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野分彩斗
後夜祭 1
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文化祭三日目は十六時に幕を閉じる。各教室をはじめ、使用した施設をできる限り片付けて、十八時からは後夜祭が始まる。冬至まで二ヶ月を切り、日の入りも随分と早くなった。秋の日は釣瓶落とし。教室の片付けに顔を出した横峰が、朱色に滲む山の端を目にして呟いていたが、全くその通りだ。十八時を前に、世界は既に夜の暗さだった。
「釣瓶って?」
橘に問われて、野分が呆れたように息を吐く。氷川は現在、役員や実行委員に混じって準備の手伝いに駆り出されていた。野分からの要請のメールに気付いて駆け付けると、理不尽にも遅いと叱られ、人工的な照明の下で手を動かしている。
「この場合は井戸にくくりつけた桶のことだ。井戸に落として、縄を引いて水をくみ上げる」
「桶を落とせばすぐに水面につく。あっという間ってことだよ」
「へえ……二人とも博学だね」
「……常識じゃないのか、これ」
感心したような橘に、野分が疲れたように応じる。氷川は苦笑で返答を濁した。
「今の日本では井戸は実用向きじゃありませんからね」
「だよね、そうだよね」
一年生役員の平沢がフォローするように言うと、橘の声色が明るくなる。それに釘を刺すように、彼はただしと続けた。
「地下水をくみ上げるのはどこでも普通のことですし、井戸も世界規模では普通に使われてますけどね。PKOやJOCVでも水の確保のために井戸を掘ったりしているでしょう」
PKOは国連の平和維持活動のこと、JOCVは青年海外協力隊のことだ。大まかな分類では、前者は軍人、後者は文人の仕事になる。どちらも発展途上国での活動が中心なので、水源確保のために井戸を掘ることもあるだろう。地下水をくみ上げられるようになれば、現地民の生活の助けにもなる。
しかし、咄嗟によく出てくるものだと感心してしまう。ちょっとした会話の端々に政治や経済に関する関心の度合いが窺えて、こういう人物が身近にいると感化されて良いことも多いだろうと感じる。ここ最近しか接していない氷川ですら、以前よりもニュースに気を配る度合いが深くなった。
ふてくされた橘を宥めながら作業を進める。とはいえ、仕事量は多くない。後夜祭と名目はつけてあるものの、実際には時季外れの花火大会だ。花火師を呼んで打ち上げを五十ばかり頼み、その後は手持ち花火で騒ぐ。手持ちは二万ばかり用意したが、それだけといえばそれだけだ。
「これが共学でしたら、ダンスとか、仮説ステージ作って告白大会とか、漫画でありそうなイベントにできるんでしょうけどねえ」
準備が整った頃、平沢が残念そうに言った。その台詞に、場の空気が少し重くなる。自ら勉強し、受験した結果の男子校生活だとしても、女っ気の乏しさはいかんともし難い。
空気を変えるように野分が手を叩いた。
「作業が終わったなら各自持ち場につけ。定刻まで間もないぞ」
その号令を受けて、実行委員達がばらばらと散り始める。自分はどうしたものかと迷っていると、野分が氷川の肩を叩いた。
「手伝わせて悪かったな。お陰で助かった」
「どういたしまして。野分くんは挨拶があるの?」
「それは実行委員長の役割。俺の今日の仕事は祭の片付けだな。それまでは暇」
「そうなんだ。一日、長いね。お疲れさま」
氷川は朝はのんびりしていたが、実行委員と生徒会役員は早朝から作業に入っている。ここではわからないが、疲労と睡眠不足で、皆、顔色が優れなかった。明日、明後日の振替休日に少しでも休めるといいのだが。
「じゃあ、どこかで休憩する? 今日は購買は空いてないけど、自販機は使えるし、温かいものでも買って。ほら、なんなら食堂も開いてるし」
「花火はいいのか?」
「嫌いじゃないけど、肌寒いし、野分くんはお疲れでしょう」
自由参加の娯楽の時間くらい、抜け出して休んでも誰も文句は言わないだろう。実行委員は見回りや確認の仕事があるというので、野分も同様かと思っていたが、違うならば何も吹きさらしの校庭に居続ける必要はない。防寒着に包まれた腕に伸ばした手を、掴むように取られた。温かな手が手首に触れる。
「昼間、約束しただろ。一般生徒立ち入り禁止の特等席で打ち上げを見せてやるって」
「……そうだったね」
忘れていたのが分かったのか、野分が眉をぴくりと動かす。そして氷川の腕を引いて歩き始めた。
「別にいいけどな。花火くらいじゃ気も引けないか」
