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野分彩斗
後夜祭 2
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花火が開くたびに大気が揺れる。その振動は内蔵までも揺さぶるような容赦のない強いもので、世界が現実味を失っていくようにも感じた。咄嗟に野分の腕を掴むと、彼が笑う気配がした。背を支えた手が、ゆっくりと上下する。その感触は、地鳴りのような振動と何枚もの衣類に遮られてやけに遠い。
暗色だった空はいつしか煙で白く濁っている。その中を縫うようにひときわ高く上がった花火玉が、轟音と共に弾け、大きな花を咲かせた。広がったあとに、色とりどりの小花が開く。最後の三つは千輪菊だと書いてあった。ぱらぱらと破裂音が大気を轟かせる。花火大会などで見るものよりは小ぶりだが、距離が近いためか、迫力は勝っていた。
呆然と見上げる氷川の肩に、掴むような圧力がかかった。廻るように世界が流れ、視界が遮られる。乾いた感触が離れてから、何をされたのか理解した。バランスを崩し、その場にへたり込む。唖然として顎を上げた氷川に、野分が困ったように手を差し伸べる。その頭上でもう一度、とりどりの花が咲き乱れた。
最後の花火を打ち上げ終え、前方で花火師がこちらに軽く合図をするのが見えた。周りにいた教師達が近寄って、何やら話し始める。撤収の算段だろうか。
野分に肩を叩かれ、そちらに顔を向ける。耳鳴りがひどく、彼が口を動かしても声が聞こえなかった。氷川は指で耳を示し、かぶりを振る。それで理解したのだろう、野分が苦笑を浮かべたのが、白く煙った暗がりの中でも分かった。
促すように伸ばされた手に掴まり、砂地から立ち上がる。砂を叩き、促されるままその場を離れた。向かう先が手持ち花火の配布場所ではないことは分かっていたが、逆らうだけの理性が働いていなかった。破裂音と光に眩暈がしていたし、野分の行動の真意も気に掛かって、混乱していた。
校舎の敷地を抜け、私道を渡って寮に入る。照明の明るさに目を細めた。
「帰ってきて良かったの?」
「片付けまでは暇だから」
氷川の問いに、野分が応じる。ようやく音が戻ってきたらしく、普段よりも輪郭こそ曖昧だが何を言っているか聞こえるようになっていた。自分の声の聞こえ方も普段と異なって、まるで水中にいるような妙な感覚がある。野分も同様なのか、彼はてのひらで耳を押さえて首を振った。
「おかしいのは声じゃなくて耳だよな」
「だと思うよ。俺も聞こえ方がおかしいし……暇なら晩ご飯でも食べようか。ろくに食べてないでしょう」
「そうだな」
靴を履き替えた野分が、思案げに人差し指で下唇をなぞる。その所作から視線を外し、氷川は外履きを下駄箱に収めた。
「訊きたいこともあるしね」
「……だろうな」
見ていなくても、野分が笑ったのが分かる。胃の辺りが、火を灯したように熱を持った。顔をしかめ、拳を握り込む。氷川を覗き込むように首を傾け、野分が流し目をくれた。
「食堂でいいのか」
「ほとんど皆、後夜祭に行ってるでしょ。それとも、少しでも人目があったらできない話?」
素知らぬ振りで問うと、野分は唇の端をゆったりと上げた。綺麗なアーモンドアイが楽しげに細められる。
「人目があったらできないことがしたい、って言ったら?」
「それなら尚更、人がいる場所にいなきゃね」
息を呑んだことを気付かれないよう、曖昧な微笑みを保つ。野分は思わせぶりな表情を崩して、諦めたような笑みを浮かべた。
「やっぱりそう簡単に落ちちゃくれないな。仕方ない、晩飯な」
「お疲れの生徒会長様に、定食くらいなら御馳走してもいいよ」
「気持ちだけ貰っとくわ」
控えめな提案を受け流し、野分が食堂の扉を開く。エスコートするように扉を押さえて待つ彼に目礼して、戸口を潜った。
作業があるから戻るという野分と別れ、氷川はシャワールームへ向かった。いわゆる風呂は地下にある大浴場のみだが、シャワールームは各階に設置されている。清掃業者の手が毎日入る共有設備は綺麗に保たれていた。
熱い湯を浴びて嘆息する。
野分は結局、核心的なことは何も言わなかった。夕食を摂りながらした話と言えば、どこの展示やイベントを見に行ったか、何が楽しかったか、改善点は何があると思ったか、そんなことばかりだ。それはそれで、生徒会長としては気になる点だろう。特に氷川は外部から転入してきたため、感性が異なる点がある。部外者的な視点からの忌憚ない意見を求めること、それ自体は至極真っ当だ。通常ならば、何も間違っていない。
