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文月凉太
文化祭 一日目
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開会式を終えて、生徒達が講堂から校舎棟へ戻っていく。ダークグレイの制服の群れは、やはり数が揃うと蟻の行列じみている。髪が黒いからだろうか。混雑を避けたくて、一階のロビーに設置されたソファに座って人が捌けるのを待っていると、スマートフォンが振動した。
今どこにいるのか。はぐれてしまった文月から、居場所を尋ねる連絡だった。
講堂棟のロビーにいる。端的に返して、ソファにもたれる。今日はどうしよう。ポケットに入れてきたプログラムを広げて、溜息を吐いた。楽しそうだが、人が多いと気疲れする。人間の根本なんて、環境が変わった所で変化はしないのだ。
「開会早々休憩か」
隣に座った文月が、呆れたように言った。
「探してくれた?」
「少し」
「文月くん、文化祭どうするの。誰かと見て回るの」
「当番の時間以外は……おまえは?」
返答を曖昧に濁して、文月が問いかけをこちらに投げ返す。氷川は手にしたプログラムを畳んだ。
「適当に……今日の夕方は橘くん達と練習するし、体育館も下見がてら覗きたいけど、予定らしい予定はそれくらいかな」
「誰かと回る予定は?」
「誰かって?」
問い返してから、自分が文月に同じ事を訊いたばかりだったと思い出した。誰か、という曖昧な定義は予防線に似ている。相手の交友関係や予定を把握していなくて、既に予定が立っていて当たり前だろうと受け入れるための。
文月が目を眇めた。
「誰でも。橘や戸田たちとか」
「そういう予定はないよ」
橘はまだしも、戸田たちとはそこまで親しくもない。そして橘は今日は実行委員会本部の店番で、自由時間はほとんどないらしい。
「横峰とか、野分や神森とか、川口たちとか。色々いるだろ」
「それもないなあ」
横峰は、夏山シーズンが終わって活動再開が許可されたワンゲル部の展示に出ずっぱりらしい。野分と神森は実行委員会本部とクラスの当番で、見学する時間はろくに確保できなさそうだと嘆いていた。川口たちは五人で動くだろう。彼らは基本的に川口さえいればいいという集まりなので、増減はするだろうが。
各々詳しく説明まではしなかったが、文月はそうかと頷いて、顎に指を当てた。
「なら、一緒に回るか」
氷川は目をまたたいた。
「俺と?」
「嫌か? おまえ、ひとりのほうが気楽そうだし」
「嫌じゃないよ。別にそんなに、ひとりが好きとかでもないし……多分」
曖昧に語尾を濁したのは、嘘をついた自覚があったからだ。氷川は一人でいることが苦痛ではない人間だ。呼吸しやすい相手とならば一緒にいてもいいが、空気が合わない相手と動くくらいなら一人がいい。大勢で騒ぐより、静かな空間のほうが好ましい。
ただし、いつでも、というわけではない。とても身勝手で我儘だが、誰かといたほうが楽しい時だってある。たとえばこんな、浮き立った空気に支配された空間とか。素晴らしい映画を見た後、誰か同じ感性の相手とその感動を分かち合いたい時もある。感情に由来するその濃淡が不誠実なものに感じて、それならばずっとひとりでいたほうが、他者に負担がかからないと考えてしまうだけだ。
文月はそんな氷川の心中など知るはずもない。ただ、分かったような分からないような相槌を打って、腰を上げた。
「いいなら、行こう。ぐずぐずしてるとすぐ一日終わるから」
「うん」
「何見たいとかあるか?」
「これといってないけど……お勧めは?」
人の少なくなった渡り廊下へ向かいながら、プログラムを広げ直す。校舎棟と講堂棟、体育館が催し物に使われている場所だ。ただし体育館は午前中は準備時間で、開場は昼過ぎになる。横から覗き込んだ文月が、そうだなあと目を細めた。
「映画部の上映会は、これ終わったらDVDにして図書室に寄贈されるから見なくてもいいだろ。他部の部誌もだいたいそうだし。当日しか見られないもんって多くないんだよな。発表系のも映像撮ってDVDにしてるし……各クラスの展示と、あとパソコンクラブのロボットか……いや、演劇とか吹奏楽とかDVDじゃ本物より劣るか……?」
考えながら喋っているのか、文月がゆっくりと候補を挙げていく。正直なところ、なんでもよかった。ただ、文月が真剣に考えているのが興味深くて、それが自分のためかと思えば申し訳なくも嬉しかった。
