼いたしました」
冗談半分に訊ねると、素直な肯定と謝罪が返ってきた。不本意だが仕方がない。神森はあの絵をとても好きだったようだから、あらゆる可能性を検討するだろう。
「誤解がとけたならそれでいいよ。色々考えるのは当然だし」
「ええ、ですが、こうなると本当に分かりませんね。人気がないのは講堂でしょうが、二階まで見つからずに降り、講堂までたどり着けたとしても、その後寮に着くまで誰とも会わないのは難しいでしょう」
「そうだね、庭園で園芸部が活動してるか、散歩してる人がいるか、駐車場でも誰かに会う可能性はあるし、寮なんてなおさら人がいるし」
道順をイメージしながら話すと、神森も大きく頷く。そもそも学校というのは、人知れず行動するには不向きな施設なのだ。校舎からの出入り口は、南校舎の学生玄関と職員・来客用玄関の他に、保健室の近くに簡素な戸口が設けられている。これは校庭や部活棟で何かあったらすぐに保健室に駆け込めるようにあるもので、要するにどの出入り口でも人目につくのは変わらない。一番人の出入りが少ないのは講堂の玄関口だろうが、こちらは庭園に向かって開かれている上、すぐ隣に駐車場がある。体育館の一階にあるシャワー室も外から出入りできるが、体育館施設は美術室からは行きづらい。
「とりあえず、返すだけ返したら講堂まで回ってみようか。一緒に行くよね」
「実地検分ですね。行きましょう」
今日は新しいものを借りていくつもりはない。先日借りたDVDを返却して、すぐに図書室を出た。鞄を開けたついでに確認したスマートフォンを胸ポケットに落とし、周囲を見回す。図書室にも廊下にも、まだ生徒の姿が多くある。文化祭の準備に精を出しているのかもしれない。
「神森くんのクラスは、文化祭は何するの?」
「宮城県の民謡に関する展示だそうです。B組はどうするんですか?」
「福島の伝統工芸品に関する展示。民謡って面白そうだね」
別に赤べこが悪いわけではないし、起き上がり小法師も有名だが、品物が小さいので地味と言えば地味だ。それに対して音のある民謡はなんだか華やかなイメージがある。しかし神森は首を捻った。
「民謡って面白いですか? 全国どこでも似たようなものでしょう」
「え、違うと思うよ。といっても俺は民謡は造形深くないけどね。民謡テクノみたいなのやってるユニットが面白くて、ちょっと興味持ったくらいで」
「そうなんですか。東北の民謡といえば会津磐梯山と青森のじょんがら節しか知らなかったので、勉強にはなりましたけど……生徒会の仕事を優先しがちなので、相変わらずろくに知らないんですよね」
「それは……宮城の手前と奥だね」
なんとも形容しがたく、どうにかそれだけ言う。神森も苦笑した。特別教室棟を二階まで降りて、講堂に通じる渡り廊下へ向かう。校舎内には人が多くいたが、こちらは廊下から人気がない。
「がらんとしてるね。ここまで来れたら、この廊下は簡単にパスできそう」
「問題は、誰にも会わずにここまで来られるかですけれどね」
「難しいかな」
話し声や足音が反響するような気がする。短い渡り廊下を抜けて、講堂に入った。食堂は三階と四階なので、行事以外で二階が使用されることはまずない。ためしにホールの扉に触れると、鍵が掛かっているのか動かなかった。
「ちゃんと施錠されてるね」
「清掃が大変なので、行事の際以外は施錠しているはずです。鍵は事務室で管理していますが、全部の扉を確かめますか?」
氷川を通り越して一つ先の扉を押してみてから、神森が振り返る。照明が入っていないため、北側の窓からの明かりだけではいささか薄暗く感じた。
「もしここに隠したとしても、土曜日の午後と、日曜日と月曜日が休校だったから、その間に持ち出されてると思う。確かめるのは悪くないけど、無駄足じゃないかな」
「同感です」
追いつきながら話す氷川に同意して、神森がこめかみを押さえて目を伏せる。
「色々考えていたら頭が痛くなってきました……」
「え、ちょっと、大丈夫?」
「普段ろくに使ってないせいですからお気遣いなく。一通り扉を見てから行きましょう」
自虐なのかフォロー待ちなのか分からない台詞をさらりと言って、神森が歩みを再開する。切り返すタイミングを失って、氷川は慌ててその後を追った。