髪を洗う途中で、氷川はふと、鏡に視線を向けた。普段は適当に流している髪がまとまり、輪郭が露出している。特に女顔でもなければ整ってもいない、ありふれた男の顔と身体だ。背丈はおそらく、初夏よりはいくらか伸びて平均値に達しているだろう。日焼けしないため色は白いが、いわゆる透き通るような白さでもない。あばらが浮いた身体は貧相すぎて腹筋がうっすら見えるものの、全体的に筋肉も薄く、骨張っている。色気など微塵もなく、女性的な要素もない。
やはり気の迷いだ。轟音と花火の光に惑わされて、ふらふらとおかしな真似をしてしまっただけなのだろう。だからこそ、氷川の態度に乗じて何もなかったかのように振る舞ったのに違いない。そう結論をつけ、氷川はシャワーのバルブを捻った。ぬるい湯が泡と共に身体を流れ落ちていく。息を吐いた唇の端を湯が伝う。それを拭ってゆるく唇を噛んだ。
どこか釈然としない気分のまま部屋に戻り、机につく。今日は何もせずに早寝を決め込んでも許される気もするが、なんだかんだで自室で勉強時間を確保するのが日課になっている。やらなければ落ち着かないし、打ち込んでいれば雑念も晴れるはずだ。そう決め込み、テキストを開いた。
机に伝わる振動に、はっとして顔を上げる。スマートフォンを手に取ると、既に二十三時を廻っていた。メールが届いている。安全上の理由からか、この学校ではチャットサービスを利用している生徒がほとんどいない。個々のやり取りはメール、人数が決まっていればメーリングリストを利用していた。
届いたメッセージは野分からだ。ようやく時間が取れたのか、礼と労いの言葉が綴られていた。それに同じく労いの言葉と、思いついて明朝の片付けの手伝いを申し出る。返信はすぐに届いた。
――さすがにそれは悪いし、手も足りるから大丈夫。でも、もし良かったら昼飯でも付き合ってくれると嬉しい。
じっくりと本文を読み、氷川は僅かに眉をひそめた。別に、食卓を囲むことそれ自体には何も問題はない。あるとすれば、氷川の感情的なわだかまりだ。誘いを拒むことや、返信を遅らせることは、氷川が気にしているというサインになる。氷川は目を閉じて息を吐き、すみやかに返信を打ち込んだ。
――了解。予定は合わせる。悪いけど眠いから落ちるね。おやすみ。
まるで眠いから片言なのだと言わんばかりのぎこちない文章に苦笑して、送信ボタンを押す。時を置かず届いた返信には、時間は追って連絡する旨と、おやすみの文字が並んでいた。
スマートフォンを置き、額の前髪を掻き上げる。気が重いわけではないが、意図が読めなくて据わりが悪い。疲労は溜まっているはずなのに眠気もやってこないままだ。拾い上げたペンをくるりと回し、もう一度テキストに意識を向ける。だが、今度はどうも上手く集中できなかった。
暗色だった空はいつしか煙で白く濁っている。その中を縫うようにひときわ高く上がった花火玉が、轟音と共に弾け、大きな花を咲かせた。広がったあとに、色とりどりの小花が開く。最後の三つは千輪菊だと書いてあった。ぱらぱらと破裂音が大気を轟かせる。花火大会などで見るものよりは小ぶりだが、距離が近いためか、迫力は勝っていた。
呆然と見上げる氷川の肩に、掴むような圧力がかかった。廻るように世界が流れ、視界が遮られる。乾いた感触が離れてから、何をされたのか理解した。バランスを崩し、その場にへたり込む。唖然として顎を上げた氷川に、野分が困ったように手を差し伸べる。その頭上でもう一度、とりどりの花が咲き乱れた。
最後の花火を打ち上げ終え、前方で花火師がこちらに軽く合図をするのが見えた。周りにいた教師達が近寄って、何やら話し始める。撤収の算段だろうか。
野分に肩を叩かれ、そちらに顔を向ける。耳鳴りがひどく、彼が口を動かしても声が聞こえなかった。氷川は指で耳を示し、かぶりを振る。それで理解したのだろう、野分が苦笑を浮かべたのが、白く煙った暗がりの中でも分かった。
促すように伸ばされた手に掴まり、砂地から立ち上がる。砂を叩き、促されるままその場を離れた。向かう先が手持ち花火の配布場所ではないことは分かっていたが、逆らうだけの理性が働いていなかった。破裂音と光に眩暈がしていたし、野分の行動の真意も気に掛かって、混乱していた。
校舎の敷地を抜け、私道を渡って寮に入る。照明の明るさに目を細めた。
「帰ってきて良かったの?」
「片付けまでは暇だから」
氷川の問いに、野分が応じる。ようやく音が戻ってきたらしく、普段よりも輪郭こそ曖昧だが何を言っているか聞こえるようになっていた。自分の声の聞こえ方も普段と異なって、まるで水中にいるような妙な感覚がある。野分も同様なのか、彼はてのひらで耳を押さえて首を振った。
「おかしいのは声じゃなくて耳だよな」
「だと思うよ。俺も聞こえ方がおかしいし……暇なら晩ご飯でも食べようか。ろくに食べてないでしょう」
「そうだな」