スピーカーから、マイクのノイズが聞こえる。マイクテスト、マイクテストと繰り返すのは放送委員の声だろうか。野分は打ち上げ場所に着いた所で氷川を離し、花火師に声を掛けた。
「本日はお世話になります、よろしくお願いします」
名乗ってからそう頭を下げる野分に、花火師も機械を確認しながら応じている。氷川も近づき、挨拶をした。
「今時は打ち上げもプログラム制御なんですね、ハイテクですね」
「そうですね、機械は設定さえ正しければ間違えませんから。しかし、ハイテクなんて若者の言葉じゃないでしょう」
花火師はおかしそうに氷川に視線を寄越す。氷川は首を傾げた。
「ではなんて言ったらいいでしょうか」
「改めて訊かれると困りますね」
「ハイテクでいいんじゃないですか、通じますし。ところで、保安距離はあのテープの位置でしたよね?」
大雑把に会話を終わらせ、野分が花火師に問いかける。途中でまたいだ石灰のラインのことだろう。花火師は鷹揚に頷いた。
「ええ。そろそろ時間ですからラインまで下がってください。お近くでご覧になるなら、破裂音が大きいのと、火の粉で火傷する危険性がありますから、それだけ気を付けてください」
「わかりました。ありがとうございます」
「楽しんでくださいね」
礼と挨拶を繰り返して、花火師から距離を取る。風に乗って、文化祭実行委員長の声が聞こえてくる。どうやら会場は順調らしい。
「本当に打ち上げの側は邪魔になるし危ないんだよな。火の粉だの紙だの降ってくるから、終わったら掃除しないといけないし」
「やっぱり危ないの?」
「火薬だからな、万が一ってこともあり得なくはない。校庭がだだっ広いから上げられるようなもんだ」
「そうなんだ。それでも、校庭の端から端だとしても打ち上げ花火を見る距離としては充分近いね」
氷川の言葉に、野分が顔をしかめた。
「余計な真似だったか」
「特別待遇が? まさか。嬉しいよ」
滅多に見られないものを見せようとしてくれる、その気遣いが嬉しい。胸に灯った熱が、凍えた身体まで温めてくれる気がした。表情を確かめるように氷川の顔を覗き込み、野分が表情を緩める。
「なら、いい。それと、昼間は悪かった」
付け足された謝罪に、氷川は目をまたたいた。謝って貰うようなことがあっただろうか。
「昼間ってなにが?」
「根津さんだよ、態度悪かっただろ。悪い人じゃないんだけどな、ちょっと、まあ、損得勘定先行な所があって」
野分が言いづらそうに視線を外す。そういえばそんなこともあった。父と話し、母と紗織に付き合っている間に記憶が薄まってしまっていたらしい。
根津か、軽く思案する。確かに、氷川が野分にとって有益そうな相手だと判明した途端、態度が変わった。相手によって接し方をあからさまに変えるのは褒められた行為ではない。社長秘書がそれでいいのかとは思わないでもなかったが、それだけだ。気分を害するほどのことでもない。
「秘書の方ね。いいよ、何も気にしてない」
「だとは思ったけど、俺が気になるんだよ」
「そっか、ありがとう。そうそう、父が野分くんのこと褒めてたよ。礼儀正しい、よくできた子だって。それで、両親から野分くんに、いつも俺がお世話になってるみたいでありがとう、これからもよろしくお付き合いくださいって」
根津の言動を野分に謝られても困るが、彼としては謝罪しなければ落ち着かないのだろう。大人しく受け取り、言伝を口にした。
父は、母に対しても野分を褒めていた。思いの外印象が良かったらしい。話を聞いた母と紗織も嬉しそうで、心配されていると実感するのは申し訳なくも嬉しかった。
野分が嬉しそうに破顔し、目を伏せる。
「そう。うちの兄も氷川のこと褒めてたよ。面倒見てやってくれって言われる所以まではないと思うけどな」
「そうだね、面倒を見て貰ってるのは俺のほうだし」
拗ねたような野分の台詞は尤もで、ついそんな返答になってしまう。皮肉だと受け取ったのか、野分が眉をひそめた。
「別に、俺はそういうつもりは」
「ないの?」
「……どうかな」
言い止した野分に問うと、彼は肩をすくめた。その語尾に重なるように、風を切る音が鳴る。視線を上げた先で、暗色の空に白い煙が滲んだ線を描く。それは天頂に近い位置で止まり、大きく弾けた。序盤のものは、書類で見た記憶が正しければ、菊という種類の花火だ。橙色の線が球状に広がり、滴のように落ちる。轟音に身体が竦む。それは音というよりも振動に感じた。圧されてしゃがみそうになった氷川の背を、慌てたように野分が支える。