結果として、二階、三階、一階全ての階のホールの扉を見たが、どれ一つとして鍵の開いたものはなかった。ロビーのソファや観葉植物の陰、果ては壁に飾られた絵画の裏側までチェックしてようやく納得がいったのか、神森は残念そうに肩を落とした。神森は実は天然なんだろうか、こういう捜索は失くなったその日にやるのがセオリーだろうに。
「やはりないですね」
「まあ、俺だったらとっくに持ち出してるな……納得したなら行こうよ」
手にしていたスマートフォンを仕舞ってから、神森を促して講堂の扉に手をかける。取っ手を押し、引き、そして氷川は神森を振り返った。彼は思い出したように両手を叩いた。
「そういえば、使わない日はここの扉は開いていないんでした」
「無駄足じゃんか……」
つい恨みがましい表情になってしまった氷川から、神森が視線をそらした。申し訳なさそうに目を伏せる。
「すみません」
「や、俺が無知で考えが甘かっただけだし」
神森のことを責めるつもりはない。考えてみればありそうなことだ。そう思って言った氷川に、神森はいいえと、硬い声で否定を返した。あるいはそれは、拒絶だったかもしれない。
「神森くん?」
「僕は知っていました。あなたが本当に知らないのか、確かめたかっただけなんです」
苦しげに言われて、氷川は視線を落とした。疑いが晴れていなかったのだと思えば、気持ちは自然と沈んでしまう。
「そんなに俺、怪しいかな」
「いいえ、氷川くんが知らないことは、多くの生徒が把握していないことだと思いまして。ですが確かに無駄足でした。申し訳ありません」
どこまで本心か分からない説明をされて、氷川は軽く眉をひそめる。ほとんどの生徒――つまり、犯人が講堂の扉が施錠されていることを知らなかったとして、それが何になるだろう。誰も知らないが出入りできる場所があるならば逃走経路の特定に繋がるが、あまり知られていないが出入りできない場所があった所で、引き返しているところを誰かに目撃されてでもいなければ何にもならない。氷川が無知を露呈しただけだ。
氷川はかぶりを振って、ソファに腰を下ろした。大きく開かれたガラス越しに、庭園の様子がよく見えた。
「神森くんって、推理小説とか読まないタイプ? サスペンスやミステリ映画とかでもいいけど」
謝罪に答えないまま訊ねると、神森は片眉を上げた。そして氷川が座っているのと同じソファに、半人分程度のスペースを空けて腰を下ろす。
「読まないし、見ませんね。何故です?」
「ミステリファンっぽい考え方や、行動じゃなかったから」
「非合理的という意味ですか?」
気を悪くした様子もなく、神森が首を傾げる。氷川は色づき始めた光に照らされる庭園を眺めて、目を細めた。
「はっきり言えばそうなるね。俺の知り合いのミステリ好きは、探偵の真似事が大好きでさ、論理思考の塊だから」
「そうですか。まあ僕は頭も良くないですし、そういうのは向いてないんでしょうね」
苦笑した神森が、窓の外へ視線を向ける。木の葉がオレンジ色を帯びて輝いている。
「神森くんのこと、頭悪いなんて思ったことないけどな。むしろ話してて、育ちいいんだろうなって感じする」
「敬語だからですか」
「それもあるけど、真面目だからかな。きちんとしてるなって感じ?」
「それはありがとうございます。真面目できちんとしていたら、今頃ちゃんと生徒会室で仕事をしてたんですけれどね」
神森が可笑しそうに言う。やはり、生徒会は忙しい時期のようだ。サボりたくなるほど、あの絵が気になっているのか。そういえば、と氷川は立ち上がった。
「氷川くん?」
「神森くん、生徒会室戻るよね?」
「ええ、そのつもりですが」
「その前に悪いんだけど、二箇所、付き合って欲しいんだ」
氷川は庭園から視線を引き剥がし、神森を見る。彼はまだソファに座ったまま、少し驚いたように氷川を見上げていた。黒い瞳が、ゆっくりとまたたく。そして彼は立ち上がった。
「ええ、失礼のお詫びにお供させていただきます」
図書室に至る途中で、神森が呟くように言う。実地検分はしていないようだ。
「そっちから食堂に行けるし、図書室も開いてれば使う人もいるから、完全に無人ってことはないと思う」
「確かにそうですね……氷川くんが帰る際、図書室には図書委員がいたんですよね」
「うん。カウンターで仕事してる人と、返却された本を片付けてる人がいたよ。ほら、テスト期間中は図書室閉まるけど、返却だけは受け付けてるでしょ。だから、テストの最終日は片付ける本が多いんだって」
「なるほど……それでも、一人は常にカウンターにいたなら、出入りは確認されていますね」