男だらけの演劇部の劇を見て、パソコンクラブのロボットに感心し、茶道部のお点前をいただいた。
午後になって橘たちと合流し、六人で体育館を覗いたが、そこはなかなか筆舌に尽くしがたい光景が広がっていた。やはり知人友人がステージに上がると思えば盛り上がってしまうのが人情なのか、広い体育館は熱気に満ちている。騒音公害を考慮して窓は開けられないが、クーラーは入っているはずだ。しかし、まるで夏のように暑く、スモークも焚いていないのに蒸気で肌がべたりとする。橘たちの助言でジャケットは脱いできたものの、それでもなお不快だ。
「男限定、だなあ、まさに」
ハンカチで鼻と口を押さえた橘が、うんざりした風にぼやく。シートの敷かれたフロアは私服姿の生徒が多い。というより、半袖Tシャツの生徒が多い。現在はAステージで演奏中で、演者たちは制服だった。ネクタイの色が多色なので、学年混交だ。ドラム、ベース、ギター、キーボード。ベーシストが上手――向かって右側にいるのが珍しい。
氷川が感想を述べると、棚橋が頷いた。
「俺は下手がいい。上手にいるとアイコンタクトしづらい」
「誰と?」
「ドラムと」
な、と言われて、戸田がそうだねと頷く。氷川にはよく分からないが、そういうものなのかと納得だけした。橘はフロアを突っ切って、Bステージの上手側最前列に潜り込む。薄暗いライトの中で、セッティング作業をしているのが見えた。
「三十分で撤収と設営するから、撤収五分、設営十分。割と忙しいよなあ」
棚橋が溜息をついた。その肩を、倉本が軽く叩く。
「前の組が五分で撤収してくれればな。とにかく、ドラムさえ形になればなんとかなる」
「まあ、普通のイベントも転換時間は十五分くらいだし……普通はもっと人手があるけど」
ステージ上で動いている人数を数えて、橘が首筋を撫でた。
「ドラムライザーがあればなあ……」
「使うスペースがあればな」
「だよねえ」
「とりあえず、人手は確保できてるから、なんとかなるよ」
戸田がステージに手を置いて告げる。思わず振り返った氷川たちを見上げて、戸田はにこりと微笑んだ。
「明後日出演の後輩に、手伝うから手伝ってって頼んでオッケーもらった」
「そっか、そうすれば良かったのか」
「ギブアンドテイクだな……俺も後で頼んでおこう」
棚橋が感心したように言い、倉本は一度取り出したスマートフォンを仕舞った。ライブイベント中、体育館内は携帯電話の使用は禁止されている。
「前のバンドに話して、撤収作業にも入って貰えればそれだけ早くセッティングに取りかかれるし、チェックする時間も作れるでしょ。だからちょっと早めに来て待機するつもり」
「なあ」
しばらく黙って軽音部員と橘の会話に耳を傾けていた文月が、控えめに声をかける。視線の先は、薄闇の中でセッティング中のドラムセットだ。ハイハットの位置を細かく調整している。
「俺も手伝おうか。細かい作業は無理でも、物を運ぶくらいはできる」
その提案に、棚橋が喜色を浮かべ、戸田が顔をしかめた。
「あ、じゃあ……」
「いいよ、やらなくて」
ほとんど同時に、真逆のことを言って、棚橋と戸田が顔を見合わせた。棚橋が先に口を開く。
「どうして」
「手伝って貰ったら、袖にいてもらうことになるでしょ。ライブは正面から見るもんだよ」
「所詮文化祭バンドだろ」
「それでも、袖で見るのと下で見るのじゃ違うよ。僕は文月くんにはお客さんとして見て欲しいんだ」
そう言って、戸田は何故か氷川に視線を向ける。氷川は首を捻ったあと、頷いた。実のところどちらでも良かったが、戸田の言葉には説得力があった。そういうものなのだろうと思わせるような、経験に裏打ちされた自信が感じられた。
文月は納得していない表情で、わかったとうなずいた。
二ステージほど見て、体育館を後にした。たった三バンドなのに、アイドル系、スクリーモ系、歌謡曲のコピーと節操がなかった。それでも盛り上がれるフロアは多分、音楽の系統など何でもいいのだろう。
クラス展示の当番だからと教室に戻る文月と別れ、戸田達に連れられて部活棟に向かった。部活棟は展示には使っておらず、施錠されているが、軽音部の部室を押さえてあるのだという。時間は三時から五時までの二時間。五時からは次の組が練習をするから、時間までに片付けまで終わらせる必要がある。
「部員特権ってやつだ」
ブレイク部分の練習を繰り返す合間に、倉本が言った。ということは、吹奏楽部の部室では、やはり吹奏楽部員が練習しているんだろうか。