耳鳴りがして、何も聞こえない。ただ、風を切って打ち上がり、弾ける光だけを見上げていた。化学反応で赤や緑、青など様々な色の光の線が円を描き、消え、あるいは流れる。それらはぱらぱらと頭上に降り注ぐように落ちてきた。この付近には何も落下してきてはいないというのに、いまにも火の粉が降るような気がする。
「釣瓶って?」
橘に問われて、野分が呆れたように息を吐く。氷川は現在、役員や実行委員に混じって準備の手伝いに駆り出されていた。野分からの要請のメールに気付いて駆け付けると、理不尽にも遅いと叱られ、人工的な照明の下で手を動かしている。
「この場合は井戸にくくりつけた桶のことだ。井戸に落として、縄を引いて水をくみ上げる」
「桶を落とせばすぐに水面につく。あっという間ってことだよ」
「へえ……二人とも博学だね」
「……常識じゃないのか、これ」
感心したような橘に、野分が疲れたように応じる。氷川は苦笑で返答を濁した。
「今の日本では井戸は実用向きじゃありませんからね」
「だよね、そうだよね」
一年生役員の平沢がフォローするように言うと、橘の声色が明るくなる。それに釘を刺すように、彼はただしと続けた。
「地下水をくみ上げるのはどこでも普通のことですし、井戸も世界規模では普通に使われてますけどね。PKOやJOCVでも水の確保のために井戸を掘ったりしているでしょう」
PKOは国連の平和維持活動のこと、JOCVは青年海外協力隊のことだ。大まかな分類では、前者は軍人、後者は文人の仕事になる。どちらも発展途上国での活動が中心なので、水源確保のために井戸を掘ることもあるだろう。地下水をくみ上げられるようになれば、現地民の生活の助けにもなる。
しかし、咄嗟によく出てくるものだと感心してしまう。ちょっとした会話の端々に政治や経済に関する関心の度合いが窺えて、こういう人物が身近にいると感化されて良いことも多いだろうと感じる。ここ最近しか接していない氷川ですら、以前よりもニュースに気を配る度合いが深くなった。
ふてくされた橘を宥めながら作業を進める。とはいえ、仕事量は多くない。後夜祭と名目はつけてあるものの、実際には時季外れの花火大会だ。花火師を呼んで打ち上げを五十ばかり頼み、その後は手持ち花火で騒ぐ。手持ちは二万ばかり用意したが、それだけといえばそれだけだ。
「これが共学でしたら、ダンスとか、仮説ステージ作って告白大会とか、漫画でありそうなイベントにできるんでしょうけどねえ」
準備が整った頃、平沢が残念そうに言った。その台詞に、場の空気が少し重くなる。自ら勉強し、受験した結果の男子校生活だとしても、女っ気の乏しさはいかんともし難い。
空気を変えるように野分が手を叩いた。
「作業が終わったなら各自持ち場につけ。定刻まで間もないぞ」
その号令を受けて、実行委員達がばらばらと散り始める。自分はどうしたものかと迷っていると、野分が氷川の肩を叩いた。
「手伝わせて悪かったな。お陰で助かった」
「どういたしまして。野分くんは挨拶があるの?」
「それは実行委員長の役割。俺の今日の仕事は祭の片付けだな。それまでは暇」
「そうなんだ。一日、長いね。お疲れさま」
氷川は朝はのんびりしていたが、実行委員と生徒会役員は早朝から作業に入っている。ここではわからないが、疲労と睡眠不足で、皆、顔色が優れなかった。明日、明後日の振替休日に少しでも休めるといいのだが。
「じゃあ、どこかで休憩する? 今日は購買は空いてないけど、自販機は使えるし、温かいものでも買って。ほら、なんなら食堂も開いてるし」
「花火はいいのか?」
「嫌いじゃないけど、肌寒いし、野分くんはお疲れでしょう」
自由参加の娯楽の時間くらい、抜け出して休んでも誰も文句は言わないだろう。実行委員は見回りや確認の仕事があるというので、野分も同様かと思っていたが、違うならば何も吹きさらしの校庭に居続ける必要はない。防寒着に包まれた腕に伸ばした手を、掴むように取られた。温かな手が手首に触れる。
「昼間、約束しただろ。一般生徒立ち入り禁止の特等席で打ち上げを見せてやるって」
「……そうだったね」
忘れていたのが分かったのか、野分が眉をぴくりと動かす。そして氷川の腕を引いて歩き始めた。
「別にいいけどな。花火くらいじゃ気も引けないか」
スピーカーから、マイクのノイズが聞こえる。マイクテスト、マイクテストと繰り返すのは放送委員の声だろうか。野分は打ち上げ場所に着いた所で氷川を離し、花火師に声を掛けた。
「本日はお世話になります、よろしくお願いします」
名乗ってからそう頭を下げる野分に、花火師も機械を確認しながら応じている。氷川も近づき、挨拶をした。