靴を履き替えた野分が、思案げに人差し指で下唇をなぞる。その所作から視線を外し、氷川は外履きを下駄箱に収めた。
「訊きたいこともあるしね」
「……だろうな」
見ていなくても、野分が笑ったのが分かる。胃の辺りが、火を灯したように熱を持った。顔をしかめ、拳を握り込む。氷川を覗き込むように首を傾け、野分が流し目をくれた。
「食堂でいいのか」
「ほとんど皆、後夜祭に行ってるでしょ。それとも、少しでも人目があったらできない話?」
素知らぬ振りで問うと、野分は唇の端をゆったりと上げた。綺麗なアーモンドアイが楽しげに細められる。
「人目があったらできないことがしたい、って言ったら?」
「それなら尚更、人がいる場所にいなきゃね」
息を呑んだことを気付かれないよう、曖昧な微笑みを保つ。野分は思わせぶりな表情を崩して、諦めたような笑みを浮かべた。
「やっぱりそう簡単に落ちちゃくれないな。仕方ない、晩飯な」
「お疲れの生徒会長様に、定食くらいなら御馳走してもいいよ」
「気持ちだけ貰っとくわ」
控えめな提案を受け流し、野分が食堂の扉を開く。エスコートするように扉を押さえて待つ彼に目礼して、戸口を潜った。
作業があるから戻るという野分と別れ、氷川はシャワールームへ向かった。いわゆる風呂は地下にある大浴場のみだが、シャワールームは各階に設置されている。清掃業者の手が毎日入る共有設備は綺麗に保たれていた。
熱い湯を浴びて嘆息する。
野分は結局、核心的なことは何も言わなかった。夕食を摂りながらした話と言えば、どこの展示やイベントを見に行ったか、何が楽しかったか、改善点は何があると思ったか、そんなことばかりだ。それはそれで、生徒会長としては気になる点だろう。特に氷川は外部から転入してきたため、感性が異なる点がある。部外者的な視点からの忌憚ない意見を求めること、それ自体は至極真っ当だ。通常ならば、何も間違っていない。
髪を洗う途中で、氷川はふと、鏡に視線を向けた。普段は適当に流している髪がまとまり、輪郭が露出している。特に女顔でもなければ整ってもいない、ありふれた男の顔と身体だ。背丈はおそらく、初夏よりはいくらか伸びて平均値に達しているだろう。日焼けしないため色は白いが、いわゆる透き通るような白さでもない。あばらが浮いた身体は貧相すぎて腹筋がうっすら見えるものの、全体的に筋肉も薄く、骨張っている。色気など微塵もなく、女性的な要素もない。
やはり気の迷いだ。轟音と花火の光に惑わされて、ふらふらとおかしな真似をしてしまっただけなのだろう。だからこそ、氷川の態度に乗じて何もなかったかのように振る舞ったのに違いない。そう結論をつけ、氷川はシャワーのバルブを捻った。ぬるい湯が泡と共に身体を流れ落ちていく。息を吐いた唇の端を湯が伝う。それを拭ってゆるく唇を噛んだ。
どこか釈然としない気分のまま部屋に戻り、机につく。今日は何もせずに早寝を決め込んでも許される気もするが、なんだかんだで自室で勉強時間を確保するのが日課になっている。やらなければ落ち着かないし、打ち込んでいれば雑念も晴れるはずだ。そう決め込み、テキストを開いた。
机に伝わる振動に、はっとして顔を上げる。スマートフォンを手に取ると、既に二十三時を廻っていた。メールが届いている。安全上の理由からか、この学校ではチャットサービスを利用している生徒がほとんどいない。個々のやり取りはメール、人数が決まっていればメーリングリストを利用していた。
届いたメッセージは野分からだ。ようやく時間が取れたのか、礼と労いの言葉が綴られていた。それに同じく労いの言葉と、思いついて明朝の片付けの手伝いを申し出る。返信はすぐに届いた。
――さすがにそれは悪いし、手も足りるから大丈夫。でも、もし良かったら昼飯でも付き合ってくれると嬉しい。
じっくりと本文を読み、氷川は僅かに眉をひそめた。別に、食卓を囲むことそれ自体には何も問題はない。あるとすれば、氷川の感情的なわだかまりだ。誘いを拒むことや、返信を遅らせることは、氷川が気にしているというサインになる。氷川は目を閉じて息を吐き、すみやかに返信を打ち込んだ。
――了解。予定は合わせる。悪いけど眠いから落ちるね。おやすみ。
まるで眠いから片言なのだと言わんばかりのぎこちない文章に苦笑して、送信ボタンを押す。時を置かず届いた返信には、時間は追って連絡する旨と、おやすみの文字が並んでいた。
スマートフォンを置き、額の前髪を掻き上げる。気が重いわけではないが、意図が読めなくて据わりが悪い。疲労は溜まっているはずなのに眠気もやってこないままだ。拾い上げたペンをくるりと回し、もう一度テキストに意識を向ける。だが、今度はどうも上手く集中できなかった。
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