練習後、明日ステージを使う全員を対象にした注意説明会が開かれた。これは今日一日の反省を踏まえたものだそうで、実行委員は疲労困憊した様子だった。
そんな風に、如水で過ごす文化祭一日目は、後半ほぼ下見と練習で終わった。
今どこにいるのか。はぐれてしまった文月から、居場所を尋ねる連絡だった。
講堂棟のロビーにいる。端的に返して、ソファにもたれる。今日はどうしよう。ポケットに入れてきたプログラムを広げて、溜息を吐いた。楽しそうだが、人が多いと気疲れする。人間の根本なんて、環境が変わった所で変化はしないのだ。
「開会早々休憩か」
隣に座った文月が、呆れたように言った。
「探してくれた?」
「少し」
「文月くん、文化祭どうするの。誰かと見て回るの」
「当番の時間以外は……おまえは?」
返答を曖昧に濁して、文月が問いかけをこちらに投げ返す。氷川は手にしたプログラムを畳んだ。
「適当に……今日の夕方は橘くん達と練習するし、体育館も下見がてら覗きたいけど、予定らしい予定はそれくらいかな」
「誰かと回る予定は?」
「誰かって?」
問い返してから、自分が文月に同じ事を訊いたばかりだったと思い出した。誰か、という曖昧な定義は予防線に似ている。相手の交友関係や予定を把握していなくて、既に予定が立っていて当たり前だろうと受け入れるための。
文月が目を眇めた。
「誰でも。橘や戸田たちとか」
「そういう予定はないよ」
橘はまだしも、戸田たちとはそこまで親しくもない。そして橘は今日は実行委員会本部の店番で、自由時間はほとんどないらしい。
「横峰とか、野分や神森とか、川口たちとか。色々いるだろ」
「それもないなあ」
横峰は、夏山シーズンが終わって活動再開が許可されたワンゲル部の展示に出ずっぱりらしい。野分と神森は実行委員会本部とクラスの当番で、見学する時間はろくに確保できなさそうだと嘆いていた。川口たちは五人で動くだろう。彼らは基本的に川口さえいればいいという集まりなので、増減はするだろうが。
各々詳しく説明まではしなかったが、文月はそうかと頷いて、顎に指を当てた。
「なら、一緒に回るか」
氷川は目をまたたいた。
「俺と?」
「嫌か? おまえ、ひとりのほうが気楽そうだし」
「嫌じゃないよ。別にそんなに、ひとりが好きとかでもないし……多分」
曖昧に語尾を濁したのは、嘘をついた自覚があったからだ。氷川は一人でいることが苦痛ではない人間だ。呼吸しやすい相手とならば一緒にいてもいいが、空気が合わない相手と動くくらいなら一人がいい。大勢で騒ぐより、静かな空間のほうが好ましい。
ただし、いつでも、というわけではない。とても身勝手で我儘だが、誰かといたほうが楽しい時だってある。たとえばこんな、浮き立った空気に支配された空間とか。素晴らしい映画を見た後、誰か同じ感性の相手とその感動を分かち合いたい時もある。感情に由来するその濃淡が不誠実なものに感じて、それならばずっとひとりでいたほうが、他者に負担がかからないと考えてしまうだけだ。
文月はそんな氷川の心中など知るはずもない。ただ、分かったような分からないような相槌を打って、腰を上げた。
「いいなら、行こう。ぐずぐずしてるとすぐ一日終わるから」
「うん」
「何見たいとかあるか?」
「これといってないけど……お勧めは?」
人の少なくなった渡り廊下へ向かいながら、プログラムを広げ直す。校舎棟と講堂棟、体育館が催し物に使われている場所だ。ただし体育館は午前中は準備時間で、開場は昼過ぎになる。横から覗き込んだ文月が、そうだなあと目を細めた。
「映画部の上映会は、これ終わったらDVDにして図書室に寄贈されるから見なくてもいいだろ。他部の部誌もだいたいそうだし。当日しか見られないもんって多くないんだよな。発表系のも映像撮ってDVDにしてるし……各クラスの展示と、あとパソコンクラブのロボットか……いや、演劇とか吹奏楽とかDVDじゃ本物より劣るか……?」
考えながら喋っているのか、文月がゆっくりと候補を挙げていく。正直なところ、なんでもよかった。ただ、文月が真剣に考えているのが興味深くて、それが自分のためかと思えば申し訳なくも嬉しかった。
男だらけの演劇部の劇を見て、パソコンクラブのロボットに感心し、茶道部のお点前をいただいた。
午後になって橘たちと合流し、六人で体育館を覗いたが、そこはなかなか筆舌に尽くしがたい光景が広がっていた。やはり知人友人がステージに上がると思えば盛り上がってしまうのが人情なのか、広い体育館は熱気に満ちている。騒音公害を考慮して窓は開けられないが、クーラーは入っているはずだ。しかし、まるで夏のように暑く、スモークも焚いていないのに蒸気で肌がべたりとする。橘たちの助言でジャケットは脱いできたものの、それでもなお不快だ。