「今時は打ち上げもプログラム制御なんですね、ハイテクですね」
「そうですね、機械は設定さえ正しければ間違えませんから。しかし、ハイテクなんて若者の言葉じゃないでしょう」
花火師はおかしそうに氷川に視線を寄越す。氷川は首を傾げた。
「ではなんて言ったらいいでしょうか」
「改めて訊かれると困りますね」
「ハイテクでいいんじゃないですか、通じますし。ところで、保安距離はあのテープの位置でしたよね?」
大雑把に会話を終わらせ、野分が花火師に問いかける。途中でまたいだ石灰のラインのことだろう。花火師は鷹揚に頷いた。
「ええ。そろそろ時間ですからラインまで下がってください。お近くでご覧になるなら、破裂音が大きいのと、火の粉で火傷する危険性がありますから、それだけ気を付けてください」
「わかりました。ありがとうございます」
「楽しんでくださいね」
礼と挨拶を繰り返して、花火師から距離を取る。風に乗って、文化祭実行委員長の声が聞こえてくる。どうやら会場は順調らしい。
「本当に打ち上げの側は邪魔になるし危ないんだよな。火の粉だの紙だの降ってくるから、終わったら掃除しないといけないし」
「やっぱり危ないの?」
「火薬だからな、万が一ってこともあり得なくはない。校庭がだだっ広いから上げられるようなもんだ」
「そうなんだ。それでも、校庭の端から端だとしても打ち上げ花火を見る距離としては充分近いね」
氷川の言葉に、野分が顔をしかめた。
「余計な真似だったか」
「特別待遇が? まさか。嬉しいよ」
滅多に見られないものを見せようとしてくれる、その気遣いが嬉しい。胸に灯った熱が、凍えた身体まで温めてくれる気がした。表情を確かめるように氷川の顔を覗き込み、野分が表情を緩める。
「なら、いい。それと、昼間は悪かった」
付け足された謝罪に、氷川は目をまたたいた。謝って貰うようなことがあっただろうか。
「昼間ってなにが?」
「根津さんだよ、態度悪かっただろ。悪い人じゃないんだけどな、ちょっと、まあ、損得勘定先行な所があって」
野分が言いづらそうに視線を外す。そういえばそんなこともあった。父と話し、母と紗織に付き合っている間に記憶が薄まってしまっていたらしい。
根津か、軽く思案する。確かに、氷川が野分にとって有益そうな相手だと判明した途端、態度が変わった。相手によって接し方をあからさまに変えるのは褒められた行為ではない。社長秘書がそれでいいのかとは思わないでもなかったが、それだけだ。気分を害するほどのことでもない。
「秘書の方ね。いいよ、何も気にしてない」
「だとは思ったけど、俺が気になるんだよ」
「そっか、ありがとう。そうそう、父が野分くんのこと褒めてたよ。礼儀正しい、よくできた子だって。それで、両親から野分くんに、いつも俺がお世話になってるみたいでありがとう、これからもよろしくお付き合いくださいって」
根津の言動を野分に謝られても困るが、彼としては謝罪しなければ落ち着かないのだろう。大人しく受け取り、言伝を口にした。
父は、母に対しても野分を褒めていた。思いの外印象が良かったらしい。話を聞いた母と紗織も嬉しそうで、心配されていると実感するのは申し訳なくも嬉しかった。
野分が嬉しそうに破顔し、目を伏せる。
「そう。うちの兄も氷川のこと褒めてたよ。面倒見てやってくれって言われる所以まではないと思うけどな」
「そうだね、面倒を見て貰ってるのは俺のほうだし」
拗ねたような野分の台詞は尤もで、ついそんな返答になってしまう。皮肉だと受け取ったのか、野分が眉をひそめた。
「別に、俺はそういうつもりは」
「ないの?」
「……どうかな」
言い止した野分に問うと、彼は肩をすくめた。その語尾に重なるように、風を切る音が鳴る。視線を上げた先で、暗色の空に白い煙が滲んだ線を描く。それは天頂に近い位置で止まり、大きく弾けた。序盤のものは、書類で見た記憶が正しければ、菊という種類の花火だ。橙色の線が球状に広がり、滴のように落ちる。轟音に身体が竦む。それは音というよりも振動に感じた。圧されてしゃがみそうになった氷川の背を、慌てたように野分が支える。
耳鳴りがして、何も聞こえない。ただ、風を切って打ち上がり、弾ける光だけを見上げていた。化学反応で赤や緑、青など様々な色の光の線が円を描き、消え、あるいは流れる。それらはぱらぱらと頭上に降り注ぐように落ちてきた。この付近には何も落下してきてはいないというのに、いまにも火の粉が降るような気がする。
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