神森ががらりと図書室の戸を開く。出入り口は一箇所で、カウンターからよく見える位置だ。これは盗難防止を兼ねているのだというが、それについては心理効果しかない気がする。もしも盗むなら、書架の間で鞄に詰め込むだろうから。
「図書室に隠したって線はないと思うよ。カウンセリングルームもね」
「ですね」
「もしかして、俺のこと疑った?」
「氷川くん個人を、というわけではありませんが、可能性は検討しました。失礼いたしました」
冗談半分に訊ねると、素直な肯定と謝罪が返ってきた。不本意だが仕方がない。神森はあの絵をとても好きだったようだから、あらゆる可能性を検討するだろう。
「誤解がとけたならそれでいいよ。色々考えるのは当然だし」
「ええ、ですが、こうなると本当に分かりませんね。人気がないのは講堂でしょうが、二階まで見つからずに降り、講堂までたどり着けたとしても、その後寮に着くまで誰とも会わないのは難しいでしょう」
「そうだね、庭園で園芸部が活動してるか、散歩してる人がいるか、駐車場でも誰かに会う可能性はあるし、寮なんてなおさら人がいるし」
道順をイメージしながら話すと、神森も大きく頷く。そもそも学校というのは、人知れず行動するには不向きな施設なのだ。校舎からの出入り口は、南校舎の学生玄関と職員・来客用玄関の他に、保健室の近くに簡素な戸口が設けられている。これは校庭や部活棟で何かあったらすぐに保健室に駆け込めるようにあるもので、要するにどの出入り口でも人目につくのは変わらない。一番人の出入りが少ないのは講堂の玄関口だろうが、こちらは庭園に向かって開かれている上、すぐ隣に駐車場がある。体育館の一階にあるシャワー室も外から出入りできるが、体育館施設は美術室からは行きづらい。
「とりあえず、返すだけ返したら講堂まで回ってみようか。一緒に行くよね」
「実地検分ですね。行きましょう」
今日は新しいものを借りていくつもりはない。先日借りたDVDを返却して、すぐに図書室を出た。鞄を開けたついでに確認したスマートフォンを胸ポケットに落とし、周囲を見回す。図書室にも廊下にも、まだ生徒の姿が多くある。文化祭の準備に精を出しているのかもしれない。
「神森くんのクラスは、文化祭は何するの?」
「宮城県の民謡に関する展示だそうです。B組はどうするんですか?」
「福島の伝統工芸品に関する展示。民謡って面白そうだね」
別に赤べこが悪いわけではないし、起き上がり小法師も有名だが、品物が小さいので地味と言えば地味だ。それに対して音のある民謡はなんだか華やかなイメージがある。しかし神森は首を捻った。
「民謡って面白いですか? 全国どこでも似たようなものでしょう」
「え、違うと思うよ。といっても俺は民謡は造形深くないけどね。民謡テクノみたいなのやってるユニットが面白くて、ちょっと興味持ったくらいで」
「そうなんですか。東北の民謡といえば会津磐梯山と青森のじょんがら節しか知らなかったので、勉強にはなりましたけど……生徒会の仕事を優先しがちなので、相変わらずろくに知らないんですよね」
「それは……宮城の手前と奥だね」
なんとも形容しがたく、どうにかそれだけ言う。神森も苦笑した。特別教室棟を二階まで降りて、講堂に通じる渡り廊下へ向かう。校舎内には人が多くいたが、こちらは廊下から人気がない。
「がらんとしてるね。ここまで来れたら、この廊下は簡単にパスできそう」
「問題は、誰にも会わずにここまで来られるかですけれどね」
「難しいかな」
話し声や足音が反響するような気がする。短い渡り廊下を抜けて、講堂に入った。食堂は三階と四階なので、行事以外で二階が使用されることはまずない。ためしにホールの扉に触れると、鍵が掛かっているのか動かなかった。
「ちゃんと施錠されてるね」
「清掃が大変なので、行事の際以外は施錠しているはずです。鍵は事務室で管理していますが、全部の扉を確かめますか?」
氷川を通り越して一つ先の扉を押してみてから、神森が振り返る。照明が入っていないため、北側の窓からの明かりだけではいささか薄暗く感じた。
「もしここに隠したとしても、土曜日の午後と、日曜日と月曜日が休校だったから、その間に持ち出されてると思う。確かめるのは悪くないけど、無駄足じゃないかな」
「同感です」
追いつきながら話す氷川に同意して、神森がこめかみを押さえて目を伏せる。
「色々考えていたら頭が痛くなってきました……」