「男限定、だなあ、まさに」
ハンカチで鼻と口を押さえた橘が、うんざりした風にぼやく。シートの敷かれたフロアは私服姿の生徒が多い。というより、半袖Tシャツの生徒が多い。現在はAステージで演奏中で、演者たちは制服だった。ネクタイの色が多色なので、学年混交だ。ドラム、ベース、ギター、キーボード。ベーシストが上手――向かって右側にいるのが珍しい。
氷川が感想を述べると、棚橋が頷いた。
「俺は下手がいい。上手にいるとアイコンタクトしづらい」
「誰と?」
「ドラムと」
な、と言われて、戸田がそうだねと頷く。氷川にはよく分からないが、そういうものなのかと納得だけした。橘はフロアを突っ切って、Bステージの上手側最前列に潜り込む。薄暗いライトの中で、セッティング作業をしているのが見えた。
「三十分で撤収と設営するから、撤収五分、設営十分。割と忙しいよなあ」
棚橋が溜息をついた。その肩を、倉本が軽く叩く。
「前の組が五分で撤収してくれればな。とにかく、ドラムさえ形になればなんとかなる」
「まあ、普通のイベントも転換時間は十五分くらいだし……普通はもっと人手があるけど」
ステージ上で動いている人数を数えて、橘が首筋を撫でた。
「ドラムライザーがあればなあ……」
「使うスペースがあればな」
「だよねえ」
「とりあえず、人手は確保できてるから、なんとかなるよ」
戸田がステージに手を置いて告げる。思わず振り返った氷川たちを見上げて、戸田はにこりと微笑んだ。
「明後日出演の後輩に、手伝うから手伝ってって頼んでオッケーもらった」
「そっか、そうすれば良かったのか」
「ギブアンドテイクだな……俺も後で頼んでおこう」
棚橋が感心したように言い、倉本は一度取り出したスマートフォンを仕舞った。ライブイベント中、体育館内は携帯電話の使用は禁止されている。
「前のバンドに話して、撤収作業にも入って貰えればそれだけ早くセッティングに取りかかれるし、チェックする時間も作れるでしょ。だからちょっと早めに来て待機するつもり」
「なあ」
しばらく黙って軽音部員と橘の会話に耳を傾けていた文月が、控えめに声をかける。視線の先は、薄闇の中でセッティング中のドラムセットだ。ハイハットの位置を細かく調整している。
「俺も手伝おうか。細かい作業は無理でも、物を運ぶくらいはできる」
その提案に、棚橋が喜色を浮かべ、戸田が顔をしかめた。
「あ、じゃあ……」
「いいよ、やらなくて」
ほとんど同時に、真逆のことを言って、棚橋と戸田が顔を見合わせた。棚橋が先に口を開く。
「どうして」
「手伝って貰ったら、袖にいてもらうことになるでしょ。ライブは正面から見るもんだよ」
「所詮文化祭バンドだろ」
「それでも、袖で見るのと下で見るのじゃ違うよ。僕は文月くんにはお客さんとして見て欲しいんだ」
そう言って、戸田は何故か氷川に視線を向ける。氷川は首を捻ったあと、頷いた。実のところどちらでも良かったが、戸田の言葉には説得力があった。そういうものなのだろうと思わせるような、経験に裏打ちされた自信が感じられた。
文月は納得していない表情で、わかったとうなずいた。
二ステージほど見て、体育館を後にした。たった三バンドなのに、アイドル系、スクリーモ系、歌謡曲のコピーと節操がなかった。それでも盛り上がれるフロアは多分、音楽の系統など何でもいいのだろう。
クラス展示の当番だからと教室に戻る文月と別れ、戸田達に連れられて部活棟に向かった。部活棟は展示には使っておらず、施錠されているが、軽音部の部室を押さえてあるのだという。時間は三時から五時までの二時間。五時からは次の組が練習をするから、時間までに片付けまで終わらせる必要がある。
「部員特権ってやつだ」
ブレイク部分の練習を繰り返す合間に、倉本が言った。ということは、吹奏楽部の部室では、やはり吹奏楽部員が練習しているんだろうか。
練習後、明日ステージを使う全員を対象にした注意説明会が開かれた。これは今日一日の反省を踏まえたものだそうで、実行委員は疲労困憊した様子だった。
そんな風に、如水で過ごす文化祭一日目は、後半ほぼ下見と練習で終わった。
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