「え、ちょっと、大丈夫?」
「普段ろくに使ってないせいですからお気遣いなく。一通り扉を見てから行きましょう」
自虐なのかフォロー待ちなのか分からない台詞をさらりと言って、神森が歩みを再開する。切り返すタイミングを失って、氷川は慌ててその後を追った。
結果として、二階、三階、一階全ての階のホールの扉を見たが、どれ一つとして鍵の開いたものはなかった。ロビーのソファや観葉植物の陰、果ては壁に飾られた絵画の裏側までチェックしてようやく納得がいったのか、神森は残念そうに肩を落とした。神森は実は天然なんだろうか、こういう捜索は失くなったその日にやるのがセオリーだろうに。
「やはりないですね」
「まあ、俺だったらとっくに持ち出してるな……納得したなら行こうよ」
手にしていたスマートフォンを仕舞ってから、神森を促して講堂の扉に手をかける。取っ手を押し、引き、そして氷川は神森を振り返った。彼は思い出したように両手を叩いた。
「そういえば、使わない日はここの扉は開いていないんでした」
「無駄足じゃんか……」
つい恨みがましい表情になってしまった氷川から、神森が視線をそらした。申し訳なさそうに目を伏せる。
「すみません」
「や、俺が無知で考えが甘かっただけだし」
神森のことを責めるつもりはない。考えてみればありそうなことだ。そう思って言った氷川に、神森はいいえと、硬い声で否定を返した。あるいはそれは、拒絶だったかもしれない。
「神森くん?」
「僕は知っていました。あなたが本当に知らないのか、確かめたかっただけなんです」
苦しげに言われて、氷川は視線を落とした。疑いが晴れていなかったのだと思えば、気持ちは自然と沈んでしまう。
「そんなに俺、怪しいかな」
「いいえ、氷川くんが知らないことは、多くの生徒が把握していないことだと思いまして。ですが確かに無駄足でした。申し訳ありません」
どこまで本心か分からない説明をされて、氷川は軽く眉をひそめる。ほとんどの生徒――つまり、犯人が講堂の扉が施錠されていることを知らなかったとして、それが何になるだろう。誰も知らないが出入りできる場所があるならば逃走経路の特定に繋がるが、あまり知られていないが出入りできない場所があった所で、引き返しているところを誰かに目撃されてでもいなければ何にもならない。氷川が無知を露呈しただけだ。
氷川はかぶりを振って、ソファに腰を下ろした。大きく開かれたガラス越しに、庭園の様子がよく見えた。
「神森くんって、推理小説とか読まないタイプ? サスペンスやミステリ映画とかでもいいけど」
謝罪に答えないまま訊ねると、神森は片眉を上げた。そして氷川が座っているのと同じソファに、半人分程度のスペースを空けて腰を下ろす。
「読まないし、見ませんね。何故です?」
「ミステリファンっぽい考え方や、行動じゃなかったから」
「非合理的という意味ですか?」
気を悪くした様子もなく、神森が首を傾げる。氷川は色づき始めた光に照らされる庭園を眺めて、目を細めた。
「はっきり言えばそうなるね。俺の知り合いのミステリ好きは、探偵の真似事が大好きでさ、論理思考の塊だから」
「そうですか。まあ僕は頭も良くないですし、そういうのは向いてないんでしょうね」
苦笑した神森が、窓の外へ視線を向ける。木の葉がオレンジ色を帯びて輝いている。
「神森くんのこと、頭悪いなんて思ったことないけどな。むしろ話してて、育ちいいんだろうなって感じする」
「敬語だからですか」
「それもあるけど、真面目だからかな。きちんとしてるなって感じ?」
「それはありがとうございます。真面目できちんとしていたら、今頃ちゃんと生徒会室で仕事をしてたんですけれどね」
神森が可笑しそうに言う。やはり、生徒会は忙しい時期のようだ。サボりたくなるほど、あの絵が気になっているのか。そういえば、と氷川は立ち上がった。
「氷川くん?」
「神森くん、生徒会室戻るよね?」
「ええ、そのつもりですが」
「その前に悪いんだけど、二箇所、付き合って欲しいんだ」
氷川は庭園から視線を引き剥がし、神森を見る。彼はまだソファに座ったまま、少し驚いたように氷川を見上げていた。黒い瞳が、ゆっくりとまたたく。そして彼は立ち上がった。
「ええ、失礼のお詫びにお供させていただきます」
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